どうもです
川崎フロンターレとの天皇杯初戦を4日後に控えたきょう、練習は午前10時に始まりました
きのうから使われている天皇杯公式球でのウォームアップ後、午前10時55分からは、11対11でのゲーム形式へと移りますプレーエリアは、フルコートよりやや狭めで4分の3ほど
ペナルティエリアからペナルティエリアまでの通称“ペナペナ”です
メンバー編成はここ最近定期的に行われている、選手によるドラフト指名制度で今回は、ズラタン選手と、李選手が順にチームメイトを選んでいきました
白ビブスのズラタン組
→岩舘選手、加賀選手、イリッチ選手、森脇選手、関根選手、なぜか最初はボランチでその後シャドーへ移った興梠選手、阿部選手、宇賀神選手、伊藤選手、武藤選手、ズラタン選手
黄色ビブスの李組
→大谷選手、永田選手、那須選手、遠藤選手、駒井選手、柏木選手、青木選手、平川選手、石原選手、高木選手、李選手
開始早々、ズラタン選手がペナルティエリア内左よりの位置から左足でのシュートを決め、ズラタン組が先制します
負けじと「り ただなり組」は、平川選手が左のスペースへ飛び出し、岩舘選手の股間を抜く華麗な右足シュート
その後は右から石原選手が折り返したボールをファーサイド、高木選手が左足で押し込めば、再び石原選手が右からふわりと上げたセンタリングを、李選手がヘディングで追加点
さらには中盤から柏木選手が自ら持ち上がり、左足でネットを揺らし、李組がリードを広げることに
このままでは終われないズラタン組は左から武藤選手がまたいでまたいで、またいでまたいでのシュート性クロスを中央でズラタン選手が右足でつめて、追い上げにかかります
ゲームの終盤、監督は点が決まればそこでゲーム終了を意味する、「ラストゴール」を伝達
互いにチャンスこそ量産するものの、ギリギリのところで守備陣が踏ん張り、なかなか得点は決まりません宣告から約20分後、李組の遠藤選手が放ったループシュートがゴールバーを叩き、こぼれた球を石原選手が右足でズドン!
5対2で李組が勝利
長丁場のトレーニングは午前11時55分頃に終了しました
充実した表情を浮かべる選手達
中でも、きょうから全体練習に合流したケガ明けの宇賀神選手は、清々しい様子でした
◇◆◇宇賀神選手◇◆◇
――久々に目一杯ピッチを走ったと思いますが、感触などいかがでしたか?
「しんどいです、やっぱり(苦笑)3週間も離れてしまうとやっぱり体力的にちょっと落ちたなというのを感じますが(ニコリ)」
――あれだけ長いと、途中から別メニューというのもあるかなと思っていましたが、その辺、どんなことを考えていましたか?
「いやぁ、でも、良いトレーニングしたなと(笑)フィジカル的にも、ここでああやって長い距離を走ることで、リハビリの一環ではありませんが、最後の仕上げとして凄く良い練習だったと思いますし、善成がマッチアップしてお互いに走り合ったので、お互いに良いフィジカルが出来たかなと思います」
――結構、対面した駒井選手の左足のシュート精度に救われる場面もありましたが…
「まぁ、作戦通りです、打たせるのは。『打てっ』ってわざとスペースを空けて打たせました(笑)」
――やっぱり、今日はサッカーの楽しさというか、ずっと走ったりとか…というのが続いたので…
「まぁ、そうですね。本当にリハビリで少し離れると、自分が仲間はずれにされているような感覚になるので、こうやってみんなと一緒に出来るだけでも凄く嬉しかったですし、ボールを蹴らないでずっと我慢してやっていた分、ボールを蹴るのは楽しいし、ああやって終わってリフティングするのも楽しいです(ニコリ)」
――その混じった雰囲気というか、チームは今良い状態ですが、改めて、一緒にやって感じることなどいかがですか?
「やっぱり、リーグ戦で年間1位を獲るということを目標にやってきた中でリーグが終わって、次は天皇杯という違う大会なので、少し連休もありましたし、みんな若干スイッチ1回切ったなというような感じは一緒にプレーしてあったので、またここから自分も含めて本当に獲れるタイトルを全て獲りにいくという気持ちを練習の中から見せていかないといけないかなというのを、練習をして感じました」
――チームですが、宇賀神選手がケガをしてしまい…という後で、その宇賀神選手の分もチームは負けずに突き進んでくれていたというのを、見ていてどう感じましたか?
「僕の中ではルヴァンカップ決勝で優勝した後のリーグ残り3試合というのは、やっぱり選手として一番成長できる場だなと思っていた中で自分がケガをしてしまって、そこで試合をしている人達より成長できる機会を失ってしまったなって思いますし、その中でしっかりと結果を出し続けた選手達との成長度合いというのは、大分自分は遅れをとってしまったなという風に凄く感じていて、どうしてもあそこの、優勝した後の試合に出たかったなというのが一番の思いというか、成長して強さというのを見せた3試合だったと思うし、そこに自分が立てない悔しさというのは凄く感じました」
――ただ、その間も野崎さんのもとで色々見つめ直して鍛えられた部分とかあると思いますが…
「そうですね。外から見てそうだし、野崎さんと話をしながらリハビリしている中で、自分が自分のことを言うこととか分析することとかがないタイプですが、今の浦和に自分が必要だなと改めて確認できたというか、ちゃんと自分も力になれるなというのを外から観ても改めて感じたので、そういう意味でもケガをしてしまったというネガティブな部分ではなくて、きっとそういうのを気付かせて、もう一度成長するためのケガだったと思ってポジティブなリハビリが出来たと思います」
――1個、細かいところですが、宇賀神選手がいなくて思うのが、この間、関根選手と話をしたのですが…関根選手は左サイドのライン際で受けるとき、ボールに近い右足でトラップすることが多くて、本人曰く「左足でミスして、そのままボールがラインを割ると気まずいから、会場のため息が嫌だから(ニヤリ)」加えて、「宇賀神さんのその辺の技術が凄く高い」と言っていました
「あまり意識したことはありませんが(笑)ワイドというのはラインを背負っているので、その分気が楽というか、ボランチよりかは気が楽かと思うので、そういうところは無意識にできているかなと思います」
――その他、槙野選手の攻撃参加のタイミングとか、色々なところで何か、「やっぱり宇賀神ここにあり」というところを魅せたいと思うのですが
「そういうのも上から見ていて感じましたし、関根が出たり駒井が出たりして、もちろんあいつらの良さもあるし、自分の良さもあると思うので、お互いがそのいいとこ取り出来るような戦いをしていきたいですし、していかないとまた残りのCSを獲るのを難しいと思うので、本来、切磋琢磨し合ってというのが一番かなと思います」
――本当に凄いチーム
「まぁ、今は非常に強いチーム状況、良いと思いますが、また次の天皇杯で…というところが自分達の進化が問われる試合だと思っているので、ここでしっかりとしたサッカーをして、CSに繋げなければいけないなと思います」 ――週末の天皇杯には“川崎男”がやっぱり必要だと思いますが、次は視野に…どうですか?
「もう…、もうそろそろ(その呼び方)辞めて欲しいですね(苦笑)全然獲れていないので。でも、どちらかというと高木が“カップ男”というか、カップ戦男と。リーグ戦ダメなので…」
――次、どうですか?今週はまだですか?
「いやぁ、もう、全然。やるからには監督に選んでいただけるように準備しますし、自分も出るつもりで調整しています」
――まだ1ヶ月以上、クラブワールドカップもありますし、天皇杯も、楽しみが尽きない
「色々な人と話をすると『強いチームは大変だね』という風に言われますが(ニコリ)強いチームだからこそ、こうやって最後まで試合できるという有り難みを感じながら、有り難み、楽しみを感じながらプレーしたいなと思いますし、やっぱりこの今のチームではクラブワールドカップに出て世界と戦いたいという思いは、凄く、自分達にもあるしサポーターの人達にもそうだし、監督にももちろんそうだと思いますし、もう、レアルを見据えてサッカー、練習、普段やっていると、自分達もそれくらいの気持ちでやりたいなと思います」
――幸せ。本当にレアルを見据えられるのは
「そうですね(ニコリ)『何言っているんだ!』って思う人もいるかもしれませんが、本当にそれくらい自分達は強いと思うし、次の試合とCSでそれをしっかりと証明して、次の舞台にまたいきたいなと思います」
――ひとまず、復帰おめでとうございます。
「ありがとうございます!」
宇賀神選手のインタビュー全容は、このあと23時からの「You’re The REDS」再放送でもお聴きいただけます
では