どうもです
気温こそ、ここ数日でしたが湿度が高く今年一番の蒸し暑さが感じられた大原
鹿島戦3日前の練習は午前10時から始まり、ハーフコートより広い”ペナtoペナ”での11対11ゲーム形式が中心でした
午前11時28分、ズラタン選手のラストゴールが決まり練習は終了かと思いきや、そこから約10分、監督の指導が始まります
相手ディフェンスラインの手前(バイタルエリア)で槙野選手がボールをキープした際のシチュエーションにおける、様々なアイデア提供がありました
「選択肢の中でこういうアイデアもあるということは伝えてくれているし、シュートだけが全てじゃないので」
と充実感を漲らせながら振り返るのは槙野選手
「負けている時よりは勝っている時の方が間違いなくみんなも聞く耳を持つと思うし(笑)、雰囲気も良いから。連戦もあってなかなかゆっくり調整できることもなかったので、良いことだと思う。
――槙野選手がリーグ初ゴールを決めるためのアイデアもあったのでは!?
「ゴールに飢えているし、前線の選手には負けられないので、早く僕も追いつければと思う(シャキッ)」
監督から具体的に何が落とし込まれていたかは避けますが、ひとつは就任以来、一貫していることです
「3人目の動きがサッカーの中で特に重要」
その通訳は、杉浦コーチが不在だったため、祖母井マネージャーが担当
ドイツ語も理解できる槙野選手は、
「良いと思う。うまい通訳をしている。僕が言うのもなんだけど(笑)ウチはドイツ語ができる選手は何人もいるし、また違った通訳の仕方もあると思う。100点満点でしょ1(笑)」
と太鼓判
きょうのような珍しいことがあっても即座に対応できるほど、レッズには優秀なスタッフが揃っているのでしょう
さて、きょうのゲーム形式ではビブス組の前3人の組み合わせが3通り試されました
どの選手も好調を維持しているだけに、今最も熾烈なレギュラー争いがされているポジションと言えます
「これが今の浦和レッズだと思うし、本来あるべき姿だと思う」
と、うなずくのは梅崎選手
先発へのこだわりは誰もが強いとはいえ、チームのことを考えれば途中出場でも「勝負を決められる」存在であれば、なおさら貢献度は高まります
「それは自分の中で思っているし、特に前節は久々にベンチスタートになって、決して悪いパフォーマンスではなかったかなというのは自分の中であったのでメンタル的にちょっと難しい部分もあったけど、これまでの経験を生かせた試合だったかなと思う。メンタルをしっかりモチベーションを保ちながら、でも入り込みすぎず、まずは流れに乗ることを意識しながらプレーできたと思う」
――2年前に埼スタで行われた、鹿島とのアニバーサリーマッチでの活躍、途中出場で試合を決めたのが印象深いです
「あの試合は自分にとってこれまでというか、これから進んでいく中でモデルとなった試合というか、あの試合もメンタリティが自分の中でうまく整えられた試合だった。ベンチスタートで凄く悔しさがある中、メラメラしていたけど、凄く冷静に試合に乗れた。一番良い状態で臨めた試合だったので、途中からだったらああいうプレーをいかに出せるか。スタートから出たいのはもちろんだけど、ベンチスタートでも力を発揮したいし、その中で必要な感覚だったんかなと思う」
――今はそこに、客観的に全体を見られる落ち着きも備わっている気がします
「その時よりは歳も取っているので(苦笑)経験は確実に増えているし、引き出しも増えてきているし、それを生かす舞台があるので、毎試合毎試合、どんなシチュエーションでも、どんなポジションでもいかに流れに乗って自分自身を表現できるか、チームのプラスになるように表現できるかというところにフォーカスを当てているので、余裕や落ち着きもある中でもっともっと闘争心もあれば相手にとって怖い存在になるだろうし、そういう選手でありたい」
漫画・スラムダンクで三井君は「あの時が」と過去を追いながら、実は超えているというというシーンがありました
19歳で代表入り、その翌年には欧州挑戦、しかしその後は大きな怪我を経験するなど、必ずしも順風満帆とは・・・
しかしながら、
――梅崎選手も「あの時」を超えている感じがします
「そう言ってもらえるのは嬉しいけど、『あの時』は僕の中で鮮明に残っているし、インパクトも自分の中で凄かった。けどあの時とは違う自分がいるということも感じてきているので、そう言ってもらえるのが自分にとって目指している先のものと近い気がするし、そういう言葉をたくさんいただけるようにプレーしているという意味もあると思う」
そう話した赤き求道者は再びピッチへ向い、若手らと共に走り込みで汗を流していました
梅崎選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、
――映画でも話題になっていましたが、ご両親はガンバ戦後に槙野選手のチャントがあったことに気付いていましたか?
「気づいてないんじゃないですか!?俺が自分で親に歌ってます(笑)兄ちゃんの子どもも歌っているので、身内が歌っている(笑)」
→浦和の男・DFWのインタビュー
お楽しみに
では