山田暢久引退試合のあと、夜8時から「REDS After The Match」をお送りします。
7月4日 「ヤマさーん、ボクきょう、誕生日です!」
どうもです
まとわりつくような雨の大原で、練習は午前10時からスタート
ウォームアップ後は、3対3のパターン練習、11対11でのハーフコートゲームといったメニューを中心に進行します
ピッチ脇では、ネネさん、ワシントンさん、ポンテさんというリーグ優勝時の助っ人トリオが、あすに備えてジョギングやボール回しで調整
それに触発されたかどうか、選手それぞれ軽快な動きを見せていました
「ワシントンさんって、あんなデカイんすか!?」
と森脇選手もビックリした様子
何とも豪華な練習風景でした
さて、山田さんと過ごす、かけがえのない1日は、あした
きょうは、山田選手が24歳の誕生日を迎えた、とてもおめでたい1日です
心境を問えば、
「特には(笑)普通の1日なので変化はない」
そう答えた瞬間、偶然にも目の前には、
「しっかりやれよ!お前!」
と檄を飛ばすレジェンドが登場
「ヤマさーん、ボクきょう、誕生日です!」(山田直輝選手)
「何歳になったの?」(山田暢久さん)
「24です」(山田直輝選手)
「まだ?」(山田暢久さん)
「いや、もうっすよ!(笑)もうですよー!!」(山田直輝選手)
何ともほほ笑ましい、6番どうしのやり取りでした
山田直輝選手にとって、23歳はけがなくプレーできた1年でもあります
「試合に全然絡めていないし、試合に出られないとサッカー選手である意味がないと思うので、24歳はしっかり試合に出られるようにやっていかないといけないと思う。24歳はもう中堅になると思うので、経験を生かしてしっかりチームに貢献しないといけない。ワールドカップを見ていると改めて年齢は関係ないと感じる。若い選手が躍動していたり、ベテランの選手がチームを引っ張っていたり。そういうスポーツなので、自分も自分の良さを出してしっかり未来を見据えてやらないといけない」
あすに向けては、
「ヤマさんの舞台なので、僕らは楽しんでヤマさんにありがとうという気持ちを伝えてプレーできればと思う」
そして、
「24歳はチームに貢献できるようにサッカーができたらと思う」
世界中を見渡しても、山田直輝選手ほどにサッカーを楽しそうにプレーし、見ている人を楽しませられる存在は、なかなかいません
「はい、サッカーを楽しんでできれば自分のプレーを取り戻せているということだと思うので、それができるようにがんばりたい」
24歳初ゲームが、同じ”山田”の記念試合
この運命的な巡り合わせが、新たな”レジェンド”誕生の第一歩となることを願います
ここからは、練習後の選手コメント、歴代選抜メンバーの中から、きょう大原で調整をした方々の意気込みを紹介します
◇平川選手
「ヤマさんが輝けるようにみんなでサポートして良い試合になればと思う。(2006年の終盤は平川が右で山田氏が真ん中でプレーしていたが)真ん中だとディフェンス頑張るんですよね、珍しく(笑)。サイドだとディフェンスを面倒くさがって自分のマーク以外はカバーとかしないイメージがあるけど、自分がやりたいと言っていただけに前目をやる時はふたつ、みっつ頑張って追うし、ディフェンスだけじゃなくて攻撃でも体を張ってつなぐし、ゴールという部分の魅力も持っているから、前にいる時のヤマさんは輝いていたなと(笑)やらされてない感があった(笑)。明日もそういった部分を見せてくれたらなと。明日またサイドとかやって嫌々やっていたら申し訳ないので。(久々に左でプレーする可能性もあるが)メンバー的にどうなるかわからないけど、とにかくヤマさんが一番やりたいところをやれるようにどこでもやるつもりだし、サポートしたいと思う。(小野選手のスルーパスを久々に受ける場面もありそうだが)その辺の個人的な楽しみもあるので、けがをしないようにコンディションを整えて、そういうパスに反応できるように常にアンテナを張りながら個人的な楽しみも楽しめたらなと思う。(坪井や鈴木とは話をした?)してないけど、ある程度、覚悟をして頑張らないと(笑)。周りがどれぐらい動けるのか、闘莉王とか現役の選手も来てくれるので、その辺でうまくバランスを取って、他の選手が良いプレーをできるようにしていきたい。(岡野さんは二日酔いで来る可能性もあるが)大丈夫じゃないですか、もうGMだから(笑)」
◇坪井選手
「闘莉王?ボクが上がります!!」
◇鈴木選手
「(年上が多い分負担もかかるかと思いますが?)走るつもりはない。みんなに走ってもらう」
◇宇賀神選手
「あすはたくさんの人が見に来てくれると思うので、見に来てくれた人が来て良かったと思えるような試合をしたいと思うし、その中でヤマさんに花をもたせられればいいかなと思う。(マッチアップもあるかもしれないが)そうなったらどうしていいかわかんないけど。どうしたらいいんですかね?(笑)。先輩方に聞きます、どういう対応をすればいいのか。でも僕はそんなに器用な選手じゃないんので、いつも通りやれればと思う(笑)きょう、ワシントンがいてビックリした。あんなにデカいとは思わなかったし、あのブラジル人3人(ワシントン、ポンテ、ネネ)は今でもすごい存在感があった。ロビーは若干デブだったけど(笑)。でもやっぱりすごかったんだなと思うし、そういう選手たちと一緒にピッチに立てるのはなかなかない機会なので、そういうことを誇りに思いながらも楽しめればと思う」
◇関根選手
「岡野さんとスピード勝負?いやあ・・ボクは自分のスルーパスに自分で追いつけないんで(笑)」
◆ネネさん
「何年ぶりかに大原に戻ってきたけど、良い時代を過ごしたことを振り返ってみると、懐かしさを感じている。この度、山田さんの引退試合に呼んでもらえてうれしく思っているので、わざわざ自分の息子も連れてきて以前いた時の思い出をもう一度、みんなで味わいたいと思っている。明日の試合は良いプレーができるようにがんばるし、サポーターのみなさんにはいつも応援してもらったので、その恩返しもしたいという気持ちがある」
◆ポンテさん
「(1年ぶりの大原だが)非常にうれしい気持ちだし、何よりも大切な仲間の引退試合ということで、楽しい試合にしていきたいし、すごく楽しみ。何よりも一番の目的はヤマさんの引退試合のために来ているけど、自分としては最近、サッカーを全然やっていないこともあってどういう試合になるかわからない(笑)。でもレッズと戦えるのは楽しみだし、最高な思い出にしたい。サポーターの方々にはいつもと変わらずスタジアムをいっぱいにしてもらって、最高の盛り上がりを見せてもらいたい」
◆ワシントンさん
「(久しぶりの大原だが)本当にうれしい。7年ぶりにここに来させてもらって、一緒にプレーしていた選手もいるし、みんなに会えて嬉しかった。山田暢久は偉大な選手だったし、あの当時、非常に強かったチームのキャプテンということもあって、たくさんの思い出もあるし、彼の引退試合に加わることができて光栄に思う。サポーターの方はおそらく僕のゴールを待っていてくれていると思うので、しっかりと期待に応えられるプレーをしたい(ワシントンフェズゴール!!)アハハ!明日は浦和のDFとうまく話をして、仲良くなって試合に入りたい(日本語で)またあした!」
◆都築さん
「あしたは朝からPTAの作業がある(笑)パントキックの感触?(首を傾げながら)いやいや腰が回らない(苦笑)槙野には、『俺の届かないところにシュートは打つな』と言ってある」
◇西川選手
「都築さん?何と言ってもオーラとキックが凄い(スマイル)」
◆堀之内さん
「(目標体重の70㎏には?)いけた。けど、減量しすぎたかも(笑)」
◆内舘さん
「(準備はOK?)いや全然・・・(ファンデルサールミドルの再現お願いします!)ハハハッ!いやいや(笑)」
◆ブッフバルトさん
「山田にさっき会ったら、『彼はまだまだ出来ると思った。彼の持っている力を全て出して欲しい。シュートを入れて欲しいし、一番大切なのは楽しんで欲しい。彼の持っている力を充分出し切って楽しんで、良い試合、良いイベントにして欲しい。(歴代選抜)チームは現役から退いた人が多いので、自分の力を出せるかどうか疑問。ポンテ、ワシントン、ネネもブラジルから来たばかりで、彼らの力が100%出せるか難しいが、大切なのは試合を観たお客さんがレッズを思い出していただいて、良い試合を見せる、多くの得点が入って楽しんで欲しい」
◆山田暢久さん
「意気込み?ないっす」
★浦和レッズ戦を実況生中継!
埼玉スタジアム2○○2で行われる、「山田暢久引退試合」の模様について、試合後のセレモニーを含め”完全実況生中継”します!
RED A Live 2014
NOBUHISA YAMADA TESTIMONIAL「浦和レッズ 対 レッズ歴代選抜 Rest of the REDS」
…7月5日(土)16:45~19:15(延長の場合あり)
Come On! REDS…15:00~15:55
REDS After The Match…20:00~21:55
・応援メッセージはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!
・これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
13:00~14:55 松本茜のCatch The Music(時間変更)
15:00~15:55 Come on! REDS
16:45~19:15 RED A Live 2014(延長の場合あり)
20:00~21:55 REDS After The Match
では
7月3日 「進化してます!俺は!フフッ」
どうもです
曇り時々晴れ
風がある分、きのうに比べれば過ごしやすい大原での2部練は、午前10時からスタート
鳥かご、パス&コントロールなどのウォームアップを終えた午前10時40分からは、3人一組での攻撃パターン練習へ
濱田選手が右足で強烈なシュートを決めるとすかさず、
「生まれたな!」(坪井選手)
「自覚あるねえ!お父さん!!」(柏木選手)
以前から続く、謎の”父親いじり”(※濱田選手にお子さんはいません)でピッチ上は笑いに包まれました
午前10時55分頃になると、サイドからのクロスに対する2対2へと移ります
「キーパーとディフェンスの間に流し込むように」
と監督
予てから選手に伝えている”空間に合わせるボール”を中心に、熱弁を振るいます
「サッカーは止まってプレーする時間があまりない」
「出したあと動く」
「止まっていたらお互いの関係は生まれない」
指揮官自らお手本となるべく、身振り手振り、小走りボール蹴り
パスの質、動き出しの質、バリエーション豊富な攻撃創出へのアイデア提供は続きます
「相手から離れる、走る方向を考える」
「相手を動かしてスペースを作る!」
気がつけば、約20分が経っていました
サイド+2対2の形での練習は、説明のみで終了
その後は2対1を実施
「出来るだけ早くゴールへ!」(監督)
坪井選手がスペースへボールを送り出すと、永田選手は右サイドを全力疾走からの、好クロス
「しっかり走れ!(怒)ミツ!」
と坪井選手・・・数秒後には、
「ナイスボール!!(ニッコリ)」
午前11時30分からは、3対3+両サイド(実質、攻撃から見れば5対3)と人数が増えます
「状況変わったら動き直すように!」(監督)
永田選手が今度は”使う立場”となって、絶妙なスルーパス
それに反応したアニマル坪井さんは、抜群のスピードで柏木選手を置き去りにして、右足を振り抜きます
しかし、シュートはゴール左を逸れました
この練習では、監督が事前にパスを出す順番を設定
「3→2→1→3→1→2」
したがって、守備側は次に誰へとパスが出るかをわかっています
そうなだけに、受け手は工夫を凝らした動き出しが求められました
どの組も、なかなかシュートへは持ち込めませんが、集中は途切れません
午前11時50分、疲れが見え始めた頃には、
「いいよいいよ!後半90分!!」(森脇選手)
・・・・誰もツッコミを入れず
午前練は、お昼の12時頃に終了
結局、ゴールはほとんど生まれませんでしたが、頭と体力を駆使したトレーニングだったこともあり、選手それぞれ充実した表情を浮かべていました
※このあと行われる、午後練習の様子については、今夜の番組でお伝えします
上記リポートにもある通り、永田選手の状態が上向いている印象です
やはり、大事な試合を2日後に控えている影響が大きいのでしょうか・・・
レジェンド譲り?の逃げ足で報道陣を振り切ろうとする”浦和のゆるキャラ”ですが、本家ほどのテクニックはなかったので、何とか立ち止まってもらうことに成功!
――今、逃げましたよね?
「見てました(苦笑)!?」
――ご機嫌ですね・・・
「全然っすよー!(ニンマリ)」
――調子はどうですか?
「調子はまあまあ・・・暑いッス(汗)」
――練習では坪井さんのパスに反応して、サイドを全力疾走していましたが?
「つぼさんが強いボールを送ってきたので、走るしかなかった」
――そのあと坪井さんに褒められていましたが、珍しいのでは?
「フフッ、普段厳しいので」
――スルーパスも通してましたし、絶好調ということで
「フフそんなことないッス(笑)フフフ・・まあ、まあもうチョイ早いスピードの中でああいうのが出来たらもっと良いのかなとは思う」
――監督が練習中、約20分間に及ぶ指導をしていましたが、理解できましたか?
「出来まフフッしたよ!(笑)ちょっとだれたけど、長すぎて。言おうとしていることはわかった(笑)」
――どう解釈してますか?
「え!?」
――監督のお話です
「何言ってたっけ?(笑)」
(なんだか、受け答えが山田暢久さんと重なります・・・)
――クロスへの対応や動き出しなどについて言ってたようですが?
「あーあー、あっワールドカップでもそうだけど、早いクロスに対してどう入っていくかだと思うし、そこで相手が良い状態で守れていない時に、如何にゴールを奪うかだと思う。監督は、動きのところを凄く言っていた」
――ワールドカップにおける、「フランス」や「イニエスタ」などが例に出てましたが?
「『ノールックとかを使え!』みたいな。良い選手はこっち側(首を逆にしながら)も見えてるとかの例で出てきた」
――ところで、静岡合宿はいかがでしたか?
「新潟の時にはあったけど、レッズに来てからは初めての清水だったので、まあ懐かしい感じはあった」
――地元の空気を吸いながらの調整、手応えは?
「徐々にだけど、練習試合でも良くなってきたし、まああと、Jリーグ再開を待つだけだけど、もう少し出来ることもあると思うので、そこをもうちょっとだけど、質の部分を(※何故かニヤける)上げて行ければと思う」
――特に上げたい質は?
「やっぱパスの精度、一番は。ロングキックは蹴れると思うので、グラウンダーのパスを前線に良いタイミングで、もっと質の良いボールを供給できたらと思う」
――ちなみに、地元に凱旋した際の反応はいかがでしたか?
「いや特にないッス(苦笑)地元の友達が遊びに来たぐらい(笑)みんなオジサンになってた(苦笑)フフフフ・・・落ち着いた感じの奴もいれば、チャラついた奴もいた(笑)」
――永田さんは友達からどう言われました?
「いやなんもあれっすけど、『年取ったなあ』ぐらいフフ、はい」
――あんま変わってないと思います
「俺ッスか!?フフッなら良いッスけどフフッ」
――そういった雰囲気も山田暢久さん譲りなのかもしれませんが
「フフいやいやいや!進化してます!俺は!フフッ」
――試合への意気込みをお願いします
「ヤマさんとプレーできる最後の機会だと思うので、接触する場面があったら厳しくいきたい(笑)」
――けずる覚悟で?
「いやそこまでは、フフッ空気は壊せないので(笑)良い感じで!フフフッ」
――以前、「試合で対面したら笑っちゃいそう」と話してましたが、心の準備は大丈夫ですか?
「いや、みんな笑っちゃうんじゃないすか?そんな多分ガチでやらないと思うし(笑)」
――同じ学年の長谷部選手も来ますが?
「長谷部はまあ、ちょっと前にあったので、あれだけど、まあヤマさんメインなので今回は。長谷部は蔭に隠れといてもらってフフッ」
――せっかく来てくれるのですから!
「でも、主役は奪っちゃダメッス」」(※ほぼ1年前、長谷部選手が大原に来た時にはこのような出来事もありました)
――今週はモチベーションもかなり高い!ということで良いですか?
「そうっすね・・フフッそうしとく(ニンマリ)」
2日後は、
レジェンドVSゆるキャラ
一夜限り、夢のマッチアップにも注目です
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では
7月2日 「この環境を与えられたら言い訳はできないので、やるしかない」
どうもです
梅雨の中休み、日射したっぷりで、気温は35度
夏場の闘いへもってこいの天候の中、練習は午前10時から始まりました
まずは、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こします
午前10時40分、天然芝ピッチへ移動し、キーパー陣は専用メニューへ
フィールドプレーヤーはステップワークや坂道ダッシュ、「動きを加えながら、メリハリ!」堀コーチ主導でのパス&コントロールでボールの感触を確かめます
さらにはその後、シャトルランニング(※1位山田直輝選手、2位濱田選手)を行い、練習は午前11時30分頃に終了
大原に、レッズが帰ってきました
オフ明けに恒例で行われるのが、野崎アスレティックトレーナー主導での体幹トレーニング、通称”崎トレ”
「野崎さんの名前はメチャメチャ聞いてきた!」
と話すのは、新加入の岩館選手
「(かつてレッズに在籍していた本間選手からは)『めちゃくちゃ良いところだからいろんな人からいろんなことを吸収した方が良い』と言ってもらえた。『すごいトレーナーの人もいて、俺はその人に人生救われた』ぐらいのことも言っていたので、その人のところに行こうかなと(笑)」
初の大原でのトレーニングを終えた感想を聞けば、
「いやあもう、芝生も見ての通りだし、環境がすごく良いので、やっていて気持ち良い(笑)」
真っ先に芝生を語るところ、ナイスです
「サポーターも平日でこれだけ来てくれているし、水戸ではなかなかないことだったので、練習から緊張感がある」
と目を輝かせます
「練習場に全てが揃っているし、設備もそうだし、メディカルのスタッフの方とか、トレーニングルームもある。水戸ではあちこちに分かれていたけど、移動の手間がなくてひとつの場所でできるというのはやりやすい」
そして、
「この環境を与えられたら言い訳はできないので、やるしかないと思っている」
そう決意を口にしました
期限付き移籍の経緯としては、
「僕に来た時には直前にパッと言われただけだったので、経緯はよくわからないけど、『行けるから、行ってこい』と(笑)断る理由はなかったし、チャンスだと思ったので来させてもらった。考える暇もなかった(笑)」
実は静岡キャンプ前日、大原でトレーニングが行われた際には既に練習場に来て監督へ挨拶している姿を目にしていました
その時のことを、こう振り返ります
「パッと見て『良い体しているじゃないか』と言われた(笑)。肩をポンポンと叩かれて、腕をグッと持たれて、『これなら大丈夫だ』ぐらいの感じで言われたので、『よろしくお願いします』という感じで(笑)」
つかみはOK!といったところでしょうか
合宿初日から合流し、約2週間が経ちました
「浦和の選手はすごい人たちがいっぱいいるので、最初は『怖い雰囲気、ピリピリした雰囲気なのかな?』と思っていたけど、全然そんなことはなくて、みんな仲が良いし明るい雰囲気なので、入りやすかった。(特に印象が違ったのは?)逆に槙野さんが印象通りすぎてビックリした(笑)。来た当初から声を掛けてくれて絡んでくれたので、やりやすかった」
きょうの練習後には、矢島選手と共にチームの用具整理を行うなど、徐々にチームの輪にも溶け込んでいるようです
水戸でもなかなか出場機会に恵まれなかった25歳
J1でのチャレンジが始まります
「めったにないチャンスだと思う。せっかくなので挑戦して、やれることをやりたい。ストロングポイント?気持ちでやるタイプなので、至近距離とか、危険なところで恐れずに突っ込んでいくところを見てほしい。(憧れの選手は?)世界のうまい選手みんなの真似できるところを真似しようという意識でやっていたけど、特に誰という選手はいない。ここでもめちゃくちゃレベルが高い選手と一緒にやれるので、普段の練習から学ぶことがいっぱいあって、練習から楽しい」
向上心たっぷりのゴールキーパーは、足元の技術向上にも意欲的
きょうの練習でも積極的に取り組んでいました
「嫌いな方じゃなかったけど、ここに来ると加藤さんがうますぎるので、『出直さないとな!』という感じ(汗)」
初埼スタは、週末のビッグイベントです
「山田暢久さんは、キャンプの時に来られたので挨拶だけはできたけど、すごく雰囲気がある人だった。近寄りがたいというか、オーラがあった。そんな人の引退試合にパッときた僕が出て、『良いんすか?俺なんかいて!?』という感じですけど(笑)、そういうところに立ち会えるのは嬉しい。他にもレベルが高い選手が集まるところを見られるのが楽しみ」
サポーターへは、このようにメッセージを送りました
「まだ入ってきたばっかりで、実力も加藤さんや西川さんに比べたら至らないところもあると思いますけど、気持ちでカバーしたり、努力することだけは欠かさず続けていくので、温かい目で見守ってくれたらと思います」
日焼けした精悍な顔つき、ピンと背筋を伸ばしならの受け答えからは、実直さがうかがえる岩館直選手
何よりもプレーを楽しみにしています
一期一会、ようこそレッズへ!
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、ASエルフェン埼玉・山郷のぞみ選手のインタビューもあります
では
「この決断が”良い決断だった”と示すためにも」
どうもです
きょうの「You’re The REDS」では、きのう行ったマルシオ リシャルデス選手のインタビューをお届けしましたので、こちらでも紹介します
なお、23時からは再放送もありますので、聞き逃した方は、そちらを是非
――お帰りなさい
「ありがとうございまーす。サウダージねー!(※もの凄くみなさんに会いたかった)」
――僕らも同じく
「(ニッコリ笑う)長い時間ずっと、人生でずっと大好きなサッカーから5ヶ月ちょっと離れて、自分の大好きな仲間とも会えなかったことで、非常に寂しかったけど、やっぱりこういった形で、また日本に戻ることが出来て、ホントに嬉しいし、みんなに会えて、そしてこういった形でリハビリをさせてもらって、1日でも早く自分のピッチの中での仕事を見せていきたい」
――髪型を変えたましたか?
「そうですね、自分と同じように、またゼロからスタートというつもりでスタイルチェンジをさせてもらった(笑)」
――手術するという選択、難しい思いもあったのでは?
「チームにとっても家族にとっても難しい決断だった。今まで一度も手術をしたことがなかったの、凄く厳しい判断だった。でも結果というのは、こういう形で日々行いをしっかりすることで良いものがもたらされると思うので、5ヶ月が過ぎたあと日本に戻ってきて、またピッチに立てる日を楽しみにしてる。”この決断が良い決断だった”と示すためにも努力していきたい」
――リハビリの感触も良い?
「非常に良い感覚で走れている。全く違和感ない。手術したところもしっかりと完治したつもりでいるので、1日でも早くボールに触れるように日々の行いをしっかりしたい」
――離れたところからレッズの情報を見る、聞くなどしての印象は?
「まあブラジルにいたとはいえ、常にレッズの情報をインターネットなどで確認していた。本当に素晴らしい組織だと思う。守備力が非常に強く、失点が少ない中でリーグ前半戦が終わり、もう本当にそれが好調の原動力だと思う。強い守備からの攻撃。ミシャ監督は素晴らしいサッカーの哲学を継続しながら、良い結果を出してる。今、僕らが持っている強さをさらに上へ行くためにも、自分達が今まで行ってきたことを信じながら自信をもって貫くことだと思う」
――万全の状態に戻ったらどんなプレーを見せてくれますか?
「サッカーというのは“喜び”がないとつまらないものになってしまうと思う。自分の“喜び”が100%に達するためにも、1日でも早くピッチに立ちたい。それが今の目標。ピッチに立ったらチームのために、自分の仕事をする。ゴールだとしても、どういった形でもチームのために貢献することが出来れば、目標は達成できると思う。そういう感じがする」
――サポーターもマルシオ選手の笑顔を楽しみにしてると思います
「また“喜び”の面で話をさせてもらうと、サポーターの方々は常に僕らに大きなエネルギーを与えてくれてると思う。本当に、言葉で何を言ってもそれを越すことはないと思うので、しっかり彼らに何かを返すという意味でも、しっかりピッチで結果を出して、最後に喜びを気持ちとして返すことが出来たらいいと思う。一丸となってやっていきたい。ありがとうございまーす」
大きな”喜び”は半年後に待ってます、きっと
VIVA! MARCIO!!
では
6月16日 「世界遺産も見られて、ファッションもね、アアアー痛ッ!!」
どうも、お久しぶりです
約2週間のオフを経て、大原でのトレーニングは、きょうから再開
ジョギングで身体を起こしたあとは、とりかごを行いその後、選手達は二手に分かれます
一方のグループは素走り
もう一方は、ドリブルなどで足を止めず、久々のボールフィーリングを確かめるように、基礎練習を反復しました
この2つのメニューをそれぞれのグループがローテーションでこなし、練習はお昼の12時頃に終了
再開初日ということもあり、まずはしっかり汗を流し、あすからのキャンプへ程よい負荷をかけた印象です
梅雨の晴れ間も手伝ってか、大原は明るい雰囲気に包まれました
選手達が醸し出す和やかムードはまるで、再会にテンション上がる、始業式の様相
その中でもやはり、森脇選手の存在感が際立ちます
「アーーウ!」
不意打ちで、鈴木選手に背後から「1!(※数字リフティングの合図)」とボールをぶつけられ、悶絶
「もおねえ、10日休んだ後にあれは厳しい(苦笑)腰を骨折したんじゃないかと。けっこうな衝撃を受けた。まあ、10秒後ぐらいには回復した。リタイア一号にならずに良かった。あっちこっちに敵がいるので、大変だなあという感じ」
――今、背後にも”あの敵”がいますが・・・・
「あいついるんすかぁ!?」
「なになに!?部外者いるんだけど!」(鈴木選手)
「ほんとだ!!危険すね!もう、あっち行ったなと思ってたので安心したけど、『まだいるのか!』という感じ」
原口選手に怯えつつも、
「まあね、あのー、今後もね、しつこいぐらいにお話ししたいなと思う!」
森脇節全開な久々のインタビュー、スタートです
――再開初日はハードなトレーニングでした
「やりましたねえ!けっこう、負担が来てる。まあ監督はね、『ノーマルだ』っていうふうに思ってるだろうけど、僕にとっては、最後のランニングの頃にはバテバテだった(汗)」
――2人一組の基礎連では“クニくん”と絶妙なコンビネーションを発揮してましたが?
「そおっすね!良いコンビだったんでね!最初はどうなるかと思ったけど、まあ、無事に難なく終わって良かったという思いがある」
――飽きられたのでは?
「それはないと思うんすけど(汗)徐々に多分、あーのー、そういう時代がやって来るのかと(苦笑)」
――オフはリラックスできましたか?
「だいぶできた!!もちろんサッカーのことを考えるのも大事だけど、中断までかなり精神的にも肉体的にも疲労してたので、少しサッカーから離れたいなと。奥さんとね、ゆっくり海外の方にバカンスに行って、リフレッシュした」
新婚さんは、水入らずでの旅行へ出かけたということ
――シンガポールではなく?
「シンガポールではなかった!もうちょっと遠いこところへ(笑)」
――ということは、ブラジル?
「ブラジル行きたかったんすけどね(苦笑)ブラジルに近いかわからないけど、ヨーロッパのイタリアに行ってきた。なのでもう、こんな長旅出来る機会はもうないと思っていたので、『人生で1回ぐらいは良いんじゃないか』と。奥さんと『これが最後にならなきゃ良いなあ』と話しながら行ったけど(笑)」
――ファッション、料理、あらゆる面で洗練された感じですか?
「いやあ、良かったッスねえ!ホント、ねえ?僕自身もファッション好きだし、まあそういうところでは世界遺産も観られて、ファッションもね、アアアー痛ッ!!」
※後頭部をいきなりグーパンチで殴られる
「原口―!(怒)元気―!」
クラブスタッフからは無視するよう促され、続行です
「元気のねえ、送別会をしようとオフ前はみんなで話してたけど、結局せずにここまで来た(笑)」
――スパークリング(笑)をしなかった分、今やられたということですか?
「やられちゃいましたね・・・・(呆)かわいい後輩っすね(汗)あとでボコボコにする(苦笑)」
――イタリアでも奥様からの評価も上がったことでしょうし・・・
「いやあ全然っすよ!もうホント、奥さんに頼りっぱなしで、僕が必要とされているのは、案内人として。地図を片手に奥さんの行きたいところへ、道を案内してる。それだけだった(汗)」
・・・・
「だけどまあ、ミラノの街をね、本田圭佑のACミランのユニホームを着て、一日中歩いたのがね、唯一の思い出。あとでfacebookにちょこんと載せておきたい。まあ、ミラノのドゥオーモ(世界最大級のゴシック建築物)と、本田圭佑のユニホームを着て、真っ正面から対峙した。それだけ」
――リトル森脇と共に?(※3月のアウェイ広島戦前、「心の中でメンタルがやられていても、顔では『全然平気だよ〜』っていう感じで臨みたい。”リトル森脇”を出していきたい!」と意気込んでいました)
「リトル森脇が出る前にドゥオーモの大きさにやられた(笑)すぐ撃沈でね!(汗)ホントの本田圭佑だったら多分、勝ってたと思うけど、大変だった」
――ここから暑い季節が始まりますが?
「ホントそうっすね、昨シーズンも真剣な話、中断する前までは非常に良いリズムで良いサッカーで勝ち点も積み重ねられたと思ってるけど、中断以降にけっこうガクンと落ちたところがあるので、今年はそれがないようにしないといけないと。ここまでね、色んな人が『素晴らしい出来だ』と褒めてくれてるけど、監督もいつもいうように、落ちるのは早いので、しっかり今のキープを保ってまたそれ以上に良いパフォーマンスを出せるように準備したいなというふうに思ってる」
――映画でも良い活躍してましたし・・・
「いや!映画観たいんすけどぉお!まだやってます?(はい)また時間あったら行きたいなと。まだ観れてないんすけど、色んな人から『お前はホント、ド滑ってたぞ!』と、けっこう痛いだめ出しを食らったので、それを聞いただけの今の段階では落ち込んでる。けど、しっかり映像を観て分析したいなと思う」
――明日からは合宿です。意気込みをお願いします
「また今日からサッカーモードに、シーズンのモードに切り替えて行かないといけない(キリッ!)メリハリが非常に大事だと思ってるので、キャンプでしっかり残りのシーズンを走れるだけの体力をつけていきたい。自分に厳しく!!」
――何か持っていくものは?
「特にない。なので、リスナーのみなさんに聞きたい。アドバイスください!!アドバイスを(笑)」
ということで、森脇選手がより良いキャンプを過ごせるような助言、よろしくお願いします!
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお楽しみください
なお、14日の早朝に再来日を果たしたマルシオ リシャルデス選手にもマイクを向けさせてもらいました
それについては、明日以降にお届けします
では
6月2日 「え?と思って『無理です』って言ったけど、、『やってくれ!』と言われたので『はい』みたいな感じで」
どうもです
怒濤の試合ラッシュも一区切り
リーグ、ナビスコ共にトップで中断期間を迎えます
その前にきょう、チームは午前10時から大原サッカー場でクールダウンを行いました
午前10時30分過ぎ、全員が集まり輪ができると数分後、拍手が沸いて、それは解けます
「がんばってください!」
浦和からベルリンへ羽ばたく背番号9が、仲間達へそのようにエールを送ったことによるもの
「もう切り替えているから。きのう、素晴らしいセレモニーをしてもらえたので。あとは自分が頑張ってくるだけという気持ちになっている」
その瞳に涙はなく、実に清々しい表情でした
原口選手からの”いじられ役”筆頭・森脇選手もさっぱりとした様子
名古屋戦前には「元気のセレモニーがあるかもしれないけど、みんな足早にロッカールームに引き上げたいな!」と話していたにも関わらず、写真撮影ではしっかりと原口選手の横に陣取っていました
「そおですね!原口はどうでも良かったけど、自分のポジション取り!!は槙野と熾烈な争いだったので、良いポジションを勝ち取れて良かった。胴上げしようかと思ったけど、みんな乗り気じゃなかったので、『まあそれはそれでいいのかな』という感じで流れた」
きのうはレッズがゴールを決めても、得点者への寄せが甘かった背番号46
「だいぶ疲労していたので寄せることができなかった。しっかりこの中断で鋭気を養ってゴール後にもしっかりアプローチに行けるように頑張る!」
今月中旬頃になればまた、リフレッシュした選手達に会えそうです
きのうのセレモニーで、花束贈呈の大役を任されたのは、関根選手でした
原口選手はある程度、予想が出来ていたようです
「誰かなと思った時に『タカもあるかな?』と思ったから、そんなに驚きではなかった」
関根選手はというと、
「ああいう経験はなかなかできないし、元気くんに花束を渡して送り出せたのは自分にとって良かった。いきなり『花束贈呈やって!』、と言われて、え?と思って『無理です』って言ったけど、『やってくれ!』と言われたので『はい』みたいな感じで(笑)ここでボールの空気とか入れている時に、いきなり朝言われた(汗)」
日頃は大物感を漂わす”タカさん”もさすがに「緊張した」とのこと
「花束持って、歩いて、『帰ってくんなよ!』と言おうとしてそれができず、結局自分もいろいろ考えた結果、『頑張ってください!』と伝えた」
原口選手が2月のレッズフェスタで行ったスピーチについては「きもい」と酷評していた関根選手ですが、今回は感慨深げ
「元気君もいろいろな思いがあったと思う。自分もいろいろ来るものがあったし、元気くんもサポーターから愛される選手になって飛び立っていくので、ドイツに行っても頑張ってほしい」
5月22日の練習後、2人が行った1on1(※当日の日記参照)は、良い思い出として残ります
「あの1対1で自分は守備に対する自信をなくした(笑)。でも元気くんを止められれば日本の選手は絶対止められると思う」
また合う日まで
「自分も、もっと大きくなりたい」
そう誓いを立てました
一方の原口選手は、
「タカもまだまだだけど、これから成長していく。必ず、うん」
と期待を寄せます
さらには、
「来年は『24番つける』とか言ってたから(笑)」
後輩の一声について、嬉しそうに明かしました
そのことを関根選手に確認すると、少し照れ笑いを浮かべながらも、
「自分も好きな番号だし、元気君がつけていたこともあって、いろいろな思いがある番号だと思うので、自分もあの番号をつけられるようにこれから活躍していきたい」
ハッキリとした口調で決意表明
レッズアカデミーの星達は、それぞれが、それぞれの場所で輝く
そして、いつの日か
「また引っ付いた時は、相乗効果でパワーを倍増できればと思う(笑)」(山田直輝選手)
数年先、レッズへの再集結も1つですが、近いうちに青いユニホームを着ての再会だって良いのです
原口選手にはきのう、このように質問させてもらいました
――次、このスタジアムに戻ってくる時のことです。日本代表の一員である原口選手を待っていれば良いですか?
「そうですね。近い将来、戻ってこられるように頑張る」
激励セレモニーの模様、各選手のインタビューなど、今週の「You’re The REDS」でたっぷりとお伝えします
では
6月1日 試合後
きょう行われたナビスコカップ・名古屋グランパス戦の結果は、選手・監督のコメントを織り交ぜて、このあと夕方6時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
6月1日 RED A LIVE2014
★浦和レッズ戦を実況生中継!
埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグヤマザキナビスコカップグループリーグ最終戦・浦和レッズ対名古屋グランパス戦」の模様を実況生中継します。
原口選手の激励セレモニーを含め完全生中継でお送りします!
熱く応援しましょう!
RED A Live 2014「浦和レッズ対名古屋グランパス戦」
…6月1日(日)14:45~17:15(延長の場合あり)
Come On! REDS…13:00~13:55
REDS After The Match…18:00~19:55
・レッズへの応援メールはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!
・これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
13:00~13:55 Come on! REDS
14:45~17:15 RED A Live 2014(延長の場合あり)
18:00~19:55 REDS After The Match
・以下の番組は休止します。
13:00~13:55 ラジオキャンパス
14:00~15:55 村田綾のKeep Smile
16:00~16:55 全国キャンディーズ研究会(再放送)
17:00~18:55 Weekly Sports Topics
19:00~19:55 日曜談話室
5月30日 「この当たり前の日常が無くなってから、少し寂しさを覚えるんじゃないかと思う」
どうもです
きのうと同じく厳しい暑さの大原で、名古屋戦2日前の練習は午前10時からスタート
甲府戦スタメン組は2日連続でジョギングなど軽めの調整でした
それ以外のメンバーは、6対6でのゲーム形式を中心としたトレーニングで2日後へ備えます
ドリブル突破を敢行した原口選手へはすかさず、山田直輝選手が鋭いタックル
明らかにファウルのプレーでしたが、引き締まったムードを助長しました
練習は午前11時過ぎに終了
ゲーム中に山田直輝選手と凌ぎを削ったシーン、練習後に見せるチームメイトとのやりとりもそう、一挙手一投足に注目を寄せられている背番号9
旅立ちへ、また1つ時を刻んでいます
「いや、でもまだ実感が沸かないというか、全然また来週すぐに大原で練習あるような気分だし、この”当たり前の日常”が無くなってから、少し寂しさを覚えるんじゃないかと思うけど」
――移籍に際して色々なことを考えたと思いますが、原口選手にとって浦和レッズとは?
「・・・難しい質問なのでちょっとわかんないんすけど、どんなものとか思ったことないし、そもそも。まあ、僕を育ててくれた場所だし・・・うん、まあホームという感じ」
――原口選手を送り出そうというサポーターの”想い”が埼スタに集まりそうですが?
「そうですね、まあ、最後ね、自分自身良いプレーをしてみんなに安心してもらった上で、送ってもらいたいと思うので、頑張りたい」
――セレモニーでのスピーチに向けては?
「まあ、そこもしっかり成長したところを見せたいと思うし、しっかり喋っていきたい」
胸を張って話す原口選手が、いつもより少し大きく、逞しく見えました
すでにグループリーグ突破を決めたことで、名古屋戦では、より色濃く”原口選手を送ろう”というムードが漂うことになるでしょう
そういった意味でも、甲府戦で梅崎選手が挙げた決勝点は、大きな価値を持つとも考えられます
鈴木選手のサイドチェンジ、関根選手のアーリークロス、李選手の絶妙なラストパスがきっかけとなったゴールの陰で、森脇選手も素晴らしい”相手を吊る”動きを大外で見せていました
「そお!っすね!まあ啓太さんのボールがけっこう、あーの滞空時間がちょっと長いようなボールだったんで、蹴った瞬間、数的優位を作ろうと。まあ、そこでタカが、えー関根がねえ、僕を使うか使わないかは別として、走ればスペースが出来るんじゃないかなっていうふうに思って、啓太さんが蹴った瞬間にスプリントした。けど、ただ、それがね、あーのー、効果的だったのかというのはわからない、ちょっと」
――インテリジェンスな動きだったかと・・・
「まあね、頭は使いましたけど!さほどスピードは出ていなかったんじゃないかなと。僕の中ではかなりトップスピードで、え~起動に乗ったとは思ったけど、多分なかなかスピードは出ていなかったんじゃないかと。まあけっこう疲れてたんで、フリーランニングして良い形を作れればとはおもってたけど」
――永田選手との連携の時も、よりスピーディーな動きを見せているように見えましたが
「ホントすかああ!?まあねえ、前にポジション一個上がったけど、うまくタメが作れればと思ったけど、どういうプレーをしたかは、試合中に酸欠になったので、あーのー、ハッキリ覚えてないけど、それくらい息が上がったゲームだったと、えー、というふうには思ってプレーしていた」
半笑いで話す森脇選手は、横にいる大先輩の様子を気にします
「ツボちゃーん!話盛るからね!ばれた?(笑)それじゃそれじゃ嘘を言うみたいになるじゃないすか、オレが!ダメよぉもお!(汗)」
原口選手への熱い想いも語ってもらいました
――かわいいというか、恐いというか・・・後輩である、浦和のバロ(グフッ)・・ロナウドとの思い出はいかがですか!?
「浦和のロナウド!?誰すか?」
――こないだ、水をかけてきた選手です
「あー浦和のバロテッリね!」※2012年の夏頃、ある先輩達がそう名付けました
「まあね、かなり、きょうもロッカールームで『やってやるぞ!!モリ、俺に着いてこれるかな?』なんてね、言ってましたけど(汗)、あーのまあね、『元気!あんまりね、バッファローになりすぎるな!とんでもないことになるぞぉ!!』とは言っておいたけど、でもそれぐらいに彼は気持ちが入っているので、しっかり元気が良い方向に行けるようにみんなでやりたいなと。まあ最後の最後にね、また問題起こされては困るので、しっかり監視はしていきたい(キッパリ)」
――気持ちよ~く送り出せる?
「そうすね、はい。気持ちよ~く、まあ、いつも気持ちよ~く、プライベートでも、えー…やってもらってるつもりだけど、元気の僕に対するいじりがなくなると思うと、少しは安心するのと同時にー、寂しさもある。まあ、しっかりと元気といる時間を楽しみたいなと、まあアイツがけっこういじってきても、えー・・・穏やかに見守りたい」
――今まで絡んだ中で、一番の思い出は?
「なんだろうなあ!色々ありすぎてねえ、困るけど、100回以上は頭をぶん殴られたんじゃないすか?元気にね、『お前がドイツに行く前には、ボクシングジムを1つ貸し切ってスパークリングしようじゃないか!』と、そしたら原口が、」
――???スパークリング?スパーリングでは?
「スパーリングね!!ハハハハハハ(笑)ヒャフン!スパークリングは炭酸!いやホント、スパークリングじゃないよね!?スパーリングね!スパーリングをね!やりたいなと!!ちなみに、今わざとっすよ(汗)そのツッコミを待ってたんすよ!でね、元気に『一発やろうじゃないか!』と、そしたら元気も『やってやるよ!(怒)』というので。まあ、それが実現するかしないかは、わからないっすね!」
――何か起きたら、ベルリンを巻き込んでの大問題に発展しかねませんが!?
「まあ、ねえ?そしたら仕方ないすね(苦笑)ケガしてね、契約破棄になったら困るので、やめときます・・・」
何はともあれ中断前、ホームでしっかり勝利を
「いやあもう、それだけ。あのー元気のことは多く考えずにね、ほんとホームでの試合なので、負けたくないなと。沢山のサポーターの前で良い試合をしたいなと。それだけの思いで闘いたい。試合が終わったあとには元気のセレモニーがあるかもしれないけど、みんな足早にロッカールームに引き上げたいな!」
――ホントは泣いちゃう?
「(※顔をクシャクシャにしながら)泣いちゃうかもしんないすねー(※嘘泣きをする)・・・、ハハハ(笑)」
ちなみに、【スパークリング】には、《輝く》や《きらめく》といった意味もあります
これからの原口選手にピッタリ、ナイスな言葉選びの”ボケ”でした
さすがは森脇選手!
そういえば今週の月曜日、原口選手の移籍合意を受けて、槙野選手にもお話を聞いたところ、このように語ってもらえたので紹介します
――2週間ぐらい前、「そろそろ原口がそろそろ何かする」と冗談で言っていたが?
「フッ(笑)何かしら、どこかのタイミングで彼の名前がニュースになるのは毎年恒例なので(笑)。昨年も確かこの時期だったと思うし、おととしもちょうどこの時期だったと思うし(笑)。今年に限ってはファンにとっては悲しいことかもしれないけど、彼にとってはポジティブなニュース。向こうに行ってもそれぐらい新聞等で賑わしてくれる選手だと思うので、良い意味で賑わしてほしい」
――2012年に出会ってからというもの、成長も感じているかと思われますが?
「まずは僕がこのチームに移籍してきた時に、強化部から”教育係”に任命されたことはビックリした(笑)。2012年から2014年まで、ピッチの中もそうだし、外でも長く時間を過ごさせてもらったけど、最初は『ありがとうございました』も言えないところからスタートして、今ではタクシーに乗る席もそうだし、食事の時に座る席もそうだし、サラダだって取ってくれるようになったし、彼にとっては大きな前進を遂げた2年だと思う」
――こないだ誘われた時、食事はおごってくれた?
「いや、おごってもらってない(苦笑)彼なりに、当たり前のことはできるようになったと思うので、あとは思う存分、羽ばたいていってほしい。あとは彼の人間性は向こうの人は知らないと思うので、世間的には”高校デビュー”とよく言われるけど、”ドイツデビュー”でしっかりと花開いてほしい(笑)。肝心なのは最初のロッカールームだと思うので、そこで『僕はこういう人だよ』と出してほしい。いろんな海外組の選手がいるけど、ウッチー(内田選手)は『俺は喋らないよ』っていうスタイルを取ったり、いろんな自分の作り方があると思うので、自分なりの作り方をしてほしい」
――かけた声は?
「僕から言ったのは、あえて、あえてですけど、『萌と一緒にいすぎることはやめた方が良い』と。僕は同じチームに日本人がいるとか、日本語が使えるという環境よりも、最初はそこで助けてもらうことは大事だと思うけど、自分からコミュニケーションを取る、食事に行く、そういうことも大事だと思うから」
原口選手がレッズで過ごした”当たり前の日常”には、いつも心大きな先輩達が傍にいました
そういった存在を引きつけたのも、彼のストレートで元気いっぱいなキャラクターあってこそ、なのでしょう
インタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします※金曜日は2時間お送りしますが、7時台の再放送はありません
なお、REDS WAVEでは、あさって日曜日の名古屋戦を実況生中継します
では