どうもです
名古屋戦2日前のきょうは、午前10時15分過ぎからトレーニングが始まりました
練習前に行われたミーティングでは、「攻撃時のバランスが大事」といった話もあったようで、その辺りを頭に入れつつ、選手達は11対11でのゲーム形式へ
「周りを見てないと判断が難しくなるよ!」(監督)
常にアンテナを張り巡らせ、次のプレーをイメージしておく
さらには、相手の守備陣形に応じて、裏を取るのか、サイドを突くのか、遠目から撃つのか
バリエーション豊富な攻撃が数多く観られました
中でも、名古屋はここ数年、「バイタルエリアが空きやすい」(原口選手)という特徴があるので、ミドルシュートは有効打になるでしょう
午前11時20分、ラストゴール宣告から間もないタイミングで柏木選手がディフェンスライン手前の位置から左足でのコントロールシュートをゴール左へ蹴りこみ、練習は終了しています
ゲームの後半から別メニュー調整に切り替えたのは、那須選手
「休ませてくれた(ニコリ)」
練習後の自主トレなどを観ていても、熱すぎでは?と心配になることもありますが、自身のコンディションを見極めて”ほどほどに”する冷静さを持ち合わせているところ、さすがはベテランです
きょうはトレーニング時間が約1時間と短めであったこと(もちろん暑さに配慮したでしょう)も関係してか、李選手は凄まじいスプリントを繰り返すのでした・・・槙野選手や那須選手がよく使うゴムチューブも駆使しつつ
◇◆◇李選手◇◆◇
――言わずもがな、この暑さですけれども、そういった中、最前線でチームを前からドンドン走らせているというか、スイッチ入れてくれていると思いますが、いかがですか?
「あーまあ、前の選手から守備が始まるので、自分がそういうスイッチをいつも入れるようにしたいし、走れる時まで走りたいので、夏場なのでチームは総力戦なので、出し切ってから、毎試合出し切りたいですね」
――足を止めず常にスペースを見つけて…というので、「ああ、僕がサッカーやっていたら李選手みたいな人にパス出せたら楽だな」と思いながら見ていましたけど…
「ハハハ(笑)確かにね(ニコリ)こう、パスを出す選手がいて生きるので、僕は。一人じゃサッカーできないので、クロスを上げる人がいてゴール獲れるしね。なので、まあ、いつも動いて可能性が広がれば広がるほどねチャンスが多くなるし、ゴール獲るチャンスもゴール数も多くなるのでね、そのチャンスを広げるのが僕の仕事なので、僕の良さでもあるし、試合中もっともっとしたいと思いますけど」
――今、チームの良さの原動力というか、ご自身はどうお考えになっていますか?
「ちょっと運動量が落ちている感じがあるので、名古屋戦しっかり自分のフルの力を出してチームの勝利に貢献して。やっぱり、今年は結果にこだわる年って位置付けているので、自分の得点でチームを助けるようにしたいです」
――今日練習後、ゴムチューブ使って…で、あまり見たことなかったですけど…
「まあ、練習量が少ないので、やっぱり暑いし動けないから、ちょっと強度な負荷をかけましたけど」
――その前もちょっと腿を高めに上げたりとか、フォームを確かめているようでしたが実際、効果というのはなかなかそのあたりは説明は…
「まぁ、走り方が変わる感じがあるし、スプリントしても疲れなくなるので、効果はあると思いますよ」
――どうせ走るなら効果的な走りが…
「そうですね」
――あと、那須さんが一番汗かいていてっていうので、李選手も30歳を越えましたけど
「まぁ、基本ね、年とってもスタンスは変わらないのでね、今までの経験でこういった時にはこういうスプリント入れた方が良いとか、体が重い時はどうしたら良いとか、そういうのは僕も那須さんもわかっているので、そうやって汗かいていますけど(ニコリ)」
――オリンピック見ましたか?
「見ました」
――どうですか、感想としては
「1分け1敗でナイジェリアが強かったし、上がれなかったのはアンラッキーかなと思いますしね。凄い良いサッカーをしていたので、日本の良さというのを見せられたのではないですかね」
――その日本の良さだったり、李選手もそういったオリンピックを経験をして悔しさというのを味わっていますけど、彼らへの気持ちというか、どうですか?経験上というか…
「まぁ、僕たちはヘタに勝たなかったので…(苦笑)」
――ヘタに勝たなかった?
「全部ボロ負けだったので(苦笑)壁というものを感じたし、世界って凄い面白いところだなって、みんな世界にあれから移籍しましたけど、やっぱり若いうちからああいう世界大会を経験できて、本当に僕も幸せだったし、リオに出た選手も幸せなのではないかと思いますけど。今後に生きる経験ではないかなと思います」
――良い意味で自分のダメさに気付く契機になるというか…
「ダメじゃないですけど、世界との物差しが出来るというか、一つのものなので、オーバーエイジにチェルシーのナイジェリア代表のやつとかキャプテンとかいたし、あれでチェルシーの選手ってどんなプレーをするだろうとか、僕たちの場合はアグエロとかね、デ・マリアとか日本に来て練習試合をやったりとか、オリンピック前に。あとナイジェリアとかも良い選手たくさんいたし、僕たちがやっていたときは。なので、あそこで物差しができたのではないですか」
――そこでその物差しをグッと縮めようと思った部分は?
「それを基準にJリーグでプレーしていたから、やっぱりうまくなっていったし、それがなければ何が何だかわからず高みを目指していたので、そういった意味では高みを目指す標高の差がわかったという大会だったので、みんなそうだと思いますよ」
――どこが伸びました?そこから
「意識の違いもありますし、プレーの判断のスピードとか自分が足りないところをどう補って長所を伸ばすかというところを明確になったところがあるので。まぁ、真司にしても、圭祐にしても、佑都にしてもみんなね、みんなそうだったと思いますけど、多くの選手は」
――過ごし方とか意識とか…
「そうだしね、全てが…と、思います」
――興梠選手が次まで。これまで高木選手とも今、良いコンビネーションできていますし。名古屋戦、本当にフォワードが仕事すれば勝てるゲームだと思いますけど
「そうですね。やっぱりチームの最初の得点を自分が獲って、チームを波に乗せるようにしたいです(ギラリ)」
李選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では