6月7日 「歳とか関係なくガツガツと向上心を持って進んでいきたい」

どうもです

まとわりつくような小雨の降りしきる大原で、練習は午前10時頃から始まりました20160607_120226

気温こそ高くないものの、若干の蒸し暑さが感じられたのは梅雨ならではでしょう

オフ明け恒例、人工芝ピッチでの体幹トレーニング、天然芝ピッチへの移動後はGKとFPが分かれ、GKは専用メニュー

FPはステップワークや坂道ダッシュ、パス&コントロールで”体起こし”に励みます

締めに行われたのは、ドリブルでのワンOnワン&ダッシュ(きょうは約70メートルの直線)の反復でした

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20160607_110939平川選手VS永田選手→真剣だけど、にやけっ放し。平川選手のスピーディーな動作、永田選手の意外性ある判断が垣間見え、互いに苦戦する分、自然と笑顔に

青木選手VS駒井選手→青木選手の自然体ドリブルはタッチが非常に細かく、それに合わせたステップをすることで、「守備しんどい!」(駒井選手)

橋本選手VS天野コーチ→橋本選手は右足のボール運びもスムーズ。天野コーチも意地のプレーで譲らずゴールを奪い合う展開

阿部選手VS伊藤選手→必ずといって良いほど組まれるこのマッチアップ。伊藤選手の工夫を凝らしたプレーもまだまだ鉄人に及ばず。ただ、以前よりも守備時のボディコンタクトが強くなった印象

ズラタン選手VS武藤選手→ダンディなズラタン選手が見せる、楽しいけど辛そうなリアクションが何だかチャーミング20160607_111444練習は午前11時20分頃に終了しています

監督が最後に選手を集め、解ける際に拍手が起きた理由のひとつは、きのう24歳の誕生日を迎えた駒井選手へ向けたもの

――お誕生日おめでとうございます

「ありがとうございます」

――24歳、父親にもなり、いい大人に

「そうですね、はい…誕生日が嬉しくないすね、そろそろ(苦笑)」

――“もう”ですか?

「もう嬉しくないっす。ずっと若いままでいたいので、はい(笑)もう24は若くないので、なんかちょっと嫌っすね、ハハハッ(笑)」

――人それぞれかと思いますが…ここまでのプロ選手としてのステップをどう捉えていますか?

「別に僕は今のこの歩んできた道としては間違っていないと思うし、まあ本当に、ここに来て幸せになるにはタイトルを獲ったり、スタメンを取ったりとかすることで…自分次第だと思うので、そういうところは。24歳をいい年にするのも自分次第かと思っているので、まあどうなんすかね!?理想的かどうかはわからないすけど、これから次第なのかなと思う」

――挑戦の心を抱き続けることがカギになっているように、駒井選手を見ていると思えます

「本当に一番大事なのは、“努力すること”と“向上心を持つこと”だと思うので、この二つは僕がプロに入って常に掲げてきた大事なことなので、それをやっぱり、何歳になっても変わらず続けていければと思う」

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――誕生日の2日前の練習試合では125分間出場しました。今までそのような経験は?

「さすがになかったすけど、まあでも僕もプレーがそんなに良くなかったので…まあ本当にあそこは“罰”だと思っている(苦笑)ハハッ!」

20160604_124835-2――中央の壁を細かいタッチのドリブルで抜けていくというプレーは、良いアクセントになると感じました

「まあ、そうですね、自分の得意な形というか、自分の間合いに入っていければ、ああいう風に真ん中からでもスルスルと行けるという自信というか、そういうのを常には持っているので、それを活かすためにもっとパスの部分とか判断の部分とか、ドリブルだけじゃなくて、パスだけじゃなくて、という風に持って行ければより効果が生まれると思う。ボランチに入ったら一番大事なのはミスなくスムーズにプレーすることかと思うので、それを意識してプレーしたい」

――翌日には南三陸地方へ足を運ばれたそうですが?今まで被災地へ足を運んだ機会はありましたか?

「京都に所属していたときに1回。山形と試合をした時に仙台に足を運んで、そこで復興支援を。僕がプロ一年目だったと思う。4年前(※2012年9月)だったので、久々に訪れた。本当にまだまだ復興の…少しは進んでいるけど、まだまだやっぱり完璧には…砂利が多かったり、家が建っていなかったりとかそういった現状をやっぱ4年経っても復興の力、みんなの力が必要だと感じた」

――出来ることとして思ったことは?今はお子さんもいることで感じることもあるかと思いますが?

「そうですね。4年前に僕がサッカーで交流したのが小学校一年生から六年生だったけど、彼らは当時小さかったけど、今回の子達が今、元気にサッカーをしたことが未来につながると思うので、子供たちに少しでも希望とか楽しみをもっともっと持ってもらえればと思う。僕たちはサッカー選手だし、サッカーでそういった喜びとか希望を与えられるように、やっていかなければと改めて思った」

――ドリブルは観ていても楽しいですから

「まあ一番ね、1対1の勝ち負けがハッキリするから(笑)負けたら負けたで注目されるけど、勝ったら勝ったでやっぱり楽しんでもらえると思うので、その楽しんでもらえる回数を増やせるように、日々努力をしていきたい」

――子供たちと掛け合った声、約束したことはありますか?

「『また来年も来るからね』と言ったし、来年のスケジュールがどうなるかわからないけど、行けたら絶対に行きたいと思う」

――その頃、25歳になって再会した時に向けて…まずはファーストステージの優勝、そしてこの連戦ではさらに実力のあるJ1チームと対戦する機会でもあるかと

「本当にこの大事な5連戦に上位のチームと当たるという、面白いカードが沢山あるし、みんな疲労や累積も出てくるかもしれないので、そのためにも一丸となって高いモチベーションで臨んで行ければ良いと思うし、個人的にも凄く楽しみにしているチームとの対戦が控えているので、本当に試合に出たら何か違いを生み出せたらと思う」

――ゴールへの期待もあります。アスパラベーコンをもたらすのですか!?

「フッ、いやもぉどうなんすかね、そこはまだハッキリしてないすけど(苦笑)まあとりあえずそうなったらアスパラベーコンを食べてもらえたら良いかなあと思うし、得点もそうだしアシスト、やっぱりアシストとかの起点になるプレーもどんどん出していきたいと思うので、頑張っていきたい」

――23歳は移籍という大きな決断、ACL敗退という大きな悔しい経験も味わいました。改めて24歳の誓いを

「とりあえず、このチームでやっぱファーストステージを獲りたいという思いが凄くあるので、24歳だけど歳とか関係なくガツガツと向上心を持って進んでいきたい」

――改めまして、おめでとうございます。そして、いつもありがとうございます

「いえいえ、とんでもないです(ニコリ)」

栄養満点!スパイスの効いたプレーでこれからはより一層、私たちを魅了してくれることでしょう

駒井選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でぜひ

さらには、レッズレディース・吉田監督&後藤選手のインタビューもお届けします

では

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