どうもです
今日から10月、シーズンも佳境へ
秋が近づくに連れて、大原も随分と過ごしやすい気温になってきました
オフ明けの今日は、午前10時頃からトレーニングがスタート
室内調整を経て、その後は天然芝ピッチでのステップワークなど、フィジカル系メニューが中心でした
午前11時15分頃からは、ピッチ上で約40分間のミーティングを実施
選手達によれば、監督は、
「試合の後に[We Are Diamonds]を歌うときにTシャツでメッセージを掲げている分、自分たちに掛かってくる責任も多い。それに値するようなプレーをしよう」
「あとはピッチで表現するのが自分たちの仕事なので、そこを一番大事にしよう」
「外で何を言おうが言われようが、ピッチで何ができるかが仕事。それを一番言っていた」
といったニュアンスのお話しをしていたようです
どれも肯ける内容ではないでしょうか
クラブハウスへ引き上げる選手達は、ダービーに向けて引き締まった表情をしていました
予定されていた午後練習については、お休みです
オフ明けのフィジカルトレーニングでは、締めとしてシャトルランニングが行われるのが、ほぼ恒例
普段ですと、鈴木啓太選手が首位を走り、後続に小島選手、野崎選手、関口選手らが食らいつく光景を目にする機会が多いです
もちろん、各選手のコンディションに配慮して、走る距離やスピードの設定が違うため、競走をしているわけでなく、それがそのまま走力を示しているわけでもありません
ただし、今日は珍しく那須選手がトップ争いをしていたので気になりました
「全然意識してない。体が調子良かったので(苦笑)」
鼻が折れても試合に出る熱い男も、さすがに累積警告となっては湘南戦に出場できず
その期間を振り返って、
「心身ともに良いトレーニングができたし、良い休養ができた。普段の1週間以上の鋭気を養ったというか、今は凄く良い状態。良い準備をしたかったし、先週は追い込むだけ追い込もうと思っていた」
と目を輝かせます
2日前の練習試合には出場し、
「ボランチだったけど、うまく走れることと、キックのフィーリングを自分の課題に挙げていたので、そういう部分では良いフィーリングでできていたので、『あ、良い練習ができていたんだな』と思った」
と手応え
先週はサブ組でのプレーが続いていましたが、その間には悩んでる様子が垣間見えた原口選手に優しい声をかけるなど、周りを気遣っているようにも見えました
「意識というか経験で、あいつは良いものを持っているだけに、良い選択、良い判断をさせてあげたいし、それがチームのためにもなるので、できることは伝えたいと思っている」
出場停止が明ける、次節はダービー
「どこが相手でも変わらないなと。自分たち次第だなということは湘南戦を外から見ても思った。ダービーは雰囲気が違うだろうけど、その雰囲気もぶち破るぐらい気持ちで勝らないと勝てないと思っている」
そして、
「こんちくしょう根性でやらないといけない」
そのハートが、リーグ通算299の原動力になっているのかもしれません
さらには、
「リーグ前半の大宮戦は鼻骨を折って外に出ている時に失点したけど、今後は鼻骨を折ってゴールします!(笑)」
力強い意気込みでした
ケガは禁物ですが、優勝へ何が必要か
大前提として・・・
ガムシャラに行きましょう、ガムシャラに!
ところで、今日のシャトルランニングで誰が1位だったのかといえば、野崎選手です
「いろんな選手のコンディションがあって、今日はたまたま1位だったけど、啓太さんの最高記録には勝てていないので、そこと戦いたい。タイムがあって、僕のタイムもだんだん短くはなっているけど、それに近づけて行くことを目標にしている」
具体的に数字(タイム)が出るというのも、良いモチベーションとなるのでしょう
「1つの目安としてタイムや順位は目に見えてわかることなので、そういうことは大事だと思う。中盤はやることも多いし、運動量がないとやっていけないので、そこは自分にとって必要だと思っている」
先週は、ゲーム形式で那須選手のそばでプレーする機会もありました
「那須さんは練習後の自分の練習をどう組み立てたら良いかとか、自分に何が足りないかが凄くわかっていて、それを実行する力も持っている。そして、それを続けられるところが30歳になっても残れていることを証明していると思う。でも那須さんの一番のところは気持ちの部分で、凄く熱いところがある人なので、そういうところを一番見習わないといけないと思う」
–優勝のために、若手として出来ることは!?
「僕たちは底上げじゃないけど、下からどんどんレギュラー組を脅かすようなプレーをすることが1つの大事な役割だと思うので、それをやるために練習でどうやったらレギュラー組を食えるのかとか、レギュラー組に絶対負けないという気持ちを見せないといけない。それをすることでレギュラー組ももっとやらないといけない状況になるし、良いスパイラルが作れたりすると思う」
と志しの高い野崎選手
タイトルを目指すと同時に、次世代の若手を如何にして育てるか、というのもクラブとしての大切な仕事
出場経験が乏しいのは、選手として悩ましいことかもしれませんが、プロの世界における宿命ともいえます
とはいえ少なくとも、身近なところに偉大な”お手本”が数多くいるのは、レッズの強みでしょう
今季のタイトル争いもそうですが、野崎選手を取材していると、これからのレッズも楽しみな部分でもあります
決して楽観しているわけではなく、です
那須選手、野崎選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では