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10月28日 「もっともっと凄い反響があると思うので、実際にこの目でこの耳で聞けるようにしたい」&「まだまだこの先に気づく”離れていた期間の意味”」

どうもです

きょうは、『2025/26 SOMPO WEリーグ 第12節 vs ちふれASエルフェン埼玉』を4日後に控えた三菱重工浦和レッズレディースのトレーニングがメディアに公開されましたIMG_4878-◇◆◇菅澤選手◇◆◇

――先日は試合後に”復帰おめでとう”のインタビューをさせていただきました。今回はゴール”ありがとうございます!”のお話を

「ありがとうございます(ニコリ)」

――振り返って

「得点の場面は、時間帯もそうですけど、(後藤)若葉から良いロングフィードがある中で、ちょっと自分が触れなかったっていうところで相手に触られるかなと思ったんですけど、相手も対応があまり良くなくて、キーパーに流そうとしたのかなと思うんですけど、そのあとのカバーの相手に当たったところで自分のところにボールが来そうだったので、しっかりセカンドのところを準備していたのは良かったのかなというところとあの瞬間、キーパー見たら前に出てたので、あのタイミングで打つことはその瞬間で決めてたので、触られましたけど、しっかりゴールに入ったので、貴重な同点弾というところで負けなかったっていうところは良かったのかなと思います」

――フィードが頭上を越えた時に深追いせず、次を待つ冷静な判断。そして自分に来るとイメージできてた

「そうですね、変に無理に触っても、ただキーパーに行ったり相手にこぼれるだけだって思ったので、そこはちょっと無理せずにうまくこぼれたセカンドを狙おうというふうに思っていたので、自分じゃなくても他の味方が拾ったそのあとの動きも考えてましたし、でもあの瞬間は自分のところに来たので準備していて良かったなというふうに思います」

――ショートバウンドをあの繊細なダイレクトタッチ

「そうですね、もうあそこでトラップは全く考えられなかったので、キーパーが出てきているのを見た瞬間に《これはダイレで打とう》と思っていたので、ちゃんと枠に入って良かったです(ニコリ)」

――慌てて大振りしないところなど一連の流れを含めて、日本でああいうゴールを決められるのは菅澤さんですよ

「いえいえそんなことないですけど・・はいまぁ、あそこは誰がいてもあのシュートすると思いますよ(笑)」DSC_8524――比較的長い時間に出場してしっかり得点できたこと、その手応え

「そうですねまぁ、欲を言えば45分の中で、もう少し早い時間帯に追加点を決めた中で、逆転ゴールというのを自分の中では何となくイメージしてたんですけど、やっぱりアルビレックス新潟さんも強固な守備だったので、そこはなかなか崩すということが自分達はできなかったので、自分も含めてもう少しゴール前での崩しのアイデアだったりとかというのは、必要な試合だったかなというふうには思います」

――より長く出たことでどうすべきかというのも具体的に見えてきた

「そうですね、まあちょっと前回の試合では入った時になかなか足にボールがつかなかったので、そういうところは1個1個プレーは突き詰めなきゃいけないなというふうに思いました」

――それらは、充実感に変わる

「そうですね、はい、ふふ(ニコリ)」

――イメージとのギャップ。できることも増えてきているはず

「思ったよりリハビリ明けで、もっとできないかなと思っていたのですけど、逆に意外とできているなと感じているので、ただやっぱり体力的な部分だったりとかアジリティ的な足の動きのところだったりとかっていうところと普段スタメンで出ている選手達とのコンビネーションっていうところは、これからもっともっと確実なものにしていかないといけないなというふうに思います」

――きょうの練習を見ていても、他の選手との距離感など凄く気を使いながら取っていて、そういうのを考えすぎずにサッとできていて、天性のものが

「(吹笑)そうですね、やっぱそういうところもリハビリが長かったけど意外と《あぁなんか体に染みついているんだな》っていうのは凄く思ったので、本当にそういう部分はどんどん出していきたいですし、やっぱり若い子達が自分のプレーを見た時に《やっぱ違うな》と思ってほしいし、《負けてらんないな》って思ってもらってチーム全体で競争できたら良いなって思います」

――これぞ”菅澤です”という部分をこちらはいくらでも言えますが、ご自身の口からは

「なんですかね~、やっぱキープのところ、タメを作ったりとかっていうのは他の選手にはないところだと思いますし、あと守備的な部分で言うと、さっきもおっしゃってくれましたけど、周りを見てどこを閉めた方が良いとか、どこから寄せた方が良いとかっていう判断っていうのは自分的にはできているのかなと思うので、そこは他の選手とは違うところかなと思います」

――自分では言えないでしょうし、以前にも伝えましたけど、点を決めるというオーラ、存在感

「いやいやいやいや(苦笑)嬉しいですね!(ニッコリ)自分では思わないですけど、周りがそう思ってくれるのは凄く嬉しいことなので、それを味方も思ってくれれば嬉しいですし、相手チームの人がそういうところを脅威に思ってくれてるのが一番嬉しいので、相手にとって嫌な存在でありたいなと思います」DSC_8658-――思い返せば、2011年に新潟の同じ競技場で生の菅澤さんを初めて見て、その時のインパクトが衝撃的でした。いずれレッズに来たらなぁ、なんて思っていたのですが

「ありがとうございます」

――ご自身は今回、同じ会場でゴールを決めて運命など

「えー、なんだろうな?アウェイ感がなくプレーできたっていうところでは、高校3年生から新潟にはお世話になっているので、アットフォームな感じでやりやすさはありましたね、はい(ニコリ)」

――それはPKでも活きましたか

「PKでも、普段はレッズ側でPKを蹴ることが多いので、その声援の後押しを感じるところを今回は逆にアウェイの方でっていうところで多分、アルビのサポーターさんはプレッシャーを与えようとしていたと思うんですけど、それが(かつて所属していたこともあり)声援に聞こえたので、凄く楽しかったです、あの瞬間は」

――体への反動はどうですか

「意外とありますね、やっぱり(苦笑)練習試合も含めてまだ30分しかやっていなかったので、こないだは色々アクシデントもあった中で45分出たっていうところで、やっぱり膝のところはどうしても次の日だったりとか動くと反動が出ちゃうので、そこはうまくトレーナーさん含めてメディカルの方でちょっとうまく調節できれば良いなぁというふうには思います」

――時間かけて復帰したので、無理しないというのはしっかり心に刻んでる

「そうですね、本当に、無理するところはしなきゃいけないと思うんですけど、その無理するところの判断というのはけっこう大事になってくるので、普段の練習もギリギリのところをうまくやりながら負荷は落とさずに良い感じにやっていけたら良いかなと思います」

――心のゆとりの持ち方を含めても、リハビリの期間は無駄じゃなかった

「そうですね!多分、もう少し年齢が若い時にこういう長いケガをしていたら、きっとまたちょっと感じ方も違かっただろうしって思う部分は凄くあったので、この年齢でこの長い期間のリハビリを経て、やっぱ色々チームを外から見て感じるものもありましたし、まあ、外から見ていたものを自分がピッチで表現できれば良いかなというふうには思います」

――その表現というのが、先ほどおっしゃったキープの部分などに集約されている

「そうですね!はい」IMG_4864-――こないだ駒場で復帰して、今回はゴールを決めて、本当に多くの方が待っていたことを実感

「あー!そうですね、SNSでの反響が自分で思っていたよりも大きかったので、凄い待ってくれている人がいるんだなというのは凄い改めて感じましたし、やっぱりホームで決めたらもっともっと凄い反響があると思うので、実際にこの目でこの耳で聞けるようにしたいなとは思うので、次のリーグ戦は、ちふれ戦で、その次にホームでINAC戦があるので、まずはチームが勝つことが一番ですけど、その中でしっかり自分のプレーっていうところで得点できれば一番良いかなと思います」

――あとは、夏川さんがきっと「ただ今の得点はー!」って言いたいでしょうし聞きたい

「あー!そうですね、はい、言わせてあげられるように頑張りたいです(ニッコリ)」

――次のダービーへの抱負を

「チーム全員でしっかりと90分の中で勝ちきって勝ち点3を取れるようにしたいのと、自分自身はどのタイミングで出るかわからないですけど、出た時にチームを助けられるプレーをしたいなぁと思いますし、その中で得点っていうところでチームに貢献できたら一番良いかなと思います」

――先日も話した通り、勝利への仕上げの部分で菅澤さんが決めてくだされば、凄い後味も良くなる

「本当ですか!?はい!頑張ります、ありがとうございます(ニコリ)」

チームが苦しい時ほどゴールで結果を残す背番号9、カッコいい!

菅澤選手のインタビュー全容は、きょう火曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けしますIMG_4874-◇◆◇水谷選手◇◆◇

――先日はスタメンで長い時間出て、ようやく

「そうですね1年半ぶりぐらいに最初から出て、あんなに長く出るのも怪我する前でもなかったぐらいなので一つの経験を積めたことは良かったなと思います」

――プレー面では

「長い時間というか、普段試合に出ている人たちとあまり試合をしていない中で、急にやったにしては我ながら足を引っ張らなかったんじゃないかとは思います(ニコリ)」

――そこで周りと調和できるのが水谷選手の良さでもある

「ここでやっぱこっちも試されているというか、試合に勝つのもそうですが、いち個人の競争と試されているのも分かっている中で自分の良さを出せたことは1つ良かったと思います」

――どういうプレーで“いけた”と感じたのか

「特に後半はボールを持つ時間が長くて、こっちから崩す場面も多かったので、その中の一員になれたことは、ひとつ自分の良さかなと思います」

――怪我をする前では、そこがチームにとって起点でストロングであって、それを取り戻そうとできているのはチームにとっても良いこと

「そうですね、チームとしてやりたいことが別にある中で、1つのアクセントというか落ち着く場所というのは自分だけにしか出せない良さかは分からないですけど、1つの種類だと思うので、それを使ってもらえるかは別の話として、それを示せたことは良かったかなと思います」

――堀監督というところで

「なんかイメージとしてはパスの距離が長いというか、選手間が広い中でちゃんと立ち位置が決まっていてというのが、今チームが目指しているべきサッカーで自分の感覚としてはちょっとそれよりも距離が近めで人が動きながらみたいなところなんですけど、そこはどっちが良いかは誰が決めることかは分からないですけど、自分の良さはそっちだと示していきたい…なと思います」

――長いキックも得意で遠くも見えているので全然いける

「そうですね、求められていることを選手として示していかなければいけないというのも理解しているので、もちろんそこもしっかり出していきたいなと思います」DSC_8555――体の反動は

「ビックリするぐらい疲れました(苦笑)こんなもんだよねという感じで、今まで当たり前だったものが当たり前じゃなくなった中で、こういう経験も《ありがたいな》としみじみ感じる疲れだったので、それはそれでOKです(フフフ)」

――サッカー選手であることを改めて実感したというか

「そうですね(笑)。サッカーって疲れると実感しました」

――その中で、シーズン前の練習試合でも「やべぇ」とか聞こえてきて、イメージとのギャップを感じながらプレーしていたのかなと。最近そういう声も聞こえなくなってきて

「そうですね、思ったより自分でもビックリしない範囲のミスになってきたので、ちょっと大人しくサッカーができています(笑)」

――どの辺がそうなのか

「自分が思ったボールが蹴れないこともですが、人との関係性のところで《そっちへ動くか、そのタイミングで動くか》みたいなのがあった中で、それがどんどん小さくなっている、技術的にも関係性的にも差は縮まってきている意味で大人しくなっています」

――「やべぇ」と聞こえる時は、こう出して、次にこういうプレーをしようと動いているけど、そっちを意識している分、最初のプレーの精度が少し落ちていたのかなと

「そうですね、それもありますね。見すぎて近くが見えなかったとか、それも『やべぇ』の1つですね(苦笑)」

――そこでネガティブにならず常に前向きに笑顔を絶やさずいて、力をもらえた

「あっ!あっそうですか!(ニコリ)それなら良かったです(笑)」DSC_8746-――長い期間のリハビリ経験ははどうやって実になっていきそうか

「分からないですということしか言えないし、、まだまだこの先に気づく”離れていた期間の意味”とかもあると思うので、『まだ分からないです』というのが感想です」

――その先の楽しみもあって、今サッカーに打ち込めているのか

「何事も経験、良くも悪くも、良い経験にしたいと思います」

――色々な選手が出ている中で、ご自身がこれから描いているものは

「やはり個が強いとか勢いがというのは、みんなの良さだと思うんですけど、その逆として慌ただしくなるのも見受けられるので、そこで1つ落ち着きたいとチームが思った時に必要とされる人間でありたいと思いますし、その落ち着きというところを出していきたいと思います」

――状況に応じてプレーで示すこともできるのが水谷さん

「うん!そうですね!そこも含め気づいて伝えるのも自分の強みというか役割だと思うので、プレーとか気づいたら伝えられる範囲にいること、伝えられる範囲に監督が置きたいと思ってもらえるようなところを出していきたいと思います」IMG_4865-――菅澤さんも戻ってきて

「お互いに離れていた期間に同じものを見て、ああだ、こうだとすり合わせはしてきたのでイメージは同じものを描いていると思うので、そこは合わせていくだけというか、実現するだけというか実行するだけなので、凄い楽しみです」

――次、ダービーへ抱負を

「チームとして必ず勝ち切ることを大前提として自分の良さを出す機会があれば、しっかり出していきたいと思います」

――活躍して、そのあとホームでの「お帰り」も楽しみにしています

「ありがとうございます!(ニコリ)」

やっぱり水谷選手の多彩で多才なプレーと笑顔は必要不可欠!

水谷選手のインタビュー全容は、あす水曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします

では

5月22日 『埼玉工業×三菱重工浦和レッズレディース レディースサッカー教室』

どうもです

きょう木曜日、さいたま市立常盤中学校グラウンドで三菱重工浦和レッズレディースのパートナーである「埼玉工業株式会社」主催のサッカー教室が行われ、神戸慎太郎育成統括・猶本選手・水谷選手・角田選手・藤崎選手が参加IMG_3258-常盤中学校と与野西中学校の女子サッカー部員といっしょにサッカーを楽しみましたIMG_3153-◇◆◇猶本選手◇◆◇
「やっぱりこういうサッカー始めたばかりの選手がいたり、上手な選手がいたり、中学生年代とかってそういう中で分裂とかしちゃうのかなと思ってたのですけど、本当にお互いが”思いやり”を持って声掛けしたりとか行動したりしている姿を見て、凄い良いチームというか、《やっぱりそういうのがサッカーの素晴らしさだよなぁ~》とか思って、改めて学ばしてもらいました。始めたばかりの子達にどういうアドバイスをしたら響くのかなとか、完璧を求めるのじゃなくて、何をできるようにしてあげたら良いのかなとか、普段考えないところも考えながらやれたので、本当に私自身、勉強になりました。夢を与えていかないといけない立場だと思うので、そういうところもまた身の引き締まる思いではありました」IMG_3207-◇◆◇水谷選手◇◆◇
「やっぱり《素直って素敵だなぁ》って思いました。ちゃんと言ったらすぐやろうとするし、それを忠実にやり続ける姿に、素晴らしいなって感じました。(約2年前にここで指導した生徒が)メチャメチャ背が伸びているのと、うまくなってて、やっぱり2年って凄いなって感じました。それから今日までこんなにうまくなったのは多分、彼女たちがちゃんとやってきたからだと思うので、それは本当に素晴らしいなと思います。本当に自分の感覚を言葉で伝えるのと見せて伝えるのとで、伝わり方はやっぱり良くも悪くもどっちも違うので、その子に対してどっちが最適かっていうのは自分の感覚と技量が試されてると思うので、(技術的なことを教える)こういう場ってあまりないので凄い貴重でした」IMG_3239-◇◆◇角田選手◇◆◇
「けっこう楽しみで、2年前にもここの中学校に来て、みんなとサッカーするという機会があって、その時に始めたてだった子が今、中3になってっていうのもあって、凄い感慨深かったのと、あと自分の出身中学校に女子サッカー部ができてっていうところも凄い嬉しかったので、嬉しいことづくしって感じでした。(埼玉工業さんの女子サッカー普及・発展のための取り組みに共感)やっぱり身近にこういうサッカー選手と接する機会とかがあったら自分がもしその立場だったらより近い存在だと思うし、その人がピッチで活躍してたら自分も嬉しくなっちゃうと思うので、今日みんなとサッカーしてさらに自分自身頑張って、《あの時、一緒にやった人が活躍してる》とか思ってもらえたら嬉しいなと思います」IMG_3196-◇◆◇藤崎選手◇◆◇
「めっちゃ楽しみにしてたんで、めっちゃ楽しくサッカーできて、本当に楽しかったです。今まで小学生とかもう少し小さい年代の方とサッカースクールをやったことはありましたけど、中学生は初めてだったので教えるのを難しいかなと思ったりもしたんですけど、生徒のみんなが色々と自ら聞いてくれて、自分も教えやすかったです。(教えたらリフティングを二桁の回数までできるようになった生徒も)自分が教えたことで、上達してくれるのは、自分としても嬉しいですし、もっともっと上手くなってほしいなって思いがあります。(こういった活動の大切さ)未来のなでしこたちが、こういった活動を通じてサッカーを楽しんでくれることが本当に大事だと思うし、もっともっとサッカーが楽しいなって思う子が増えてくれたら嬉しいかなって思います」IMG_3214-サッカー教室の模様、選手インタビューの全容(もう少し色々と聞いています)は後日、〈You’re The REDS〉でお届けします

では

3月26日 「だいぶお待たせしているので、もうちょっと待っててもらえれば」&「クスさんが私達に残してくれたものを勝利という形で絶対に返したい」&「久しぶりに浦和で仕事をできることに幸せを感じています」&「ぜひ結果で恩返ししたい」

どうもです

きょうは、2024-25 SOMPO WEリーグ 第16節 vs INAC神戸レオネッサを4日後に控えたトレーニングがメディアに公開されましたPXL_20250326_014039950-◇◆◇水谷選手◇◆◇

――ゲーム中にフリーマンで質の高い動きをしている選手がいて《あれ!?》と思ったのでテレ玉さんがカメラをズームインしたら、水谷さんだ!やったぁぁーーーー!!ってなって

「(ニコニコ)あーなるほど!久しぶりすぎてどうしましょう(笑)」

――焦らすつもりでマイクを向けるのではなく、”近況を”という意味です。メニューによっては全体練習に合流するようになってきましたが、お気持ちは

「そうですね、チームに貢献できてないことをまぁ、悔しく思う日々もありますけど、できることも増えてきて、最近では凄く楽しくやらせてもらってます」PXL_20250326_013642392.MP-――できること、どの範囲まで戻ってきてますか

「どの範囲っていうと、どうやって言ったら良いんでしょうかね、まあなんか、みんなに気ぃ使ってもらいながら、”中に混ざれるぐらい”って言ったら良いんですかね、伝わりますか!?」

――フリーマンであれば

「あー!フリーマンぐらいです、はい、なんか、守備とかはあんまできないんですけど、みんなの中に入って、ちょっとボール回しぐらいな強度だったらできますって感じです」

――それだけでもサッカーしてる感は

「本当に周りに相手がいて味方がいるだけで凄い景色変わりますし、それだけで《サッカーしてるなぁ~》って感じます(ニコニコ)」

――一生懸命、リハビリで向き合ってきたらこそ

「本当にみんなのおかげで。応援してくれたり励ましてくれたりスタッフの皆さんも関わってくださってここまで来れているのでそこにしっかり結果で還せるように自分ができることはちゃんとやらなきゃいけないなと思います」PXL_20250326_013621777-――リハビリ通じて学べたこと

「そうですねやっぱ外から見て感じることもあれば中でしかわからないこともあるよなって、外から観てる分には簡単だよなっていうのは凄く感じます」

――レッズのサッカー?

「レッズのサッカー観てて、そとからしか見れないので、《あーだこーだ》思いますけど、中でやってた時もあるので、《そうもいかないんだよなっ!》っていう発見です」

――いちファン・サポーター的な目線というか感覚

「まぁそう、やってる人にはやってる人なりの景色があって、感覚があって・・だよな!っていうところがあります」

――ご自身、体と向き合って

「えとぉケガする前から、『お尻の使い方がイマイチだ』ってことはずっと言われてたんですけど、別になんか、ちょっと逃げてきてたというか(苦笑)そういうところを今回はもう、改善せざるを得ない状況になったので、そこはしっかり取り組んできたので、そこはパワーアップしていけるかなと思います」

――サッカーできる喜びを改めて気付けた

「そうですねやっぱり・・・あのー自分がケガしてない頃にやっぱケガしてる人に対してもっと声掛ければ良かったなとか、やっぱ声掛けてもらうと本当に嬉しいので、《声掛けてあげれば良かったな》って思いましたし、これからはそこを、こう声掛けたら大丈夫だっていうところはわかったので、そういうところで関わっていきたいなって思います」

――どういう声が心に響く

「『頑張りすぎないでね』が一番、嬉しかったです(ニッコリ)『頑張ってね』っていうのはみんな言うし、簡単ですけど、そこが・・」

――頑張ってる人に「頑張って」と言っても。ただ言う側も・・

「そうですね、そこに気付けたのは良かったです、はい(しみじみ)」PXL_20250326_013626091-――プレーを見ていても、短いセンテンスでの伝わる声を出すタイミング、短い歩数で効率の良い動き、やはりIQ高い

「(笑)そうですねやっぱり、あんま動けないからこそ、本当に準備大事なので、正しいポジションを取ろうと思ったら首を振る回数も増えるし、味方と目を合わせる回数も増えるので、やっぱそこは改めて大事だなと思ったので、そこは動けるようになっても絶対大事なとこだと思うので、そこは大事にしたいなと思います」

――テレ玉さんとも、これまで試合を観ていても《水谷さんいれば》と思うことが何度あったか・・焦らすわけではないですが

「(ニコニコ)もちろんです!」

――イメージの膨らんでいる部分はあるはず

「そうですね、勝手にイメージだけは、いっちょ前に、整えてはいるので(ニコニコ)そこがイメージとの差が埋まるように・・頑張っていきたいなと思います」

――その断片を聞かせていただけると

「やっぱり、凄く思うのは、やっぱ得点につながるというか、クロスもそうですし、ラストパスを出す人に出す人がいないなっていうのは感じてて、そこにボールが入らないとっていうところが《そこ、自分の役割だな》って思うので、そこはラストパスを出すであろう人に良いパスを、プレッシャーのない状態で自分が色んな工夫をして、フリーでボールを届けたいなっていうイメージは、いっちょ前です(照笑)」

――そういうプレーをできる水谷さんが大好きなんです、みんな

「(ニコニコ)」PXL_20250326_013745395-――これぐらいまでにできれば、と描いているか

「そうですね、今シーズン中に試合に行けたらなという目標で進んでます」

――楽しみに待ってる方々へ

「そうですね、だいぶお待たせしているので、もうちょっと待っててもらえればと思えますし、ピッチに立った時には”楽しそうにやってるな”っていう姿を見せられるように、しっかり準備していきたいなと思います」

――楽しそうにもそうだし、サッカーの楽しさを教えてくれるのも水谷さんの良いところ

「ハッハ・・ッハ(ニコニコ)こっちは楽しんでるだけなので、フフッ」PXL_20250326_014037887-――これからもイメージと実際のプレーとのギャップなどというのは当然出てくるとは思いますけど、「頑張りすぎないで!」そこは

「アッハ(希笑)ありがとうございます、ありがたいことに先輩がいっぱいいるので、絶対みんな通ってきてると思うので、みんなに助けてもらって、力を借りながら、差を埋めていきたいなと思います」

――慌てないで、ご自身が納得いくまで準備して、必ず良くなりますから

「ありがとうございます(ニッコニコ)」

PXL_20250326_024435609-◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――先ほど、リリースがありましたが、選手の立場としてはどう受け止めて

「いやーまぁ、けっこうビックリはもちろんなんですけど、ショックというか、うーん・・・なんか私達のひとつのプレーで誰かの進退がかかってるんだなっていう・・改めて自分達はプロっていう世界にいて、そういう立場にいるんだなっていうのを痛感しました」

――楠瀬さんに成長させてもらった部分もあり、振り返って

「楠瀬監督には、私をサイドバックにコンバートして、そこから3年で、自分で言うのはあれですけど、みるみる成長して周りからも『代表入れるよ』とか、『レッズになくてならない存在だよ』って言ってもらえるようになれたのは本当に楠瀬監督のおかげだと思っているし、それで今の私があるので、本当に感謝しかないです」PXL_20250326_024356253-――お話はできましたか

「いや、きょうはできなくて、すぐ練習に入ったので、もしまだクラブハウスにいたら声掛けてお話したいなって思うんですけど、まだ話はできてないです」

――どんな言葉をかけたいですか

「うーん・・まずは、『ありがとうございました』っていう言葉と・・・『すいませんでした』はちょっと違うかなって私は思うので、『一緒に戦えて、凄い幸せでした』っていうことを伝えたい・・」PXL_20250326_024327827-――「すいませんでした」ならファン・サポーター、地元メディア含めてレッズなので、選手ばっかりがそこは背負わないで欲しい

「うーんそうですね、まあ本当に多分、選手達もSNSとか見てもらったらわかると思うんですけど、けっこうみんな謝っていて、私も本当、申し訳ないなって気持ちでいっぱいだったんですけど、そういう投稿にも『謝る必要はないよ』とか『私達の応援が足りなかった』とか、みんなあったかい言葉をかけてくれて、周りの人がいるから、もう1回こうやって前向いて頑張れるんだなって改めて感じます」PXL_20250326_024317953-――堀監督の印象

「堀監督は強化担当として入ったんですけど、もともと凄い温厚な方で、割と森(栄次)監督に雰囲気は似ているかなと・・声を荒げて何かを伝えるよりかは、淡々と自分の思っていることを『こうしたら良いよ、ああしたら良いよ』ってピッチ上で話してくれる印象です」

――堀監督が選手時代の94年、右サイドバックでレギュラーでした。生まれる前なのでご存知かは・・

「そうでした!?(笑)いやぁでも堀さんは、今回、監督になる前からもけっこう気にかけてくれてて、多分同じポジションだったかはわかんないんですけど、クロスの上げ方とか、私が自主練してるとこに歩いてきて、『もうちょっとこうしたら良いんじゃない?』とかアドバイスはくれてたので、良い関係は築けてると思うし、今回のクスさんの、楠瀬監督の件を私達も重く受け止めて、ここからまた新しい監督と一緒にさらに強いレッズレディースを作り上げていきたいなと思います」PXL_20250326_024317353-――コンディションは、練習後も居残りで負荷かけ過ぎなのではって心配してしまうぐらいですが

「でもまあ、個人的にはケガもなく痛いところもなくトレーニングできてて、でも・・そうですね、やっぱ、ふとした時に疲れが溜まっているというか、気ぃ抜いたら、《あっ、けっこう疲れてるかも》っていうことはあるので、ちょっとそこは自分でちゃんと調整しながら、きょうはやりすぎかもっていうことで自分でセーブしたりとか、もうちょっとできるところはもうちょっと踏ん張ってやったりとか、自分で調整しながらやっていきたいと思います」

――ストイックな面があるので心配してたけど、今の聞けて安心しました

「はい!大丈夫です(ニコリ)」PXL_20250326_024322740-――神戸戦といえば、前回対戦時の活躍で、遠藤選手をさらに警戒してくるでしょうが、大一番への意気込みとしては

「直接対決、1位との直接対決で絶対に負けられない戦いではあるし、何しろ、クスさんが私達に残してくれたものを勝利という形で絶対に返したいので、もう勝ちしか見てないです」PXL_20250326_024433613-――一緒に勝ちを目指す方々へ

「アジア1位はなれなかったんですけど、本当に残されたリーグでもう一回アジアへの切符をつかむしかないと思うし、まずは直接対決で絶対に勝って1位にしがみついていきたいと思いますので、また熱い応援をよろしくお願いします」

――いつも熱くさせてもらってるので、次もよろしくお願いします

「はい、お願いします、ありがとうございます(優笑)」PXL_20250326_021425510-◇◆◇堀監督◇◆◇
※囲み取材にて結び頃のタイミングにREDS WAVEがいくつか質問せていただいたことを紹介

――お久しぶりです。よろしくお願いします

「アハッ、よろしくお願いします」

――オファーを受けた時、どんな気持ちになりましたか

「どんな気持ち?・・引き受けるべきか、そうしないでどうしようかっていうことですね」DSC_9389-――決断の理由

「本当に、浦和には自分自身色んな経験をさせてもらって、育ててもらったっていう部分もあるので、それに対して恩返しとかっていうとちょっと恩着せがましいですけど、何かできることがっていうこと。あとは強化に入ってくる時もそうでしたけれども、旧知の仲である人達が沢山、同じところにいる中で、そういう人達と一緒に働けるということは凄い自分にとって幸せなことだと思ったので、今回もそういう意味で決断しました」

――様々なクラブでお仕事をされて、レッズに対する思いなどをどう感じていたのか

「まぁ、色々なクラブに行って、どこのクラブにも良いところと課題があると思うのですけど、改めて浦和に帰ってきて思うのが、選手達も含めてですけど、人間が良いなっていうのは凄い感じます」DSC_9378-――その選手達には最初どのようなことを伝えましたか

「監督を引き受けることになったので、しっかりと切り替えてやっていきましょう、と。自分の経験をしっかり皆さんと一緒に共有して、さらに一緒にトレーニングなどで経験して良いものを作っていきましょう、と伝えました」

――このチームにどのような可能性を感じていますか

「いやっ色々と変わってアカデミーの方とかもこの前までそっちの方の担当してましたし、アカデミーが変わってきたりとか、過去を否定するわけじゃないですけども、新しいものへ挑戦したりとかしている部分もあると思うので、どうにかそれを良い方向に持っていく少しの力を僕が貢献できればと思っていますけど」PXL_20250326_021654669-――力を与えてくださる方々へ、今お伝えしたいこと

「選手達はしっかりと切り替えて、次の戦い、次の目標に向かって戦ってますので、久しぶりに浦和で仕事をできることに幸せを感じていますので、また、よろしくお願いします」 DSC_9391-◇◆◇工藤スポーツダイレクター◇◆◇
※囲み取材にて結び頃のタイミングにREDS WAVEがいくつか質問させていただいたことを紹介

――楠瀬さんもこのチームに強い思いがあり、託されたもの、工藤さんがかけられた声

「いやっ本当にクスさんの方も『ここで仕事ができて幸せだったし、歴史の一部になれて』っていうことを言ってくださって、本当に感謝しかありませんし、僕もこのクラブで長く仕事をして1回出て戻ってきましたけど、このクラブで仕事をできるって改めて特別なことだと思っているので、ただ一方、私自身もそうですし、選手もそうですけど、クラブは残っても人は変わっていくので、本当に未来にどうやってつなげていくか、良い仕事をしていかなきゃいけないなと思っています、はい」

――監督を支えていく立場として、ケガをしてしまった選手がいた中での補強など、今後に活かせそうな教訓は

「そうですね補強のところで言うと、やはりなかなかそれぞれの立場、クラブによってスムーズに行かないことも多いので、そういった選手補強というところは難しさも感じました。ただ一方、スタッフを補強したことによって、現場がスムーズに回っていたり、今はそういう段階だと思うので、引き続き、総合的な補強っていうのを考えながら、サポートの仕方も含めて、今後また考えていかなきゃいけないなとは思ってます」

――選手も少なからず動揺しているでしょうが、そのあたりのケアは

「そうですね、きょう最後、クスさん話をしてもらって、動揺している選手もいたと思いますけど、彼女達もプロとしての振る舞いをきょう見せてくれたと思っています。切り替えて一生懸命取り組んでくれて、週末にもう気持ちは向かっていると思うので、はい」

――攻撃で言うと、2008年のレッズユースが堀監督のサッカーとして印象的ですが、あのイメージをカテゴリーが違えど・・

「まぁあの時のユースは強かったですね、高円宮杯の決勝で圧倒的な良いゲームして、そのあとまた複数のクラブで仕事をしてそれこそうちでもミシャさんと長くやられてたのもありますので、そこら辺のエッセンスがまたは言っていると思いますね、で実際にヴェルディの時もベガルタの時も良いシーンを沢山作りだしていて、やっぱりコンビネーションプレーになってくるとそんな簡単にはいかないこともあるんですけど、そこが共有されてくれば良い形はできると思うので、期待しています」

――女子のスタイルに合っていそうな

「まぁそうですね、実際に距離感を近づけてとか男子ほどのダイナミックな展開っていうのは少ないのかもしれないですけど、良い距離感とその中から展開してというので使い分けたサッカーができるんじゃないかとは思っています」

――例えば山田直輝選手のような動きが伊藤選手に重なるなど、主観になってしまいますが

「あーまぁ確かにそうですね、よく走りますし、ちょっと小柄だし、言われてみればそうかもしれないです、はい」DSC_9395-――「人は変わっていく」とありましたが、サポーターは変わらず応援し続けます

「そうですね、本当にファン・サポーターの人が沢山来てくださって、いつもあの雰囲気を作りだしてくれるし、僕はトップのコーチの時にも1回コメントを残したこともありますけど、本当にベンチで聞いててもACL2019年決勝のあとかな?言ったのは・・特別なもの、あの【We are REDS!】とかは本当に特別なもので、勝手にモチベーションが上がるっていう、そういったファン・サポーターの人達の前でプレーできる選手は幸せですし、そこを指揮執ったりコーチしたり、また今もそうですけど僕もこうやって携われる身として本当に幸せに感じているので、ぜひ結果で恩返ししたいなと思っています」

水谷選手と遠藤選手のインタビュー、堀監督と工藤スポーツダイレクターの囲み取材コメント全容は、きょう水曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします

では