6月24日 「ちょっとドイツ語を喋ったらミシャも喜んでいた(笑)」&「もっと活躍してオファーが来るように頑張らなくちゃいけないなって心を新たにした」

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どうもです

新潟戦3日前のきょう、練習は午前10時からスタート

気温30度、今年もいよいよ”炎天下”という言葉がつきまとうようになってきました

たっぷりの汗をかきながらのウォームアップを終えると、午前10時45分からは12対12での”ペナペナ”ゲーム形式へ

「スペースがあれば、持ち上がる!」

監督からは、5バックを敷いてくるチームへの対応策を中心に、これまで実践してきたことの再確認を促すような指示が出ます

また、暑い中でも気を緩めないよう、強弱つけた声をタイミング良く選手へ送っていました

選手達もコミュニケーションを絶やさず、集中を切らしません

午前11時30分、永田選手の縦へのやわらかいフィードを受けた興梠選手が、体をくねらせ前を向き、左足ボレーでラストゴールを決めます

しかし、タッチライン外脇、ちょうどディフェンスラインの水平線上から練習を見学していた茶髪の風雲児は、「オフサイだよ!」と納得のいかない様子

「早う帰れよー!」(興梠選手)

「危険なのが来た?アイツ、俺なら大丈夫(笑)」(高木選手)

「お前、ボランチになったんだな!」(堀コーチ)

4代目背番号9は、オフを利用し約1年ぶりに大原へ

「自分が帰ってきたというより、みんなに『おめでとう』と言いたくて。このタイミングぐらいで来れば優勝しているかなと思ったし、優勝する前のピリピリしている時に来るのもよくないかなと思ったから、一応、気を遣って(笑)、このタイミングで来た」

――雰囲気は?

「相変わらず変わってないなって。大原という場は良いところだなと感じた。(今年の浦和の印象は)やっぱりコンビネーションの精度は上がっていると思うし、粘り強くなっていると思う。僕が見た中ではコンビネーションの質は僕がいなくなって良かったなって(笑)。自分がドリブルしなくなったから、その分、コンビネーションの質を上げていって、それが良い方向に行っているんじゃないかと思う」

――武藤選手など新しい選手も順応していますが?

「1年目でミシャのサッカーは非常に難しいと思うけど、それを1年目であれだけ表現しているのは難しいと思うし、彼には合っているんじゃないかなと思う。でもまだトシ(高木選手)はあまり出てないし、『難しい』と言っていたので、その中で武藤選手が順応しているのが凄い」

――ドリブルで局面を打開するというところで、高木選手は似ているところもあると思いますが?

「トシだけじゃなくてタカ(関根選手)もそうだし、タカは活躍しているけど、トシにはここからそういう活躍をしてほしいなって。ひとつのオプションになると思うし、強引に行くことも苦しい試合で必要になってくることもあると思う。トシはそういう力を持っている選手だと思うし、同い年なので、期待している」

――久々のオフ?

「代表が終わって1週間ぐらいゆっくりできたので、今日からトレーニングを始めるけど、また厳しいポジション争いがあるし、ヘルタは僕のポジションの選手ばっかり取ろうとしているから(笑)、気を引き締めなおしてやらないとまた大変なことになるので、気合い入れてまた戦いに行きたい」

――そういった環境を望んだからこそドイツへ

「そうですね、僕が望んでいたのはそういう環境だし、もっと上に行くためにヘルタで活躍しなきゃいけない。その先に代表もついてくると思うし、上には上がいるというか、ここから登っていくしかないという気持ちなので、上に行きたい」

――ドイツで1年戦ってみて、肌で感じた超一流とは?

「ちょっとした差なんだけど、大きな差、みたいな。難しいんだけど。局面ひとつを取ればもちろん勝ったりもできるし、負けたりもするけど、大した差はないなと思うけど、その小さな差が大きな差みたいな。1日1日でその小さな差を詰めていかないと上には行けないと思うし、1日でも気を抜いていたらそこにはたどり着けないと思う。そういう思いができたのは良かったのかなと思う」

――ミハイロ・ペトロヴィッチ監督ともドイツ語で話せますか?

「ちょっとドイツ語を喋ったらミシャも喜んでいた(笑)軽く話すぐらいならできるようになったので、直接コミュニケーションを取れて僕も嬉しかった」

――どういう会話を?

「『ミシャ、おめでとう』って言って、『ヘルタは難しかったけどよく走ってた』、『ボールはつなげないけど、あれだけ難しい中でよく入っていた』と言われた」

――レッズが移籍金でレッズランドの人工芝を改修するようですが?

「次の世代もどんどん世界に行かないといけないと思うし、僕がまず行ったけど、そういう選手がどんどん続いてきてほしいと思うし、今、タカがああやって活躍しているのは浦和にとって凄く大切なことだと思う。正直に言えば自分がいた時に優勝したかったけど、浦和レッズが成功してくれるのは非常に嬉しい。浦和がブンデスリーガで言うバイエルンのような、常にリーグを引っ張るクラブになっていかないといけないと思うし、そういう第一歩になってくれたらと凄く思う。やっぱりそういう引っ張るクラブがあるリーグは魅力的だし、そういうクラブがヘルタのホームに来ると満員になる。そういうクラブがあることは非常に大切だと思う」

――海外に行って感じるレッズサポーターの力は?

「また違う。独特というか、浦和には浦和の良さがあるし、凄く魅力的なチームだということは向こうに行っても思う」

代表で取材したときも感じましたが、肩周りや胸板が以前に比べればがっちりし、逞しくなった印象です

コメントからもその風格は感じ取れるはずです

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「原口お前挨拶来るのが遅えよ!」

と威嚇すれば、

「うっせえお前が来いよ!!」

逆に恫喝されていたのは、森脇選手
※今までの関係があるからこそのコントのようなものです

「原口?あいつは全然オーラないんでね、来てるか来てないか分からなかった。今、気づきました。見た目は変わってないですよね(笑)髪の毛が明るくなったぐらいですかね」

――髪型と言うと、自身もヘアバンドやオールバックなど色々している印象です

「いろんな髪型をしたいなと。夏になってくれば暑くなって短髪になればいろんな髪型ができるんじゃないかなという楽しみもファンのみなさんには見せたいなと思うけど、昨日はファンサがあったので久々に練習で髪をセットしようかなというところだったけど、コーチ陣から『昨日と今日の気合いの入り方が違うんじゃないか』と。今日はヘアバンドで髪をセットしなくて、『モリの練習にかける意気込みが髪型から分かってくる』と言われた。『今日はやる気がないね』って言われた(汗)ジェルとかをつけちゃうと汗をかくと目に染みて大変なことが起きるので今日はヘアバンドにしたけど、ヘアバンドはみんなからは不評だということは事実としてある」

――ひとつの節目として、ファーストステージ優勝を決めたことについては、どう感じてますか?

「去年も前期は1位で今ぐらいの勝率だったと記憶しているので、本当の勝負はここからだと思っている。これから夏場になった体力が厳しくなってきた時にどれだけ勝ち星を重ねていくか、本当に年間チャンピオン取るためにはここからが大事だと思っているので、まだまだ油断はできないなとはどの選手も感じていると思う。こういうシステムになって前期優勝という形になったけど、ワンシーズン制だった去年に関しても前半戦は非常に良い結果は残せていたので、まだまだ油断できる要素はひとつもないなというのが正直な感想」

――練習では3人目、4人目、5人目の動きを意識して取り組んでいますが、サポーターによる“12人目の動き”も力になったと思いますが?

「それはいつも感じているけど、特に神戸戦はそういうパワーは感じ取ることができた。最後は苦しかったけど、より僕らがパワーを発揮できたのはサポーターのおかげだなと。それは間違いない事実なので、非常に良い働きをしてくれたなと。いつも僕らをサポートしてくれているけど、神戸戦は本当に力強かった印象を受けた」

――そのおかげもあって、90分走り抜けましたか?

「フル出場できたのでそういう意味では走り抜けたけど、もっともっとコンディションを上げていく必要があったと思うので、後半15分経ったぐらいから両足が攣っているようじゃまだまだ話にならない。情けないですよね。サッカーをしている、試合を出ているうちに足を攣って交代というのは僕の中では一番恥ずかしいことだと思っているので、そういうことがないように体力をつけないといけないなと。こないだもロスタイムが6分あっても最後まで走りきれる、最後まで120%の力が出せる、そんな選手を僕は目指したいなと思っているので、まだまだコンディションは上げていかないといけないと感じた。この1週間しっかりトレーニングができるので、新潟戦は問題ないんじゃないかなと思う」

――これを聴いたら、バナナの差し入れが増えそうです・・・

「バナナは好きなので差し入れしてくだされば喜んでもらいたいなと思っている。バナナを食べれば足を攣らないということは聞くので、しっかり差し入れしてもらいたいなと思う!」

――表彰式ではソロでしっかり飛んでいましたが?

「あれは、そうっすね!(笑)全く意識していなかったけど、試合では見せない渾身のジャンプをしたけど(笑)。あの時は攣らなかったですね(笑)不思議なもんですね(笑)神戸戦は喜んだけど、まだ埼スタでファーストステージのラストの試合があるので、しっかり勝ってサポーターのみなさんと喜びを分かち合いたい。優勝後のテレビでは、だいぶ戦力外通告を受けましたよね。どんどん居場所がなくなってきたなと。もっともっと頑張らなくちゃいけないなって、『みんなテレビに出てるなあ』って泣きながら見ていたけど、もっと活躍してオファーが来るように頑張らなくちゃいけないなって心を新たにした。パイナップルネタのようなものを全然仕込んでいなかったので、もしかしたらそれが影響したのかもしれない。しっかりネタを仕込んでいればオファーが来たかもしれないので、しっかりセカンドステージも取って、年間タイトルも取って、また呼ばれるように頑張りたい!!」

――最近、一部のサポーターから、6月のオフィシャルカレンダーの森脇選手がカッコいいから7月が来てほしくないという声も聞きます

「そう言ってくれる方がいるんですかぁ!?そういう方は珍しいと思うけど、どうなんすかね!? そういう方は1年中、6月のカレンダーで良いんじゃないかと思います」

週末の埼スタでは是非、背番号46が見せる、左右遜色なく扱える日本屈指の繊細なボールタッチ、そしてガッツも堪能しましょう

一番の魅力は、ピッチ上にあり

燃える赤やけん!バッファロー’46!!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

6月23日 「今は一番下だけど」

どうもです

梅雨空はどこへやら

快晴の大原でオフ明けの練習は午前10時から始まりました

いつも通りの和やかなムードで、恒例のフィジカル系メニューを中心に進行

締めのシャトランは、選手によって力の入れ具合が違ったため、順位をどうこう紹介し辛いですが、

「うおりゃぁぁぁぁぁぁ!」

と雄叫びを上げ、全力疾走で関根選手と張り合う那須選手が、兎にも角にも熱かったです

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ところで、日々大原の練習を取材していると、ある選手の変化に気付きます

若さを武器に存在感を発揮すべく、シャトランで上位を走るも、岡本選手や関根選手には適わず

ハーフコートでのゲーム形式が始まれば、当然のように隣のピッチで天野コーチの指導を受ける

居残りでパス練習をすればボールは時に、あらぬ方向へと飛んでいき、メディアが球拾いをすることもありました

シーズン序盤は腕のケガにも悩まされ・・・

「今は一番下」

そう話す斎藤選手ですが、ゲーム形式や練習試合のピッチに立てば、見る者を”ハッとさせる”何かを見せる場面が増えるようになってきました

”天野塾”で反復したことの再現のような、2タッチ目での的確なフィード、球際でのねちっこい守備がその例です

――最近の斎藤選手を見ていると、薄くか厚くか、一皮むけたような印象を受けます。と、言われても何と答えれば良いか難しいでしょうが

「まあ(笑)、でもね、一週間前に練習試合に出て、その時が久々の実戦で試合勘が全くないというか、そういう状況でやって結構きつくなってプレーも荒くなったのがあった。けど、2日前の湘南戦では時間こそ短かったけど、ボールを受けて前に良いロングパスを何回か出せたし、少しずつ試合に慣れてきたのかとも思う」

――ミスを恐れないチャレンジ精神というか、良い意味での開き直りでしょうか?

「そうですね、ミスをしなきゃ成功につながらないし、今からミスを恐れていたら何も大きくもなれないし、今後の自分につながらない。“もっとミスをして”というのは変だけど、ミスを恐れず前向きなチャレンジというか、後ろ向きでなく出来るだけ前向きなチャレンジを増やしていきたいと思う」

――いきなり話の腰を折って申し訳ないのですが、まつげが長い!

「あーそう!お母さんもそうなんすけど、逆さまつげで、遺伝なのかな!?わかんないすけど」

――関根選手も長くて、それを指摘したら本人も自覚しているようで「あざっす!」と満更でもない様子でした。負けじと、ストロングポイントとして!

「ハハハッ(笑)前に一度、試しにビューラーで立ててみたけど、クセですぐに戻っちゃう(苦笑)」

※報道陣も爆笑。後ろにいたスタッフからは「記者会見みたいだな!」とツッコミが入る

初めてのインタビューですが、新加入会見での堂々とした受け答えの印象通り、しっかりとしています

――1stステージ優勝が決まった時は、どこで観ていましたか?

「自分は家で家族と観ていた」

――ご家族の方々はどのような気持ちだったのか・・・反応はどうでした?

「なんかまあ、自分はまだ試合に出ていなくて、でも親は『翔太がこのチームの一員としてサッカーをしているのは不思議な気持ち』と言っていた。自分もテレビで観ていたから不思議な感じはあったけど、やっぱこのチームの一員としていられて幸せ。でもやっぱ、試合に出ないともっと貢献できないと思うので、セカンドステージは少しでも試合に絡めるように頑張りたい」

――「自分も試合に出て」というのがそう、話を拾いながらこちらが《次、これを聞こう》と思うことを組んだ上で話を続けてくれていて、凄いと思います

「何となく聞かれるかな!?と思って(笑)」

――入って満足ではなくて、最近他の選手の間でも話題の映画【ビリギャル】もそうですが、大学入って、トップに昇格して終わりではなく、そこからが大事ということで・・・。プロの世界はどうですか?

「ユースと全然違って、技術などのレベルの差を感じるし、早く自分もこのチームの中に追いついていけるように。今は一番下だけど、技術とかをもっと上げていって、いずれトップに立てるように。それを目指して頑張っていきたい」

――プロの世界は、学生でもユースでもその中で”一番うまい選手”が集まる場で、最初はそれまで置かれた立場とのギャップに戸惑いもあるかと思いますが?

「そうですねえ(しみじみ)トップレベルの選手ばかりなので、特にレッズは日本代表、元日本代表もいるし、ズラさんはスロベニアの現役代表でユーロの予選も闘っている。そういった選手と普段から一緒にプレーしていることは本当に光栄なこと。吸収することも多いし、参考になることばかりなので、うまく良いところは盗んで自分のものにしたい」

――今、パッと浮かぶ“吸収できたこと”は?

「活かされているというか、まあ何だろうな、陽介君のプレー。前に当てる意識というか・・・右足はあまり使わないけど、うまく左足に持ち替えてとか、前に当てるパスとか、意識の強さが凄いなというのがあって、自分は同じポジションでやっていて、ボールが来たらそのままリターンしてしまうこともあるけど、陽介君は出来るだけ前に縦パスを当てようとしているので、そういうところを自分も見習っていかないといけない」

――《ひと皮むけた》と思った理由に、練習後の“天野塾”で反復しているプレーがゲームの場でそのまま体現されていることが挙げられます。ワントラップからすぐにサイドへフィードするような展開力がそうです。良いときの柏木選手のプレーは、ボールを受ける前に次のプレーを決めているような、速い判断と動作が特徴で、斎藤選手もそういったプレーが出来ている手応えがあるのでは?イメージとの連動が体で自然と出来ていると・・・

「そうですね、まあ外を見れば、一番遠くを見れば近くにいる選手も間接視野で入るので、選択肢も増えてくると思っていた。これからも遠くを見続けることは大切にしていきたい」

――ひとつひとつ、自分の中でしっかりと解釈できているのが良いと思います。普段はロッカーでも先輩達のオーラで萎縮したりもあるでしょうが、すべきことは出来ていると・・・

「はい(笑)」

――石井俊也選手、鈴木選手、堀之内選手らがそうでしょうか。それまで所属していたチームで中心だった選手が、レッズの中での”役立つ居場所”を見つけていたのが、レギュラー獲得へとつながった印象です。斎藤選手もそれが出来る感じがします。気の持ちようですから

「はい!・・・どうだろう(笑)でもやっぱり啓太さんはずっとレッズ一筋でやってきて、自分でも言っていたけど『昔は下手だった』と。それが今、あんなにうまくなって、『前よりうまくなった』と言っていて、僕もやっぱ、今からコツコツとやっていれば長生きできるような選手になれるだろうし、今が大事だと思うので、時間を無駄にしないようにやっていきたい。自分のためにも」

――うまいけど、それっきり。という選手がプロの世界には沢山います。斎藤選手には度胸がある印象なので、プレー以外での大切な要素が備わっているはずです

「いや~(苦笑)ないっすよ、度胸!いやー結構ネガティブというか、ミスを恐れるタイプだったので、U-17ワールドカップでのことなんすけど、試合中でも《ミスしたくない!》という気持ちが強くて、完璧主義者?な一面があって、近め近めのパスになったりしてた。まあ、いきなりは無理だけど、少しずつミスを恐れずに・・・。完璧は絶対に誰も出来ないと思うので、《失敗を成功をつなげるために今はどんどん失敗をすることが大事だ》と自分に言い聞かせている」

――話を聞いていると、この半年だけでも随分と実になっているようで?

「そうですね、はい(笑)」

――日頃、元日本代表選手も試合に出られないことへの不満も漏らさずに練習に打ち込んでいるような環境ですし

「そうですね、結果が出ているのが一番だと思うし、自分は正直、練習の中での試合にも出られなくて・・・。ストレスと言っては変だけど、《試合をしたい、メンバーに入りたい》という気持ちは強まっているけど、そこに入るためには競争がある。その競争の中で自分は負けている。敗者として仕方ないので、今は技術、メンタル、体力といった土台の部分をしっかり作りたい。これから年を重ねて行くに連れて、土台のもとに・・・・なんだろう・・家に例えたら家具とか?そういうものを築けるようになれればと(笑)」

――柏木選手も広島時代、最初は練習のゲームにも入れないようなことがあったそうです。これからチームは再び黄金期を迎えなければいけません。そこでいずれ中心となるように、意識は当然?

「はい!やっぱ生え抜きとして。生え抜きとしてそういう中心選手になるのは、今のジュニアユースとかユースの夢になると思うし、自分がそこで活躍することでアカデミーの子達が夢を持って《レッズに上がりたい》と強い気持ちを持ってくれると思うから、そういう意味では責任をしっかりと持って、責任感を感じてやっていきたい」

――大卒ルーキーに話を聞いているような感覚です。このインタビューがいつかの記念になることを願います(笑)ちなみに、茂木選手は今年の目標として「セミが鳴く前には」と話していましたが、斎藤選手は?

「そうですねー・・・・(ニヤリ)元々の目標はA契約だった。正直、今の自分の実力からして、今年のうちにそれは厳しいと思い始めたので、まずはデビューすること。埼スタで!デビューしたい」

――ユースの選手には、意外と遠いスタジアム

「そうですね、第2グラウンドとかではやってたけど、あのピッチの上ではプレーしていない。中学の時にあったトップの前座もケガで出られなくて、なかなか機会が無かったので、初めて埼スタでプレーしたい。埼スタデビューができるように頑張りたい!」

目に力を込める赤いダイヤの原石は、根っからの”レッズ者家庭”で育ちました

とはいえ、自身はそう簡単に赤く染まらず・・・

「僕が小さい頃、父親が駒場でのレッズ戦を観に連れていったらしいけど、その時も応援が凄すぎて、その音量で鳴いちゃったらしくて(苦笑)それでもっとサッカーが嫌いになったみたい(苦笑)それで野球の試合を観に行かせたら、松井稼頭央さんがサヨナラホームランを打って(笑)だからサッカーをさせるのが大変だったらしい」

――どうやってレッズ好きに?

「お父さんは仕事だったから、お母さんが浦和のサッカーに連れて行って、僕は泣きながら『やりたくない!』と言っていたみたいで・・・。お母さんも『もういいんじゃない?』みたいな感じだったけど、お父さんは『いや、だめだ、しっかりやらせろ!無理矢理でも良いから』みたいな(苦笑)幼稚園の頃はずっと続いていたみたい」

――西武のショートを守っていたのかもしれないと?

「ハハハッかも(笑)お父さんは自分がプロになると聞いたとき、喜んでくれた。昨年の8月2日ぐらいに自分と大槻さんとの面談で決まったけど、お母さんが夜、お父さんにそのことを電話で伝えたら、仕事帰りの川越線のホームで泣いていたらしい(笑)」

――ようやくというか、レッズを好きになったきっかけ、選手などは?

「長谷部さん。17番のユニホームを持っていて・・・いつだっけな?ドリブルで凄い抜いていって・・・・」

――2004年8月の磐田戦?

「そうっす!磐田戦!磐田戦のゴールは印象的。テレビで観ていたけど、凄かった本当に」

――いずれ、レッズの17番をつけるというのも・・・

「・・・(笑)長谷部さんも以前はドリブルが多かった。あれは凄い」

――あの躍動感を

「俺も元々、ドリブルを。結構ユースの時はドリブラーで・・フォワードもやっていたので。ドリブルで結構抜いていたので。今はボランチやってて、全く違うというか、やることがポジションによって違うので、今は縦パス、ロングパス、ショートパス。色んな種類のボールを蹴り分けて配球できればと思う」

――そして相手がパスを警戒したとき、「10年ぶりだぜ!」みたいなドリブル突破を炸裂させると

「はい(笑)」

――であれば、長谷部選手が代表のうちに、一緒にプレーすることを目標にしましょう!

「ちゃんと、【心を整える】を読んでるので(笑)」

昇格の際、”鳴り物入り”でなければ、”超○○級”という評価も聞こえてきませんでした

ただし、そこから這い上がるような選手に共通した、気概が感じられます

あくまでも、長年レッズを見てきたからこその、根拠なき直感ではありますが

これからのレッズに、また新たな楽しみが増えました

斎藤翔太,Be Ambitious!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

6月21日 「努力をしなければ成し得ないことだと思うので、非常に尊敬している」

どうもです

節目の歓喜から一夜

午前の大原では神戸戦出場組がリラックスムードでリカバリー系メニューをこなす中、遠目に見てもどこか見覚えのある、真っ黒に日焼けした漢の叫びがピッチにこだまします

「おめでとう!」

その声の主は、坪井選手

きょうはレッズとの練習試合がありました

試合後はきっと、持ち前のスピードで巻かれるだろう、と思いつつ・・・・

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「浦和の取材なんか受けない!(ニッコリ)浦和の選手じゃないんすよ僕は!そこんところはちゃんとしないと、一線引かないと!(キッパリ)」

やっぱり・・・

――坪井慶介選手を取材したいのです

「いや、基本的に取材を断っているので(ギロリ)」

大原を知り尽くす男は、通れやしないはずのわずかな隙間から逃げようとすれば、後輩2人を押し出し、

「古林と石川です。取材してください(ゴリゴリ)浦和レッズの取材は受―けーなーいーの!(ニンマリ)」

それらの行動は、レッズ時代と変わらぬインタビューに際したお決まりの“前説”

――久々に大原に帰ってきましたが?

「特に何もないっすね、相変わらず!」

――観ている人は、“坪井さん健在”確認できたはずです

「いえいえ、これから頑張ります!(逃げる素振り)」

――前半までの出場でしたが、後半に入って何故かワントップを任された永田選手とのマッチアップが見たかった!

「そうそう、そうなんすよ!それ聞いてれば、ちゃんと『もうちょっとやらせてくれ!』と言ってたのに・・・」

――にしても、レッズへの「おめでとう」の一言、みんなが喜んだはずです

「いえいえ・・・で、クラブハウスに入ってからは『ク○ッタレ!』と言っといたから(したり顔)」

――今のは「ピー」ですよ

「うん、入れといて!(ニコリ)」

――フェアプレーで知られる坪井さんからそんな言葉が・・・まさか湘南で?

「違うの、湘南で“ピュア”になったの、“ピュア”に!」

――なるほど、淀みがなくなったと・・・っていうか!レッズの時からそうだったはずですが?

「より自分の“本心”を出ブッフォ(笑)すようになった」

――レッズが1st優勝しましたが、先ほど再会して感じたチームの雰囲気などは?

「どうなんすかね、いるわけじゃないので!(キッパリ)」

――きょう、久々にチームを見たからこそ感じる部分があるかと思うので

「まあ、こうやって無敗で来るというのはそんなに簡単なことじゃないし、努力をしなければ成し得ないことだと思うので、非常に尊敬している。それをやってきた選手を」

――今年、出場機会に乏しい選手達を中心に、「昨シーズン坪井さんが手を抜かずにトレーニングに励んでいたことが良いお手本になっている」ということをよく聞きます

「そんなのないでしょ!」

――いや、マジです!

「ハハハハハハッ!!(アニマル坪井さん風に高笑い)」

――それもあって、チームは一丸となっている気がします

「まあ良い雰囲気でみんなやってるんだなあという感じは受けているので、あのー、まあファーストステージ残り1試合、もちろん、僕自身は湘南のために持てる力を。どんな立場であってもベストを尽くしたいと思っているし、レッズの選手はレッズの選手でここまで無敗できたので最後、やりきって、ファーストステージを終えて欲しい」

――先日、湘南での坪井さんのゴールを映像で観て感動しました

「うん、たまたまっすよ、そりゃもうチームのみんなのおかげ(ニコリ)」

――坪井さん自身も、今、ルーキー時代と同じ背番号20をつけて、改めてサッカーを楽しめていると捉えて良いですか?

「そうですね、やっぱりそこは原点でもあるので、プロの選手といえば精神力であったり、強い気持ちで戦わなければいけないけども、元々はサッカーを始めた純粋な部分はそこ。楽しんでいるかどうかということは、重要なことだと思う。今後もまあ、現役をあと何年やっているかわからないけど(苦笑)その気持ちを忘れないで取り組んでいきたい」

――堀之内さんも先日、トークショー(※「さいしんビジネスフェア2015」内)で坪井さんと平川選手を「尊敬する選手」と話していました。なので、減少してきた黄金世代の現役選手として、「あと何年やっているか」なんて思わずにずっと・・・

「(ニッコリ)・・・・そうですね、『あのオッサンまだ走ってるわ』と言われるようにやっていきたいっすね」

――3バックの中央を担うなんて、10年前とかは想像も出来なかったはずです。きょうのゲームではズラタン選手にくさびのボールが入ろうとすると、鋭い読みからの素早い寄せでインターセプト、、、鳥肌が立ちました。これがディフェンスの醍醐味だ!と

「いやいや(ニンマリ)あのー、まだまだやることいっぱいあるので、ベルマーレに入ったときも言ってたけども、成長するために来ているので選手として常に向上心を持って、やっていきたい(※車で通りすぎていく阿部選手に優しい視線を送る)」

――阿部さん・・・

「個人的にも連絡を取っているので、頑張って欲しい」

――8月、埼スタで待ってます!

「頑張ります!(キリッ)」

――では怪我のないように!

「は~い、どうも~(ニッコリ)」

その後、レッズサポーターとの写真撮影やサインに応じると、湘南のチームバスの一番左後ろの席に座り、現在のホームへと帰って行きました

昨シーズンの最終節、背番号2の涙は忘れられません

「チームが悔しい思いをしてまた強くなることを願っているように、自分自身もこの悔しい、寂しい思いをまた次への力に変えられると信じてやっていきたい」(※最終節翌日に行ったインタビューより)

浦和レッズは今、新たな黄金期の歴史を紡ごうとしています

上昇期から常勝期、そして混乱期から再生期を支えた坪井選手!これからしばらくは、最高のライバルでいましょう

おー疲れ様でーす!・・・君に幸せあれ!

※文中、青字の部分は、その言葉に関連した坪井選手の記事へリンクしています

神戸戦終了後の選手コメント、坪井選手への突撃インタビューは今週の「You’re The REDS」でお届けします

では

6月18日 「まあ、『5月だけだったよね』って言われないように(笑)」&「“大人”としてしっかりとした人に」&「地元出身の選手も今少ないので、頑張っていきたい」

どうもです

神戸戦を2日後に控えたきょう、恒例のミーティングを経て午前10時45分頃からトレーニングがスタートしました

ウォームアップ後は11対11でのハーフコートゲームを実施

ここ数日に比べれば監督の声は少なく、どんと腰を下ろし、一人ひとりの状態、チームの連携をじっくり確認していた印象です

特に前3人の組み合わせは給水毎に変わることから、本番にどの選手が出場するか、そして勝利のためにどのようなサッカーを披露するか、注目です

練習は、お昼の12時頃に終了しました

さて、きょうは練習後、3選手に「おめでとうございます」と伝えました

インタビューをした順に、まずは5月の「明治安田生命Jリーグ コカ・コーラ 月間MVP」を受賞した、関根選手です

――月間MVPと聞いた時はどんな心境でしたか?

「ノミネートされているのは知っていたし、武藤選手とアデミウソン選手と自分が選ばれていたので、《武藤選手に負けるかな》とも思っていたけど、昨日発表されて嬉しい気持ち」

――どんなふうに知りましたか?

「クラブの人から言われて、『本当ですか!?』って(笑)素直に嬉しかった」

――内心としては・・・“やっぱり”?

「いや、インパクトとしては武藤選手の方が凄いあったと思うので、自分は選ばれないかなと思っていた」

――3戦連発もありましたが、5月を振り返っての手応えとしては?

「自分としても手応えがあったし、数字としても結果に出ていたので自信になった月かなと思う」

――史上最年少です。今年はFC東京の武藤、G大阪の宇佐美に続く形になりました

「そうなんすか?申し訳ないっすね(笑)ハハハハッ」

――これでさらに有名になれば、相手の対策も強化されて、それを打ち破ればさらなるステップアップになるチャンスと思われます

「まあ、『5月だけだったよね』って言われないように(笑)これからが勝負になってくると思うし、またひとつ大きくなれるように、成長できるように頑張っていければと思う」

――2日後に向けては?

「神戸戦はアウェイだけど浦和のサッカーをして、目の前の試合だけに集中して全員で戦いたい」

――あさっては優勝、来週にはオリンピック候補選出という流れを期待しています

「そうですね(苦笑)先のことは考えず、目の前のことにしっかり集中していきたい」

――代表戦をメインスタンド最前列の席で見たそうですが?

「テレビで見るよりスタジアムで見られたことは自分にとってもよかったと思うし、身近に感じられたところもあったので、自分があのピッチに立てるように浦和でしっかり努力したい」

――ちなみに、月間MVPの賞金30万円については?

「そうっすね、ありがたいです。はい(笑)受賞できたのもチームのみんなのおかげだし、何かしらできたらと思う(笑)」

――表向き?

「表向きで(笑)いや、本当に!何かしたい」

――模範的

「模範的な!はい(笑)」

――岡本選手がきょう、誕生日ですが・・・

「そおですね・・・おめでとうございます(他人事のように)・・・・(一同爆笑)周作くんも誕生日だし、周作くんにも誕生日プレゼントをもらったので、何かお返ししたい。拓也くんもいちおー、一応、お世話になっているので(笑)、何か…何か?してあげたくもないんだけど、何かできたらと思う(笑)」

――おめでとうございます!

「ありがとうございます!(ニヤリ)」

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そして、誕生日を迎えた、おふたりです

◆◇西川選手◆◇

※関根選手のインタビュー後、テレビとの共同だったためカメラの高さを直す時間をもらいました

「チービ、チービ、関根チービ(スマイル)」

――29歳おめでとうございます!

「ありがとうございます(スマイル)29歳になりました!心境としては特に何も変わらないけど、毎年誕生日に思うことは自分がイメージしていたその時の年齢と実際になってみた感想はイメージの方が先行して、もっと立派な大人になっていたつもりだけど(笑)しっかりとした良いイメージに追いつけるようにこれからも頑張っていきたい。自分が20歳の時に思い描いていた28歳、29歳っていうのはもうちょっとしっかりしたイメージだったので、実際になってみて思うことは、20歳の時とあまり変わっていないなと。良い意味では若い気持ちでいられるけど、欲を言えばもっと“大人”としてしっかりとした人になっていけばと思う」

――槙野選手や柏木選手といった1つ下が、やんちゃすぎるのも影響してる?

「そうですね~(しみじみ)本当、このチームは同世代が多いし、良い雰囲気でみんながやれているというのは非常に良いことだと思う」

――ワールドカップ、娘さんの誕生など色々のことがあった28歳はどんな1年でしたか?

「非常に充実した年になったし、《レッズに来て本当に良かったな》と思って毎日プレーができている。たくさんの方の声援を受けながらピッチに立てることを本当に幸せに思うし、自分を応援してくれて、浦和レッズを応援してくれている方がたくさんいるので、今年はそういう人たちを笑顔にしたいと思う」

――レッズに入ったことで成長したことは?

「試合で起きたこと、たとえばミスをしてしまったり、チームが負けたりした中でそれを無駄にしない姿勢。ミスをしたからそれで終わりではなく、トライした結果のミスであれば前向きになれるし、トライしないと成長できないと思っているので、チャレンジ精神を持ってこれからもやっていきたい」

――西川選手のおかげで、攻撃力も守備力も倍増しました。そして神戸戦はファーストステージ優勝が懸かっていて、もう一度「おめでとう」と言い合えるチャンスですが?

「そうですね(スマイル)そう言われるように、チャンスを確実にモノにしていきたいし、ファーストステージ優勝という意識よりは、(年間)34試合あるうちの1試合という意識でやりたいなと。(ファーストステージで)優勝したからといって年間王者が取れるわけではないし、目指すは年間勝ち点1なので、アウェイでも確実に勝ち点を持って帰りたい」

――改めて、20代最後の1年への誓いと共に、サポーターへのメッセージをお願いします

「しっかりとした選手にこれからもなっていけるように、大人としても、人としてもなっていけるように29歳という年を素晴らしい年にしたいなと思う」

――代表の練習を何度も見ましたが、出られない理由がないぐらいに感じています

「ありがとうございます(笑)常に高い意識で、浦和レッズでやることでまたチャンスをもらえると思っているし、チャンスをもらったからにはピッチで結果を残したい。その時まで、それからもだけど、良い準備を続けていきたい」

――ちなみに、関根選手が月間MVPで賞金30万円を獲得し、「周作くんからは誕生日プレゼントをもらっているからお返ししないと」と言っていました。さっきの「チービ」発言によって少し金額が下がったかもしれません!

「そうですね(ビッグスマイル)あいつーには奢ってと言いたいけど、これからのためにしっかり貯金してもらえたらと思う(笑)」

――関根選手は、ちょうどさっき話していた20歳です

「そうですね、これからいろんな経験をしていく年齢だと思うし、何を恐れる必要もない、まあ関根は図太い性格なので大丈夫だと思うけど、しっかりとこれからも結果を残し続けてほしい」

◆◇岡本選手◆◇

――最近、話を聞く機会が多くなってしまいすみません!

「全然大丈夫っす」

――きょうは何かというと、お誕生日です。おめでとうございます!

「ありがとうございます」

――23歳になりましたが?

「いや、特には実感はないすけど、年取ったなあと思う(ニヤリ)」

――どんなところで?

「いや~まあ、入ってきた時17歳だったので、もうそんなに経ったのかなと思う」

――高一の時から取材しているので、まだ23歳か、という感覚です

「ハハハァ(笑)そんな感じっすか?」

――社会人一年目という友達も多いかと思われます。そういう意味では、経験豊富なのでは?

「いやまあ社会人・・・まあそうすね、フフ(笑)何もアドバイスできないすけど(笑)はい」

――ここまで色々なことがありました・・・

「そうすね・・・大変なことの方が多かったかもしれないけど、まあ・・・とりあえずはやって来れてるのかなと思う」

――間違いないっすよ!

「はい!ハハハ(笑)」

――ちょうど2年前、事情により駒場での練習試合に出られず悔しい思いをしたことが印象的です。そのことを思えば、今笑顔でいられることが、ひとつの頑張ってきた“証”かと

「そうっすね、まあ・・・あの頃は自己管理も甘かったと思うし、でもそういうのを経験して今があるかと思う」

――大人ですね!

「いやいやいや(苦笑)ハハハ」

――どう成長できましたか?

「いや、うーーん・・・まだわかんないすけど・・・・」

――きょうも平川選手、加賀選手に激しくぶつかっていったシーンがありました

「はい」

――ああいったシチュエーションでどんどん突っ込んでいくという、“変わらないところ”があるのもまた良いのかと思いますが?

「まあそうっすね!自分の良さというのはずっと変わらないと思うので、そういうところはずっと積極的に出せていけたらいいと思う」

――今、良い感じに右肩上がりに来ている感じがします。自分でもそんな雰囲気を感じていませんか?

「まあそうっすね(ニヤリ)でもずっと細かいことを続けてきた結果だと思うので、まあ、ほんと、これを続けていくことが大事だし、常に謙虚にやっていきたいと思う」

――浦和人の希望としても、ひとつお願いします

「はい!(笑)まあ、地元出身の選手も今少ないので、頑張っていきたい(ニヤリ)」

――サポーターへの日頃の思いを一言、聞かせてください

「いつも、応援ありがとうございます・・・・まあ・・・えー・・・・これからも!頑張っていきたいと思います・・・・(笑)」

――今、じっくり考え、間を取りながらそう話したところに、深みを感じました

「フッフッフ、いや、ちょっ(苦笑)純粋に言葉が出なかっただけっすけど!(笑)」

――頑張るに尽きると思いますし、頑張っていることを知っていますから!

「ありがとうございます!」

――カワイイ後輩が、「何か出来たら」と話していましたよ

「そうっすね~・・奢ってもらいたいな(ニヤリ)何かしら(笑)」

――関根選手が誕生日の時は何かあげましたか?

「あげてないんすよね、だからちょっと・・・・あげなきゃなぁ、と思う。遅れちゃったけど・・・はい(ニヤリ)」

2日後にはもう一度、「おめでとう」と言い合えるように

場所はどこであれ、ひとつになって

関根選手、西川選手、岡本選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

6月17日 「他の選手が代表に入っていけるだけのポテンシャルはある、というふうには思っている」

どうもです

今にも雨の降りそうな空模様の大原

神戸戦3日前の練習は、午前10時から始まりました

ウォームアップ後の午前10時45分頃からは、”ペナペナ”での12対12、ゲーム形式へ

「3人目、4人目、5人目!みんなが連動して!」(監督)

その言葉通り、

阿部選手→宇賀神選手→興梠選手→柏木選手→関根選手→森脇選手→武藤選手

次から次へと選手がボールを受けに走り込み、流れるような展開からフィニッシュへ至る攻撃が見られました

もちろん、ボールを受けていない選手についてもおとりの動きで相手を引きつけるなど、間接的に関与しています

かといって、必ずしも全ての攻撃がシュートで終わるわけではありません

だからこそ、最終ラインからは、

「前からはめろ!」

素早い”攻”から”守”への切り替えも徹底されていました

8番のボランチ・柏木選手は多彩なキックで多くのチャンスを演出

意表を突く、遊び心満載なパスを通せば、

「うわあ!ぃやらすぃー(スマイル)」(西川選手)

午前11時40分頃、”ラストゴール”の号令がかかりましたが、互いに譲らず、というか疲れも相まってか間延びした展開に

それでも、強いゴールへの執念を見せ合う、見応えありの攻防が続きます

約10分後、左サイドの宇賀神選手が中央の柏木選手へヨコパス、右へ展開されたボールを関根選手が折り返し、ファーサイドの梅崎選手がゴール左隅へと頭で叩きつけてFin

長短織り交ぜ、ピッチを広くテンポ良く、どの選手もきちっとポジションを取りながらボールをつなぐ、実に爽快なゴールシーンでした

「ィヤアァー!!」(西川選手、大の字になって喜びを表現)

※予定されていた午後練習は、お休みになりました

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「それは無理でしょ!」(宇賀神選手)

力余ったロケットフィードはつながらなかったものの、気の利いた攻撃参加、体を張った守備は復帰への好感触

森脇選手がきょう、左太腿の張りから約2週間ぶりに練習への完全合流を果たしました

「リハビリのトレーニングルームではワイワイとやっていたので、そこでは明るくしてたんすけど、こうやってピッチに入ってみんなとサッカーが出来ることを非常に幸せに思っている」

――見ているこちらも同じ気持ちです

「ホントっすかあ!?またそうやってぇえ!言われるとどんどんどんどん気持ちが高ぶるので、どんどんどんどんヤル気に満ちてくるなと。非常にその言葉に感謝します」

――高ぶってもらえるのなら、いくらでも言えますが?

「ホントっすか?高ぶり過ぎちゃうとね、また再発とか色々とね、怪我につながってもいけないので、ヤル気と冷静さを常に平行させながらやっていきたい。プレーの感触も非常に良かったので、あとは非常に細かいところ。2週間ぐらい空いたので、体力面とかを戻さないといけないなというふうに思っている。まあきょうも良いプレーもあったり、そうじゃないプレーもあったけど、ここからどんどんどんどんそういうところは良くなっていくんじゃないかと。まだ神戸戦までどうなるかわからないけど、しっかりと残りの2日間で自分のコンディションを上げていきたい」

――怪我のきっかけが、柏戦の開始数秒、相手に寄せられたシーンで・・・

「何で知ってんすかぁぁ!?」

――当てずっぽで(笑)

「当てずっぽでええぇぇぇ(汗)!?」

――実際のところは、別の方から聞いていました。本当に良く堪えていたのかと・・・

「まぁね、あの時の状況というのは、那須選手がね、累積。永田のみっちゃんがね、久々の出場で、僕自身は開始早々交代したらまたそこに誰かが入ってきたら、もっと混乱するのではないかと。勝手な責任感じゃないすけど、そういうところが自分の体を動かしてくれたのではないかと。まあ、勝利に貢献できれば良かった。チームにもうちょっと貢献したかったというのが本音だけど、まあ90分やれたので、それが良かったか悪かったかわかんないすけど、チームのためにやろうと。90分走り抜けた。本当に無理であれば、僕も交代していたけど、まあ微妙なところだったので、どうなるかと試合の様子を見ながらというのもあったけど、僕自身も試合になったら興奮するタイプなので、やっぱりそういう痛みだとかは色んな状況というのを忘れがちになるので、それが良い方にいったのか悪い方に行ったのかはわからないけど、でも、90分やれたというのは、あのー・・・まあチームに貢献できたのかわからないけど、まあ勝てれば一番ベストだったなと思う。まあ2週間空いたのでこれからまたチームに貢献できるようにやっていきたい、というふうには思っている」

――興奮するタイプとはいえども、きょうの練習でも4人目、5人目の動きとして流れ見ながらのタイミング良い攻撃参加から、チャンスの起点となっていました

「良いとこ見てますねぇえ!!(笑)ホントそれが自分の持ち味だというふうに思っているし、良いタイミングで自分自身、サポートに行って、それが使われるか使われないかわからないけど、少しでも味方の選手の選択肢を増やせるように出来れば良いと。そういうふうに思っているので、まあ、きょうはまだまだサポート足りないところもあったけど、まあ出来る範囲でやれたのは非常に良かったんじゃないかと。もっともっと運動量は上げていく必要があるのは確かなところではあるというふうには思っている」

――岡本選手の活躍も刺激に?

「いやぁもうほんと、今のチーム状況というのは拓也に限らず他のね、メンバーに入っていない選手が、例え試合に出たとしても、どの選手も活躍できるだけのポテンシャルがある。そういう、怪我でポジションを失うというリスクが今非常に高いなと。それだけチーム力が上がっているというふうに思っているので、やっぱそういうところで自分自身も抜けたくないなと。プレッシャーを感じているので、チームとして非常に良い相乗効果が生まれてきているのではないか、というふうには思っている」

――きのう、埼スタへ取材に行ったのですが、宇佐美選手のチャントが聞こえる度に・・・。レッズにだって・・・という気持ちに・・・

「そうなんすよ、一緒なんすよ。ねえ、やっぱ、首位をね、走っているので、周ちゃんとマキが入っているけど、他の選手が代表に入っていけるだけのポテンシャルはある、というふうには思っているので、それは試合でしっかりアピールしていかなければいけないなと。どんどん浦和から2人じゃなくて、3人4人5人と・・・おーまた、出てる11人がね、代表に入ったり、というところを頑張って目指していきたい。それだけのポテンシャルがあるので、日々努力していきたい。宇佐美選手も非常に頑張っているので、僕自身も負けないように頑張りたいな、というふうには思っている」

――次は神戸戦ですが、昨シーズンを振り返れば、今のレッズが目指すサッカーのリスクが悪い方に出てしまい、失い方悪く負けてしまいました

「ほんとそおですね、レッズが負けるときというのは、やっぱり自分達のミス絡みのところで失点を重ねているところがあるので、そういったミスをなくせば勝利に近づくのは浦和レッズだと思っている。やっぱりイージーミスというのはなくしていかないといけない。アウェイの神戸戦、なかなか結果が出ていないと言われるけど、それを振り返ったところでもやっぱり、自滅が多いなという印象を持っているので、そこはやっぱり修正して次の試合に臨みたい、というふうには思っている」

――ファーストステージ優勝がかかっていることについては?

「いやもうほんと、ねえ!?やっぱ、ねえ?もちろん総合優勝も大事だし、年間で勝ち点を多く取るというのも大事だけど、やっぱり目の前にタイトルがあるというのは、それは全力で獲りに行くべきだし、獲ったのであれば、素直に僕自身は喜びたい。まだこのチームに来てタイトルというのも僕自身は獲れていないし、多くの選手も獲れていないし、去年悔しい思いをしているので、しっかり神戸に勝ってタイトルの喜びを噛みしめたいなと。それをまず、ひとつ達成できたら、また次のセカンドも目標に切り替えていきたい。まあ何人の選手かが『ファーストステージよりも』というかもしれないけど、やっぱりタイトルなので、しっかりそれを目指して、終わった後にはみんなで、これ以上ない笑顔で写真を撮りたいな、というふうには思ってる。サポーターのみなさんが神戸戦に向けて準備してくれているのはありがたいけど、僕自身はまだ神戸戦に出られるかわからない状況。まずはきょうの状況をチェックして、あしたはまた練習できるのか、そういうところをチェックしながらやっていきたい。というふうには思っている。僕にとって、まず最初の戦いはあしたなのかなと。しっかり動かせるように準備したい」

ストレートな気持ち、受け取ります

――ではまず、良いアフタヌーンを

「アフタヌーンは、任してください!!」

燃える赤やけん!バッファロー’46!!

森脇選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

6月16日 「いやあ、本気出してないですよ、あいつは(苦笑)」&「なかなか笑わないけどあいつが笑う顔はあんまり見たくないので(笑)」

どうもです

曇り空の大原サッカー場で、オフ明けのトレーニングは午前10時から始まりました

恒例のフィジカル系メニューが中心

午前11時12分からは、締めのシャトルランニングへ

先週末の練習試合には、どの選手もほぼ同じ時間出場していたため、コンディションは同じ条件での素走りでした

1位は岡本選手、2位に関根選手、そのあとに斉藤選手、武藤選手、茂木選手らが続いています

ついに、岡本選手が関根選手に勝ちました

とはいえ、

「いやあ、本気出してないですよ、あいつは(苦笑)」

と1位でゴールしての第一声

そしてもちろん、

「各々のコンディションがあるし、競争ではないので(笑)今日で言うと、ああいうところでしっかり上げないといけないので、しっかり取り組めたと思う(ニヤリ)」

――練習後も若手らと共に速いピッチで走っていましたが?

「力也たちはもう1本走っているので……妥協しました。ハハッ(笑)」

――川崎Fとの練習試合の手応えとしては?

「1回公式戦出たのが大きいと思うけど、いつもの練習試合と比べると走れたと思う。しっかり90分走る、切り替えを速くする、ということを意識してやっていたので、その辺はある程度できたのかなとは思う」

――後半、カウンターでオーバーラップして、スピードに乗りながら抜群のファーストタッチで前に持ち出してチャンスにつながったシーンがありました。覚えていますか?かなりの好感触だったのでは?

「はい(笑)練習試合なのでリラックスしてできたのかなと思う(笑)。自分でもコンディションが徐々に上がってきているのを感じるし、これをいかに続けられるかが大事だと思うので、日々の練習からしっかりやっていきたい。常にポジティブにいられるようにしているし、前向きに取り組んでいきたい。でもまだまだ課題は多いので、日々が大事かなと思う。今週も自分のプレーをしっかり出せたらと思う」

――今週も“バチバチ”を期待しています

「(ニヤリ)はい、ありがとうございます」

つぎこそは、足をつらずに90分+α走り抜いて欲しいです

というか、頭の中でネガティブな懸念を抱かないのが一番!

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また、きょうの練習では対人プレーこそありませんでしたが、先週は別メニュー調整が続いた森脇選手と宇賀神選手が元気な姿を見せていました

レッズの選手会長兼副キャプテンは、このように語ります

「それまで連戦が続いて体もキツかったし、少し痛んでいるところもあったので、ここで休みを取らせてもらって今週に、というイメージで体を動かしていた。昨日もオフだったけど大原に来て動かしたし、コンディション的にだいぶ落ち着いたと思うので、これから水、木、金と試合に向けてしっかり上げていければ問題ないと思う。だいぶ連戦はギリギリのところで戦っていたので、回復に当てられたのはよかった」

――14日には選手会で南三陸の復興支援に参加しました

「毎回、行く時には復興支援という意味で自分たちが何かを子どもたちに与えられれば、町に住んでいる人に何か伝えられればという気持ちで行くけど、逆に子どもたちからもそうだし、その町の方々からもパワーをもらってくるのが毎回のこと。非常に有意義な時間を過ごさせてもらったし、どこかで情報を聞きつけて浦和のファンだったり、(佐藤)寿人さんや千葉さんがいたので広島ファンの人たちも来てくれていたし、南三陸にも貢献できたかなと思う」

――レッズの選手会長として、選手会の異議を感じる機会にもなったのでは?

「選手会では寿人さんが会長として中心になってこういう活動を続けてきているし、こういう活動は続けていくことに意味があると思うので、チームと選手会と両方で力を合わせてやっていければと改めて感じた。自分たちはプロのサッカー選手なのでサッカーを通じて復興に関われれば一番良いと思うし、でもあっちに行って一番感じたのは、ピッチの上で活躍する姿をみんなに見せることが一番、子どもたちの希望だったり元気につながるのかなと。今回行ったことで名前を覚えてもらえたと思うし、自分たちが触れ合った選手がテレビに出て活躍していれば自分の家族のように嬉しいと思うので、何よりも活躍すること、結果を残すことが一番だと改めて感じてきた」

――佐藤寿人選手と“ミハイロ監督に初のタイトル”などといったお話にはなりましたか?

「いや、全然(笑)そういうのはなかったけど、僕と武藤がいったけど、『2人のことはいつも注目しているよ』と、『見ていて楽しいし、そこにマキ(槙野)も加わって左サイドの3人はやる方としては脅威になるし、見ている時は楽しい』と言ってもらえた。他のチームのJリーグを代表するような選手にそう言ってもらえるのは嬉しいし、また広島とやることもあるので、その時には結果で見せつけたいと思う(笑)。プロになってから寿人さんと関わる機会は多くて、自分も寿人さんの活躍を子どもの頃から見ているし、プロになってからもコンスタントに結果を残し続けて凄い選手だなと思って見ていた。そういう選手にそう言ってもらえるのは僕も武藤も自信にはなったかなと思う」

――次の神戸戦に向けて

「次でファーストステージ優勝というのは懸かってくると思うけど、ずっとみんな言っているけど自分たちが目指しているのはファーストステージ優勝だけではないので、それこそ年間通しての1試合にすぎないと思うし、自分たちは神戸ではなかなか勝てていないし、僕がレッズに来てから1回も勝っていないので、そういうことを払拭したいと思う。神戸は今は結果が出ていないというところに関してチームとしては難しいと思うけど、非常に凄いメンバーが揃っているチームだと思うし、自分たちはどのチームとやっても難しい試合が待っていると思うので、それに対して今週1週間、しっかり準備していければと思う」

――初帯同、100試合と縁のある場所です。本当に、そろそろ結果を・・・

「次は勝てば、また自分にとってもメモリアルになると思うので、しっかり結果を出していきたい」

――高橋選手もホームでの勝利へ向けて気合いが入っているようです

「前回、埼スタで峻希に点を取られているので次はやらせたくないし、なかなか笑わないけどあいつが笑う顔はあんまり見たくないので(笑)、しっかり自分が対応できればと思う。僕たちがしっかり喜べるように頑張りたい」

妙なジンクスは週末に打ち破り、味わうべきは節目の歓喜

レッズアカデミーのお手本・背番号3の進化は止まりません

岡本選手と宇賀神選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

6月14日「まぁ、あっという右足を見せたろかと思う」(橋本選手)&「ゴールを挙げられたっていうのが凄い自信になった」(高木選手)&「あぁ、あれはあれで、はい…そうですね」(青木選手)

どうもです

2対2のドローで終わったきのうの練習試合・川崎戦後に行った選手インタビューです

◇橋本選手

――タフな90分だったと思いますけど、感想としていかがですか?

「はい、この時期では一番良い練習試合が出来たと思う、はい。凄いタフな、しっかり足もつって、良いトレーニングだったと思う」

――それも、サッカーやるからこそだと

「こうしっかり90分やるからね、足つると思うので、これもしっかりこなせて、しかも相手はフロンターレという強い相手にこういう練習試合ができるというのはすごい良い機会だったので、よかった」

――その中で細かいテーマとかって、何かもうけました?

「いや、前半はやったことのないポジション(※左センターバック)をやってみろと言われて、自分なりにどれくらいできるか頑張って、とりあえず無我夢中でガムシャラにやっていた感じで。後半は本来のポジションでやって、きついなかでもなるべく走って相手の裏をとれるようにというので、長いボールをしっかりワイドなんで、要求してもらいに動くという意味でやっていましたけどね」

――視野がまた、センターバックだと違うので、右足でクロスを上げたりとか、そういう工夫が感じられました?

「いやぁ、はい。これから、そういうこと(右足を使う)も今までほんの1パーセントも頭に置いていなかったんで、これでもしかしたら、あそこでの…ってのもあるかもしれないので、片隅に置きながら日々練習していきたいと思う」

――後半ですよ。本当に、きょうチームで一番走ったんじゃないですか?

「いや、わかんないっす(笑)そんなことないと思うんすけど、まぁ、でも、本来のポジションでどんだけ暑い中みんなで走れるかって感じだったと思うので、呼び込んで、自分のクロスをしっかりアピールしようと思ってやっていた」

――走ったところにボール来る機会増えたように感じます?

「はい。すごい、タイミングもばっちり結構あってきたと思うので、やっぱり徐々にすごい良くなってきてると思う」

――前半も右足での…もそうですけど、李選手との可能性って言うのが、相変わらず…(※左サイド、橋本選手の右足アーリークロスをニアで受けた李選手が、胸トラップから華麗なオーバーヘッドでネットを揺らすも、判定はオフサイド)

「そうですね。センタリング上げるときにも、後半も結構、やっぱり、チュンソン君が一番はっきりというか、ダイナミックに入ってくるので、やっぱり合わせやすいので、その辺身長もありますしね、その辺も結構狙いながらやっていますけど、もうちょい点につながればよかったかなと思うけど」

――3人目、4人目、5人目、6人目…って、今週の練習でやっていたと思うんですけど、その辺で何かパスコースだったり、自分の動きだったり何か、フィーリングも良い感触を得たのでは?

「まぁ、そうですね。ほんまに少しずつ、戦術とか人とのコミュニケーションもどんどん合ってきてるかなって思います」

――スタメンに近い選手達ときょうできたわけですけど

「はい、もう、良い練習でした」

――次、来週神戸戦ですが?

「まぁ、すごい難しい試合になると思います、はい。(ネルシーニョ監督は)策士なんで、だいぶ…。まぁ、でもまたいい1週間を過ごせれば、みんなすごいいい雰囲気だし、普段練習してても凄く高いレベルの練習出来ていると思うので、それを続けていけばまた結果がついてくると思うので」

――ネルシーニョさん、どんなことしてきますかね?

「やっぱり、なるべくギャップを生まないように同じフォーメーションのマンツーマンかなと思うんですけどね。やっぱりそういう…と思います。いくところいかないところ、しっかり、ハッキリして球際強く…そんな感じだと思う」

――ファースト優勝の感覚ってわかんないでしょうけど、2011年の最終節に埼スタ来たじゃないですか?そういう時の心理状況とかって・・・どんなことを大事に?

「まぁ、まだ全然、季節も6月なんでファーストといってもあまり実感がないんで、長いシーズンの最初のヤマ場の方やと思っていると思うんで、みんなも、僕はそういう感じで。まぁ、ほんの少し緊張すると思うすけど、でも、終盤のああいう優勝争いよりかははるかに楽やと思うので、この積み重ねがね、また、後々後半戦にもすごいきいてくると思うので、まぁ、勝てるところは全て勝っていきたいと思っている」

――とりあえず右足見せて、ネルシーニョさんのコンピュータを狂わして…

「データにはないと思うので、一番よう知ってはるとは思うですけど、まぁ、データ的には…。まぁ、あっという右足を見せたろかと思う(笑)」

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◇高木選手

――きょうでまた一段と肌が焼けた感じがしますけど…

「超暑かったです!(笑)」

――どうでした?ゲーム全体の感想としては

「まぁ、とにかくやっぱり気候的には暑さというのはあったと思うけど、自分としてはしっかり90分走りきれるかどうかというのが意識してやっていたところなので、まぁ、まあまあできたかなという風に、そこら辺は思うけど。全体的な試合の流れとしては1点早めにとっていい流れだったけど、まぁ、ちょっとオウンゴール(自陣右からのクロスを中央、橋本選手がクリアしきれず)という不運な形で追いつかれてしまって、後半もリードしながらもやっぱり、相手のフレッシュな選手にけっこう最後いいようにやられてしまって、っていうのがあるけど、自分たちでも良い形が作れたと思うし、いいところと悪いところが両方あったかなという風に思った」

――良い流れを作ったのは高木選手のゴールですけど、そこを振り返っていかがですか?

「まぁ、あの…ワイドは本当にあんまりやったことなかったんですけど、武藤君の動きだしが見えたのと、陽介君ならやっぱりあそこにボール出してくれるかなと思って信じて走ったんで、そこに本当にすごくいいボールが来たから、僕はその落ち着いてゴールに流し込むだけでしたね」

――股間をぬくというのか、よく見えていましたね、そのあたりは

「まぁ、その辺は意識せずに振り抜いたかな、って言う感じですね」

――練習で3人目、4人目、5人目と言うところであったり、かなり動きだしのところとか、その辺がひとつ得点の形にも現れたのかと思いますが?

「まぁあの、武藤君とかの動き出しで空いたスペースを自分がこう走り込んで使うという理想の形だったと思いますよ」

――シュートを打つシーンはこれまでも多かったけど、しっかりゴールを決められたというところで気持ち的にも良い方向に行くのかなと感じます

「そうですね。相手もやっぱりフロンターレというやっぱりJ1のチームだったし、練習試合ですけど良い相手だったので、そこを相手から自分がやっぱりゴールを挙げられたっていうのが凄い自信になった」

――この中断期間って、そういう意味でも色々確認できたり、有意義な面が強いかもしれないですけど…

「そうですね。あの…、僕は休むと言うより、やっぱりそのあいた期間にどれだけアピールできるかっていう立場だと思うので、まぁ、そこの部分をこう、まずやっぱり試合に出るというところにつなげるために、この期間を凄く大事にしてやろうと思っている」

――シャドーに入った後半、どんどん切れ込んでいくところ、ワクワクさせてもらいました。あと、もう1点取れればより良かったなのかな…と

「ちょっと精度を欠いたようなトラップが決まっていればというか、そういうところも惜しい場面が多かったと思うので、動き出しとか、っていうのが良かったって思うので、その先のプレーがもっと精度上がってくると良いかなと思う」

――そんなに意識はないでしょうけど、世間的関心というか、次は大きなゲームになりますけれど、どんなお気持ちですか?

「まぁ、しっかりやっぱり、チームとしてタイトルが、タイトルをとるというのが一番の目標なので、あとは試合に出れるような良い準備をして、試合に出たら、いつも通り良いプレーを発揮できればいいかなと思う」

――局面を打開して欲しいというときに使われるでしょうから、そういう場合、今日のように強引さをどんどん出してもらえれば、と思うので…

「ハイ…まぁ、特にやっぱり自分の持ち味っていうのはドリブルの仕掛けだったり、そういう部分になってくると思うので、積極的なミドルのシュートだったり、シュートうつ姿勢にもあると思うので、そういうところだけはしっかりなくさずに、チームのプレーと両立して、自分が今までもってやって来たプレーというのをなくさずにやっていこうと思っている」

◇青木選手

――最近若手をうまく引っ張っている気がしますが?

「そうですか?」

――練習後に走るのもそうですし…

「いやぁ、もう、拓也だけですよ。だって、走ってるの。去年、水輝と走っていたし」

――クニくんを受け継いだ?

「えっ?」

――関口選手に引きずられていた感じもあったかと…

「あぁ、あれはあれで、はい…そうですね」

――岡本選手、この間、きちっとやってくれてというか、あれはなかなか出番のない選手にとっても励みになるっていう…

「まぁ、はい。それは知らないですけど(笑)」

――この間頑張ってくれたじゃないですか、岡本選手

「はい…」

――顔も随分小さくなった気がするんですけど、絞ったんですか?

「いや、そうっすか?」

――やっぱり小さくなった気が…

「食べないとダメですね。痩せてないですよ、体重的に。去年ちょっと重かったです、体重が」

――「夏のためにサッカーしている」って、前に嘘をつかれました

「言いましたっけ?全然覚えてないです」

――真逆でね、本当は…夏が嫌いなんですよね。ただ、長袖へのこだわりは強い?

「まぁ、ずっとそうですね。何か…でも、半袖やっていましたし、まぁ、一応練習試合なんで。でも、練習は長袖で多分やると思う」

――きょうのゲームでは、前線がかなり最後の方までフォアチェックをかけていましたが、ボランチ的にも狙いを絞りやすかったり、良い感じですか?

「そうですね。ばーっと行って、みんなで行けてたので、行きやすかったですね」

――優勝とかそういうところ関心はないでしょうけど…

「いや、ありますよ」

――ファーストステージ、3連覇になりますね。大宮から…

「はい、はい。いや、でも大宮は違いますよ。最初優勝してないで2位です、最後」

――その辺で、どんな喜び方をするか…

「難しいですよね。最終的に獲らないとっていう部分もあるんで。まぁ、でもとりあえずは、獲れるのは獲りたいと思いますね」

――タイトルへのこだわり…

「はい」

――いつ以来になるんですか? そういうの、何かつかむとしたら…

「いやいや、ないですよ、それ、僕。ずっと残留争いです」

――ですよね? で、高校の時とかは?

「ないですね」

――本当に、遂に、悲願の…その辺はね…

「はい。ファーストステージなんで、みんなが思っている以上に…というのはないと思いますけど」

――さっき、それを聞いたら「ありますよ」って言うから…

「いや、ありますけど、みんながこう、思っている以上は…っていう話(笑)」

――ちなみに、細貝選手と最近連絡とか取ったりしていますか?

「取ってないっす」

――帰ってきてますけど…

「はい」

――その分も…というかね、大変な時期に細貝選手も移籍して…っていうので、そこからレッズが次の年苦労したりということもあったんで…

「あ~、はいはい…(笑)」

詳細は、あすの「You’re The REDS」をお楽しみに

12日金曜日、日本代表の練習後に取材応対した原口選手のコメントも紹介する予定です

では

6月12日 「今、出ているか出ていないかの差は大きいけど、そこが少しでも縮まればすぐ追いつけるだろうし、追い抜ける自信もある」

どうもです

川崎との練習試合を翌日に控えたきょう、練習は午前10時からスタート

ゲーム形式(ハーフコートよりやや広め、横はペナ幅)は、合流人数の関係もあり11対10という変則的なものでした

ポジション毎にプレーエリアの制限が設けられ、ビブス組はアタッキングサードでボールをキープした際、6対7、または7対6

数的優位と不利の2パターンで崩しの精度を高めました

「なるべく3人目!」

と監督

狭いエリアでより速い判断から、より良い状態の選手へ、より良い選択肢へのつなぎが求められます

さらには、的確なタイミングで前線へボールを送るために、ボールを受ける際の視野の確保、体の向きについても指導が入っていました

最後の約15分は、1人別メニューに切り替え替えたことで、10対10のハーフコートゲームに変わります

「奪ったらタテ!球離れを早くしよう!遅効速攻のメリハリをしっかりつけて!」(監督)

午前11時34分、梅崎選手のラストゴールが決まり、練習は終了

試合間隔の空くこの時期ならではの丁寧な”確認”が行われている印象です

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きょうは曇り空

小島選手の現状に近いといっては大袈裟でしょうか

練習後は坂道ダッシュでもう一汗かき、ジョギングを終えるとミックスゾーンへ姿を見せました

――今の状態はどうですか?

「コンディションは問題なくやれている」

――大きなケガなく来れているのも大事であると

「今までちょっと足の指が痛くてまともにできていなかったけど、治ってきたのでボールも蹴られるようになったし、良いかなと思う」

――恥ずかしながら、見ていても全く気付きませんでした。やはりプロの選手は何かしら痛みなどを抱えながらもサッカーを続けなければならないということを改めて感じます

「普段は26.5cmを履いているけど、今は28cmとスパイクをデカくしてみたり、いろいろやってみたりしている。マメができたりそこにバイ菌が入って腫れちゃったりしていたけど、それが治りだしたので良い兆候かなと思う(笑)」

――現状を踏まえ、気持ちの面はどうですか?

「日々ブレずにやれているのかなと思う、いろんなポジションをやらされているけどまずは与えられたことを全うするのと同時に、自分に吸収していかないといけないという気持ちでやれているので、そこはいいところかなと思う」

――ワントップに入ることも

「悔しいは悔しいけど、そこのやりがいも感じているし、腐らずにやらなきゃいけない。そのポジションでもしかしたらいろんなことが見つかるかもしれないし、それは絶対に経験値にもなると思うし、プラスになることだらけなので、そう捉えてやっていこうと思っている」

――松本との練習試合では左からのクロスに飛び込んで相手から倒されるプレーもありましたが、2012年の磐田戦で決めたプロ初ゴールも示しているとおり、タイミング良くゴールマウスへ顔を出す能力はもともと高いのでは?

「ワントップはああいうことができないといけないし、そういうことをもっと高めていかないといけない(苦笑)」

――その後は相手に激しくぶつかっていました

「それは聞かないでください(笑)」

――クールに見えて、そういう熱いところも魅力です

「悪いようになっちゃいけないけど、良い具合に出ればいいかなと思う(笑)」

――清水戦では岡本が出てしっかり勝ちました。平川選手も全員が良い準備をしていることを語っています

「今、チームが良い状況で誰が出ても良い結果が出ているので、チームとして良い方向に向かっていると感じるし、ここで僕が入った時の残留争いをしている時のような状況ではないので、今から出る選手もパッと入れられた選手も良いゲーム感覚では入れていると思う。それは本当に良いチームの方向性だと思うし、積み上げてきたことが今、実っていると感じる。今はチームが良い状況で少しのミスがあっても決定的なミスにつながっていないというのがあるし、それはチームが良い方向に向いているからこそだと思う。1点入れられても勝てるという状況なので、みんな自信を持ってやれているし、そこは良いことなので、自分ももっと腐らずにやり抜きたいと思う」

――パスセンスはチーム随一ですから

「自分の長所は通用すると思っているし、そこをなくしたら選手としてやっていけないと思っているので、そこを出しながらもチームに貢献することが大事なので、そこは考えないといけない」

――きのうの代表戦でも同じ年代の選手が活躍していますが、一見差がついたようで、試合に出られるかどうかで埋められるような少しの差でもあると思います

「そうですね。今、出ているか出ていないかの差は大きいけど、そこが少しでも縮まればすぐ追いつけるだろうし、追い抜ける自信もある。それは誰しもが持っているものだと思うので、どのチームでも出られていない選手がいるなかで、いつ出るか分からないし、いつ代表に入るかも分からないし、つかみとるのは自分自身なので、腐らずに、掴み取れるように常に100%の状況を保ちたいと思う」

――世間で言うプラチナ世代はそれとして、レッズにとっての“希望”は小島選手と岡本選手ですから

「そうですね、若いのがもっともっとやらないといけないし、浦和はビッグチームで他からも選手が入ってくる中で出るのは難しいけど、自分で選んできたことなので、そこは覚悟してやりたい」

――埼スタには18番のユニフォームを着ているファンも見かけます

「ファンサービスとかでも言ってくれる人は多いので、その期待に答えなきゃいけないし、早くピッチに立ってそういう人たちも喜ばせたいと思う」

――あしたは川崎Fとの練習試合で、高校生の時から「中村憲剛選手が好きだ」と話していましたが、何かのきっかけになるのでは?

「そうですね、いろいろ学びながら、でも負けちゃいけないし、ピッチに立ったら同じプレイヤーなので勝ちたいと思う」

――期待してます

「ありがとうございます」

日焼けした甘いマスクから発せられる言葉の通り、凛々しいオーラが感じ取れました

「追い抜ける自信もある」

公開で行われるあすの練習試合は、日頃出場機会に恵まれない選手にも目を向けることが、ひとつの良いサポートにつながるはずです

ここから始まる・・・

では

6月11日 「僕もこれから先、どれぐらいできるかわからないけど、楽しんでやっていきたいという部分と、こうやってチャンスをもらえているという中で、どんな形であれチームに役立つ。そういった責任も背負いながらきっちりと仕事をしていきたい」

どうもです

練習再開2日目のきょう、練習は午前10時から始まりました

明るいムードでのウォームアップを終えると、午前10時40分頃からは、フルコートよりやや狭い”ペナペナ”での10対10、ゲーム形式へ

監督は細部まで指導します

「ダイレクトで出す選択肢があるかないか。出し手も受け手も考えるように。受け手の選手が次に出しやすいボールを!瞬間的にスピードを上げて、動き出そう!」

「攻撃でクロスが上がったとき、後ろでボランチが余っているのなら、セカンドボールをバイタル付近で拾えるポジションを取ろう。拾うことで、相手のカウンターを防ぐことにつながる」

ゲームの中で、時間毎にタッチ数なでの制限が設けられるのはいつものことですが、きょうは聞き慣れないキーワードがありました

「4人目!」(監督)

A選手がB選手にパスを出し、B選手からC選手にボールが渡る際にA選手が動き直していることにより、もう一度受けるのが”3人目”の動き

A選手、B選手もおとりになりつつもそこへは渡らず、C選手がD選手へつなぐのが、”4人目”の動きです

監督は選手へ、このように説明

「充分に4人目、5人目、6人目ぐらいまで絡むように。色んな選手が点に絡めているのが今のチームの良いところ。みんなの共通理解があるからこそ、出来ていることだよ」

好調を支える要因が、よく伝わってきます

「4人目、5人目と絡んでいくと相手は対応できない。次の展開、味方との関係性を持って動き出す。止まっていては始まらない。予測できれば相手より早く動き出せる。前に行くだけがサポートじゃない。ナナメ、ヨコにも動く。イメージを共有して連動性を持つように!」

そして、「トラップしてから考えない。動きながら判断して処理しよう」

理想を口で言うだけは簡単ですが、トレーニングを通じ、様々なアプローチで指導し続けたことで、体現へとつながっているのです

時には声を荒げ、時には自らお手本を見せ、時には映像で示し

「自分達のレベルで出来ることをチャレンジしよう!」

正しく、現チームに見合った理想を追求しているということ

「ヨコヨコにならず、タテへの意識。バタバタしない!」

何度も紹介している言葉ですが、少しでもうまくいかなければそれは送られ、きょうも聞こえてきました

一貫した意識付けが、じわりじわりとチームの武器となり、相手に脅威を与えるに至っています

当然ながら、15戦無敗にも妥協は一切なし

蒸し暑さ、長丁場のゲームでも選手達は声を絶やさず、足を止めず、意欲的でした

中身の濃い、充実した練習は、柏木選手によるラストゴールが決まった午前11時50分頃に終了

予定されていた午後練習はお休みに

練習を終え、定位置である”ミハイロテラス”へ引き上げる監督はご満悦の様子

2日後の川崎との練習試合も糧に、神戸戦でのレッズは着実に進歩していることでしょう

大原はきょうも、晴れでした

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きょうの明るい話題として、精神的支柱・平川選手の完全合流が挙げられます

右太もも裏の肉離れから帰ってきました

「まあ、気持ち的にはサッカーをプレーできるのが楽しいし、こうやって練習に合流できたことは本当に嬉しい」

――長いことゲームが行われましたが、疲れている中でも良いポジションを取れているところなどに、相変わらずのクレバーさを感じました

「まあ、練習の中でも、勝ち負けじゃないけどそういったプレーに拘っていくのも大事だし、今チームが良い状況である中で、そういった部分で非常に安心、油断するのでなく、チームとしてやるべきことを練習でやっていくことが出来ていると思う。個人的には、怪我してからきょう初めての合流だったのでコントロールしながらきっちりと再発なく出来たのが良かった」

――目の前でずっと平川選手のタッチライン際におけるアップダウンを見ていたわけですが、ふくらはぎがさらに太くなった印象を受けます

「ひゃ、それはもうさすがに(苦笑)変わんないと思うけど(笑)」

――リハビリ中にしっかりと別の部分も鍛えてから戻ってきたのかと

「まあでも、野崎さんをはじめ、そういった部分でメニューを任せているし、充分なトレーニングを出来ていると思うので、まあ、きょうまた一歩前進できたのかなという感じ(笑)」

――最近は怪我の影響もあり、なかなかメンバーに入れない状況が続いていて、「ヒラは大丈夫なの?」と心配するサポーターの声も聞こえてきました。ご自身はどのように感じながら過ごしていますか?

「そうですね、まあ、ガンバ、あとはオーストラリアという連戦に出てからメンバーも入っていないし出場がない。連戦で身体が厳しい状態だったので、ねんざと肉離れと怪我が続いたのあるけど、非常に今出ているメンバーが調子良いし、自分が出来ることをきっちりやらないと行けないと思う。コンディションをとにかくベストに保つという部分が今、出来ていないのでとにかく自分の中で状態をトップに持っていって、調子の良いチームに自分として力になれる部分をしっかりアピールしてまた公式戦に絡んでいけるような準備をしていきたい」

――このチームの好調の要因として、ガンバ戦の勝利がターニングポイントとなったという見方もできると思います。あの時、きっちり右サイドを安定させた平川選手のプレーは流石でした。またそういうプレーが見たいのですよ

「そうですね、どの試合も大事だけど、やっぱり怪我人も出たり累積も出たりするしね、そんな中で自分にチャンスが回ってくる機会が来たときにきっちり仕事をしなきゃいけない。前節、岡本拓也もそうだし、必ず良い準備をしていることが、何かあったときにチームの力になれると思う。普段の練習をきっちり全員ができている証拠だと思うのでとにかく全員で残りの試合をきっちり勝てるように準備していきたい」

――最近、平川選手のゲーム中の表情を見ていると、笑顔でいることが多い気がします

「(しばらく笑顔を見せたあと)そうですね、まあ非常に楽しくやらしてもらっているし(笑)まあ、こういう年で、一番年上だけど年齢関係なくプレーさせてもらっているし、そんな中でも厳しさと“やるところはやる”、あとは“楽しむ”という部分を忘れずにやってここまで来られたし、まあこれからもそういった部分を続けていきたい。きっちりとメリハリをつけて、やっていきたい」

――今、年齢の話になりましたが、きのうのトークショー(※「さいしんビジネスフェア2015」内)で、堀之内さんが平川選手と坪井選手のことを「現役時代はライバルだったけど、今は尊敬する選手」と話していました。ゴールデンエイジの中でも今なお現役の一線級で続けていてることで、同年代からも「尊敬」という言葉が使われるような立場なっているのだと思います

「んまあ、非常に嬉しいですよね、ホリがそうやって思ってくれていることは嬉しい。ただ、本当にこの世界で1年1年プレーすることの厳しさを知ってるホリだからこその、そういった意見だと思うけど、とにかく僕もこれから先、どれぐらいできるかわからないけど、楽しんでやっていきたいという部分と、こうやってチャンスをもらえているという中で、どんな形であれチームに役立つ。そういいった責任も背負いながらきっちりと仕事をしていきたい」

――熟練された“味”もありますが、“基本的に”プレースタイルが変わらないのが凄いです。ずっと走り続けて欲しいというのが、率直な気持ちです

「ハハ(笑)まあ変えられないんすよね!(笑)やっぱヤマさんみたいにね、うまくね、あーのサイドからシャドーをやったり、オフェンシブやったりディフェンス入ったりっていうね、年と共にポジションを変えられる器用な選手だったら良いんだけど、なかなか色んなポジションをこなすことも難しいから、そういった部分はヤマさんが凄いと思う。ただね、自分の中でね、同じポジションではあるけど、プレーのスタイルとしては少しずつ変えてきているつもりだし、変えながらも自分のやるべき仕事を考えながらできればと思う(笑)」

――山田さんは「鉄人」と呼ばれていますが、平川選手のことは「達人」だと思っています

「ハハッ(笑)達人!・・(笑)まあとにかく頑張ります!(苦笑)1日1日きっちりと練習して、まずはファーストをしっかり優勝できるように、つぎの神戸戦で良い試合ができるようにしたい」

――ありがとうございます!!

「ありがとっざいます!」

このまま無敗が続くほど、甘いものではありません

記録が途絶えたとき、改めてチームの力が問われます

いつ何事に備え、チーム全体の空気を察し、己を見つめ、ピッチ内外で的確な動きを見せる背番号14

酸いも甘いも経験してきたマスターレッズの存在は、この上ない強みです

平川選手のインタビュー詳細は今夜7時(代表戦もありますが、再放送は23時ですよ!)からの「You’re The REDS」でお届けします

また、ゲストにはなんと!GOING UNDER GROUNDの中澤寛規さんをお迎えします

23時からの再放送も含め、お楽しみに

では

REDS WAVE 87.3 FM