どうもです
乾いた空気に、優しい風が心地よい
目にも爽やか、若葉生い茂る緑に囲まれた大原で、練習は午前10時からスタート
きのうまではコンディション調整を中心にトレーニングを進めてきた国内待機組と、帰国翌日のブリスベン戦帯同組とが、きょうから一同に会しました
主に行われたのは、11対11でのハーフコートゲーム
半袖短パンの監督が、熱血指導を施します
「足元だけじゃない!スペースへ動き出せ!!必ず空間を見つけろ!!!」
ゲーム終盤、その言葉通りのプレーを選手が体現しました
相手の浮き球パスを、「ヌアー!」と槙野選手が気合いの掛け声と共に頭で跳ね返し、味方が拾ったボールを再び受けると、左サイドを持ち上がります
ニアサイドへ送り出されたアーリークロス、誰もいない空間へ梅崎選手が抜群のタイミングで飛び込み、右足でゴール
味方同士でスペースを共有した、理想的な形からなる得点シーンと言えるでしょう
暑さに負けず、選手それぞれハツラツとした動きを見せる中、練習は午前11時25分頃に終了しました
2日後は相手本拠地での仙台戦
いつの間にか、鬼門という言葉が定着してしまいました
昨シーズンは、絶対的守護神でさえも、”まさか”が起きたほど
とはいえ、そんなことでくじけず、突き進んできたからこそ、今があります
「そうですね、自分のスタイルというか、そういうのを変えるつもりもないし、今のスタイルでやっぱりやっていきたい、勝負していきたいという気持ちもあるので。つねにパーフェクトを目指してやっている身としては、やっぱり1本でも仙台戦のような失点があってはいけないと思っているけど、起きたときに、やっぱり、気の持ちようだったり、それを活かすという作業に切り替えないとここまでこれてないし、もっともっと良くなるために、どんどんトライしていきたい」
西川選手はそのように、笑顔で意気込みを語りました
鬼門と呼ばれるのは今年まで
笑う門には福来たる、そんな気持ちで
来週には代表合宿も控える背番号1は今週、オーストラリア遠征にも帯同しました
「今シーズン初めてベンチから見て、チームのみんなの頑張りとかも見られたし、改めてチームのみんなでシーズンを闘っているんだなっていう、すごく印象に残る試合でもあったので、引き続き、リーグ戦もみんなで闘っていけたらなと思う」
もちろん、代わりにレッズのゴールを守った仲間にも大いに刺激を受けています
「彼はデビュー戦だったので、なかなかデビュー戦がね、アウェイのオーストラリアっていうことはなかなかない貴重な経験になったと思うし、これからも引き続きお互い意識しながら成長できていければなって、僕にあるモノ、コウキにあるモノは違うけど、お互いがいつも良い刺激をし合っているので、”チームゴレイロ”として頑張っていきたい(スマイル)」
ということで、ここからは大谷選手のインタビューです
「良かった(笑)・・・最初はちょっと緊張したけど、途中から落ち着いてやれて良かった。どちらかと言うとセーブよりビルドアップがどれだけできるかだったので、落ち着いてできて良かった。もうちょっとやらないといけないと思うし、ロングキックももっと大きく蹴るんじゃなくて味方の足元とかに、シュウくん(西川)とかはよく蹴るんだけど、ああいうボールをもっと蹴られるようにならないといけない」
――終盤のFKを止めたシーンが印象的ですが?
「止められて良かった。相手が人数を掛けて上がってきていて、そっちも見ないといけないのでちょっとバタバタしていたけど、守れて良かった。(シュートが来た時は)相手も壁で隠したりしなかったのでずっとボールが見えていて、反応はしやすかった」
――止めた後にテレビでアップになった時は、鬼の形相でした
「分かんないです(笑)止めた後にみんなが『ナイス!』って言ってくれたから…分かんないです。コーナーキックだからまだ終わっていないかったし(苦笑)」
誕生日の時に「試合に出て勝利に貢献したい」と話していましたが、さっそくそれを実現しました
「これをいいきっかけにして、またチャンスがあった時にうまくやれるように、良い準備をしていきたい。北九州で全試合フル出場した経験は絶対に大きかったと思う。それから、尚史さん(土田GKコーチ)のお陰も絶対にあるので、『良かった』と言ってくれたので良かった。勝った後に尚史さんと喜べたのは嬉しかった」
――普段は愛のムチ?
「いやいやいやいや、全然(笑)」
――自身から土田コーチに何か言いましたか?
「言ったとかは特にない。『おつかれっす』ってぐらいで、『良かったよ』って言ってもらえたぐらい。これをマックスにしないで、これをベースにしてやれればと思う」
――チームゴレイロの西川選手も、「良い刺激を受けた」と言ってました
「それはもちろん。(西川選手との)勝負もそうだけど、チームが勝つために自分ができることを何かやっていきたい。シュウくんとかモリくん(森脇)とか普段出ている人がベンチで声を出したりして凄く盛り上げてくれていたり、声を掛けてくれたりしていたので、本当に大きかった。自分も普段はベンチにいるので、活かしたいし学ぶことが出来た」
そして、
「浦和のサポーターは初めてだったので、受けられてよかった。今はチームが良い状態でリーグ戦負けなしで来られているので、このままの良い状態を続けてまたリーグで良い成績を残して、来年またACLでリベンジしないといけないと思う。オーストラリアで流れを落とさずにできたので、どんどんまた勝っていきたい。今後はナビスコ杯等もあって、代表がどうなるか分からないけど、出られるように準備したい」
引き締まった表情で語る大型GK
――スパイクの緑が似合っていました
「ありがとうございます(ニンマリ)」
――ももクロZ・有安さんのイメージカラーを意識していた?
「いや全然してないです(苦笑)新しい色が来てないから緑を履いているだけで(笑)」
普段の大らかな優しい表情とのギャップが、次はいつその勇姿をピッチで見られるか
プロ8年目、ようやくのレッズデビューとはいえ、まだまだここからが本当の勝負です
Good Luck!
大谷選手のインタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします
では