どうもです
ガンバ戦まであと9日
昨夜からの霧も抜け、スッキリとしまくりの青空のもと、練習は午前10時からスタート
といっても実際は練習前にミーティングが行われていた関係で、選手達がピッチに姿を現したのは午前10時40分頃でした
ウォームアップを終えた午前11時35分からは、選手達がハーフコートを隔てて二手に分かれます
阿部選手、槙野選手、森脇選手らのAグループはペトロビッチ監督
坪井選手、マルシオ選手、関口選手らが入ったBグループは堀コーチが主導でした
行われたのは共に、攻撃の連携確認(※Aグループにはゴール前にDF2人が入りました)
「ポジションをしっかり取って!」(監督)
「タイミング合わせて、出す場所を狙って!」(堀コーチ)
バイタルエリアに5トップ、ハーフライン付近に4枚が並び、ビルドアップから攻撃を始めます
9人の選手がピッチを広く使い、長短パスを織り交ぜながら、フィニッシュへ
じっくりとイメージ共有を図りつつ、コンビネーションを高めました
午前11時45分、給水を挟むと、それまではパス順が指定されていましたが、「自分達で考えてみよう!」(監督)と創意工夫を促します
Aグループは1発目の攻撃で鮮やかなサイド攻撃からネットを揺らし、この日集まった約180名のサポーターから大きな拍手を送られていました
お昼の12時からは、11対11での横はペナ幅でのハーフコートゲームへ
「縦を意識して、縦のボール!特に奪ったあとだよ!」
12時20分、ラストゴールが宣告されてから約5分後でした
梅崎選手がキレのある動きで左から切れ込み、右足でのシュートを決め、練習は終了
選手それぞれが集中してトレーニングに取り組めているように感じられます
少し間隔の空く大一番への準備期間ですが、順調に進んでいる印象です
中でも最近は、ピッチを縦横無尽に”質の高い動き”で躍動する山田直輝選手に惹きつけられます
――大一番を控えての心境はいかがでしょうか?
「うーんそうですね・・・まあ、勝ったら優勝が決まるという試合だけど、僕はいつも通り34分の1としか考えてないので、浦和らしいサッカーをすれば・・・自ずと結果はついてくるのではないかなぁとは思う」
――ご自身はここまで丈夫にケガなく来てますが、状態はどうですか?
「そうですね、だいぶ状態も良くなってきて、『サッカーやってて楽しい』と思えることが多くなってきているので、自分のサッカーに対する姿勢というのもどんどんポジティブになっている気がする」
――ポジティブになった背景というのは?
「まあやっぱり、体が色々思い出してきて、自分らしいプレーが出来て、サッカーを楽しんでる時が多い。それはやっぱり自分のサッカー人生において充実感を与えてくれるので、公式戦に出られたら、なお良いと思うけど」
――日本語的におかしいですが、必要な“無駄走り”が抜群な気がします。きょうのハーフコートゲームで言えば、ゴール前に顔を出し、シュートを決めたすぐあとには自陣のバイタルで相手のボールを奪うプレーを見せていましたし
「そうですね!ケガ明けでずっと意識して攻撃に行って、すぐ切り替えてってやってもなかなかできなかった。けど今は何も考えないで体が勝手に前に行って、自然とポジションに戻れているというサイクルなので、そういうところでも本当に、『前の感覚が少しずつ戻ってきてるなぁ』という感じがする」
――今その話を聞きながら、嬉しさもあるし、「それだ!」という感じに鳥肌が立ってしまいました
「フハハハ笑)」
きました、ナオキスマイル!
「そうですねやっと、感覚というか意識しても出来なかったとこだったのが、何も考えないでできるようになっているので(笑)」
――見ていて楽しいですよ!
「僕もやっと楽しく、また出来てます(笑)」
――ここまで、なかなか試合に出られないという境遇を共に味わってきた坪井選手の発表を聞いた時は、何を思いましたか?
「まあこれまでも沢山、浦和に貢献してきた選手達の契約満了というのを見てきたけど、僕の中でもツボさんも生え抜きで、ずっと浦和で活躍して黄金時代を支えた選手なので、凄く残念な気持ちもある。でも僕がここにいた6年間でツボさんから学んだことは数え切れないほどあるので、それを僕が自分に活かして、その先には若手の選手にお手本になるように、ツボさんのような選手にならないといけない。『坪井さんってどういう人?』ってよく聞かれても、『ホント真面目で、サッカーに対して本当に真面目で、人としても素晴らしい』としか、ホントそれ以外言えることがないぐらいの人なので、僕もツボさんを目指して・・・・プレースタイルとかは全然違うけど、サッカーに向かう姿勢とかは真似していかないといけないな、と思える存在」
――「真面目」とかはお世辞に使いやすい言葉ですが、それはわかっていても素直に言えるぐらいに素晴らしいということですか?
「そうですね、逆にそれ以外の言葉でツボさんを表せすのは難しい。それが本当に当てはまる人。お世辞とかではなくて本当にその言葉が一番当てはまる(笑)」
――坪井さんと目が合うと、そらすのが申し訳ないぐらいに真っ直ぐ見てくれるあの感覚というか・・・
「フフ(笑)まあ真面目とは言うけど、お茶目な時はお茶目なので、そういうところで虜にするんだと思う。僕がこんなに年が離れて下なのに、『お茶目だな!』と感じるときもあるので、それは人懐っこさというか、それを生むんじゃないかと思う」
――そんな坪井さんも2006年の優勝メンバーですが、山田選手は最終節のガンバ戦、スタジアムに来てましたか?
「いやっ、なんかユースの練習とかで行けなかったけど、家では試合を観ていた。マグノアウベスに先制された時は焦ったけど、当時のチームは自力があったのでそこから逆転して勝ったけど、今のチームも自力があると思うので、浦和のサッカーをすれば・・・と僕は本当に思っている」
――あの雰囲気の埼スタは当時から憧れていたと思いますが?
「そうですね、今までで初めてですね、僕もレッズに入って。こういう雰囲気の埼スタで試合が出来るというのは。なので、その場に立てるようにアピールは・・・僕自身では!アピールはして、チームとしてはいつも通りできればと思う」
――こちらに推薦状があるなら書きたいぐらいです
「フッハッハ(笑)まあ、監督が決めることで、僕はやるしかないので。でも、最近は本当に楽しくできているので(笑)」
繰り返し使われる、「楽しい」というフレーズ
これを読みながら、「もしかしたら自分自身にそう言い聞かせているのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、表情と声のトーンからは、本音と判断できます
――コンスタントに出場を重ねたトップ1年目は目の前で鹿島に優勝を見せつけられましたし、ワントップでスタメン出場した2011年も・・・
「そうですね。僕はもう2回見ているので、鹿島と柏を見ているので、今度は埼スタで僕らが喜ぶ番だと思っている」
――ちなみに、最近は原口選手と連絡を取ってますか?
「いや特に(苦笑)なんだっけな?なんか最近連絡を取ったけど忘れましたね、全然関係ない話だったので(笑)」
――原口選手にも喜んでいる姿を是非!
「そうですね!フフン(笑)あいつが悔しんでいると嬉しいので、ハハー(笑)嘘ですけど!」
浦和のハート・山田直輝選手は元気です
試合に出れば、それはもっともっと・・・
Come On!yaaaman”6”!!
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では