1月21日 「私も全力以上で、200パーセントぐらいでドンドン飛ばして」&「自分達と同じく、悔しい思いをこの一年間持ってるサポーターの皆さんとまたこういう決勝の舞台を戦えることが心強いですし、この悔しさを一緒に優勝という形で晴らせたら」

どうもです

きょうは、皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 決勝を4日後に控えたトレーニングがメディアに公開されました
IMG_2295-◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――準決勝の勝利、ありがとうございます

「あっ!いやっ、こちらこそ、ありがとうございました(ニコリ)」

――試合を振り返って

「90分通してみんなのやりたいことが凄い貫けたというか、本当、みんなと目が合うし、みんなやりたいことがつながってるし、凄い楽しかったです」

――ご自身のサイドを制圧したと言っても大袈裟でないぐらいに遠藤選手の存在感が際立っていて

「なんかもう、《とにかくやるしかない!》という気持ちでピッチに入って、2024年最後の何試合かは本当、自分らしさが出せてなかった試合が多かったので、もうトーナメント戦だしもうやるしかないし、出るからにはやっぱ100%でやらないといけないって思ってたので、自分らしさを出せて大差で勝てて凄い良かったなと思います」

――まさに自分らしさというところで、前回、練習後にお話を聞いたのがリーグの新潟戦での0対0のあとで、ようやくモヤモヤから吹っ切れてきているというか

「そうですね、本当にこないだの試合は・・なんか、何て言うんだろうなぁそのぉ・・自分のやりたいことが体現できた試合だったので、これを『きょう調子良いね!』って言われるんじゃなくて、常にできるように《遠藤優うまくなったな》って思ってもらえるように決勝戦も戦いたいなって思います」

――同点ゴールをアシストしたシーンも、パッと見では、高橋選手につながらなかったパスだったのが、大外でつながらなかった時も踏まえて走っていて、遠藤選手らしさが

「はい!あの試合はどこにボールがこぼれてきても良いように、常に大外を走ってたので、多分、塩越選手は高橋選手にパスしたンですけど、上手くこぼれてきて、それがアシストにつながったので、やっぱり無駄走りというか、”そういうのが私らしい”じゃないですけど、1個の動きで相手をずらしたりとか自分が絡めたりとか、そういうのがあるので、新潟戦でもどんどん駆け上がってチャンスを作りたいなと思います」

――ある年末のナイトゲームの終盤には相手のロングキックを遠藤選手が頭で跳ね返した場面で、1個前のポジションの選手が思ったところと違う位置にいて、ボールがタッチラインを割ったシーンが印象的で、なんか噛み合わなかったのが

「そうですね、なんか、うー・・まぁ特に2024年最後らへんの試合は1対0だったり0対0だったり引き分けも何回かあったし、みんなちょっとパッとしない感じだったんですけど、しっかり休暇取って、そこからリフレッシュできたのか、凄い年明けの練習からみんな意識が高くて、《私もやってやるぞ!》って気持ちだったので、本当に良かったなと思います」

――きっかけで浮かぶことは

「うー・・まぁでも、年末年始にベタ休みするんじゃなくて、ちょっとずつ体作ってたので、そこの差は出せたのかなって思うのと、あとはスプリントトレーニングをちょっと取り入れるようにしてて、週に1回どこか体の調子が良い日に取り入れてるんですけど、それ成果かどうかわからないですけど、やっぱトレーニングすると自信にもつながるし、その自信がピッチで表現できたのは凄い良かったなと思います」

――相手に対してオーラでも後手に回らすような雰囲気を

「そうですね、相手がもうボール持ったら、あんま仕掛けて来なかったので、ドンドン後ろ向きにさせて、それをドンドン奪いに行くって形が作れたのが良かったです」IMG_2279-――先ほど塩越選手に、遠藤選手が良かったことについて聞いて、友情を感じました

「うん、まぁでも柚歩とかはやっぱ、私の悪いプレーを指摘してくれるから・・何て言うんだろうな・・・その・・”仲良いだけじゃない!”っていうか、嫌なところを含めて言ってくれるので、凄い助かってるし、嫌なことを言うのって相手もけっこう労力使うから、私のために行動してくれてるんだなって凄い思って、凄い助かってます」

――刺さった言葉はありましたか

「うーーんでもなんか刺さった言葉というよりかはそのー、プレーのところどころで『今のこうした方が良いよ』とかそういうのは私もしっかり覚えているので、あーこういう時は前線の人はこう動いて欲しいんだとか、そういうのは意識しながら練習には取り組んでいました」

――相手を思いやって、前向きに言い合える関係

「そうですね!」

――このチームのサッカーは楽しいと改めて実感

「はい、こないだの試合は特に見てる人も楽しかったと思うし、みんながボールを受けられなかったらもう一回動き直してっていうので連鎖してってゴールまでつながっているので、そういう試合を新潟戦でもしたいなって思います」

――ありがたいですよ、スペースあって、時にはボーッンと出したら遠藤選手が相手を追い越して追いついてって

「それが私の強みなので(キラリ)」IMG_2297-――これをスタンダードにというお話がありましたが、決勝戦への意気込みとしては

「本当にINAC神戸に勝てたのは嬉しいんですけど、まだタイトルも何も取ってないので、次の試合に勝って喜びたいって思うので、ファン・サポーターの方々は応援よろしくお願いします。で、私達も来てくれるみんなが喜んでくれるような試合をして優勝して、また、さいたまに帰ってきたいと思います」

――前回の新潟戦を踏まえて、どう打破するか

「うーん、新潟は本当にみんな頑張るチームで、けっこう抜け目ない誰もサボらないしみんな守備頑張るしみんな全力で攻めてくるし、とにかく全力で当たってくるチームなので、それに飲み込まれないように、はじき返せるようなプレーをできるようにしたいです」

――そこって遠藤選手が特に負けたくない、こだわってる部分で

「そうですね、なんか、全力で来る相手に《こいつには敵わないな》って思わせるようなプレーをしたいので、私も全力以上で、200パーセントぐらいでドンドン飛ばして、もう足が壊れるぐらい走りたいと思います(ニコリ)」

――壊さないで!

「あっはっっはぁ(笑)はい」

――200パーセントは背番号2とかけてる

「あっま~そういうことにしといてくださいアッハッハー(ニッコリ)」IMG_2285-――皇后杯への思い

「まぁみんな多分言ってると思うんですけど、去年あれだけ悔しい思いをしたので、新潟とベレーザの試合もそうだったんですけど、本当、笛が鳴るまで何が起こるかわからないし、ラストの1秒まで気を抜かずに戦ってタイトルを獲りたいと思います」

――一緒に闘う方々へ

「新潟と戦うんですけど、広島のスタジアムで遠方ではあるんですけど、スタジアムまで駆けつけていただいて、私達に熱い後押しをよろしくお願いします!・・勝ちまーす!!(キリッ)」 IMG_2290-◇◆◇塩越選手◇◆◇

――ケガとも向き合いながら準備を進めて、状態上がってきているようですが、手応え、感触は

「そうですね、久しぶりの試合ではありましたけど、コンディションもしっかりトレーニングで上げて来たので、良い状態で試合に臨めたかなと思います」

――年末年始の調整期間は大きかった

「そうですね、あの休みのおかけでケガのところもしっかり治せましたし、プラスでコンディション上げていく良い期間が取れたかなと思います」

――特に痛んでいたのは

「ふくらはぎをちょっと痛めててっていう感じです」

――疲労に伴うような部分もあった

「そうですね、カップ戦の準決勝だったり、けっこうハードな戦いが多かったので、そこでっていう感じでした」

――その辺を感じさせないかのような素晴らしい先日のゲーム

「まず、しっかり勝てたことが何より良かったですし、自分達も良い準備をしてきたので、それがしっかり試合でみんなが出せたってところ、それが結果として出たってところが自分達の自信にもつながりましたし、凄く良かったなと思います」

――得点もありましたが、特に出せたところは

「うーーんそうですね、チームの流れを出すっていうところとか、多くのチャンスを作るっていうのが自分の良さだと思うので、それが出せたところとそれがしっかり点につながったってところが良かったところかと思います」

――まさに塩越さんが欠場している時は、そこが足りない部分で

「そう言ってもらえてありがたいです(ニコリ)」

――小気味よいパス交換からご自身のフィニッシュへという場面が多く、プレーしてて楽しかったのでは

「そうですね、良いコンビネーションも多く出せましたし、自分自身、ボールに多く関わって調子が出るタイプなので、そういうプレーが多く出せたのと、何よりそれが点につながったってところが自分達がひとつレベルアップしたところかなと思います」IMG_2287-――欠場している時にイメージしていたことがうまくプレーに反映された

「そうですね、《自分だったらもっとこうできるな》とか・・なんか、そういうのは感じてましたね」

――特に

「後ろから前の”仲介係り”をするというか(照笑)より沢山ボールを受けて、自分がボールをさばくとか、1個運んで剥がすとか、そういうところが得意だと思っているので、それでやっぱチームの流れも出ますし、1個前で起点作ってっていう流れを出すっていうみたいなところは、見てて《もっとこうできるかな》とは思ってました」

――出し手としては、困ったときの視野に塩越選手が入ってというので、助かってるはず

「そうですね、とりあえず当ててくれたら頑張る!みたいな感じなので(ニコリ)ボランチとかにも『奪ったボールを1回当てて良いよ』っていうのは言ってます、常に」

――で、失わないから、自信持って上がれるので

「フッフ(笑)本当、それぐらい信頼をもらえてるのはありがたいですね」

――開幕からずっとトップ下で、横は後輩選手が入ることも多く、負担も多くて、背負ってて、頼られてたというので、やり甲斐もありつつ色々そこから得られたものというのも

「そうですね、やっぱ自分のところでいかに上手く流れを作れるかとか自分の調子次第でチームの調子というのが変わるぐらいに思っているので、そこの負担というのはもちろんありますけど、だからこその《やってやろう!》みたいな気持ちとかやり甲斐というのは凄く感じてる今シーズンでありますし、それでしっかりやっぱり勝てるってところがやっぱ自分自身の自信にもつながってるかなって思います」IMG_2292-――遠藤選手に、より良い形でボールが行くようになったのも、塩越選手の引き出しも増えているように

「そうですね、優の良さをより出した方がチームにとって凄く良い流れがつかめるっていうのはあって、なかなかリーグ戦での引き分けの試合の時は、優をうまく使ってあげられなくて、良い攻撃ができなかったなぁっていうのがあったので、それこそ困ったら1回当ててくれて上がってくれたら良いよとか、優がもっとやりやすいように自分も視野に入ってあげるとか、なんかそこのコンビネーションの部分は上手くいかない時にけっこう話してて、やっぱここ数試合は優の良さを出すために自分自身の動きを変えたり、それがこないだの点にもつながりましたし、ああいうシーンが増えれば増えるほどチームの決定機だったり得点っていうのが増えるかなと思うので、やっぱ優のスピードのところは活かしてあげたいなって思います」

――うまく空けておくというか、どんなふうに

「そうですね、まぁ多分、自分のところに上手く入れば優は上がりやすくなるんですけど、あんまうまくいかなかった試合は自分のところを上手く優が手一杯で見られていなかった感じがしたので、『もっとここを余裕持って当てて良いよ』って言ったら、優もやっぱフリーになれるし、上がる余裕が出るので、なんか・・上がりやすくなる・・それこそ、後ろのこと気にせず、優のスピードで駆け上がれるっていうのがあったので、なんかそういうところは2人で話してっていう感じでしたね」

――お二人の共演というのは、このチームの魅力の大きな要素なので

「アハハ(ニッコリ)なんか周りの方がそういうふうに言ってくれるので、良かったです」

――猶本選手も戻ってきていて

「そうですね、自分にしか出せない良さももちろんあるとおもうので、なんかそこが光さんの良さとプラスして”倍になる”みたいなそういうふうにチームが出来上がっていけたらなぁとは思いますね」

――今週末、決勝戦

「まぁ去年、落として悔しい思いをしてきたので、このほぼ丸1年間、自分がどれだけ成長できたかっていうのを示せる舞台でもあると思うし、みんなでつかみ取った決勝なので、勝って笑顔で終われりたいというのが一番と・・・それこそ、積み上げてきたものをここで全部出し切ろうとか、やってやろうとかそういう気持ちが強いですね」

――前回の新潟戦のスコアレスドローもこのチームの良い教訓に。次、打ち破るためには

「そうですねやっぱ、あの試合とかあの周辺の試合とかは特に、《なんかうまくいかないな》っていうのが凄くあって、もどかしい時期ではあったので、そこから『もっとこうしようもっとこうしよう』みたいなのを近い選手で話し合って、だんだん自分達の良さを取り戻した感覚があって、まぁカップ戦準決勝で敗れましたけど、内容的には凄く良かったですし、自分達のやりたいことってこういうことなんだなっていうのを感じて、結果は伴わなかったですけど、自信にはつながった試合だったので、そこから積み上げてきたものがあるからこそ、同じアルビレックス相手ですけど、より良くなってる実感とか自信というのは凄くあって、《ああいう同じような試合にはしないぞ》っていう(ニコリ)気持ちで臨めるかなと思います」IMG_2288-――一緒に喜び合えるように、一緒に闘う方々へ

「はい、自分達と同じく、悔しい思いをこの一年間、持ってるサポーターの皆さんとまたこういう決勝の舞台を戦えることが心強いですし、この悔しさを一緒に優勝という形で晴らせたらなと思うので、ぜひ一緒に闘ってもらって、遠い広島の地での試合になりますけど、さいたまからでももちろん、現地にでも駆けつけていただいて、熱い後押しをしていただけたらと思います」

――優勝を決める連続ゴールも期待してます

「はい!ありがとうございます!(ニコリ)」

遠藤選手と塩越選手のインタビューは、きょう火曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けする予定です

では

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