どうもです
雨こそ止みましたが、曇り空の大原
オフ明けの練習は午前10時から始まり、恒例のフィジカル系メニューを中心に、約90分間にわたって行われました
明るい雰囲気からも、チームの状態の良さを感じ取れます
そんな中、気になるのが橋本選手
開幕前のニューイヤーカップでは正確なクロスから得点機を量産するなど、新加入組の期待頭として注目を集めました
しかし、開幕後はミラーゲームを仕掛ける相手に戸惑うなど、持ち味を発揮するまでには至らず、次第に出場機会が減っていくことに
Jリーグ公認データ「スタッツスタジアム」が発表している、1試合平均クロス数の最多チームがレッズであることを考えても、何だか複雑です
きょうの練習後、現状などについて聞かせてもらいました
――お疲れ様です。たくさんの汗が!
「凄く良い練習で、良い汗をかけた(目を細める)」
――オフ明けの通称”ザキトレ”は、どんな感触ですか?
「やっぱりチームとはいえ、ほんまに各々が全然コンディションが違うので、それを確かめる意味でこういうのをレッズはしていると思う。それで去年はけが人が凄く少なかったと聞いている。今年からだけど、こういうのにも徐々に慣れて、自分で自分のコンディションを確かめながら、上げるところはしっかりと上げて、といった流れで出来ているかなと思う」
――快勝したFC東京戦に途中出場しましたが?
「いやまあ、はい。まあ…うん、そんなにね、あのーほんの少しの時間で終了前のピッチに立てただけなので、それでもこういってチームが負けなしで全員で勝ち点を積み重ねられているのは凄い良いこと。自分がもしちょっとでも出たり、ベンチにいても少しでも貢献できるように、最高の準備を今はずっとしているだけ」
――監督も見てくれているのが出場につながった、という考え方もできるのでは?
「どうなんすかね!?(苦笑)試合展開次第でどう使われているかというのは全然違うので、たまたま僕に巡ってきただけとも…。そういう意味でも、仙台戦みたく追いつかれても意味がないので、まあそれでもああやってしっかりと終わらせられて勝てたのはプラスかと思う」
――翌日には練習試合で90分間、タフにプレーしていました
「はい!あのまあ、でもね、やっぱああいう練習試合を暑い中でしっかりとこなして…これからどんどん暑くなっていくので、そういう中でしっかりプレーすればコンディションはどんどん整っていくと思うのでしっかりやっていきたい」
――プレーのイメージ、必要性としてはどんなことを意識していますか?
「自分の持ち味を出しながらチームのやり方と、どういう風に良い具合に合わしていくのかであったり、裏へのスペースへボールが出ることが多いのでそこへの動き出し方とか、どのタイミングで出てくるとか、やっぱり色々と…。まあもう、少しずつっすけどまあ、色々出来ているのかなと」
――考えすぎは良くないのですが、FC東京戦でも梅崎選手のフリックでスペースへ出たボールに呼吸が合わず、監督が残念そうにしているシーンがありました
「まあそうっすね(苦笑)まあでも…うん。ああいう何て言うんすかね、ああいうところをしっかり合わせないといけないっす。けど実際は4対1で勝っていたところなので、ガンガン上がる意識がまずなかったので、しっかり“締める”ということを念頭に置いていた。そういう意味ではさらに5点目取れたら良いすけど、そういう意識を持って、やっぱりコンビネーションを上げていきたい」
――慶應大戦はなるべく橋本選手目線で見ていたのですが、良いところにポジションを取って、味方を呼んでもボールが来ない場面があって・・・
「そうっすね、そういうことは多分、多々あると思うのでこれからもっと、僕の特徴を、みんなもわかってくれてると思うし、僕もみんなの特徴がわかってきているし、そういう意味ではそこが合ってきたら手応えももっと凄くつかめてくると思う。でも、こうやってしっかりとケガ無くやれているのは…うん。チームに貢献できているのが一番やと思うのでそこは変わらずやっていきたい」
――ボールが来なかった時の無駄走りもサイドの宿命?
「はい、割り切ってずっとやっている(笑)」
――日陰になるテント下で見ていたので申し訳ない気持ちになるというか、顔に出さず黙々と上がり、当たり前の戻って、という姿勢にグッと来るものがありました
「ほんまありがとうございます(笑)暑い中だったけど、あれはコンディションアップの意味もあるのでしっかり走るところは走っていた」
――プロの難しさというか…良いプレーをしないと試合に使ってもらえませんが、良いプレーを出来るようになるには実戦で経験を積んで“出ないとわからないこと”をつかまないといけない面もあって、というジレンマを感じたりしませんか?
「はい、まあまあ(苦笑)はい、そういうもんやと思うんすけど、変わらずにやっていくだけっすね!(笑)」
――これからはどうしても、けが人や出場停止選手が出てきてしまうことが考えられます。例えば、約2週間後の柏戦辺りに来そうかな、なんて思っています
「いやっ!案外ないっすよまだ。僕が思うにはまだ。来なさそうっすね(苦笑)柏…想像も出来ないッスけどね、柏のアウェイすっかホームっすか?」
――日立台です
「あ~・・・・・、ほんまに不思議な感覚なのでまだまだ全然わからないけど、なってみなわからない。ほんまにわからない(笑)」
――無責任な言い方かもしれませんが…もし今、試合に出続けていて、“なあなあ”のまま日々を過ごす。というよりは自分と向き合いながらこのような時期を過ごせているのも、長い目で見た時に悪くないのでは?
「いやもうほんま、そういうことも味わうために移籍してきたしやっぱり、こういう経験ってサッカー選手としても活きると思う。一人間としてこの先、何十歳まで生きるので必ず活きてくるというか、経験のためにこういう道を選んできたので・・・凄い、まあもちろん良いチームなのでそれを目指して…そういった所に入りたくて来たので。その中で良い経験をさせてもらって、まあ前向きに捉えながら楽しんでる」
――埼スタの雰囲気、好きですよね!?
「いやもうもちろんほんま!しかも最近ね、2ステージになっても初っぱなから大一番みたいなのが多いので、余計に人が入りーのなんか、雰囲気も凄いので、良いな~と思う」
――いずれ本番の舞台で、大原での努力も含めて、「これが橋本選手だ!」と伝えられる日を楽しみにしているので、本当に
「いやいやもお、ほんま頑張ります!あざっす(笑)」
普段はあまり感情を表に出さず、のんびりとした印象を与えるレフティーですが、話を聞けば聞くほど、心にきちっとした柱の通ったフットボーラーであることがわかります
背番号33自身が表現したいこと、監督が求めていること、それらのギャップが埋め合わされたとき、レッズはさらなる有効的な武器を手にするはず
例え順調に首位を走っていても、今に満足しているだけでは到底、アジアの壁は越えられません
橋本選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では