7月10日 「悔しい思いもしたけど、ああいう思いをしたから今があると思うので、そういう気持ちは忘れずに、これからも」

どうもです

嵐の前触れか、強い風が吹き付ける大原

天皇杯初戦2日前のきょう、練習はミーティングを経て午前11時頃から始まりました

ウォームアップを終えた午前11時50分頃からは、セットプレーの連携確認へ

「行こう!責任持ってー!!」(土田コーチ)

左右のCK&ペナ角付近からのFK守備練習では、跳ね返してからの素早いカウンターへのイメージを共有

各スポットで3本ずつこなすと今度は攻撃時のセットプレーへと移ります

ラストボールでは、こぼれ球を右サイドから梅崎選手が上げたアーリクロスをゴール前、興梠選手がダイビングヘッドで押し込みました

その後はゲーム形式などを行うことなく、練習はお昼の12時10分頃に終了

きのう、2部練習を行ったこともあり、コンディション調整や気分転換の意味合いも強かった印象です

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セットプレー練習では、「ナイスタカ!」という声が良く聞こえてきました

関根選手はビブス無し組でのプレーで、カウンター要因として前線に残りましたが、そこからのスピード感溢れる持ち上がりと好フィードに対して、チームメイトからは称賛の嵐

「そうすね。やっぱりセットプレーとかでも監督が早い攻撃を求めているので、そういう意味では良かったと思う」

――壁に入っていましたが、好き?嫌い?

「サイドなので基本的には壁に入るし、そんなに嫌いじゃないっす(笑)」

――なぜ気になったかというと、手で身体をブロックしたりせず、普通に立っている感じで堂々としてたので

「ハハハッ基本的に当たんないんで、大丈夫(笑)。みんなキックがうまいので信頼している(笑)」

――キーパーの指示を聞いて、立ち位置をすぐ理解するのが早いように感じました

「それはもう、指示されないようにしているので、あんま(苦笑)ボールとポストをちゃんと確認しながら入っていくので。ディフェンダーが競り勝ってくれることを願って壁に入ってる」

そんな関根選手は昇格1年目ということもあり、練習後の”お片付け”でも、”もう一汗”かいています

――暑くなって水の量も増えてで、大変そうですが?

「トヨくん(阪野選手)がサボるので、その分さらに大変です(笑)。でもヤジくん(矢島選手)が手伝ってくれているので助かります。ヤジくんは相当優しい先輩で、『トヨくんとはやっぱり違うな』という感じですクスクスッ」※阪野選手は2年目なので強制ではありません

――きのうは雷で練習が中止になりましたが?

「ミツさん(永田選手)が相当ビビっていたと思いながら見ていた(笑)。ああいう時に人のアレが出るなって思って、ちょっと楽しかったっす、クスクスッ僕?案外普通だった『中止かあ・・・』みたいなハッハッハ(笑)」

――今朝のワールドカップは見ましたか?

「ワールドカップは録画してまだ観てない。結果しか知らない。優勝はブラジルだと思ってたので、あんなに大敗して残念すねー(苦笑)前半の30分まで観て、やめました(笑)」

――今週の日曜日、練習試合の後にはユース出身の5人で集まっていましたが?

「まあやっぱ、試合が終わって、ああやって話せることも良いことだと思うし、色んな人の意見を聞けることは自分にとっても良いこと。なおかつ自分がこうしたいということを伝えられればもっと良くなっていくと思うので、ああいうのは大事だと思う」

――特に感じたことは?

「やっぱり『サッカーが楽しむことが一番だな』と思う」

しみじみと語りました

――山田さんの引退試合の時のようなイメージ?

「ハッハッハ楽しませてもらった(笑)」(※詳しくは、7月6日と8日の日記を)

――次の天皇杯の会場、駒場に対する思い入れは?

「ユースの時に天皇杯の山形戦に出て負けた。ユース時代も駒場でやることが多かったけど、多分ほとんど勝ってない。なので、あまり良いイメージはないけど、今度の試合は勝ってまあ、そういうのを晴らしたい。(11月、ユースの柏戦も)ロスタイムで2点取られて。ラスト5分ぐらいで自分たちも合わせて3点ぐらい入った。そういう試合もしたし、いろいろ思い入れはありますね」

――トップチームの得点については、駒場の山形戦で邦本選手に先を越されたが?

「そうすね。悔しい思いもしたけど、ああいう思いをしたから今があると思うので、そういう気持ちは忘れずに、これからもやっていきたい」

――天皇杯に対しては?

「難しい大会だと思う。レッズは勝つのが当たり前だと思われるし、相手は失うものがなにもないし、その中で戦うのは難しい。ひとつのミスで相手の勢いにやられてそのままゲームが終わってしまったりするので、そういうミスをしないように。やっぱり、なおかつ大差で勝てるように、力の差を見せられれば一番いいなと思う」

――浦安SCについてはどれぐらいの情報を持ってますか?

「浦安SCで知っている選手はいない(笑)ユースの時に高校年代の浦安SCとやって大差で勝ったのは覚えてるけど(苦笑)」

――その時の再現を期待します。プロになってからの関根選手は、駒場と相性の良い、点を取りまくる選手に

「そうすね、駒場でも点が取れるように。あまり駒場でやることもないと思うので、その中で決められるように頑張りたい」

大物感漂うルーキーには是非、”聖地 浦和駒場男”になってもらいましょう!

関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

P.S 山田暢久引退試合で見せた”空気を読む力”が好印象だった岩舘選手

練習では気迫のこもったプレーを見せるなど、徐々に存在感が増しています

移籍から約1ヶ月が経とうとしている現在は、練習場から寮までの移動手段として、自転車を利用中

乗っているのはいわゆる、ママチャリです

日焼けした甘いマスク&引き締まった身体が醸し出す好青年な雰囲気と、庶民的移動車とのマッチングは、妙に味があります

「よく、『似合わない』なんて言われるんすけどね(苦笑)」

そう話した時にこぼれた白い歯がまた、良く映えました

”爽やかすぎるゴールキーパー”

ピッチ外では彼の傍にいつも、優しい風が流れています

では

7月9日 「なんか悪い意味で“レッズの雰囲気”に浸っているところがあるので、もう1回厳しさを取り戻して」

どうもです

天皇杯3日前のきょうは2部練

曇り空の大原で、午前練は10時からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、攻撃のパターン練習へ

まずは3対2が中心でした

「キーパアーー!」

西川選手の威勢良き声が、ピッチに響きます

声を張り上げるのは監督も同様

「出したあともしっかりポジションを取る!」

「守備の選手は相手がどこを狙っているか予測するように!」

「ツボブラーーヴォ!」

時には靴が脱げるほどのスプリントも見せます

そのテンションを察してか、何気ない横パスを鈴木選手がインターセプトした際には、

「長くなるよー」

と柏木選手

案の定、そこからしばらく、監督の指導が入りました

「ボールを持っていない方がしっかり示すように!」

このメニューが始まってから45分以上が経過しても、西川選手の声と集中が途切れることがありません

柏木選手のスルーパスを完全に読み、ノイアー選手ばりの飛び出しでカバーリング

これには、

「周さん良い動きした!」(監督)

何とまあ、”さん”付けでした

さらには、

「ナイス顔面クリア!」

坪井選手も謎の言い回しで守護神を絶賛

午前11時35分頃からは、3対3+両サイド、と人数が増えます

「必ず3人目でスペース!」(監督)

ゴール前中央で、那須選手がヨハン クライフ氏を彷彿とさせるボレーが決めた時、大原は午前練最高の沸き上がりでした

お昼の12時、監督は全員をペナルティエリア内に集めます

てっきり終わりかと思いきや、何やら戦術的な説明をしている気配・・・

数秒後、集団からは笑い声が聞こえます

きょうも好調な動きを見せていた、西川選手を活かした”奇想天外”なカウンターアタックの確認だったようです

「アイデアとして持っとく(スマイル)」(西川選手)

果たしてそれが披露されるのか・・・・本番までのお楽しみ

16時からは、午後練習がスタート

ビルドアップからフィニッシュに至るまでの流れについて、対人プレーを通して確認するメニューが中心でした

フルコート上に攻撃時の4-1-5の配置でならび、マッチアップした相手をいかに崩していくか

監督が積極的に様々なアイデアを提供すれば、選手達も意欲的にチャレンジを続けるなど、コンビネーション向上へポジティブな雰囲気が漂っていました

しかし17時15分頃、大原は一瞬、ピカピカッと光り、コンマ数秒で大きな雷音に包まれます

監督は直ぐさま手を挙げ、選手、スタッフに引き上げるよう指示

「音が鳴った瞬間、僕と充君が真っ先に帰った(汗)」(森脇選手)

練習は途中で中断→終了しました

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きょうの午前練後には、濱田選手にマイクを向けさせていただきました

背番号12の強い決意、ブレない信念を感じ取っていただけるかと思います

――午前練の最後、ペナ内に全員が集まっていて笑いが聞こえましたが?

「監督の冗談(笑)いつもの。監督の秘策らしいのでそんなに言えない。キーパーが持って、何かドリブルして…そんな感じだったと思う」

――実行するにも、しっかりまずは相手にシュート撃たれないように浜田選手が相手をブロックするところから?

「何か、勝ってる状況ならみたいな感じ。ハーフラインにいたので話はよくわからなかった(苦笑)」

――そんなサプライズも次回の天皇杯は楽しみということで…。中断前にケガしていました(右太もも肉離れ)けど、今は大丈夫そうかなと。コンディションはいかがですか?

「コンディション的には問題ない」

――でも、ちょっと気にはなる?

「気にもならない。試合やってみてだけど、別に全然練習、練習試合やっている感じでは全然問題ないと思う」

――ケガ自体は残念なことではありますけど、タイミング的には恵まれてるのかなと

「そうですね。初めてのケガだったけど、こういうタイミングでちょうど中断期間もかぶっていたので、良かったかなって感じ」

――5月14日の練習中にケガをしてしまい、「練習でケガをするなんて、サッカー選手として一番ダメなこと」と非常に後悔していたことが思い起こされます

「もとから気をつけてはいましたけど、あれからもっとケガに対しては気をつけるようになったし、準備とかアフターケアとかも今までもしっかりやっていたけど、ケガをしてからさらに気をつけるようになったし、ケガから学ぶことも多かったと思う」

――チーム見ていると、軽快な動きというか、全体的にコンディションが良いかなと。どうですか?雰囲気は?

「そうですね、雰囲気は良いですね。」

――先週引退試合があって、濱田選手も出ましたけど、感じたことはありますか?

「ヤマさんは凄い人だなって、あれだけのメンバーが集まるので本当に凄い人だなと思ったし、
埼スタで久しぶりにやって早く試合がしたいなって感じ」

――名だたるメンバー、山田さんもそうですが、特に印象に残っていることは?

「やっぱり、ワシントンのでかさですかね(笑い)。改めて『デカイな!』って」

――ぶつかるようなシーンは?

「なかった。フィジカルコンタクトは避けたんで、けがさせちゃいけないんで(笑)全然、体格が違いましたね(汗)」

――本当に、レッズの歴史というものを肌で感じた良い機会というか

「そうでしたね」

――翌日には練習試合があって、「自分たちも!」という思いが強かったかと思いますけど?

「全体的に、はっきり言って、良くなかった。個人的にも良くなかったですし、チーム的にも良くなかったですし、結果も良くなかった」

――高木凛選手(元レッズユース)が出てきましたが

「リン、久しぶりに会った。でも、試合中はぶつかってないんですよね、1回も。逆サイドにいたので体感はあまりしなかった」

――そういう人にとっても、レッズトップチームにいるのは憧れの場というか、そこに浜田選手がいるということですね

「そういう立場なのにああやって試合に負けちゃうと言うのは、情けないと思う」

――練習試合の後にユース出身の5人(阪野選手、濱田選手、山田直輝選手、矢島選手、関根選手)が車座を組んで、20分くらい話していましたが、あの光景が印象的です

「あれは反省会みたいな感じ。何が良くなかったとか、どうやろうとか」

――特にどんな言葉が出たんですか?

「『良くない』っていうネガティブな感じではなく、もっとこうしてやろうという、個人個人が思っていることを適当にバーッと言っただけで」

――言い合えるっていいですね。濱田選手はそれを通じてこれからどうしようかと特に思ったことは?

「もう1回、僕的には、去年新潟で学んできた厳しさを出して行かなきゃいけないかなと。ケガして中断明けで、なんか悪い意味で“レッズの雰囲気”に浸っているところがあるので、もう1回厳しさを取り戻して、リーダーシップをとってやっていかなきゃいけないかなと思ってる」

――鈴木啓太選手もきのう、2006年のメンバーについて、仲の良さの中にも、ライバル関係があったと。そこに濱田選手が気づけているのは大事だなと

「そうですね、そういうところをポジティブなものをもたらせると自分では思っているので、逆にそういう人があまりいないので、そういうところでも貢献しないといけないと思う。チームの雰囲気は大事だと思うので、これから夏場に向けてもう一がんばりできるか出来ないかは気持ちのところが大きいと思うので、常にそういうメンタルで練習していけば試合出来るようになる。しっかり引き締めてやらなきゃなと思う」

――ユース出身の5人が座っている時に思いましたよ。あの中から大きな存在というか、みんながそうなるのが理想ですが

「はい、目指して頑張ります」

濱田選手のインタビュー詳細は、このあと23時からの「You’re The REDS」(再放送)でお聴きいただけます

では

7月8日 「もう一度その気持ちを甦らさせてもらった」

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どうもです

気温30度を超す厳しい暑さの中、オフ明けのトレーニング午前10時30分過ぎからスタート

まずはフットサルコートでの体幹系メニューをこなし、午前11時10分頃からは天然芝ピッチへ移動します

キーパー陣、シュートストップや足元でのバックパス処理などの専用メニュー、フィールドプレーヤーフィジカル系メニューへとそれぞれ分かれました

いつもの流れでありますが、芝の養生に配慮し、ほぼ毎回違う場所を使っているところ、大事なことです

フィールドプレーヤー午前11時30分頃から約20分間、堀コーチ主導での天皇杯仕様ボールを使った、基礎練習を反復

マルシオ リシャルデス選手も、軽くでありますがボールを蹴っていて、嬉しそうな表情を浮かべていました

全体練習午前11時55分頃に終了

恒例のシャトルランニング、暑さなどが考慮され、行われていません

ただし、シャトランキングの関根選手居残りでの単独タイムトライアルを敢行

結果、「1分14秒」と目標の1分10秒を切ること出来ず

日頃からのそういった努力が、脚力向上へつながっています

山田暢久さんの引退試合で、岡野さんとのスピード対決に勝利

「追われているとき、恐怖というか、、怖かった」

と苦笑いを浮かべながら振り返るルーキー

いやはや、野犬を追い払った野人から逃げ切るとは、恐れ入ります

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さて、きょう7月8日、鈴木選手が誕生した記念すべき日です

33歳になりました

――またひとつ年を重ねましたが、実感としてはいかがでしょうか?

「実感・・・しないようにしている(苦笑)」

31歳の時、”めぐりあいミシャ”によって、その潜在能力をさらに引き出された感のある背番号13

――見ている側としては、プレーの成長ひとつを取っても、若返っているかのように感じられますが?

「外から見ている人にそう感じてもらえるということ、『その通り』だと自分にも言い聞かせたいけどね」

そのポテンシャル、”水を運ぶ人”で括れないほど

――ベガルタ戦のゴールなんて正に!

「そういう数を増やしたいと思う(ニコリ)」

――山田暢久さんの引退試合を通じて感じたこと

「まあ、あの・・・」

と話し始めたそのタイミングで、

「ちょっと啓太さん邪魔!」

ニターっと関口選手が通りかかります

「あーゴメンね」

と紳士的に、涼しげな顔で鈴木選手

一連のやり取りに、報道陣爆笑でした

イケメンと言われますが、そういった大人の対応からは”渋い”魅力も感じられます

気を取り直して・・・

「まあ、あのメンバーで出来たというのは本当に、今まで味わったことのないような感覚だったし、改めてあの時のチームが本当に素晴らしい仲間であり家族であり、ライバルであると感じた。もう一度その気持ちを甦らさせてもらった。またそれを、このチームで何年後か、それが引退試合なのかどういう試合かわからないけど、そういったチームに、今闘っている2014年のチームがなりたい」

――「ライバル」という言葉に鈴木選手の志し高さを感じます

「まあみんな負けず嫌いだし、本当にそれぞれの選手がスターというか、質の高い選手ばかりだったからその中で高め合った。1日1日ライバルとしてグラウンドに立っていたので、そういう気持ちがなければチームの中で良い競争が生まれないだろうし、良いチームにならないのでと思う」

――久々に小野さんと並んでいる姿、素晴らしい光景のように見えましたが?

「そうですね、本当に伸二さんこのクラブの中でも重要な人物だと思う。今でもそうだと思うし、伸二さんに憧れてサッカーを始めた選手も多くいるだろうし、僕も憧れていたので、そういう人と一緒のチームでプレーできたこと。それから今でもお互いに現役でプレー出来ていること幸せなことだと思う」

――山田さんの500試合を越えるぐらいまで鈴木選手も!?

「いやまあ・・・(苦笑)試合数というよりも、1試合1試合にかける質だとか、そういうところを高めたい。なので、数でなくこのチームでまたタイトルを取って、その時にどういう時間を過ごしたのかというところを・・・そうすれば、振り返った時に『大切な時間だった』とまた強く思うことが出来るので、そのために結果を残したい」

――監督の鈴木選手に求めていることが、成長を重ねているぶん増えているでしょうし、改めて、33歳の誓いをお願いします

「ケガせずにプレーしたいなというところと、自分自身、1日1日成長できてると思うので、それを感じているだけでなく、しっかりとチームに貢献した働きをするということを意識したい」

――まずは“年イチ”以上のゴールを!?

「ハイがんばります!」

リーグ優勝を経験した赤き血のDNA、このチームにおける貴重な財産

”栄光を運ぶ人”の、終わりなき旅続きます

鈴木選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

 

7月6日 「うまくプレゼントできてよかった」

どうもです

笑いあり、涙あり、山田暢久ここにあり

レジェンドへのTESTIMONIALから、一夜明けました

「伸康さんのお焼香パフォーマンス?知ってましたよ。ボディービルダー?そっちは知らないっす(笑)」

さすがは関根選手、生まれる前のことだったにも関わらず、恩師が残した伝説はきっちりと知識に入っていたようです

自身のプレーでは、城定さん相手にガチンコ勝負を挑み、完勝

深呼吸の隙すら与えませんでした

「ユース時代に指導も受けたし、仕掛けようかなと(ニヤリ)」

宮沢さんを含めた、”辛かった…けど希望は捨てなかった”頃の懐かしさ甦る左サイドを完全に制圧すれば、試合前日にこちらから水を向けた野人とのスピード対決を体現し、相手をダウンに追い込む無敵っぷり

やはりこの19歳、大物感が漂っています

また、岩舘選手は極めてレアな形でのレッズデビューを飾りましたが、空気を読んだプレーは秀逸でした

「樹生君のゴール?うまかった。シュートを打つタイミングの取り方が上手」

樹生君のお父さんが喜びそうな褒め言葉もあり、好感度アップです

さらには、「Get Goal FUKUDA!」のチャントを察知しボールを外に出したかと思えばその後、Mr.REDSが放った渾身のシュートを”若林君”のようにダイビングキャッチ

スーパープレーで会場を沸かせました

「あれはどうすれば良かったのか(苦笑)」

雰囲気からして多分、OKです!

そして、きょう大原で行われた練習試合でもまた、スタンドが大爆笑で盛り上がる一幕がありました

それは、DFWを自負する槙野選手による”劇場”です

効果的な攻撃参加で2ゴールを挙げると、勢いそのまま、左からのカットインでペナルティエリアへ侵入

あとはシュート!という局面で相手にユニホームを引っ張られ、PKを獲得します

練習試合ということもあり、背番号5は自らボールをセット

訪れた、しばしの沈黙・・・

その時でした!

「ハットだよ~!」

キャプテン・阿部選手の”煽り”がピッチ上にこだまします

動揺を隠せない槙野選手

ぎこちないノッキングを繰り返した助走は、相手キーパーでなく、自身のタイミングを狂わすことに

当たり損ないの弾道が、力なくゴール上を外れていきます

ノーゴールを確認したサポーターからは、ため息でなく、「やっぱりな!」と言わんばかりの大きな大きな笑い声!

「くっそぉ・・・Jリーグで取る(笑)ハットトリックはプロになってからはない。まあ、練習試合じゃなくて公式戦で取れればいいけど」

――阿部選手の声が影響した?

「ハハハハ!確かに(笑)。あとは(興梠)慎三とかね。周りでハットトリック、ハットトリック言うから変に意識しちゃってね(苦笑)」

と唇を噛みます

いつものシャキッとした表情は見られませんでした

とはいえ、

――流れの中でスムーズに前線に入っていっていたが?

「相手は大学生だけど、流れの中からしっかり相手にとって嫌なところに入っていくことができているのは良いことだけど、今日は失点がいただけないし、攻撃よりも、夏場は失点するとキツイから、相手のクオリティを考えても、しっかりゼロに抑えることが大事」

攻守の要は、しっかりと足元を見つめます

――左サイドは、「原口が抜けた」という見方をされると思うが?

「じんぐりじんぐり人が代わっている中で、陽介にしろ慎三にしろウメちゃんにしろ、チュンくんにしろ、代わっていく中でそれぞれの良さを引き出し合えてているし、僕らも引き出してもらっているので、その辺は問題ないと思う。ただ、原口のようなドリブル突破はないから、ボールを動かして相手にとって嫌な動きをすることはもちろんだと思う。動きですね」

だからでしょうか・・・

――ドリブルがない分、きのうは“歯”を試した?

「そうですね!(笑)うまくカメラマンの方にも拾っていただいて、レフェリーの方にもしっかりイエローカードを出してもらったし、良い演出だったと思う」

してやったりの様子

「本当だったらヤマさんにやるのが一番だったと思うし、闘莉王さんにしろネネさんにしろ、そうやって受け止めてもらえるのは難しいと思うので、ヤマさんかツボさんだと思っていた。ワシントンさん?逆にキレられるかも、マジで(笑)」

きょうの練習試合後、坪井選手にケガ?の状態を確認すると、

「プレーへの影響?大きかった。走れなくなった(苦笑)」

実際のところは・・・・

――めっちゃ快足飛ばしまくりだったじゃないですか!?

「逆の肩も噛みついてもらおうかな(ニッコリ)」

それもこれも、槙野選手が見事にヒール役を演じたからこそです

「正直、僕たちは、きのうは黒子に徹すると。見ている方たちは僕たちのプレーよりも歴代のスーパースターのプレーを見ることを楽しみにしていたと思うし、どこまで彼らをヨイショするかが僕たちに試されていたことだと思う。うまくプレゼントできてよかった」

間違いなく、きのうの花試合における”陰のMVP”と言えるでしょう

――セレモニーなどを通じて感じたこととしては?

「一人ひとりの選手が浦和レッズに残してきたものは偉大なものだと思うし、今いる僕ら現役選手も彼らと同じようなことはできないかもしれないけど、成績、個人のプレーというのはサポーターのみなさんの目に焼き付けてもらえるように、続けていければと思う」

――いずれ槙野選手もレジェンドと呼ばれるように

「そうですね。僕が引退試合をやる時にはプログラムは全て決めさせてもらう(笑)。みんなが盛り上がれればいいと思う!」

結びはシャキッと、”浦和の男”らしく締めました

インタビュー詳細は、あす以降の「You’re The REDS」でお届けします

そしてもちろん今週は、歴代選抜のコメントも多数用意しています

ブッフバルトさん、福田さん、池田伸さん、岡野さん、福永さん、ネネさん、ポンテさん、ワシントンさん、都築さん、小野選手、長谷部選手・・・・・・

中には、こちらが初めて質問させていただく方もいたので緊張しましたが、良いお話をしてくださったかと・・・(汗)

お楽しみに

では

7月4日 「ヤマさーん、ボクきょう、誕生日です!」

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どうもです

まとわりつくような雨の大原で、練習は午前10時からスタート

ウォームアップ後は、3対3のパターン練習、11対11でのハーフコートゲームといったメニューを中心に進行します

ピッチ脇では、ネネさん、ワシントンさん、ポンテさんというリーグ優勝時の助っ人トリオが、あすに備えてジョギングやボール回しで調整

それに触発されたかどうか、選手それぞれ軽快な動きを見せていました

「ワシントンさんって、あんなデカイんすか!?」

と森脇選手もビックリした様子

何とも豪華な練習風景でした

さて、山田さんと過ごす、かけがえのない1日は、あした

きょうは、山田選手が24歳の誕生日を迎えた、とてもおめでたい1日です

心境を問えば、

「特には(笑)普通の1日なので変化はない」

そう答えた瞬間、偶然にも目の前には、

「しっかりやれよ!お前!」

と檄を飛ばすレジェンドが登場

「ヤマさーん、ボクきょう、誕生日です!」(山田直輝選手)

「何歳になったの?」(山田暢久さん)

「24です」(山田直輝選手)

「まだ?」(山田暢久さん)

「いや、もうっすよ!(笑)もうですよー!!」(山田直輝選手)

何ともほほ笑ましい、6番どうしのやり取りでした

山田直輝選手にとって、23歳はけがなくプレーできた1年でもあります

「試合に全然絡めていないし、試合に出られないとサッカー選手である意味がないと思うので、24歳はしっかり試合に出られるようにやっていかないといけないと思う。24歳はもう中堅になると思うので、経験を生かしてしっかりチームに貢献しないといけない。ワールドカップを見ていると改めて年齢は関係ないと感じる。若い選手が躍動していたり、ベテランの選手がチームを引っ張っていたり。そういうスポーツなので、自分も自分の良さを出してしっかり未来を見据えてやらないといけない」

あすに向けては、

「ヤマさんの舞台なので、僕らは楽しんでヤマさんにありがとうという気持ちを伝えてプレーできればと思う」

そして、

「24歳はチームに貢献できるようにサッカーができたらと思う」

世界中を見渡しても、山田直輝選手ほどにサッカーを楽しそうにプレーし、見ている人を楽しませられる存在は、なかなかいません

「はい、サッカーを楽しんでできれば自分のプレーを取り戻せているということだと思うので、それができるようにがんばりたい」

24歳初ゲームが、同じ”山田”の記念試合

この運命的な巡り合わせが、新たな”レジェンド”誕生の第一歩となることを願います

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ここからは、練習後の選手コメント、歴代選抜メンバーの中から、きょう大原で調整をした方々の意気込みを紹介します

◇平川選手
「ヤマさんが輝けるようにみんなでサポートして良い試合になればと思う。(2006年の終盤は平川が右で山田氏が真ん中でプレーしていたが)真ん中だとディフェンス頑張るんですよね、珍しく(笑)。サイドだとディフェンスを面倒くさがって自分のマーク以外はカバーとかしないイメージがあるけど、自分がやりたいと言っていただけに前目をやる時はふたつ、みっつ頑張って追うし、ディフェンスだけじゃなくて攻撃でも体を張ってつなぐし、ゴールという部分の魅力も持っているから、前にいる時のヤマさんは輝いていたなと(笑)やらされてない感があった(笑)。明日もそういった部分を見せてくれたらなと。明日またサイドとかやって嫌々やっていたら申し訳ないので。(久々に左でプレーする可能性もあるが)メンバー的にどうなるかわからないけど、とにかくヤマさんが一番やりたいところをやれるようにどこでもやるつもりだし、サポートしたいと思う。(小野選手のスルーパスを久々に受ける場面もありそうだが)その辺の個人的な楽しみもあるので、けがをしないようにコンディションを整えて、そういうパスに反応できるように常にアンテナを張りながら個人的な楽しみも楽しめたらなと思う。(坪井や鈴木とは話をした?)してないけど、ある程度、覚悟をして頑張らないと(笑)。周りがどれぐらい動けるのか、闘莉王とか現役の選手も来てくれるので、その辺でうまくバランスを取って、他の選手が良いプレーをできるようにしていきたい。(岡野さんは二日酔いで来る可能性もあるが)大丈夫じゃないですか、もうGMだから(笑)」

◇坪井選手
「闘莉王?ボクが上がります!!」

◇鈴木選手
「(年上が多い分負担もかかるかと思いますが?)走るつもりはない。みんなに走ってもらう」

◇宇賀神選手
「あすはたくさんの人が見に来てくれると思うので、見に来てくれた人が来て良かったと思えるような試合をしたいと思うし、その中でヤマさんに花をもたせられればいいかなと思う。(マッチアップもあるかもしれないが)そうなったらどうしていいかわかんないけど。どうしたらいいんですかね?(笑)。先輩方に聞きます、どういう対応をすればいいのか。でも僕はそんなに器用な選手じゃないんので、いつも通りやれればと思う(笑)きょう、ワシントンがいてビックリした。あんなにデカいとは思わなかったし、あのブラジル人3人(ワシントン、ポンテ、ネネ)は今でもすごい存在感があった。ロビーは若干デブだったけど(笑)。でもやっぱりすごかったんだなと思うし、そういう選手たちと一緒にピッチに立てるのはなかなかない機会なので、そういうことを誇りに思いながらも楽しめればと思う」

◇関根選手
「岡野さんとスピード勝負?いやあ・・ボクは自分のスルーパスに自分で追いつけないんで(笑)」

◆ネネさん
「何年ぶりかに大原に戻ってきたけど、良い時代を過ごしたことを振り返ってみると、懐かしさを感じている。この度、山田さんの引退試合に呼んでもらえてうれしく思っているので、わざわざ自分の息子も連れてきて以前いた時の思い出をもう一度、みんなで味わいたいと思っている。明日の試合は良いプレーができるようにがんばるし、サポーターのみなさんにはいつも応援してもらったので、その恩返しもしたいという気持ちがある」

◆ポンテさん
「(1年ぶりの大原だが)非常にうれしい気持ちだし、何よりも大切な仲間の引退試合ということで、楽しい試合にしていきたいし、すごく楽しみ。何よりも一番の目的はヤマさんの引退試合のために来ているけど、自分としては最近、サッカーを全然やっていないこともあってどういう試合になるかわからない(笑)。でもレッズと戦えるのは楽しみだし、最高な思い出にしたい。サポーターの方々にはいつもと変わらずスタジアムをいっぱいにしてもらって、最高の盛り上がりを見せてもらいたい」

◆ワシントンさん
「(久しぶりの大原だが)本当にうれしい。7年ぶりにここに来させてもらって、一緒にプレーしていた選手もいるし、みんなに会えて嬉しかった。山田暢久は偉大な選手だったし、あの当時、非常に強かったチームのキャプテンということもあって、たくさんの思い出もあるし、彼の引退試合に加わることができて光栄に思う。サポーターの方はおそらく僕のゴールを待っていてくれていると思うので、しっかりと期待に応えられるプレーをしたい(ワシントンフェズゴール!!)アハハ!明日は浦和のDFとうまく話をして、仲良くなって試合に入りたい(日本語で)またあした!」

◆都築さん
「あしたは朝からPTAの作業がある(笑)パントキックの感触?(首を傾げながら)いやいや腰が回らない(苦笑)槙野には、『俺の届かないところにシュートは打つな』と言ってある」

◇西川選手
「都築さん?何と言ってもオーラとキックが凄い(スマイル)」

◆堀之内さん
「(目標体重の70㎏には?)いけた。けど、減量しすぎたかも(笑)」

◆内舘さん
「(準備はOK?)いや全然・・・(ファンデルサールミドルの再現お願いします!)ハハハッ!いやいや(笑)」

◆ブッフバルトさん
「山田にさっき会ったら、『彼はまだまだ出来ると思った。彼の持っている力を全て出して欲しい。シュートを入れて欲しいし、一番大切なのは楽しんで欲しい。彼の持っている力を充分出し切って楽しんで、良い試合、良いイベントにして欲しい。(歴代選抜)チームは現役から退いた人が多いので、自分の力を出せるかどうか疑問。ポンテ、ワシントン、ネネもブラジルから来たばかりで、彼らの力が100%出せるか難しいが、大切なのは試合を観たお客さんがレッズを思い出していただいて、良い試合を見せる、多くの得点が入って楽しんで欲しい」

◆山田暢久さん
「意気込み?ないっす」

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★浦和レッズ戦を実況生中継!

埼玉スタジアム2○○2で行われる、「山田暢久引退試合」の模様について、試合後のセレモニーを含め”完全実況生中継”します!

RED A Live 2014 
NOBUHISA YAMADA TESTIMONIAL「浦和レッズ 対 レッズ歴代選抜 Rest of the REDS」
…7月5日(土)16:45~19:15(延長の場合あり)
Come On! REDS…15:00~15:55
REDS After The Match…20:00~21:55

・応援メッセージはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!

・これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
13:00~14:55 松本茜のCatch The Music(時間変更)
15:00~15:55 Come on! REDS
16:45~19:15 RED A Live 2014(延長の場合あり)
20:00~21:55 REDS After The Match

では

7月3日 「進化してます!俺は!フフッ」

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どうもです

曇り時々晴れ

風がある分、きのうに比べれば過ごしやすい大原での2部練は、午前10時からスタート

鳥かご、パス&コントロールなどのウォームアップを終えた午前10時40分からは、3人一組での攻撃パターン練習へ

濱田選手が右足で強烈なシュートを決めるとすかさず、

「生まれたな!」(坪井選手)

「自覚あるねえ!お父さん!!」(柏木選手)

以前から続く、謎の”父親いじり”(※濱田選手にお子さんはいません)でピッチ上は笑いに包まれました

午前10時55分頃になると、サイドからのクロスに対する2対2へと移ります

「キーパーとディフェンスの間に流し込むように」

と監督

予てから選手に伝えている”空間に合わせるボール”を中心に、熱弁を振るいます

「サッカーは止まってプレーする時間があまりない」

「出したあと動く」

「止まっていたらお互いの関係は生まれない」

指揮官自らお手本となるべく、身振り手振り、小走りボール蹴り

パスの質、動き出しの質、バリエーション豊富な攻撃創出へのアイデア提供は続きます

「相手から離れる、走る方向を考える」

「相手を動かしてスペースを作る!」

気がつけば、約20分が経っていました

サイド+2対2の形での練習は、説明のみで終了

その後は2対1を実施

「出来るだけ早くゴールへ!」(監督)

坪井選手がスペースへボールを送り出すと、永田選手は右サイドを全力疾走からの、好クロス

「しっかり走れ!(怒)ミツ!」

と坪井選手・・・数秒後には、

「ナイスボール!!(ニッコリ)」

午前11時30分からは、3対3+両サイド(実質、攻撃から見れば5対3)と人数が増えます

「状況変わったら動き直すように!」(監督)

永田選手が今度は”使う立場”となって、絶妙なスルーパス

それに反応したアニマル坪井さんは、抜群のスピードで柏木選手を置き去りにして、右足を振り抜きます

しかし、シュートはゴール左を逸れました

この練習では、監督が事前にパスを出す順番を設定

「3→2→1→3→1→2」

したがって、守備側は次に誰へとパスが出るかをわかっています

そうなだけに、受け手は工夫を凝らした動き出しが求められました

どの組も、なかなかシュートへは持ち込めませんが、集中は途切れません

午前11時50分、疲れが見え始めた頃には、

「いいよいいよ!後半90分!!」(森脇選手)

・・・・誰もツッコミを入れず

午前練は、お昼の12時頃に終了

結局、ゴールはほとんど生まれませんでしたが、頭と体力を駆使したトレーニングだったこともあり、選手それぞれ充実した表情を浮かべていました

※このあと行われる、午後練習の様子については、今夜の番組でお伝えします

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上記リポートにもある通り、永田選手の状態が上向いている印象です

やはり、大事な試合を2日後に控えている影響が大きいのでしょうか・・・

レジェンド譲り?の逃げ足で報道陣を振り切ろうとする”浦和のゆるキャラ”ですが、本家ほどのテクニックはなかったので、何とか立ち止まってもらうことに成功!

――今、逃げましたよね?

「見てました(苦笑)!?」

――ご機嫌ですね・・・

「全然っすよー!(ニンマリ)」

――調子はどうですか?

「調子はまあまあ・・・暑いッス(汗)」

――練習では坪井さんのパスに反応して、サイドを全力疾走していましたが?

「つぼさんが強いボールを送ってきたので、走るしかなかった」

――そのあと坪井さんに褒められていましたが、珍しいのでは?

「フフッ、普段厳しいので」

――スルーパスも通してましたし、絶好調ということで

「フフそんなことないッス(笑)フフフ・・まあ、まあもうチョイ早いスピードの中でああいうのが出来たらもっと良いのかなとは思う」

――監督が練習中、約20分間に及ぶ指導をしていましたが、理解できましたか?

「出来まフフッしたよ!(笑)ちょっとだれたけど、長すぎて。言おうとしていることはわかった(笑)」

――どう解釈してますか?

「え!?」

――監督のお話です

「何言ってたっけ?(笑)」

(なんだか、受け答えが山田暢久さんと重なります・・・)

――クロスへの対応や動き出しなどについて言ってたようですが?

「あーあー、あっワールドカップでもそうだけど、早いクロスに対してどう入っていくかだと思うし、そこで相手が良い状態で守れていない時に、如何にゴールを奪うかだと思う。監督は、動きのところを凄く言っていた」

――ワールドカップにおける、「フランス」や「イニエスタ」などが例に出てましたが?

「『ノールックとかを使え!』みたいな。良い選手はこっち側(首を逆にしながら)も見えてるとかの例で出てきた」

――ところで、静岡合宿はいかがでしたか?

「新潟の時にはあったけど、レッズに来てからは初めての清水だったので、まあ懐かしい感じはあった」

――地元の空気を吸いながらの調整、手応えは?

「徐々にだけど、練習試合でも良くなってきたし、まああと、Jリーグ再開を待つだけだけど、もう少し出来ることもあると思うので、そこをもうちょっとだけど、質の部分を(※何故かニヤける)上げて行ければと思う」

――特に上げたい質は?

「やっぱパスの精度、一番は。ロングキックは蹴れると思うので、グラウンダーのパスを前線に良いタイミングで、もっと質の良いボールを供給できたらと思う」

――ちなみに、地元に凱旋した際の反応はいかがでしたか?

「いや特にないッス(苦笑)地元の友達が遊びに来たぐらい(笑)みんなオジサンになってた(苦笑)フフフフ・・・落ち着いた感じの奴もいれば、チャラついた奴もいた(笑)」

――永田さんは友達からどう言われました?

「いやなんもあれっすけど、『年取ったなあ』ぐらいフフ、はい」

――あんま変わってないと思います

「俺ッスか!?フフッなら良いッスけどフフッ」

――そういった雰囲気も山田暢久さん譲りなのかもしれませんが

「フフいやいやいや!進化してます!俺は!フフッ」

――試合への意気込みをお願いします

「ヤマさんとプレーできる最後の機会だと思うので、接触する場面があったら厳しくいきたい(笑)」

――けずる覚悟で?

「いやそこまでは、フフッ空気は壊せないので(笑)良い感じで!フフフッ」

――以前、「試合で対面したら笑っちゃいそう」と話してましたが、心の準備は大丈夫ですか?

「いや、みんな笑っちゃうんじゃないすか?そんな多分ガチでやらないと思うし(笑)」

――同じ学年の長谷部選手も来ますが?

「長谷部はまあ、ちょっと前にあったので、あれだけど、まあヤマさんメインなので今回は。長谷部は蔭に隠れといてもらってフフッ」

――せっかく来てくれるのですから!

「でも、主役は奪っちゃダメッス」」(※ほぼ1年前、長谷部選手が大原に来た時にはこのような出来事もありました)

――今週はモチベーションもかなり高い!ということで良いですか?

「そうっすね・・フフッそうしとく(ニンマリ)」

2日後は、

レジェンドVSゆるキャラ

一夜限り、夢のマッチアップにも注目です

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

7月2日 「この環境を与えられたら言い訳はできないので、やるしかない」

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どうもです

梅雨の中休み、日射したっぷりで、気温は35度

夏場の闘いへもってこいの天候の中、練習は午前10時から始まりました

まずは、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こします

午前10時40分、天然芝ピッチへ移動し、キーパー陣は専用メニューへ

フィールドプレーヤーはステップワークや坂道ダッシュ、「動きを加えながら、メリハリ!」堀コーチ主導でのパス&コントロールでボールの感触を確かめます

さらにはその後、シャトルランニング(※1位山田直輝選手、2位濱田選手)を行い、練習は午前11時30分頃に終了

大原に、レッズが帰ってきました

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オフ明けに恒例で行われるのが、野崎アスレティックトレーナー主導での体幹トレーニング、通称”崎トレ”

「野崎さんの名前はメチャメチャ聞いてきた!」

と話すのは、新加入の岩館選手

「(かつてレッズに在籍していた本間選手からは)『めちゃくちゃ良いところだからいろんな人からいろんなことを吸収した方が良い』と言ってもらえた。『すごいトレーナーの人もいて、俺はその人に人生救われた』ぐらいのことも言っていたので、その人のところに行こうかなと(笑)」

初の大原でのトレーニングを終えた感想を聞けば、

「いやあもう、芝生も見ての通りだし、環境がすごく良いので、やっていて気持ち良い(笑)」

真っ先に芝生を語るところ、ナイスです

「サポーターも平日でこれだけ来てくれているし、水戸ではなかなかないことだったので、練習から緊張感がある」

と目を輝かせます

「練習場に全てが揃っているし、設備もそうだし、メディカルのスタッフの方とか、トレーニングルームもある。水戸ではあちこちに分かれていたけど、移動の手間がなくてひとつの場所でできるというのはやりやすい」

そして、

「この環境を与えられたら言い訳はできないので、やるしかないと思っている」

そう決意を口にしました

期限付き移籍の経緯としては、

「僕に来た時には直前にパッと言われただけだったので、経緯はよくわからないけど、『行けるから、行ってこい』と(笑)断る理由はなかったし、チャンスだと思ったので来させてもらった。考える暇もなかった(笑)」

実は静岡キャンプ前日、大原でトレーニングが行われた際には既に練習場に来て監督へ挨拶している姿を目にしていました

その時のことを、こう振り返ります

「パッと見て『良い体しているじゃないか』と言われた(笑)。肩をポンポンと叩かれて、腕をグッと持たれて、『これなら大丈夫だ』ぐらいの感じで言われたので、『よろしくお願いします』という感じで(笑)」

つかみはOK!といったところでしょうか

合宿初日から合流し、約2週間が経ちました

「浦和の選手はすごい人たちがいっぱいいるので、最初は『怖い雰囲気、ピリピリした雰囲気なのかな?』と思っていたけど、全然そんなことはなくて、みんな仲が良いし明るい雰囲気なので、入りやすかった。(特に印象が違ったのは?)逆に槙野さんが印象通りすぎてビックリした(笑)。来た当初から声を掛けてくれて絡んでくれたので、やりやすかった」

きょうの練習後には、矢島選手と共にチームの用具整理を行うなど、徐々にチームの輪にも溶け込んでいるようです

水戸でもなかなか出場機会に恵まれなかった25歳

J1でのチャレンジが始まります

「めったにないチャンスだと思う。せっかくなので挑戦して、やれることをやりたい。ストロングポイント?気持ちでやるタイプなので、至近距離とか、危険なところで恐れずに突っ込んでいくところを見てほしい。(憧れの選手は?)世界のうまい選手みんなの真似できるところを真似しようという意識でやっていたけど、特に誰という選手はいない。ここでもめちゃくちゃレベルが高い選手と一緒にやれるので、普段の練習から学ぶことがいっぱいあって、練習から楽しい」

向上心たっぷりのゴールキーパーは、足元の技術向上にも意欲的

きょうの練習でも積極的に取り組んでいました

「嫌いな方じゃなかったけど、ここに来ると加藤さんがうますぎるので、『出直さないとな!』という感じ(汗)」

初埼スタは、週末のビッグイベントです

「山田暢久さんは、キャンプの時に来られたので挨拶だけはできたけど、すごく雰囲気がある人だった。近寄りがたいというか、オーラがあった。そんな人の引退試合にパッときた僕が出て、『良いんすか?俺なんかいて!?』という感じですけど(笑)、そういうところに立ち会えるのは嬉しい。他にもレベルが高い選手が集まるところを見られるのが楽しみ」

サポーターへは、このようにメッセージを送りました

「まだ入ってきたばっかりで、実力も加藤さんや西川さんに比べたら至らないところもあると思いますけど、気持ちでカバーしたり、努力することだけは欠かさず続けていくので、温かい目で見守ってくれたらと思います」

日焼けした精悍な顔つき、ピンと背筋を伸ばしならの受け答えからは、実直さがうかがえる岩館直選手

何よりもプレーを楽しみにしています

一期一会、ようこそレッズへ!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、ASエルフェン埼玉・山郷のぞみ選手のインタビューもあります

では

「この決断が”良い決断だった”と示すためにも」

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どうもです

きょうの「You’re The REDS」では、きのう行ったマルシオ リシャルデス選手のインタビューをお届けしましたので、こちらでも紹介します

なお、23時からは再放送もありますので、聞き逃した方は、そちらを是非

――お帰りなさい

「ありがとうございまーす。サウダージねー!(※もの凄くみなさんに会いたかった)」

――僕らも同じく

「(ニッコリ笑う)長い時間ずっと、人生でずっと大好きなサッカーから5ヶ月ちょっと離れて、自分の大好きな仲間とも会えなかったことで、非常に寂しかったけど、やっぱりこういった形で、また日本に戻ることが出来て、ホントに嬉しいし、みんなに会えて、そしてこういった形でリハビリをさせてもらって、1日でも早く自分のピッチの中での仕事を見せていきたい」

――髪型を変えたましたか?

「そうですね、自分と同じように、またゼロからスタートというつもりでスタイルチェンジをさせてもらった(笑)」

――手術するという選択、難しい思いもあったのでは?

「チームにとっても家族にとっても難しい決断だった。今まで一度も手術をしたことがなかったの、凄く厳しい判断だった。でも結果というのは、こういう形で日々行いをしっかりすることで良いものがもたらされると思うので、5ヶ月が過ぎたあと日本に戻ってきて、またピッチに立てる日を楽しみにしてる。”この決断が良い決断だった”と示すためにも努力していきたい」

――リハビリの感触も良い?

「非常に良い感覚で走れている。全く違和感ない。手術したところもしっかりと完治したつもりでいるので、1日でも早くボールに触れるように日々の行いをしっかりしたい」

――離れたところからレッズの情報を見る、聞くなどしての印象は?

「まあブラジルにいたとはいえ、常にレッズの情報をインターネットなどで確認していた。本当に素晴らしい組織だと思う。守備力が非常に強く、失点が少ない中でリーグ前半戦が終わり、もう本当にそれが好調の原動力だと思う。強い守備からの攻撃。ミシャ監督は素晴らしいサッカーの哲学を継続しながら、良い結果を出してる。今、僕らが持っている強さをさらに上へ行くためにも、自分達が今まで行ってきたことを信じながら自信をもって貫くことだと思う」

――万全の状態に戻ったらどんなプレーを見せてくれますか?

「サッカーというのは“喜び”がないとつまらないものになってしまうと思う。自分の“喜び”が100%に達するためにも、1日でも早くピッチに立ちたい。それが今の目標。ピッチに立ったらチームのために、自分の仕事をする。ゴールだとしても、どういった形でもチームのために貢献することが出来れば、目標は達成できると思う。そういう感じがする」

――サポーターもマルシオ選手の笑顔を楽しみにしてると思います

「また“喜び”の面で話をさせてもらうと、サポーターの方々は常に僕らに大きなエネルギーを与えてくれてると思う。本当に、言葉で何を言ってもそれを越すことはないと思うので、しっかり彼らに何かを返すという意味でも、しっかりピッチで結果を出して、最後に喜びを気持ちとして返すことが出来たらいいと思う。一丸となってやっていきたい。ありがとうございまーす」

大きな”喜び”は半年後に待ってます、きっと

VIVA! MARCIO!!

では

REDS WAVE 87.3 FM