11月18日 「今も今なりに自分の良さを出せるように」

どうもです

町田との天皇杯初戦を闘ってからはやや不規則なスケジュールでしたが、オフ明けのきょうからは試合へ向けたいつもの日々が始まりました

ということで、きょうは午前10時から約1時間、恒例のフィジカル系メニューが行われ、練習は終了

日程的にモチベーションのコントロールなどに難しさがあるでしょうが、監督は最後に選手を集めて”お話”をするなど、アプローチは施されています

そして、クラブハウスへと引き上げてくる選手の爽やかなヒョ上を見るとやはり、試合が待ち遠しくなるものです

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「気持ち的には、楽しみ」

そう明かすのは平川選手

「チャンピオンシップがあるけど、リーグのホーム最終戦をきっちり終わるために非常に良い準備が出来ているし、今週もそれを続けて臨みたい。本来であればここでリーグが一区切りだけど、その後があるので、その試合のためにも良い試合をして次につながるような良い形での勝利を求めたい」

――2004年を思い出すようなことはありますか?

「あんましないっすね~、はい(苦笑)」

――仕組みも違いますし・・・

「うん、また違うし、ねぇ?(笑)年間一位とかの新しい部分もあるし、また新たな気持ちで臨めると思うし、そういった部分は楽しみであるけど、まずは年間一位を取るために勝利をつかんで、広島の結果次第できっちり・・・去年も自分達が勝利できれば優勝できたという経験があるので、自分達の試合に集中して90分で勝利できるようにやっていきたい」

――先週の天皇杯に出場しての手応えはいかがでしたか?広大なスペースのアップダウンを見ていて、《さすがだなぁ~》とうならせてもらいました

「まあ、あのー普段ね、Jリーグもあまり出ていなかったし、コンディションとしては練習試合もこなしていて良い状態だったので、ああいったスペースの走りの部分であったり充分に出来たと思う。ただ、あれが全てじゃないし、自分のアピールとしてこの後の部分でまたチャンスをもらえるように、きっちりできればと思う」

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――先日(11月8日)、埼玉県障害者交流センターでの交流、日本代表の加藤健人選手とのトークショーに足を運ばせてもらいましたが、以前からブラインドサッカーに関心を持ち、ご自身も体験していたことは知りませんでした

「そうですね、やっぱり、普通のサッカーだとレベルの違いであったりで一般の人とプロの人が一緒にプレーするのはなかなか難しい。けど、本当に差が出ない状況、スタートが一緒というか、同じレベルで出来る。小さい子から自分のお母さんやお父さんって言う世代の人も来ているし、本当に五分五分ですよね。むしろ自分よりもうまい人もいるし、そういった中で一緒に同じスポーツが出来るというのが非常に楽しいし、あれは経験しないとわからないし、少しでも広まってみんなが経験して、そういった場(機会)が作られればと思う」

――経験したことがありますけど、平川選手のようにすぐにシュートへ持ち込むようなプレーは簡単でないので、デモンストレーションを見て《さすが!》と思いました

「ハハッ!いや俺もあれは《空振りするかな~》と思ったけど(笑)感覚で当たった(苦笑)でもやっぱりゴールには入らなかったので・・・ちゃんとやってる人には敵わないけど、ただね、そういった楽しさ、《当たるんだ!》って自分でもあそこのシーンでは思ったし、非常に楽しめたし、少しでも広める部分で役に立てたらと思う」

――オフの日はお子さんと遊ぶことが多いと話してましたが、連れて行くなどすると、良い教育にもなるのかと

「そうですね、子供も連れて行ったことがあるし、家族で観に行ったこともある。本当に“そういった世界がある”と教える機会にもなるし、子供たちの世代がみんな一緒に遊べるような空間が出来たら良いと思う」

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――リーグ戦のお話に戻りますが、鈴木選手への思いもモチベーションにつながるかと思いますが?

「そうですね、やっぱり勝って良い雰囲気の中で啓太にはセレモニーをして欲しいし、そういった場をつくるのも選手次第だと思う。きっちり勝利に向けて集中して、そのあと啓太のセレモニーも通じてみんなでひとつになれればと思う」

――背番号もロッカーも隣同士。どのような存在ですか?

「まあ歳は2つ下だけど、レッズには啓太の方が先に入っていたので、後輩ではあるけど、同級生のような、先輩のような、そういった…サッカー選手としても人間としても非常に魅力のある選手であり人間なので、学ぶこともいっぱいあったし、これからもプライベートなどでも付き合っていきたい。学んだものを若い選手に伝えていく立場に自分もあると思うので、伝えていきたい」

――何か、掛けた声はありますか

「特にない!(苦笑)」

――それぐらいわかりあっていると

「そうですね、常に話しているし、特別ね?たまにしか会えない存在でもないし、終わる頃に何か話せればと思う」

――今年はアップでも同じく組みでしたし、むしろピッチ上ではコミュニケーションを取る機会が増えたような印象を感じます。先日も鈴木選手から膝かっくんみたいなことをされていましたし

「ハハッはい(笑)クラブハウスの中ではあったけど、今年は練習前のリフティングでも同じグループでやっているし、そういった部分では啓太と“濃い~”1年だったかと思う」

――お互いに、“予感”のようなものがあったのかと

「まあ、本人は去年の後半からコンディションという部分で問題を抱えていたのも知っているから、悩みながらやっていたのも知っているので、遅かれ速かれ、啓太の決断をリスペクトしたい。今年1年もそういうのを抱えながら色んな部分で活躍してくれた。もちろん、選手としてピッチに立って、コンディションが整わない中でもね、やっていてくれていたのでね、改めて大きな存在だと思う」

――2004年のチャンピオンシップのような2人が若手だった頃、我の強い選手などがいる中、2人がやるべきことをきちっとしたからこそ、チームとしてうまく機能していた印象です。その辺の自負とかはありますか?

「そうですね、まあ個人それぞれ特徴もクセもあった中、エメとかも素晴らしい能力を持っていたけど、ディフェンスやバランスの部分では啓太だったり自分の方が優れていたと思う。自分の優れた部分を自然と出せた“あの頃”だったと思う。けど、今も今なりに自分の良さを出せるようにチームとしても個人としても頑張っていきたい」

――優勝しましょう!ありがとうございます

「はい、ありがとうございます」

全てが現在進行形、目指す道は、その先に

平川選手のインタビュー詳細&埼玉県障害者交流センターでの『第13回センター祭』で行われたトークショーの模様【後編】は、今夜7時(再放送は23時)からお届けします

では

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