どうもです
2連休を挟み、トレーニングは再開
ここからしばらくは、後に控える過密日程に向けた大事な準備期間です
妙に風の強いきょうは、フィジカル系の”体起こし”を中心としたメニューが約1時間20分に渡って行われました
きょうの練習後は、伊藤選手にお話を聞かせてもらっています
毅然としているように見えれば、真逆に飄々とも受け取れるルーキー
一年目の選手にありがちな遠慮感はなく、ゲームで臆せず堂々とプレーする姿は頼もしくあり、練習後に先輩とじゃれ合う振る舞いはサッカー少年のようでもあります
また、今週月曜日に行われた浦和レッズ後援会主催の激励会では監督や阿部選手の無茶ぶりによって、壇上でのスピーチ“未遂”もあり、その時はさすがに顔を真っ赤にしていました
そのパーソナリティーを一言で表すのは難しいものの、「我らがレッズの将来を期待できる素晴らしい選手」(監督)であるのは確かなこと
インタビューの受け答えでの印象について言えば、ハッキリと断言できます
志しの高いしっかり者
あっ!でもやっぱり‥最後の方で・・・
――きょうも練習後、長いことずっとボールに触れて(岩舘選手、福島選手、関根選手とリフティングゲーム)いました。本当にサッカーが好きなんだなあと
「そうすね、まあ、ああいうなんか、遊びみたいのが楽しいので。まあダテさん(岩舘選手)とかと毎日しているので、練習終わったてからもけっこう楽しみはあります」
――そういった中でもプロ選手のレベルを感じることができる
「まあ、古今東西とか連想ゲームとかをしながらのリフティングをしていて、完全に俺より頭が良いので(苦笑)そういうところで、《なんでそういう言葉が出てくるんだ!》というような凄さもあるので、はい。色々学べています」
――きのうまでの2連休はどのように過ごしましたか?
「大阪に帰っていました。大阪に帰って、作陽高校時代の仲間とご飯を食べに行ったり、
テーマパークに行ったりとかで…普通のオフというか、友達と遊んでいました」
――周りの反応が変わってきたのでは?
「そうですね、けっこう『ユニフォームちょうだい!』とか『スパイクちょうだい!』とか言われますし、ユニフォームはさすがに上げられないけど(苦笑)練習着とかスパイクを上げたりして、そういうのでも自分は改めて《期待されてるんだな》とか《プロになったんだな》とかいう風に思うし、やっぱりそういう人達の期待に応えたいと思いましたし、『次のガンバ戦、試合出るように』とか言われるので、やっぱりそういうのでも改めて、期待されていると感じます」
――古里へ帰る前に試合デビューを出来ていたのは大きいですか?
「そうすねやっぱり、デビューしたときのこととかも言われましたし、聞かれましたし、やっぱりそういう話題で会話は弾みますし、やっぱりプロ選手は試合に出てなんぼなので。僕はまだ試合に出ただけで結果をまだ何も残していないので、やっぱり試合に出るという目標を達成したわけですから、次は点を取るであったり、アシストするであったり、前よりももっともっと試合に出て活躍をするだったり、そういった目標を立てて、それに向かってしっかりと努力をして、色んな人達の期待に応えるために頑張りたいです」
――茶髪の評判はどうでしたか?
「いやでも案外、お父さんとか友達は『似合ってる』と言ってくれますけど、お母さんは『黒の方が良い。これ以上染めたら韓国のアイドルみたいになるからやめて欲しい』みたいに言われて(苦笑)だからこれ以上は染めないですけど、まあ、ずっとこういう感じの色にはしようとは思っています」
――プロの選手は目立ってなんぼなので
――入団からここまでの手応え、日々感じていることなどはいかがですか?
「そうすねもう僕は浦和レッズに加入してから数ヶ月が経って、もう大分慣れてきていますし、僕は“ルーキー”という捉え方よりも一人の“浦和レッズの一員”として周りから見てもらいたいし、“まだ新人だから出るのは早い”といった考え方ではなくて、全然僕ももう“プロサッカー選手”ですし・・・まあでも練習とかで厳しい環境で出来ていますし、そういう日本代表クラスの選手達と色々刺激をもらっていますし、やっぱり槙野さんであったり陽介さんであったり、日本代表の方にいるので、やっぱりそういう人達とチームメイトというだけでも凄い幸せなことなので、やっぱりそういった人達の色々なものを吸収して、吸収するだけじゃなく《ポジションを奪う》というぐらいの勢いじゃないとこのチームでは試合に出られないと思うので…やっぱり試合に出るにはそれぐらいの覚悟が大事ですし、プロの世界では必要なことなので、責任感というか、お金をもらっている以上、サッカーをしてお金をもらっている以上、やっぱり責任感というのは絶対に欠かしてはいけないと思います」
――小野伸二選手は一年目の今頃、ワールドカップに出ていますから
「はい、そういう選手はやっぱり凄いと思いますし、凄く刺激は感じるし、やっぱり同年代の奴らが試合に出ているっていう風に聞くと、凄い刺激を感じますし、《僕はもっともっと頑張らなければいけないな》って思います」
――ボールを受けたときの閃きなどはすでに充分なものを備えている印象です
「そうすね、やっぱ高校時代からやっぱりそこを武器にしていましたし、やっぱりプロに行ってもそこは全然通用するし、そこがストロングポイントであることは昔と変わらないので。でもやっぱり高校の時に出来なかったことは課題として残り続けているし、高校の時にこれぐらいは出来ていたことがプロになって全然出来ないということも多々ありますので。まあ体の強さだとかはチームで一番弱いぐらいなので。やっぱりピッチだけじゃなくてピッチ外の私生活でも一流の選手にならないといけないですし、練習場以外のところでも食生活なども凄く大事だと思っているので。やっぱりそういうところから先輩を見習わないといけないと思うし、でもまあ、自分の今の生活やプレースタイルをそんなに僕は変えようと思っていないですし、《このプレースタイルでずっと行こう》と思っているので、そういうところは変えないで行こうとは思っています」
――対人プレーあってのスポーツ。きょうのようなフィジカル系トレーニングに取り組んでいることで、先日韓国で試合をした際に効果を感じたのでは?
「そうすね、今まで作陽高校時代とかでも海外遠征があって、絶対に体でちょっとでも当てられると倒れていたので、このチームに来て海外のチームと試合をするようになって、凄く倒れないようにはなっています」
――この短期間でそれは素晴らしい!効果を実感できればトレーニングがより楽しくなっているのでは?
「そうですね!まあ今まで自分はこんなに筋トレとかもしていなかったですし、ボールだけを蹴っていたので。やっぱりボールだけでなく体幹系も大事だなとこのチームに来て改めて思ったし、やっぱり海外のネイマール選手とかイニエスタ選手とかシャビ選手とかも、体があまり大きくなくて…ポジショニングとかもうまくてあまり相手とぶつかっているイメージはないですけど、体はしっかりいていると思いますし、やっぱり噂とかでも『実は体が強い』とかも聞いたことがあるので。やっぱり海外で活躍している選手はどの選手も体が強いと思うし、体幹がしっかりしているので。たいかんがしっかりしていないプロサッカー選手なんていないと思うので、活躍している選手は体が絶対に強いので、僕も海外で活躍したいと思っているので、今のうちに筋力をつけておかないといけないですし、やっぱり今この環境だからこそ、もっともっと強くしないといけないと思います」
――参考になっている身近な先輩はいますか?
「そうっすね、やっぱりヒラさん(平川選手)です。僕は練習が終わってから絶対にトレーニングルームで筋トレとかをしているんですけど、ヒラさんはずっといますし、練習終わってからもジョギングで走ったりしていますし、今、37歳…凄いと思いますし、やっぱり僕よりも半分以上年上ですし、そういう選手からどんどん学んでいかないといけないですし、やっぱりサッカー選手として、一人の人間として凄い人だと思うし、まあ『もう歳だから~』と言いつつも筋トレとかもバンバンしていますし、そういう存在から刺激を受けています」
――中断明けには過密日程が待っています。そこで活躍して、ステージ優勝の救世主になる自分自身は思い描けていると
「そうすね、これから5連戦がありますし、やっぱり鹿島、ガンバ、広島とか凄い強いチームが残っているので、レッズはまだ首位じゃないわけですし、《自分が出て優勝した》と思われるぐらいの仕事をしたいですし、普段の練習から100%で取り組むということと、しっかりと良い準備をして監督にもしっかりアピールしたいです。まだプロとして何も残せていないですし、やっぱり点を取りたいので、ガンバとの試合は地元大阪なので、その時はみんなも観に来てくれると言われるので、そこは絶対に出たいです」
――先ほど年齢の話になりましたが、38歳まで活躍してリーグ通算500試合に出場したフィールドプレーヤーというお手本も身近にいますし
「いやぁ~・・???・・わかんないっす・・・・」
――山田暢久さん!
「そうなんすか!?そっか・・あそっか!!全然わかんなかったっす!(笑)でもやっぱり僕もそのぐらいまでプレーしたいと思います(汗)」
――最近はお話ししましたか?
「いや、そんなに・・・話・・練習場とか時々来てくれるのでその時に挨拶したり、デビューした時は『おめでとう』と電話してくれたりとか、やっぱり凄い気に懸けてくれているし、僕がこのチームに入れたのはヤマさんのおかげだと思っているので、やっぱりヤマさんに《このチームに入って良かったな》と思ってもらえるようになりたいし、プレーで、結果で恩返ししたいです」
――ゴルフの誘いは?
「まだないです(笑)その辺でも距離を縮められればとは思います」
最後にリクエスト曲をお願いしたところ、平川選手も好きなことで有名なアーティストを挙げました
「ヒラさんも好きなんですか!?行きたいですね、ライヴ!連れていって欲しいです!(涼笑)」
鈴木啓太さんの引退会見でも名前が出てきた、伊藤涼太郎選手
偉大なレジェント達からも多くのことを吸収し、大いに羽ばたき輝くことを願います
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では