12月8日 「一緒になっちゃったら、やるしかないでしょ!」

どうもです

悔しくて切ない最終節から一夜明けたきょう、大原では午前中に、監督、スタッフ、選手が集まり今年最後のミーティングが行われました

ここでは、

「ミシャ体制3年目の来季は、今年の課題を克服して必ずサポーターと喜び合えるような結果を納めることを目指そう。何よりも、目指すサッカーをピッチ上で展開することがサポーターと喜び合えることになる」

といった確認があったそうです

今季最終日ということもあり、各選手、ロッカーの荷物整理など、クラブハウスの玄関を行ったり来たりで大忙し

中でもやはり、山田暢久選手は別格でした

「最後の大原に何か感じる、感じない、っていっても、また来るだろうし、荷物が全然片付いてないから(苦笑)」

と相変わらずのマイペースっぷりは健在

きのうの花束贈呈では、息子さんと娘さんが見事に大役を果たしました

それはサプライズでなく、

「僕がお願いした」

とのこと

「一応、会社的には『誰かにお願いしようかな』とは言ってたけど、『最後なので、できれば・・・』とこっちからお願いした。わかっててもジンときちゃうね(照笑)」

–てっきり岡野選手が登場するのかと思ってました!

「ハハハッ!(笑)」

–何かお話はされましたか!?

「契約について言われた時点で電話した。そしたら岡野さんは現役へやる気があったので、凄いなと思った。その時点で」

–その時点で!?

「やっぱ、試合のメンバーにも入ってないし、それでもそういう考えがあるので、凄いなと(笑)」

–99年の話じゃありませんが、もし電話で「ヤマ、続けるよな!?」と言われたら断れないのでは!?

「もう同じチームじゃないから!(笑)」

–どうします?一緒のチームになったら!?

「一緒になったら考える(笑)一緒になっちゃったら、やるしかないでしょ!」

–夢があって良いです

「夢なんかないすよ・・・オッサン2人揃ってどうすんすかぁ!?」

–岡野選手が右サイドで頑張れば、山田さんが真ん中でプレーできますよ、きっと

「2人使うチームなんかないだろうから・・・(笑)」

そう話した時、頬がほんのり赤かったです

野人と鉄人

現役のうちに、またどこかで共演できないのでしょうか

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結局、契約に関する発表があって以降、山田暢久選手の出場は叶いませんでした

その分、山田直輝選手は並々ならぬ責任感を胸にピッチへ

「3枚目のカードが自分だったということで、自分が出るということは、これまで浦和レッズに貢献してきたヤマさんが出られないということだったので、”自分が出来る100%のプレーを絶対にしなければいけない”という気持ちで入った」

しかし、

「結果が残せなくて、ヤマさんには『申し訳ありませんでした』と声をかけた」

とはいえ、自身のプレーについては、決して悲観するような内容でなかったはず

それには、ピッチへ送り出される前にかけられた、ある声が関係しているのかもしれません

「ヤマさんが試合に出る前に『気にするなよ』と一声かけてくれたので、自分らしくできた。試合後、場内一周している時に、ヤマさんがどれだけ愛されているか感じられたので、そういう選手がいなくなるけど、そういう選手に自分がなれるようにこれから努力したい」

と決意を新たにします

そして、

「これまで、普段生活をしてきて、『浦和レッズの山田です』と言うと、『あの山田暢久選手ですか?』と言われることも多かった。これからは『浦和レッズの山田です』と言ったら僕の名前を言ってもらえるように。それぐらいの存在にならないといけない」

いつもより、少し大人びた表情に見えました

気負わず、背負いすぎず、のびのびと

直輝選手は直輝選手らしく、新しい歴史を築いていってもらえれば、良いんです

そこに輝く笑顔さえあれば

これからも、いつまでも、浦和レッズにとって”山田”という名は特別なものであり続けます

浦和のハート、その鼓動と共に

山田暢久選手、山田直輝選手のインタビューはもちろん、昨日の試合後の選手コメントや今日の大納会の様子、今後予定されているイベントの模様など、あすからの「You’re The REDS」も様々なREDSをお届けしていきますので、よろしくお願いします。

では

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