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7月6日 「もう3試合しかない」

どうもです

柏戦3日前の練習は、午前10時すぎからスタート

ウォームアップ後は11対11でのゲーム形式へ20160706_112851-1

最初は約4分の3コート、ペナペナのプレーエリアでした

「奪った瞬間に縦に入れるか運ぶかの判断をしっかり!周りは動き出しておく」(監督)

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午前11時25分、今度はハーフコートに狭まります

「聞いて!」

と監督

改めて出し手と受け手のタイミング、動き出しの重要性を強調すると共に、「ディアゴナル!」の走りやパスを駆使した、崩しのアイデアも提供していました20160706_113904

まばたきする間もないような素早い連携から崩しも数度見られるなど、イメージは共有できている様子

夏場の闘い、より効率的な攻撃にも磨きがかかっています

練習は、午前11時45分頃に終了しました
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◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――今日、怪我してから初めて実践形式をこなして、感触はいかがでしたか?

「もちろん肘の状態はベストではないですけど、とりあえず出来るので、問題なくやれました」

――着地した瞬間を観たときは心臓止まるような…。ご自身は?

「はい(ニコリ)映像を自分でほとんど観ていないですけど、つき方が悪かったというか、バランスを崩してしまったのでしょうがないなと思うしかないし。『ヒジより肩とかの方がやらなくて良かったな』とか話はドクターとしていたので、ヒジで良かったと思って、リハビリを」

――肩からグンと持っていかれるように見えたので。よくここでも懸垂とか多くすることで強くなったところが少なからずあったのでしょうか?身体に訊いてみないとわからないでしょうけど

「どちらかというと柔軟性だと思うので、けんこう骨は柔らかい方なので、それが良かったのかもしれないですけど(ニコリ)」

――先日欠場して、福岡戦を見て、離れたところから感じたことはいかがでしたか?

「退場してしまって難しい展開になりましたけど、やっぱりセットプレーで獲れるというのはすごく大きいのかなと改めて感じた試合だったと思いますし、10人の中でもしっかりみんながハードワークして2点獲って、その2点を守り切ったところは本当に素晴らしかったし、あれを次にまた繋げないといけないと思いますけど」

――那須さんのプレーから感じたこととかありますか?

「いつもああやって声を出したりとか、後ろで一緒にやっている時でもお互い声を掛け合いながらリスクマネジメントのところはやっているので、それを福岡でもやっていたと思うし。やっぱり、ああいったセットプレーは那須さんの武器なので、ああいうところで点を獲れるのは素晴らしいですし、僕もチャンスは何回か来ているので、ああいう那須さんのようなゴールというのをセットプレーで獲れるようにしたいなと思っていますけど」

――遠藤選手はクール。那須さんは「ど熱い」というところを画面を通してもすごく感じたので…

「そういうのを表に出すのは全然良いことだと思うし、自分はそんなにそう表に出さないですけど、それは人の特徴かなということだけですけど」

――オリンピックで那須さんもキャプテンを経験していますが、そういった話になったことはありますか?

「あっ…、全然聞いていないですね」

――では、そこはこれからということで…

「それも人それぞれでキャプテン像があるし、別に自分なりにやっていければ良いなと思っています」

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――次、対戦相手は柏ですけど、開幕で勝てたのはチームとしても大きかったでしょうし、遠藤選手の柏に対する印象はどうですか?

「僕も開幕で浦和デビュー戦だったので、相手どうこうというよりも自分のしっかり力を出そうという風に思っていた試合でその時は3バックの右で出ましたけど、ある程度守備で自分の良さというのを出せたと思うので、そういう1対1で負けないとか、そういうところは柏戦でも大事だと思うし、クリスティアーノ選手が入ったり、向こうもメンバーがまた変わると思うので、それをどういう対応をしていくのかというのをこれからしっかりみんなで共有していければ良いかなと思います」

――次も右の可能性が高い

「チャンスがあれば攻撃参加していくべきだと思いますし、ただ、3バックであまり攻め上がり過ぎるとバランスを崩してしまうのも良くないので、そこはしっかり後ろのバランスを見ながらタイミングを見て上がっていければいいし、基本的にはしっかり守備のことを考えてゼロで抑えることを考えてやっていきたいです」

――ホームから始まる「残り3試合」。改めて、意気込みを

「オリンピックまでもう3試合しかないので、出場機会を与えられれば、しっかり勝利に貢献できるように力を自分で出していくだけなので、気持ちよくオリンピックに行けるように頑張りたいです」

――期待しています

「ありがとうございます(ニコリ)」

遠藤選手のインタビュー詳細、きょうの午後に興梠選手と遠藤選手が埼玉県とさいたま市を表敬訪問した様子については、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

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では

5月22日 「”闘うんだぞ”というところを見せなきゃいけないし、見せられるという状況が楽しみだし、好き」&「自分は若い方なので、しっかりやっている姿を見せればチームの士気も上がる」&「次は総力戦だと思う」&「僕らがプレーで恩返ししてね、一緒にね、熱く喜べるように、興奮できるように、感動できるように」

どうもです

ジリジリと強い西日が照りつける大原

FCソウルとのセカンドレグに臨むべく、韓国への移動を翌日に控えた練習は、午後2時頃から始まりました

ウォームアップ後は、「奪われたあと、失ったあとの切り替えね!」(監督)

11対11でのハーフコートゲームへと移ります

「GO!GO!強く!!」

そう声を張り上げた阿部キャプテンは言葉のみならず、プレーでもチームを牽引

中盤で危険な箇所の芽を摘み、すぐさま二次攻撃へとつなげます

「スーパーーアベ!」(森脇選手)

引き締まったムードで試合形式の練習は進行

「サポートサポート!永田サポート!!」(監督)

岩舘選手が柏木選手によるDFライン裏へのノールックパスを完全に読み、抜群の飛び出しで火消しに成功すれば、

「ナイス!!」(土田GKコーチ)

「その前にも一度同じパスがあったので、2度目は予測できていた(爽笑)」(岩舘選手)

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午後3時、給水タイムへ

監督は、

「うまく3人目を活かすように!奪ったら黄色か青(両チームの前3人)に必ず出すように。あるいはスペース。奪ったら縦への意識を持とう」

そして、

「パススピード!シュートみたいに強いボールを!」

しかし、ビブス組の連携がどうもしっくりきません

午後3時7分、フリーズがかけられます

ゆっくりとピッチ中央へと歩み寄る指揮官

身振り手振りステッキ振りでボール供給や動き出しのタイミング、3人目を絡めた連動について指導を加えました

「動き出しを早くしよう。瞬間的に相手より早く動くことで置き去りに出来る。次の展開を予測しよう!」

今まで何度となく言われてきた約束事が改めて監督の口から発せられたことも相まって、選手達はコンビネーションの必要性をより意識したプレーを披露します

ビブス組が右サイド攻撃を繰り出すと、関根選手の折り返しにニアで武藤選手がつぶれ、ファーで待ちかまえた宇賀神選手が右足でフィニッシュ(2014年のホーム川崎戦のゴールにそっくり)

「ブラーヴォ」(監督)の声も徐々に増え始めます

ただし、やはり暑さは難敵

時間の経過と共に運動量は低下していくことに

すると、それに連れて遠藤選手の活動量が高まり、インターセプトからの持ち上がりによる積極的な攻撃参加でアクセントになるなど、最終ラインからチームをプッシュアップします

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ラストゴール宣告後も互いに譲らず

長丁場の様相となると、「跳ね返すメンタルだっ!頑張れっ!」(槙野選手)

快足スプリントで右サイドを何度もアップダウンする平川選手を軸に、ビブなし組は決定的チャンスを迎えます

しかし、ボールは二度もゴールバーを叩き、西川選手がキャッチするとビブス組はすぐさま”素早い切り替え”からカウンターアタックを敢行

右サイドの関根選手が上げたライナー性アーリークロスをファーサイド、宇賀神選手がジャンプヘッド

ボールは確実にゴール右隅へ吸い込まれました(昨シーズンのアウェイ柏戦で武藤選手が挙げた同点ゴールにそっくり)

「ウガ、クロスでしょ!?」(監督)

「ガンバ戦みたい!(ビッグスマイル)」(西川選手)

そう、チャンピオンシップではチャンスからのピンチで決勝点を許しましたが、この日は”跳ね返すメンタル”で逆パターンを体現しました

ビブなし組の奮闘も目立ったので、次のスタメン、読みづらいです

心・技・体を駆使した充実のトレーニングは午後3時30分頃に終了しています

「使っちゃったかもしれない(苦笑)」

とラストゴールを振り返るのは宇賀神選手

「決めてくれるでしょ!決めてくれるでしょまた!」(武藤選手)

後輩の声に肯きつつ、

「もう、ストライカーのゴールだった、あれは(ニヤリ)まあでも、僕は今までだとああいうゴールが練習であると《うわぁ使っちゃったな》と思うタイプだけど、さっき忠君と話してて『違えぞ!乗ってきてるんだぞ!』と言われたので、そっちの考えでいきたい(笑)忠君のメンタルも借りたいと思う」

次は、アウェイの雰囲気の中で闘える楽しみもあるはず

「そうっすね、相手は選手サポーター共に絶対に勝つしかない状況だし、やっぱ自分のホーム、自分の国で負けるわけにはいかないっていう気持ちで強く持つと思う。それに対して、それ以上の気持ちを持って”闘うんだぞ”というところを見せなきゃいけないし、見せられるという状況が楽しみだし、好き。そういうのが」

と日焼けした頬を緩めたものの、

「日本のチームは韓国でなかなか勝てていないし、今年は広島も大差で負けているので、本当に日本のプライドを持って気持ちで闘いたい」

そのようにグッと表情を引き締めました

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上記の通り、遠藤選手はきょうもまた、クレバーなプレーで存在感を示しました

――浦和ならではの暑さを体感したかと思いますが、良いトレーニングが出来たのでは?

「そうっすね(ニコリ)これからは暑くなってくるのは仕方がないし、これを言い訳には出来ないので、しっかり、うぉっ!(※後から柏木選手に突っつかれる)暑い中でもやることはやらないといけない」

――みんなが疲れてきた頃、遠藤選手がさらに運動量を上げて活性化させていたように見えました

「まあこういう時にやっぱ、自分は若い方なので、しっかりやっている姿を見せればチームの士気も上がると思うし、俺とか関根とか若い選手が何人かいるのでそういう選手がこういう時に“雰囲気を良くする”じゃないすけど、運動量を多くしていければ良いかと思う」

――本当に頼もしかったです

「ハハハッ(笑)こういうきつい時にどうするかが凄い難しい。メンタル的にはもちろん難しいけど、もうひと頑張りするのは意識していきたい」

――きょうはマークしていたズラタン選手にほとんど仕事をさせていませんでしたが、次へ向けても良いシミュレーションになったのでは?

「まあいつもズラタン選手とはやっていて、フィジカルも強いし、凄く良い相手と対戦させてもらっているなと普段の練習から感じている。ズラタン選手も良いプレーヤーなので、その辺は良いイメージで臨めると思う」

――前回の対戦で感じたこと、次に活かしたいこととしては?

「前半みたいな戦い方をしっかりと出来れば良いと思うし、あんまイチゼロのリードは考えずにしっかり次も勝つことだけを考えてやっていけばいいと思う。ただ一点取られたとしても、焦らず自分達のリズムでやれるという落ち着きも必要になるのかと思うし、あとはリスクマネージメントのところで、何回か裏を取られてキーパーとの1対1になりそうなシーンとかシュートを打たれたシーンとかがこの前の試合でもあったので、それは無くさないといけない。もちろん、頭の片隅にはリードしていることを置いておいても良いと思うけど、変に《1点ある》と考えない方が良いかと思う」

――きのうのオリンピック代表の試合は観ましたか?

「はいまあ一応観ました。内容的には凄く悪くなかったとは思うし、ボールを動かす位置をもう少し全体的に高くできれば良いのかなとは感じた部分があったし、悪い流れの時に失点してしまったりとか、2点目を取りに行けそうな時、逆にフリーキックから失点したりとか、やっぱりそういう際のところでやられちゃうと、ああいう風に負けてしまうというのはみんな肌で感じたと思うし、観ててもわかった。次はやっぱそういうところで失点しないとか、逆に自分達の良いリズムの時にしっかり点を取り切っちゃうとか、そういう勝負どころをしっかり見極めてやっていければ良いかと思う」

――彼らも短いスパンでドンドンゲームをする分、遠藤選手も韓国で刺激的な良い経験を、良い結果と共に得てもらえればと

「はい(ニコリ)チームは別でやっているけど、各々しっかりとみんなが良い経験をしてリオに臨めるようにやっていければ良いと思う」

――番組へも遠藤選手を称賛するメッセージが沢山寄せられています

「ハハハッほんとっすか!?(ニッコリ)まあでもこういう自分の良さをこれからもしっかりと、安定感を出してやって行けるようにしたいです。ありがとうございます」

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押し込まれる時間も想定すれば、那須選手の出場停止明けポジティブな要素

練習後はダッシュを反復するなど、滝のような汗を流していました

「良いトレーニングができた、はぁっはあ・・・次は総力戦だと思うので、残りの90分間をね、みんなで一丸となって闘うしかないと思うので、自分もどのタイミングで出るとしても、いろんな想定をしながら準備していきたい。色んな状況が考えられるので、色んな準備をしないといけない。頭からでも行けるようにしたい。もう上がって良いすかっ!?(汗だく)」

セットプレーからのゴールにも期待です

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結びは、赤き求道者・梅崎選手

――きょうは今年一番の暑さだったように感じますが、練習後も走り込んでいた姿に頭の下がる思いです

「いやいやっ(苦笑)コンディショニングのひとつをやっているだけなので…はい」

――お顔がかなりシャープになったように見えますが?

「どうなんすかね!?きのうも言われたので、自分ではわからないすけど、あんまり体重とかは変わっていないので」

――逆に懸垂マシーンの効果なのか、肩周りが凄くガッチリしたようにも

「あーあるのかもしれないすね(ニコリ)野崎さんも言ってたので」

――よりバランスの良い上半身になったのでしょう

「あーホントすか!?(ニコリ)」

――きょうのトレーニングでは動き出しの部分などの確認が行われていて、梅崎選手の良い反応が見て取れましたが、フィーリングはどうでしたか?

「フィーリングは悪くないすね、はい。動き出しのタイミングだとかポジショニングの取り方も悪くなかったと思う」

――最初は左サイドで、そのあとはシャドーへ。それぞれの頭の切り替えなどはどう意識していますか?

「まあシャドーの方がよりアンテナを立てて、もっと周りを把握しながら敏感には捉えていこうとイメージしている」

――シャドーの際、監督が「もう少し絞るように」と言ったニュアンスのアドバイスを送っていたようですが?

「はい」

――その辺をすぐに実戦できていたところに梅崎選手らしさを感じました

「はい、言われて意識はした(ニコリ)」

――ファーストレグの対戦を踏まえ、次の試合に活かしたいことは?

「1戦目のリードは有利に使っていきたいけど、1戦目と全く違うチームだと思うし、相手はホームというアドバンテージを活かしてよりアグレッシブに、より激しく闘ってくると思うし、本当に1戦目の印象で闘うというよりは、“新しいソウル”という気持ちで闘うことが大事」

――同じ韓国勢でいえば、2013年の全北アウェイ戦では立ち上がりに2点を奪いその後追いつかれたことがありました。そういった経験も活かせれば

「そうですね、先制点を取られないことが重要だと思うし、うまくバランスを見ながら…けどやっぱり守りに入るのではなくて、しっかり自分らの戦いをしながら、バランスを取りながら先制点を狙いたい」

――色々な状況が想定されますが、シャドー、両サイド、どんな流れでもあらゆるポジションで対応している梅崎選手はとても大きな役割を果たせているはずです

「まあね、今の立場はベンチスタートが多いけど、どこでどのポジション、どのタイミングで出てもね、必ずチームのために貢献することは常に意識している。だからといってそれに満足しているわけではないし、もっともっと自分自身を魅せる自信もあるし、その準備も両方していきたい。最低限というか、最高の準備をしていくことが未来につながっていくと思うし、そこをイメージして準備していくだけ」

――前線の選手達のプレーを見ていると、次は梅崎選手がスタメンの可能性もあるかと踏んでいます

「まあ、ハハッなんともわかんないすけど僕も(苦笑)まあでも常にその準備はしているし、どのポジションであろうとチームのために闘い、自分自身を表現して、さらに自分の価値を高めていきたい」

――グループリーグが免除された2008年に準決勝までを経験していますがそれはそれとして、もっともっと上のところでの闘いを味わいたい思いが強いのでは?

「そうですね!間違いなく大きな経験として1試合1試合が自分の中に刻まれてきているし、それをリーグ戦でも行かせていると思う。さらに高いステージに行けばレベルアップ出来ると思うので、そのイメージを持って行きたいと思う」

――サポーターもまだまだ先を信じて、貯金や節約をしているでしょうから

「はい!(ニコリ)まあ、ね?出費は大変かと思うけど、その分僕らがプレーで恩返ししてね、一緒にね、熱く喜べるように、興奮できるように、感動できるように、そういうシーンを沢山創っていきたい」

――どんな展開になるかはわからないので、本当に頼りにしています

「はい!頑張ります!ありがとうございます(ニコリ)」

一歩一歩着実に、さらなる高みへ

最高の歓喜を味わうのは、まだ先

だからこそ今、立ち止まってはいられません

各選手の声は、あすとあさっての「You’re The REDS」で紹介します

では

3月18日 「勝利への道」&「そんなに意識しすぎてもしょうがない」

どうもです

強い風、優しい陽射しに、鼻弾む201603181309000

「花粉症・・・・っすね、今年から(苦笑)」(伊藤選手)

春の扉が開き始めた大原で、広州戦2日後であり湘南戦2日前の練習は午前11時から約1時間に渡って行われました

広州戦スタメン組はリカバリー系メニューで調整

それ以外のメンバーは7対7のハーフコートゲームで汗を流しました

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◇◆◇宇賀神選手◇◆◇

――先日、貴重な勝ち点1を得て、帰ってきてすぐまた湘南との試合です。次に向けていかがですか?

「そうですね、広州戦は、非常に苦しい試合でしたけど、あのアウェイの中で勝ち点1を取れたというのはポジティブですし、あの中でやっぱり全員が闘えたというのは、自分達の自信になるもので、次の湘南戦まで時間がないですけど、その自信を持ってまた湘南と戦えればいいかなと思いますし、湘南はシーズンもそうでしたけど、今シーズンに入ってからより湘南のスタイルっていうのを確立していて、非常にハードワークしてきて厳しい相手になるかなと思います。けど、この過密日程の中、自分達がより多く走ることが勝利への道かなと思います」

――岡本選手とのマッチアップであったり、色々楽しみな面が…

「そうですね、ずっと長く一緒にやってきてる選手ですし、お互いに特徴をわかっているので、そういうところのつぶし合いを含めて非常に難しい試合になると思いますけど、やっぱりそういう選手と公式戦のピッチに立ってプレーするというのは非常に楽しみですし、直輝だったりツボさんも出てくれるとすごく楽しいかなって思います」

――平塚といいますと、久々のゴールも…

「そうですね、去年、あそこで点とって良いイメージなので、点取りたいなと思います(ニコリ)」

◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――マイクを向けられる理由というか、何となく察しがついているかと思いますが、あさっては非常に楽しみなゲームなのでは?

「そうですね。まぁ、昨年までいたチームなので、僕自身すごく対戦が楽しみです。ただ、まずは自分がしっかり試合に出ることだけを考えて練習をしなきゃいけないと思いますし、チャンスをもらえればしっかりこのチームの勝利に貢献できるようにやっていきたいですね」

――今、過密日程の中で闘えている自分自身への手応えなどを感じている部分はありませんか?

「まぁ、こういう連戦はチーム、クラブとしてはなかなか経験できないことでしたけど、代表ではけっこう、中2日とかで連戦があったりとか、そういう試合経験がなかったわけではないので、いつも通りやれてますし、まぁ、遠征には帯同してたけどあまり試合にもそこまで出たわけではないので、体調は全然大丈夫です」

――昨年まで通っていたスタジアムでの赤いユニフォームってどんな心境なのでしょうか?古巣に行ってみないと…なところがあるでしょうけど…

「そうですね、まぁ、やっぱりホームで戦ってた場所がアウェイになるっていうのは、また少し違った雰囲気での試合になると思いますけど、そこまで意識せずに、このチームでベストを尽くすことが一番ですし、個人としても、まぁ、少しでも成長した姿を湘南サポーターの皆さんに見せられればいいですけど、そんなに意識しすぎてもしょうがないですし、普段通りでできればいいかなと思います」

――まだ早い感じですか?開幕して直ぐに迎えるっていう感じで

「確かにそうですね。でも、時期はいつでも変わらないかなとは思いますけど」

――湘南のあの走るスタイルを対戦相手としてどう打ち崩すかっていうイメージはありますか?

「アグレッシブに来ると思うので、それに負けないくらい自分達も積極性ってのは出さないといけないと思いますし、シンプルに…走力もそうだし、球際に闘うことだったり、攻守の切り替えというのが一番のゲームのポイントだと思うので、そこはどのチームとの対戦でもそうですけど、湘南との時にはより意識しなきゃいけないと思いますし、その中でもやっぱり自分たちのボールを動かす技術だったり、そういう精度というところを見せていければ良いと思いますけど」

――一昨年まで緒にプレーしていて、逆に敵になることが楽しみな存在っていますか?

「全員。一緒にやっていた選手とマッチアップするのは楽しみですし、昨年まででは絶対にマッチアップしない選手とマッチアップすることになると思うので、初めての対戦ですし、楽しみですね」

――湘南のサポーターがどういう迎え方するかはわからないですけど、レッズの赤いサポーターが味方となって、力一杯の声援を送ってくれると思います。そういった仲間へメッセージをお願いします

「本当に、ホームではもちろんですけど、アウェイでも沢山の方に来ていただいてすごく僕らの力になっているので、次もアウェイになりますけど、必ずチームの勝利に貢献できるように頑張るので、応援よろしくお願いします」

宇賀神選手と遠藤選手のインタビューは、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」19時台の中でお届けします

では

3月10日 「ちょっと考えすぎていたのかなと思う」&「そこの勇気は凄く大事」

どうもです

ホームでの福岡戦を2日後に控えたきょうは、恒例のミーティングを経て午前11時30分からトレーニングが始まりました

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冒頭にはステップワークで足腰に負荷をかけ、その後はいつも通りにとりかご、パス&コントロールといったウォームアップをこなし、お昼の12時からは11対11でのゲーム形式へ

ピッチ上には3ライン分の赤いマーカーが設置されます

「赤(ビブスなし)は奪ったら速攻、スプリント」(監督)

ビブス組がボールを保持した際は、ビブスなし組が区切られたゾーン毎に5-4-1と待ちかまえるハッキリとした守備陣形を形成

「動かしながら意図を持って連動して動くよ!パススピードを上げて!」(監督)

西川選手のパスからゲームはスタートし、ビルドアップ時は5-4-1の”1”のみが追い回してきます

そこから”4”のゾーンへ縦パスを入れ、次は”5”へと侵入していき、2つの守備ブロックを打ち崩していくイメージです

201603101215000「我慢して我慢して、動かして」(監督)

ボールを失った際には最初の説明通り、ビブなし組が素早いカウンターを繰り出します

すなわち、よりゲームに近い形で行った攻撃のイメージ共有&カウンター対策とも言えるでしょう

相手にボールが渡っても密集地帯で素早く守備へと切り替え、二次攻撃へとつないでいたシーンも少なくありませんでした

「慌てない慌てない、無理だったらやり直す!」(監督)

最終ラインでボールを回しつつ、くさびのパスが入れば「ズラッ!」と声を張り上げた森脇選手

「?・・・ズィライオ!・・・」と名前を呼び直してもパスはこなかったものの、抜群のフリーランで相手を釣っていました

お昼の12時25分過ぎ、マーカーのうち2つは撤去され、

「ノーマルで行こう」(監督)

ビブなし組のライン設定の目安のみは残った形のオープンなゲームへと変わります

「動かして動かして動かして動かして!慌てない!タイミングタイミングタイミング!」(監督)

”広げる、絞る”という距離感の保ち方、きのう指導が入っていた「無闇にポジションを落とさない」ことも含め、今一度”規律”が確認されていた印象です

思うようにフィニッシュへは至らないものの、選手達はピリッとしたムードで意欲的

お昼の12時37分、バイタルでルックアップした柏木選手のスルーパスに興梠選手がヌルッと抜け出し、右からの折り返しを阿吽の呼吸でファーサイドに飛び込んだ武藤選手が左足で押し込み、ラストゴールが決まります

最後は気持ちの良い、流れるような展開からなる得点シーンでした

「しっかりとゴールを決められて良かったし、ああやって崩して“サイドから中”というのは空いてくるので、そういうところに飛び込むのは自分の特徴なので、試合で出したい」

と武藤選手

代表合宿については、

「ミーティングでも『裏を狙わなければいけない』という話があった。日本サッカー全体への課題でもあるし、レッズの映像(先日のジュビロ戦)も流れて、足もとで受けに行き過ぎているという映像もあったので、そういうのも観て、《やっぱり裏を習わないと崩れないんだな》と思ったし、それが代表にもつながると思うし、もう少しディフェンスとの駆け引きをしないといけない。浦和には浦和のサッカーがあるので、全部が全部、みんながみんな裏を狙うわけではないけど、ボールを引き出しながらも裏を狙う駆け引きを、自分のマーカーと相手ディフェンスラインとの間でしないといけないと思った」

コンセプトは、レッズと通ずる部分も当然あります

「攻守の切り替えを早くするというのもレッズでやっているので、代表でもそんなに違和感ないし、今まで裏を取らなかったというよりはむしろ去年の良いときは裏を取りに行っていたので、そういう意味で今は相手が引いてきたときに、例えば前の3人がポジションをローテーションして崩すとか、ちょっとそういうところを考えすぎたのかな。ちょっとキレイに崩しに行こうと考えすぎたかなというのはあるので、相手が引いてきてももっと積極的に、まずは《目の前の敵に勝つ》そんぐらいシンプルに考えた方が去年みたいな良さがまた出ると思う。ちょっと考えすぎていたのかなと思う」

あすで東北地方太平洋沖地震の発生から5年

当時、仙台で震災を経験したレッズの背番号9は、

「あの年は気持ちで動かしたような試合が多かった。サッカーは気持ちが大事。そういった根本的なところをまずは見直すというきっかけにもなるし、3月11日は色々なことを考える機会になる」

と表情を引き締めました

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◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――代表合宿を振り返って

「改めてハリル監督のやりたいサッカーを確認したし、『これからは第2段階に入る』という話でしたし、そういう意味ではまたさらに《A代表に入り続けて成長したい》という思いは強まった」

――第2段階

「今までやって来たことのクオリティーを上げるというところだと思う。シンプルに守備では『ゾーンプレス』という話が出たけど、ブロックを作りながら前線からしっかりプレスをかけることだったりとか、『ボールを奪ったら縦に早く向かっていく』という姿勢を見せるところの『精度を上げていきたい』という話だった」

――レッズのサッカーと通じる部分もあるのでは?

「はい。まあチームの中で自分がしっかりやることが一番だと思うし、浦和で試合にしっかり出場することを考えながら、A代表につながっていけばと思うので、やるスタンスというのは特に変える必要もないと思っているし、自分の良さをどのチームでも出せるようにしていきたい」

――3つ(A、U-23)のチーム中で、レッズのサッカーの楽しさ、好きなところはどこですか?

「凄く攻撃的なサッカーなので、ボールを持った時にどう自分のビルドアップの良さを出していくのかというところは、面白さを感じるし、一方でまだまだ難しさを感じながらプレーしている。そこは凄く充実した期間を過ごせている」

――きょうの練習ではブロックをどう崩すかの意思疎通がなされていた印象です。湘南時代はここまで毎回のように引いてくる相手との対戦が多くはなかったと思いますが、レッズの一員としてどう進化していきたいですか?

「ひとつはシンプルにパスの精度を上げること。あとは足もと足もとだけじゃなくて、こういうブロックを敷いた相手に対しても裏のボールだったりとか、そういう使い分けが大事。裏に出すのってけっこう勇気がいるプレーだし《失ったらどうしよう》となってしまうけど、そこの勇気は凄く大事だし、そうしないと崩せないと思う。チャレンジのボールは自分の中で意識している」

――チャレンジという部分で、きょうのゲーム中盤以降は、右WBの梅崎選手を追い越すようなシーンも見受けられましたが、それも有効的な手段

「そうですね、そこのローテーション、コンビネーションというのは話ながらやっている。梅君が中に絞ったときに自分が高い位置を取ってボールを受けることだったりとか、そこに良いタイミングでボールが来るので、そこは凄く良い関係ができている」

――走っているところにボールが来る確率が高いのもレッズならではでしょうし

「そこの精度は高いと思う。けどそこのズレが出てくると、なかなかうまくいかない時間帯があったりだとか、ちょっと雰囲気が重くなってしまうときもあるけど、そういうときにいかに焦れず、失点しないで守っていくところなどは意識したい」

――カウンターを受けて、背後を突かれて、明らかに間に合わなくても最後まで歯を食いしばりながら、一縷の望みにかけて走っている姿にとても好感が持てました

「はいハハッ(笑)うーまあ、こういうサッカーをしていると、やっぱりそのー、奪われたあとの切り替えというのも求められるので、まあ何か・・・ディフェンダーということを意識するとまずはゴールを守らなければならないのが仕事なので、間に合わないと思ってもしっかりスプリントして帰るというのは意識しているし、その意識付けが試合に出ると思う」

――次もホームゲーム。埼スタでプレーすることの楽しさなど、感じている部分はありますか?

「ゴール裏の雰囲気とかは凄いし、もちろん、ゴール裏だけでなく周りも多くのサポーターに来てもらっている。その声援が凄く後押しにもなるし、自分にモチベーションを与えてくれるので、そこは凄い感謝しないといけない。そこはやっぱこのスタジアムならではの雰囲気かと思う」

――【We Are Diamonds】を歌い、共有する時間も素敵

「やっぱその瞬間がサポーターの皆さんと本当に勝利を分かち合える瞬間だと思う。この前は悔しい思いをしてサポーターのみなさんにも残念な思いをさせてしまったので、次は本当に勝ちたい」

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

2月7日 「『良いチームだ』ということはツボさんも直輝君も言ってました」

どうもです

きょうのお昼過ぎ、埼玉スタジアムでは遠藤航選手の加入記者会見が行われました

その模様はあすからの「You’re The REDS」でお届けしますが、山田直輝選手とのことについていくつか聞かせてもらいましたので、ここで紹介しておきます

――遠藤選手の前に6番をつけていた山田直輝選手とは湘南で何か移籍に際してお話やエールとかはありましたか?

「特にないですね(苦笑)僕が6番に決まっても特にLINEもしてくれなかったですけど、でも、直輝君とはすごく、家族ぐるみでご飯食べに行ったりして、この話を僕からあまり相談もしなかったのもあるし多分、話しづらかったと思うので、そこまで話をすることはなかったですけど。でも、『良いチームだ』ということはツボさんも直輝君も言ってました。本当に6番という番号はとても重みがあると思っていますし、自分はもちろん、番号だけを気にしてもよくないと思うので、まずは自分に何が出来るのか、自分のプレーをしっかりしてサポーターの皆さんにしっかり認めてもらうというところがまずやらなきゃいけないと思うので、そういう意味でも、しっかり、こう重みのある番号を背負ってプレーするということは凄く意味があると思っています」 ――山田選手は現在湘南に今レンタル中ですが、1年後この埼スタで一緒に活躍したいとか、そういう思いはいかがですか?

「まぁ、そこはあまり考えてなかったけど、でも、そうやってまたチームメイトになれるっていうのは凄く嬉しいですし、まぁ、1年でこうメンバーがどんどん入れ替わっていってしまうのがこの世界なので、その辺の寂しさもありますし、ただ一緒にまたプレーしたいという思いはもちろん、直輝君だけではないですけど、色んな選手にあります」

詳細は、番組をぜひ

では