どうもです
きょうは、2024-25 SOMPO WEリーグ 第16節 vs INAC神戸レオネッサを4日後に控えたトレーニングがメディアに公開されました
◇◆◇水谷選手◇◆◇
――ゲーム中にフリーマンで質の高い動きをしている選手がいて《あれ!?》と思ったのでテレ玉さんがカメラをズームインしたら、水谷さんだ!やったぁぁーーーー!!ってなって
「(ニコニコ)あーなるほど!久しぶりすぎてどうしましょう(笑)」
――焦らすつもりでマイクを向けるのではなく、”近況を”という意味です。メニューによっては全体練習に合流するようになってきましたが、お気持ちは
「そうですね、チームに貢献できてないことをまぁ、悔しく思う日々もありますけど、できることも増えてきて、最近では凄く楽しくやらせてもらってます」
――できること、どの範囲まで戻ってきてますか
「どの範囲っていうと、どうやって言ったら良いんでしょうかね、まあなんか、みんなに気ぃ使ってもらいながら、”中に混ざれるぐらい”って言ったら良いんですかね、伝わりますか!?」
――フリーマンであれば
「あー!フリーマンぐらいです、はい、なんか、守備とかはあんまできないんですけど、みんなの中に入って、ちょっとボール回しぐらいな強度だったらできますって感じです」
――それだけでもサッカーしてる感は
「本当に周りに相手がいて味方がいるだけで凄い景色変わりますし、それだけで《サッカーしてるなぁ~》って感じます(ニコニコ)」
――一生懸命、リハビリで向き合ってきたらこそ
「本当にみんなのおかげで。応援してくれたり励ましてくれたりスタッフの皆さんも関わってくださってここまで来れているのでそこにしっかり結果で還せるように自分ができることはちゃんとやらなきゃいけないなと思います」
――リハビリ通じて学べたこと
「そうですねやっぱ外から見て感じることもあれば中でしかわからないこともあるよなって、外から観てる分には簡単だよなっていうのは凄く感じます」
――レッズのサッカー?
「レッズのサッカー観てて、そとからしか見れないので、《あーだこーだ》思いますけど、中でやってた時もあるので、《そうもいかないんだよなっ!》っていう発見です」
――いちファン・サポーター的な目線というか感覚
「まぁそう、やってる人にはやってる人なりの景色があって、感覚があって・・だよな!っていうところがあります」
――ご自身、体と向き合って
「えとぉケガする前から、『お尻の使い方がイマイチだ』ってことはずっと言われてたんですけど、別になんか、ちょっと逃げてきてたというか(苦笑)そういうところを今回はもう、改善せざるを得ない状況になったので、そこはしっかり取り組んできたので、そこはパワーアップしていけるかなと思います」
――サッカーできる喜びを改めて気付けた
「そうですねやっぱり・・・あのー自分がケガしてない頃にやっぱケガしてる人に対してもっと声掛ければ良かったなとか、やっぱ声掛けてもらうと本当に嬉しいので、《声掛けてあげれば良かったな》って思いましたし、これからはそこを、こう声掛けたら大丈夫だっていうところはわかったので、そういうところで関わっていきたいなって思います」
――どういう声が心に響く
「『頑張りすぎないでね』が一番、嬉しかったです(ニッコリ)『頑張ってね』っていうのはみんな言うし、簡単ですけど、そこが・・」
――頑張ってる人に「頑張って」と言っても。ただ言う側も・・
「そうですね、そこに気付けたのは良かったです、はい(しみじみ)」
――プレーを見ていても、短いセンテンスでの伝わる声を出すタイミング、短い歩数で効率の良い動き、やはりIQ高い
「(笑)そうですねやっぱり、あんま動けないからこそ、本当に準備大事なので、正しいポジションを取ろうと思ったら首を振る回数も増えるし、味方と目を合わせる回数も増えるので、やっぱそこは改めて大事だなと思ったので、そこは動けるようになっても絶対大事なとこだと思うので、そこは大事にしたいなと思います」
――テレ玉さんとも、これまで試合を観ていても《水谷さんいれば》と思うことが何度あったか・・焦らすわけではないですが
「(ニコニコ)もちろんです!」
――イメージの膨らんでいる部分はあるはず
「そうですね、勝手にイメージだけは、いっちょ前に、整えてはいるので(ニコニコ)そこがイメージとの差が埋まるように・・頑張っていきたいなと思います」
――その断片を聞かせていただけると
「やっぱり、凄く思うのは、やっぱ得点につながるというか、クロスもそうですし、ラストパスを出す人に出す人がいないなっていうのは感じてて、そこにボールが入らないとっていうところが《そこ、自分の役割だな》って思うので、そこはラストパスを出すであろう人に良いパスを、プレッシャーのない状態で自分が色んな工夫をして、フリーでボールを届けたいなっていうイメージは、いっちょ前です(照笑)」
――そういうプレーをできる水谷さんが大好きなんです、みんな
「(ニコニコ)」
――これぐらいまでにできれば、と描いているか
「そうですね、今シーズン中に試合に行けたらなという目標で進んでます」
――楽しみに待ってる方々へ
「そうですね、だいぶお待たせしているので、もうちょっと待っててもらえればと思えますし、ピッチに立った時には”楽しそうにやってるな”っていう姿を見せられるように、しっかり準備していきたいなと思います」
――楽しそうにもそうだし、サッカーの楽しさを教えてくれるのも水谷さんの良いところ
「ハッハ・・ッハ(ニコニコ)こっちは楽しんでるだけなので、フフッ」
――これからもイメージと実際のプレーとのギャップなどというのは当然出てくるとは思いますけど、「頑張りすぎないで!」そこは
「アッハ(希笑)ありがとうございます、ありがたいことに先輩がいっぱいいるので、絶対みんな通ってきてると思うので、みんなに助けてもらって、力を借りながら、差を埋めていきたいなと思います」
――慌てないで、ご自身が納得いくまで準備して、必ず良くなりますから
「ありがとうございます(ニッコニコ)」
◇◆◇遠藤選手◇◆◇
――先ほど、リリースがありましたが、選手の立場としてはどう受け止めて
「いやーまぁ、けっこうビックリはもちろんなんですけど、ショックというか、うーん・・・なんか私達のひとつのプレーで誰かの進退がかかってるんだなっていう・・改めて自分達はプロっていう世界にいて、そういう立場にいるんだなっていうのを痛感しました」
――楠瀬さんに成長させてもらった部分もあり、振り返って
「楠瀬監督には、私をサイドバックにコンバートして、そこから3年で、自分で言うのはあれですけど、みるみる成長して周りからも『代表入れるよ』とか、『レッズになくてならない存在だよ』って言ってもらえるようになれたのは本当に楠瀬監督のおかげだと思っているし、それで今の私があるので、本当に感謝しかないです」
――お話はできましたか
「いや、きょうはできなくて、すぐ練習に入ったので、もしまだクラブハウスにいたら声掛けてお話したいなって思うんですけど、まだ話はできてないです」
――どんな言葉をかけたいですか
「うーん・・まずは、『ありがとうございました』っていう言葉と・・・『すいませんでした』はちょっと違うかなって私は思うので、『一緒に戦えて、凄い幸せでした』っていうことを伝えたい・・」
――「すいませんでした」ならファン・サポーター、地元メディア含めてレッズなので、選手ばっかりがそこは背負わないで欲しい
「うーんそうですね、まあ本当に多分、選手達もSNSとか見てもらったらわかると思うんですけど、けっこうみんな謝っていて、私も本当、申し訳ないなって気持ちでいっぱいだったんですけど、そういう投稿にも『謝る必要はないよ』とか『私達の応援が足りなかった』とか、みんなあったかい言葉をかけてくれて、周りの人がいるから、もう1回こうやって前向いて頑張れるんだなって改めて感じます」
――堀監督の印象
「堀監督は強化担当として入ったんですけど、もともと凄い温厚な方で、割と森(栄次)監督に雰囲気は似ているかなと・・声を荒げて何かを伝えるよりかは、淡々と自分の思っていることを『こうしたら良いよ、ああしたら良いよ』ってピッチ上で話してくれる印象です」
――堀監督が選手時代の94年、右サイドバックでレギュラーでした。生まれる前なのでご存知かは・・
「そうでした!?(笑)いやぁでも堀さんは、今回、監督になる前からもけっこう気にかけてくれてて、多分同じポジションだったかはわかんないんですけど、クロスの上げ方とか、私が自主練してるとこに歩いてきて、『もうちょっとこうしたら良いんじゃない?』とかアドバイスはくれてたので、良い関係は築けてると思うし、今回のクスさんの、楠瀬監督の件を私達も重く受け止めて、ここからまた新しい監督と一緒にさらに強いレッズレディースを作り上げていきたいなと思います」
――コンディションは、練習後も居残りで負荷かけ過ぎなのではって心配してしまうぐらいですが
「でもまあ、個人的にはケガもなく痛いところもなくトレーニングできてて、でも・・そうですね、やっぱ、ふとした時に疲れが溜まっているというか、気ぃ抜いたら、《あっ、けっこう疲れてるかも》っていうことはあるので、ちょっとそこは自分でちゃんと調整しながら、きょうはやりすぎかもっていうことで自分でセーブしたりとか、もうちょっとできるところはもうちょっと踏ん張ってやったりとか、自分で調整しながらやっていきたいと思います」
――ストイックな面があるので心配してたけど、今の聞けて安心しました
「はい!大丈夫です(ニコリ)」
――神戸戦といえば、前回対戦時の活躍で、遠藤選手をさらに警戒してくるでしょうが、大一番への意気込みとしては
「直接対決、1位との直接対決で絶対に負けられない戦いではあるし、何しろ、クスさんが私達に残してくれたものを勝利という形で絶対に返したいので、もう勝ちしか見てないです」
――一緒に勝ちを目指す方々へ
「アジア1位はなれなかったんですけど、本当に残されたリーグでもう一回アジアへの切符をつかむしかないと思うし、まずは直接対決で絶対に勝って1位にしがみついていきたいと思いますので、また熱い応援をよろしくお願いします」
――いつも熱くさせてもらってるので、次もよろしくお願いします
「はい、お願いします、ありがとうございます(優笑)」
◇◆◇堀監督◇◆◇
※囲み取材にて結び頃のタイミングにREDS WAVEがいくつか質問せていただいたことを紹介
――お久しぶりです。よろしくお願いします
「アハッ、よろしくお願いします」
――オファーを受けた時、どんな気持ちになりましたか
「どんな気持ち?・・引き受けるべきか、そうしないでどうしようかっていうことですね」
――決断の理由
「本当に、浦和には自分自身色んな経験をさせてもらって、育ててもらったっていう部分もあるので、それに対して恩返しとかっていうとちょっと恩着せがましいですけど、何かできることがっていうこと。あとは強化に入ってくる時もそうでしたけれども、旧知の仲である人達が沢山、同じところにいる中で、そういう人達と一緒に働けるということは凄い自分にとって幸せなことだと思ったので、今回もそういう意味で決断しました」
――様々なクラブでお仕事をされて、レッズに対する思いなどをどう感じていたのか
「まぁ、色々なクラブに行って、どこのクラブにも良いところと課題があると思うのですけど、改めて浦和に帰ってきて思うのが、選手達も含めてですけど、人間が良いなっていうのは凄い感じます」
――その選手達には最初どのようなことを伝えましたか
「監督を引き受けることになったので、しっかりと切り替えてやっていきましょう、と。自分の経験をしっかり皆さんと一緒に共有して、さらに一緒にトレーニングなどで経験して良いものを作っていきましょう、と伝えました」
――このチームにどのような可能性を感じていますか
「いやっ色々と変わってアカデミーの方とかもこの前までそっちの方の担当してましたし、アカデミーが変わってきたりとか、過去を否定するわけじゃないですけども、新しいものへ挑戦したりとかしている部分もあると思うので、どうにかそれを良い方向に持っていく少しの力を僕が貢献できればと思っていますけど」
――力を与えてくださる方々へ、今お伝えしたいこと
「選手達はしっかりと切り替えて、次の戦い、次の目標に向かって戦ってますので、久しぶりに浦和で仕事をできることに幸せを感じていますので、また、よろしくお願いします」
◇◆◇工藤スポーツダイレクター◇◆◇
※囲み取材にて結び頃のタイミングにREDS WAVEがいくつか質問させていただいたことを紹介
――楠瀬さんもこのチームに強い思いがあり、託されたもの、工藤さんがかけられた声
「いやっ本当にクスさんの方も『ここで仕事ができて幸せだったし、歴史の一部になれて』っていうことを言ってくださって、本当に感謝しかありませんし、僕もこのクラブで長く仕事をして1回出て戻ってきましたけど、このクラブで仕事をできるって改めて特別なことだと思っているので、ただ一方、私自身もそうですし、選手もそうですけど、クラブは残っても人は変わっていくので、本当に未来にどうやってつなげていくか、良い仕事をしていかなきゃいけないなと思っています、はい」
――監督を支えていく立場として、ケガをしてしまった選手がいた中での補強など、今後に活かせそうな教訓は
「そうですね補強のところで言うと、やはりなかなかそれぞれの立場、クラブによってスムーズに行かないことも多いので、そういった選手補強というところは難しさも感じました。ただ一方、スタッフを補強したことによって、現場がスムーズに回っていたり、今はそういう段階だと思うので、引き続き、総合的な補強っていうのを考えながら、サポートの仕方も含めて、今後また考えていかなきゃいけないなとは思ってます」
――選手も少なからず動揺しているでしょうが、そのあたりのケアは
「そうですね、きょう最後、クスさん話をしてもらって、動揺している選手もいたと思いますけど、彼女達もプロとしての振る舞いをきょう見せてくれたと思っています。切り替えて一生懸命取り組んでくれて、週末にもう気持ちは向かっていると思うので、はい」
――攻撃で言うと、2008年のレッズユースが堀監督のサッカーとして印象的ですが、あのイメージをカテゴリーが違えど・・
「まぁあの時のユースは強かったですね、高円宮杯の決勝で圧倒的な良いゲームして、そのあとまた複数のクラブで仕事をしてそれこそうちでもミシャさんと長くやられてたのもありますので、そこら辺のエッセンスがまたは言っていると思いますね、で実際にヴェルディの時もベガルタの時も良いシーンを沢山作りだしていて、やっぱりコンビネーションプレーになってくるとそんな簡単にはいかないこともあるんですけど、そこが共有されてくれば良い形はできると思うので、期待しています」
――女子のスタイルに合っていそうな
「まぁそうですね、実際に距離感を近づけてとか男子ほどのダイナミックな展開っていうのは少ないのかもしれないですけど、良い距離感とその中から展開してというので使い分けたサッカーができるんじゃないかとは思っています」
――例えば山田直輝選手のような動きが伊藤選手に重なるなど、主観になってしまいますが
「あーまぁ確かにそうですね、よく走りますし、ちょっと小柄だし、言われてみればそうかもしれないです、はい」
――「人は変わっていく」とありましたが、サポーターは変わらず応援し続けます
「そうですね、本当にファン・サポーターの人が沢山来てくださって、いつもあの雰囲気を作りだしてくれるし、僕はトップのコーチの時にも1回コメントを残したこともありますけど、本当にベンチで聞いててもACL2019年決勝のあとかな?言ったのは・・特別なもの、あの【We are REDS!】とかは本当に特別なもので、勝手にモチベーションが上がるっていう、そういったファン・サポーターの人達の前でプレーできる選手は幸せですし、そこを指揮執ったりコーチしたり、また今もそうですけど僕もこうやって携われる身として本当に幸せに感じているので、ぜひ結果で恩返ししたいなと思っています」
水谷選手と遠藤選手のインタビュー、堀監督と工藤スポーツダイレクターの囲み取材コメント全容は、きょう水曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします
では