どうもです
公式戦のない週末
レッズはきょう、大原でアスルクラロ沼津とのトレーニングマッチを行いました
30分×3本+20分×1本で行われたこの試合
レギュラー組主体で臨んだ最初の2本は、梅崎選手のドリブルシュート、武藤選手のワンタッチゴールが決まり、2対0で終えました
興梠選手、青木選手、高木選手は、継続して3本目にも出場します
先に退き、クールダウンをしつつ「慎三行くぞ!」と渇を入れた森脇選手に対し、
「モリ!(左手の人差し指を口元に寄せながら)しーーーーーっ」
と伝えたのは那須選手
34歳の誕生日を迎えた背番号4は、3本目から登場しました
4本目に入ると7分、左コーナーキックのこぼれ球を拾うと、ペナルティエリア左角付近から右足を鋭く一閃
鮮やかな放物線がゴール右隅へと吸い込まれます
歓喜の輪に駆け寄った平川選手が、「落とした!?」と絶賛したファインゴール
見事、バースデーゴール達成です
――おめでとうございます!
「ありがとうございます」
――いかがですか、バースデーマッチでしたが?
「いやぁ、きょうは娘の運動会だから、何か誕生日気分が全くない(笑)というか、周りも周り、娘も娘だし。あまり実感が沸かないですけど、まぁでも、良い節目なんで、また心機一転じゃないですけど、頑張りたいと思います」
――大人になったってことですね、家族が増えて…
「そうですね!はい(汗)」
――運動会の方は大丈夫なんですか?
「ちょっとだけ顔出しただけです(汗)」
――だからきょうは3本目からだったのですか?
「いやいや、そういうわけじゃなくて。まぁ、色んな兼ね合いで、90分やる人もいたし」
――ゲームとしてはいかがでしたか?
「そうですね、まぁまぁまぁ、3本目はボランチだったけど運動量が必要だから、《ボランチやっている人は凄いな》って改めて思いましたし、でも、良い練習にはなりました。良いフィーリングで、最後リベロでやれたんで、まぁ、ほんと良いフィーリング合わせには、良い練習試合でした」
――持ってますね?
「そうですね。初のバースデーゴールだったんで」
――初?
「練習試合で、はい。まぁ、良いスタート切れそうですね」
――あのゴールを見た感じ、シャドウも出来るんじゃないですか?
「いや、まぁ、あんまり言えないですね(苦笑)やりたいですけど…(汗)」
――狙い通りというか、コーナーからのこぼれでしたが?
「そうでしたね、まぁ、ほんとイメージ通りだったんで、よかったです」
――美しい弾道でしたが、那須さんの目線から見てどうでした?
「越えるかなと思ったら、思いの外落ちたんで、持ってるなぁって」
――平川さんからは「落とした?」とお褒めの言葉が…
「そうですね、よかったです!(ニッコリ)」
――山本昌邦さんともお話しされてましたが、11年前、共に闘って…で、きょうまた会ってましたけど
「まぁ、昌邦さんとか、中山さんとか喋って『ガンバレよ!』って言われましたし、『やっぱりレッズ優勝して盛り上げないと』って言ってたんで、やっぱりセカンドも取って、しっかり優勝して…と思いますね」
――まだまだ成長期の那須さんにとって、48歳の人が現役復帰というのは?
「ほんとに凄いと思いますよ、はい!」
――では、改めて成長期の那須さんから、34歳の抱負、誓いを…
「いやぁ、まだまだ日々成長なんで、練習から毎日アグレッシブにやって、それを試合に良い形でつなげていればいいかなっていうふうに思いますね!」
――おめでとうございます。いつもありがとうございます!
「ありがとうございます!!」
これからもエネルギッシュに成長を!頼みますよ那須岡兄貴!!
4本目、もうひとつのHappy!ムードが広がります
今年3月下旬に左アキレス腱を断裂した岩舘選手が、実戦のピッチに帰ってきました
ファーストプレーで、相手の直接フリーキックをガッチリとキャッチ
そこからのカウンターで川上選手のゴールが決まりました
その後1失点こそ喫しましたが、どれもこれもリハビリを乗り越えたからこそ味わえる感覚です
――お疲れ様です
「お疲れ様です」
――何か、「お疲れ様です」の種類も今までと違う気がします
「そうですね(ニコリ)ちょっと…はい。まぁ、いい20分間でした」
――2日前に話したときに、「ちょっとまだ2日後は…」と言っていたので、きょうはでないかと思ってました
「まぁ、そうですね。僕もきのう『いくぞ!』って言われたんで、『あっ、行って良いんだ』って感じだったんですけど、でもまぁ、確かに状態を考えたら出来ないことじゃないので、その分早く、できるだけいいとは思うんで、そういう意味ではよかったですね」
――きのうのプレーを見て、私も練習後「とても良かった」と伝えたじゃないですか?
「あっ!はいはい…」
――恐らく、コーチの方とかも同じ印象で、《いける!》って思ったのではないですか?
「あぁ…そうなんですかね!?(笑)でも、まぁ、自分としては必死にやっているだけなんで、あんまり、まだまだ周り見えていない状態だから、あれでしたけど。まぁ、周りの人にそう言ってもらえるのはありがたいので、よかったです(ニコリ)」
――最初のプレーでガッチリキャッチして、そこから得点につながりました。
「はいはい。あれはまぁ、啓太さんがうまくリードしてくれたんで、ボールをそこに出すだけだったから良かったですけど、気持ちよかったです。ああいう風にキレイにカウンター、自分からじゃなかったですけど、始まってゴール取れるって感覚はいつやってもいいなってかんじです」
――壁作ったのはいつ以来ですか?
「あっ…ケガをした練習試合であるじゃないですか!?あのときは作ったかどうかわかんないですけど…」
――平川さんと鈴木選手、豪華な2枚並べてね…
「本当っすよ!」
――半年と10数日
「そうですね、ちょうど、半年と10日間くらいですかね…」
――正直、もうちょいかかるかなと思っていました
「そうですね、僕自身も目標自体は10月に設定していましたけど、まぁ、そんなにそこにあわせて焦らなくても…って思ったんで、もう少し、10月中にっていうイメージでいたら序盤にこうやって対外試合ができたのはよかったですね」
――関根選手にさっき声を掛けたら「安心した(ニヤリ)」と…
「本当ですか!?!?!?ウチの“殿”からありがたいお言葉をいただいて、恐縮ですね」
――何かご褒美あるかもしれないですね
「本当ですかね?ごちそうしてもらうかな(笑)」
――試合に戻りますと、失点のところ。スローインとか、やっぱり普段練習じゃ…って言うところの流れでっていうので…
「まぁ、そうですね。ゲームの中でリスタートっていうか、自分達バタバタしていた中で始まっちゃったんで。あれもっと早く用意で来てれば全然違ってたと思うので、そこはもったいないところでしたね」
――無失点が理想ですけど、試合に出たことによって課題が出るって言うのが次へのモチベーションになると思いますし
「まぁ、そうですね。本当に些細なことの積み重ねでああやって失点したって思ってるんで、でも、ちっちゃいことを少しずつ改善していくことで、どんどんどんどん良くなっていけると思うので、そういう意味ではそういうものがしっかり見えてくると思うので、次にはつながるなって」
――その“次”の目標の設定ってどんなところに置いていますか?
「…そうですね、目標の設定か…。まぁ、とにかく今は、ゲームの中だったり人が、相手がいる中でプレーすることっていうのがすごい必死なんで、まぁ、その中で自分が今までできたこと、ケガする前にできたことにどれだけ近づけるかってところが初めて…、ただ、リハビリ期間でケガした前に戻るっていうだけだと目標がどうしても、っていうかこの半年間がもったいないことになっちゃうんで、この半年間でつかんたものを活かしながら、プラスアルファ今までの自分につけ加えてプレーできるようにリハビリで経験したことを大事にしながらやっていきたいなと思います」
――そのリハビリで、石原選手がずっとパートナーとしていました。石原選手へのエールとしてはいかがですか?
「そうですね。やっぱりまぁ、本人もボール蹴り始めているって思うんですけど、やっぱりサッカーは楽しいんでね(爽笑)相手がいて味方がいて、で、点取り合ってサッカーだと思うんで、こうみんなで戦いながら、激しくやるのも本当にそこに戻って欲しいなって、早く…って」
――サポーターもメンバー表をネットとかで見て、「おっ、ダテさん戻ってきたよ!」って、多分テンションが上がっていると思いますけど、楽しみにしていた方へのメッセージを
「そうですね、まぁ、ファンサーするたびに声かけてくれてるサポーターの方とか、毎回見に来ては『待ってるよ!』っていうサポーターもいたので、そういう人達にまぁ、きょうこれでやっと『ただいま』じゃないですけど、そういうふうに言えるなとは思うので、待たせてしまった分、これからもが頑張っていこうと思うので、これからもよろしくお願いします!(爽笑)」
――恐縮ですが、代弁して…「おかえりなさい!」
「あっはい!『ただいま!!』」
――ありがとうごさいます。良かった良かった、またよろしくおねがいします
「はい、よろしくおねがいします!(爽笑)」
あー爽やか、ホント爽やか過ぎる!
ダブルハッピー!、那須選手と岩舘選手のインタビュー詳細は、あさって月曜日の「You’re The REDS」でお届けします
では