7月8日 「まだまだ若い」

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どうもです

FC東京戦2日前のトレーニングは、午前10時からスタート

きのうよりも開始が1時間早かった分、暑さは少し控え目でしたが、それでもやはり、厳しかったです

まずはいつものように、鳥かごでのウォームアップ

その後はフィールドプレーヤーとGK陣が二手に分かれます

フィールドプレーヤーはステップワークを織り交ぜつつ、ピッチをジョギングで外周

GK陣はシュートストップなどの専用メニューをこなしました

いつもより早め、練習は午前11時頃に終了

気温上昇、過酷な状況での連戦に配慮してか、コンディション調整を優先させたようです

集合が解かれ、クラブハウスへと引き上げる際、チームメイトから「おめでとう」と声をかけられていたのは、鈴木啓太選手

今日は、32歳の誕生日です

この歳になれば、同世代には一線を退いている選手も少なくないはず

そういった中、今でもレギュラーでいられることは、称賛されるべきかと思われますが、

「僕らの世代でも頑張っている選手はいっぱいいるし、僕の上の選手たちでもやられている方はたくさんいるので、僕自身は32歳ということで驚く年齢でもないかなと(笑)」

涼しい顔で、淡々と語りました

確かに、レッズでは山田暢久選手や79年組といった、多くのベテラン選手が衰え知らずの活躍を見せています

「前回の甲府では伊東輝さんもいたし、そういった年齢の選手でもトップパフォーマンスでやっている方もたくさんいるので、自分もまだまだ闘わなければいけないし、そういう人達から比べると『まだまだ若い』と言ってもらえるので(笑)、自分自身、走らないといけない」

とはいえ、鈴木啓太選手ほどの運動量を持ったプレーヤーは、そう多くありません

「この歳でも走れている? いや、最近はあんまり動いていないので、逆に『もっと走れ』と言われると思うけど(笑)」

それは、走りの質が上がっている証しとも解釈できます

”めぐりあいミシャ”は大きいでしょう

今日の練習後には、優しく肩を「ポンッ!」と叩かれ少しの間、サッカー談義をしていました

その手によって、経験豊富なボランチは、秘めていた潜在能力をさらに引き出された印象を受けます

「まあ、30歳を超えてからペトロヴィッチ監督と出会って、無駄に走ることも大事だけど、考えて走らないければいけないということをまた1つ勉強させてもらっているところなので、走りの質は年々向上していくのかなと思う」

アテネ組の奮闘も、良いモチベーションになっているはず

「那須も入って、30歳以上の選手が活躍しているのはチームにとって良いことだと思いますよね。そういった選手が引っ張っていくというか、支えていくというか。経験をしてきた選手だから、チームにとってポイントとなるところできっちり仕事をしたいと思うし、そういった話し合いはしている」

であれば、期待されるのは久々のタイトル

「タイトルは1試合1試合戦うことで見えてくると思うし、自分たちのやっていることをどれだけ試合で出せるかがポイントになってくる。本当にタイトルを意識した戦いをしなければいけない」

そして、

「そういった期待を自分たちの力に変えたい」

ハッキリとした口調でした

目の前の試合は、昨シーズン、拮抗した闘いを繰り広げたFC東京戦です

勝つことで、チームの前進を示す機会に、

「次のFC東京は非常に良い相手だと思うし、相手に対してリスペクトしないといけないところもあるけど、ホームゲームだし、自分たちの今目指しているものを勝ち取るためにはそういった相手も倒していかないといけない。当たり前のことだけど、全力で戦いたい」

そのように、熱く言い切ります

J2でのキャリアスタートから今年で14年、苦楽を共に味わった仲間へは、

「32歳になったけど、まだまだ若いと思ってプレーしているので、元気な姿をスタジアムで見せたいと思うし、サポーターのみなさんの支えがなければクラブも選手も僕自身も素晴らしい環境でサッカーができるということはないと思うので、サポーターには感謝しています。ありがとうございます」

走りの質のみならず、ボールの扱いでも成長を感じさせる”水を運ぶ男”は、これからも喜びを届けてくれることでしょう

あくまで今は、進化の過程です

インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

さらには、

・甲府戦終了後、選手コメント

・昨日の練習後、永田充選手インタビュー

もあります

では

7月7日 「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」

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どうもです

梅雨明け発表、そしてリーグ再開白星スタートから一夜明けての大原で、練習午前11時からスタート

気温写真の通り

夏到来です

とにかく暑い!熱い!

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炎天下、うだるような暑さの中、スタメン組リカバリーなど軽めの調整

それ以外のメンバー、8対8でのハーフコートゲームを中心に約70分間、精力的に汗を流しました

マルシオリシャルデス選手が送り出した、”流し込むだけ”のパスを思いっきしふかした坪井選手

「あーーー!ごめんマルちゃぁぁん!」

猛ダッシュで自陣へ戻っていました

また、山田直輝選手によるタタタッ!キュッ!とした素早いチェイスを受けた永田充選手、キックフェイント1発でス~ッといなします

調子が良いのか、迫力あるオーバーラップを敢行

ゴール前でクロスに飛び込むも、僅かに合わず、

「ワーーッ!」

と絶叫していました

昨日の試合で、約3ヶ月ぶりに公式戦のピッチへ

「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」

少し考えたあと、

「やっぱピッチ気持ちいいし、久々の感覚が出てきて、あの非常に、あの嬉しい気持ちになった」

今日の練習で見られた迫力と裏腹に、相変わらずの”低反発マット”風な受け答えです

相手がパワープレーに打って出たあの時間帯に使われたということ、監督の”フランツ”に対する信頼の現れなのでしょう

「やっぱ、ああやってちょっとでも使ってくれることで、短い時間の中でも自分が求められていることを表現できるかだと思うので、(これからも)与えられた時間の中でしっかりと仕事を出来るようにしたい」

と気を引き締めていました

お話の最中も額からは、これでもか!と汗が滴り落ちます

「いや、ホント、倒れそう(苦笑)。練習開始が11時だったので、いつもより1時間遅くて・・・」

その分、気温も上がっていて、

「来ましたね、身体に・・・」

暑さに相当堪えたようです

ただ、練習後に少しだけ”涼む”ことができました

というのも、クラブハウスの前で、同じ静岡県出身の同学年である長谷部選手が出迎え

「おっ!スーパースターだ!」

坪井選手の掛け声をスイッチに、山田暢久選手と共にノリノリで加勢します

3人揃って汗ビショビショになったインナーシャツを広げ、サインをねだるハイテンションぶりを披露

日本代表キャプテンが発する清涼感に

「だてに制汗スプレーのCM出てないからね、爽やかだった。フフフッ(笑)」

そう話す現在の背番号17からもまた、癒しの空気が流れていました

 

7月3日 「チームの一員として、自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」

どうもです

曇り時々晴れ

暑さもほどほどの大原で、練習は午前10時からスタート

選手達は、オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に約75分間、汗を流しました

練習後には、ファンサービスを実施

サポーターからパイナップルをプレゼントされた森脇選手は、チームメイトにいじられまくってました

心配なのは、やはり・・・

「そおおぉですね、クニくんにも上げる」

横取りされる前に、自らお裾分けする作戦のようです

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今週からリーグは再開

それを前に今日は、約30分間の青空ミーティングが行われました

「監督からは、前回の試合の修正どころというか、必要なことを教えてもらったりした。それと、11日間で4試合を戦うという中で、できるだけ自分たちがコンディションを保ちながら乗り越えていくということの大切さ。自己管理プラス、チームの良い状態を保っていくことの必要性。そういう話をしてもらった。自分として心がけているのは、リカバリーでは食事のバランスと休養。しっかり体を休めながらコンディションを整えていくことがポイントだと思う」

とマルシオ選手は気持ちが高まっている様子

最近は、ゴルフにも凝っているようですが!?

「ブラジルではゴルフに触れ合うきっかけが全くなかった。通訳から誘ってもらうチャンスがあって、その日から打ちっぱなしとか行くようになった。非常に楽しいスポーツだなと思ったし、ちょっとずつ本気を出してきた(笑)。非常に楽しくて、良いリフレッシュになる。通訳とは、同じタイミングで始めて、お互いに自分たちの打ち方を見て、覚えている感じ(笑)。周りの選手の打ち方とかを見ても勉強になるし、スタッフが時々、優しく教えてくれるので、非常に楽しい」

オンとオフのメリハリをしっかりとしつつ、

「またリーグ戦が始まるということで、責任と集中をみんなが注いで良い練習ができていると思う。良い形でもう一度、リーグを始めることに大きな意味があるし、アウェイだけど、サポーターの力を借りて勝利で始めることは大きな意味をもたらすと思う。12番である僕らの大切なサポーターとともに、国立でしっかり勝利を収めたい」

仲間想いでチームプレーを重んじる背番号10は、聖地での勝ち点3に「全力を尽くす」構えです

また、坪井選手も夏場の闘いへ、良い状態を保っています

月曜日の流経大戦では、90分間フル出場

持ち前の、スピードを活かしたプレーが光っていました

「大学生とやると相手も前からプレッシャーを掛けてきたり、勢いよく来るので、僕らにとって非常に良い練習試合になった。僕個人はちょっと試合から離れているけど、コンディションは悪くないので、落とさないように続けていきたい」

ピンチの時など、ここぞという大事な場面でダッシュができたり、体の反応が良いように見えます

「それは自分のコンディションもそうだけど、普段のミシャの練習も身になっているし、それが生きているのかなという気がする」

決勝点の起点となる攻撃参加もありました

「体がそういう反応をできるようになってきている。1日1日の練習をしっかりやることがつながると実感できているので、続けていくこと。(槙野選手に直接フリーキックを蹴るよう促されていたが)あれを蹴ったら笑いが起きて終わっていたと思う。それはそれで良かったのかもしれないけど(笑)」

と日々のトレーニングにおける充実感を口にします

「トレーニングでやっていることを、しっかりチャレンジしていくこと。それプラスアルファで結果を出すことも重要だと思うので、その2つは特に意識してこれからもやっていきたい」

向上心もうかがえました

であれば、

「ゴール? そろそろ欲を出していきたい(笑)」

楽しみにしてます

明日からは、甲府戦への本格的なトレーニングが行われることでしょう

「スタメン組とサブ組がフルコートで試合をしたら『勝てるんじゃないかな』と思ってる。それぐらいの自信はある」(矢島選手)

控えに甘んじる選手の野心も、絶妙なスパイスになっています

目指すサッカーのチーム全体への浸透度は、確実に上がっているはず

坪井選手は、

「チームが強くなっていくには、それが重要だと思うし、公式戦に出ている選手だけじゃなくて、チームの一員として自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」

レッズでの全てのタイトルに立ち会い、ワールドカップにも出場

年齢は関係なく、今なお成長を続ける心優しき快足ディフェンダーの存在は、チームの誇りです

タイトな日程への意気込みとしては、

「普通にやります(笑)」

いつでも”普通”を保てるからこそ、頼りにされるということ

チームに何かがあったとすればその時、浦和レッズには坪井選手がいます

それは本当に心強いことです

マルシオリシャルデス選手と坪井選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、ゲストに浦和フットボール通信の編集長・椛沢佑一さんをお迎えします

お楽しみに

では