どうもです
大原のピッチには、無数の桜の花びらが
ダービーから一夜明けての練習は、午前11時から始まりました
大宮戦スタメン組はリカバリー系メニュー、それ以外のメンバーは、6対6でのハーフコートゲームを中心に調整
あいにくの空模様でしたが、練習のムードは活気に満ちていました
矢島選手が涼しい顔して巧みなループを沈めれば、きのうの決勝点で波に乗る青木選手も様々な形からゴールを量産
さらには、坪井選手も強烈な右足シュートを叩き込みます
ラストゴールは意外な形から生まれました
ゴール前で阪野選手がボールを受けると、いくつかのパスコースがあったものの、フォワードらしくシュートを選択
右足を振り抜くも、相手のブロックに遭ってしまい、跳ね返りはそのまま自陣のゴール前へ
これを拾った平川選手が、楽々と右足で流し込みます
同組の仲間から非難囂々の阪野選手
中でも、絶妙な位置で待ちかまえていた坪井選手は、まるでアニマルさんのように一喝!
「どれだけオレを信用してないんだぁ!!」
と笑いながら怒っていました
するとたちまち、明るいムードに
練習は、お昼の12時20分頃に終了
練習後、加藤選手は青木選手の隣で、
「公園でカピパラ見るつもりが、雨で見れんわ~」
と嘆きます
「カピパラ?定着しないだろうから大丈夫(苦笑)」
青木選手は冷静でした
ただし、癒し系キャラとしては定着している雰囲気を感じ取れます
「いやー、おもしろかった。いい練習だった!」
と充実した表情を浮かべるのは、槙野選手
”ラストゴール”につながったシュートブロックも、絶好調男のナイスディフェンスからでした
「試合でも見せられればいいね!」
きのうのダービーは、出場停止に伴いスタンドから観戦
「上から見るのと実際に入ってやるイメージは違うし、チームの良いところや悪いところを上から見ることができた。何より、メンバーがちょっと変わった中で結果が出たことで各ポジションでの競争が起こることは良いことだと思うので、出てない選手たちにとっては良い発奮材料になったと思うし、出ていた選手にとっては自信になったと思う。チームにとって良い雰囲気と結果をもたらせばなと思う」
まだ始まったばかりとはいえ、今年は選手層がさらに厚くなった印象を受けます
「昨年と一番違うのは紅白戦でシャッフルするところ。選手にとって固定するかどうかでモチベーションは違うし、関根とか練習で頑張っている選手に対してはチャンスを与えてくれる監督なので、チームにとって非常に良い競争意識が出ているのかなと思う」
槙野選手は、開幕前から関根選手を”レコメンド”していました
「キャンプの時に何試合も同じチームでやっていたけど、『前に行け、下がれ、右、左』と言うとちゃんと動いてくれる。キャンプの時に体がまだできていない中堅、ベテランにとっては頼もしい選手だった。その期待通りのプレーを今やってくれていると思う」
–槙野選手が声をかけても動いてくれない選手がいたのでしょうか(笑)!?
「原口くんは動かなかった(笑)」
迷わず即答
とはいえ、
「最近、やっと動くようになった。今の元気は攻撃だけじゃなくて守備の意識も高まっていると思うし、みんなが同じ意識を持つことが大事」
槙野選手のプレーも秀逸
–”行くところ、行かないところ”の判断など、一番安定したプレーを見せられているようにも感じます
「そんなことないでしょ!(笑)すいません、褒めていただいて・・・」
数秒の沈黙後、
「あのー、ピッチ外でいろいろあるので、僕はピッチの上で表現しないといけない1人でもある。そういう意味ではみんなよりプレッシャーがある中でやっている(笑)」
と報道陣の笑いを誘いました
3日後にはすぐまた埼スタで、苦手とする仙台とのゲームが待っています
「仙台はなかなか勝てていない状況で難しいけど、僕たちもリーグ戦、ホームで勝っていないので、この良い雰囲気の中、良い結果を出せるようにしたい。中3日で難しいかもしれないけど、全員でポイントを取りたい。僕はピンピンしている(笑)。昨日のメンバー外組はベテラン含めて元気いっぱいなので、明日から喝を入れるべく注入できればと思う」
最近、思い出す言葉があります
2012年の入団会見における、「浦和レッズというクラブを変える」
それと、「闘莉王さんより優れた部分?みんなを巻き込む力かな(笑)」という発言です
「勘違いしちゃいけないのは、このチームは誰か1人で動いているわけでもないし、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのように1人で打開できる選手はいない。そういう意味ではチーム全員が同じ意識を持って、結果のために、チームのために働きかけることが重要」
さらには、
「1人だけ先走らないように、みんなで同じ考えを持って行動できればと思う。そうすれば自然とサポーターのみなさんに伝わると思うし、フロントにも伝わると思うし、絆が深まると思うので、そういうふうに動いていきたい」
1つひとつのコメントが、スパイクに刺繍された【浦和の男】とシンクロします
「僕はコールもそうだし、歌も歌われていないし、せっかくいただいた歌の中に【浦和の男】というフレーズがあるので、それに見合った結果、見合った選手になることが見せないといけない仕事のひとつだと思う。それに恥じないようにしっかりプレーできればなと思う」
また試合後に、「We Are Diamonds」の絆を結べるように
「今季入った選手はまだ歌っていないし、また新しい景色を僕らはピッチの中から見たいし、サポーターのみなさんには外から見てもらいたいと思う」
レッズの一員として、その責任と誇りを口にする浦和の男は、シャキッとしていました
槙野選手のインタビュー、きのうの試合終了後の選手コメントは、今夜7時(再放送は23時)「You’re The REDS」でお届けします
では