7月14日 「苦しいときこそ、ひとつになって」

どうもです

昨日の試合後、スタンドに向かって深々と頭を下げていた柏木選手は、

「アウェイの中でホームのような状態にして応援してくれる皆さんに対して失礼な試合をしたかと思う。僕らもサポーターの皆さんも優勝に対する気持ちは一緒だったけど、その気持ちがこの試合ではサポーターの方が僕らより強かったし、僕らの気持ちは全然入ってなかったように感じたので、凄く申し訳なく感じた。ただ、これからも応援を続けて欲しいというところと、これから誠意を見せていける試合をして、一致団結して優勝に向かっていきたいと思って頭を下げた」

1431786361

川崎戦から一夜明けての今日、選手達はミーティングを経て、午前11時20分頃からピッチに姿を現しました

スタメン組はジョギングなどでリカバリー

その他のメンバーについても、とりかごを中心に軽めのメニューで約20分間の調整

また、きのうの試合に出場しなかったGK陣はその後、専用メニューで約30分間、精力的に汗を流しました

落ち込んでいる暇はなし

3日後にはすぐ次の試合が待っています

「連戦が続いているけど、川崎戦は出番がなかったし、きっちりと次に向けて準備したい」

そう話すのは、平川選手

「悔しい敗戦だったけど、それを忘れないで次に臨みたい」

”切り替え”のみならず、”忘れない”ことも大事なようです

今日の最後に行われたジョギングによるクールダウンでは、先頭を走ったり、最後尾に回ったりでチームメイトと積極的にコミュニケーションを図っているようでしたが、

「いやいや(笑)、あーの別に、特にない(苦笑)。色んな話を聞きながら走るのは良いかな、とも思うけど(笑)」

無意識であったとしても、自然とチームにとって大切なことをしているのが、平川選手の良さ

0-4

ベンチから見ていて感じたこととしては、

「失点している時に少し、全体がバラバラになってしまった。苦しいときこそ、ひとつになって『何をすべきか』という部分でね、ピッチで声を掛け合いながらひとつになる必要があるとは思ってた。あの早い時間帯での失点で、特に前半0-3になってしまい、みんなが気持ちを含めて沈んでしまった。もう一回立て直す意味でも、全員で声をかけてひとつになる必要があったのではないかと思う」

悔やんでも仕方ないことではありますが、ピッチにおいて、チームに冷静さを取り戻させる存在がいれば・・・

平川選手のベンチスタートは、過密日程に伴うコンディション面への配慮があったのかもしれません

「自分が出られなくて悔しい部分、色んな思いがあったけど、力になれるように考えていたし、昨日の試合でも『もし自分が途中から出たらどうプレーすればいいか』と考えていた。次に活かせればいいと思う」

声かけもそう、ピッチ外から戦況を見つめたからこそ感じたことは、次のチャンスにプレーで示してくれるでしょう

それを出来るのが、経験豊富な平川選手

3日後の対戦相手にも、多くのオーバー30が名を連ねています

「歳もそうだけど、やっぱりね、ベテランがいるチームというのは試合運びだったり、ゲームコントロールがうまい。なので、そこに無理矢理飛び込んでいってカウンターを食らうんじゃなくて、キッチリとゲームコントロールしながら進めていきたい」

連日の暑さに負けないほど心は熱く、厳しい状況に追い込まれたとしても頭はクールな、精神的支柱

リーグ戦の折り返し地点、大一番での出番はあるか

ピッチに立てばきっと、浦和の翼としてタッチライン際を隼のように躍動するはず

「上位対決でもあるし、川崎で痛い敗戦をしたからそこを踏まえて、きっちり勝利を納めることでリーグ後半へとつなげていきたい」

優勝を目指すのであれば、ここで躓いてはいられません

平川選手のインタビュー詳細は、あすの「You’re The REDS」でお届けします

では

7月8日 「まだまだ若い」

1456276643

どうもです

FC東京戦2日前のトレーニングは、午前10時からスタート

きのうよりも開始が1時間早かった分、暑さは少し控え目でしたが、それでもやはり、厳しかったです

まずはいつものように、鳥かごでのウォームアップ

その後はフィールドプレーヤーとGK陣が二手に分かれます

フィールドプレーヤーはステップワークを織り交ぜつつ、ピッチをジョギングで外周

GK陣はシュートストップなどの専用メニューをこなしました

いつもより早め、練習は午前11時頃に終了

気温上昇、過酷な状況での連戦に配慮してか、コンディション調整を優先させたようです

集合が解かれ、クラブハウスへと引き上げる際、チームメイトから「おめでとう」と声をかけられていたのは、鈴木啓太選手

今日は、32歳の誕生日です

この歳になれば、同世代には一線を退いている選手も少なくないはず

そういった中、今でもレギュラーでいられることは、称賛されるべきかと思われますが、

「僕らの世代でも頑張っている選手はいっぱいいるし、僕の上の選手たちでもやられている方はたくさんいるので、僕自身は32歳ということで驚く年齢でもないかなと(笑)」

涼しい顔で、淡々と語りました

確かに、レッズでは山田暢久選手や79年組といった、多くのベテラン選手が衰え知らずの活躍を見せています

「前回の甲府では伊東輝さんもいたし、そういった年齢の選手でもトップパフォーマンスでやっている方もたくさんいるので、自分もまだまだ闘わなければいけないし、そういう人達から比べると『まだまだ若い』と言ってもらえるので(笑)、自分自身、走らないといけない」

とはいえ、鈴木啓太選手ほどの運動量を持ったプレーヤーは、そう多くありません

「この歳でも走れている? いや、最近はあんまり動いていないので、逆に『もっと走れ』と言われると思うけど(笑)」

それは、走りの質が上がっている証しとも解釈できます

”めぐりあいミシャ”は大きいでしょう

今日の練習後には、優しく肩を「ポンッ!」と叩かれ少しの間、サッカー談義をしていました

その手によって、経験豊富なボランチは、秘めていた潜在能力をさらに引き出された印象を受けます

「まあ、30歳を超えてからペトロヴィッチ監督と出会って、無駄に走ることも大事だけど、考えて走らないければいけないということをまた1つ勉強させてもらっているところなので、走りの質は年々向上していくのかなと思う」

アテネ組の奮闘も、良いモチベーションになっているはず

「那須も入って、30歳以上の選手が活躍しているのはチームにとって良いことだと思いますよね。そういった選手が引っ張っていくというか、支えていくというか。経験をしてきた選手だから、チームにとってポイントとなるところできっちり仕事をしたいと思うし、そういった話し合いはしている」

であれば、期待されるのは久々のタイトル

「タイトルは1試合1試合戦うことで見えてくると思うし、自分たちのやっていることをどれだけ試合で出せるかがポイントになってくる。本当にタイトルを意識した戦いをしなければいけない」

そして、

「そういった期待を自分たちの力に変えたい」

ハッキリとした口調でした

目の前の試合は、昨シーズン、拮抗した闘いを繰り広げたFC東京戦です

勝つことで、チームの前進を示す機会に、

「次のFC東京は非常に良い相手だと思うし、相手に対してリスペクトしないといけないところもあるけど、ホームゲームだし、自分たちの今目指しているものを勝ち取るためにはそういった相手も倒していかないといけない。当たり前のことだけど、全力で戦いたい」

そのように、熱く言い切ります

J2でのキャリアスタートから今年で14年、苦楽を共に味わった仲間へは、

「32歳になったけど、まだまだ若いと思ってプレーしているので、元気な姿をスタジアムで見せたいと思うし、サポーターのみなさんの支えがなければクラブも選手も僕自身も素晴らしい環境でサッカーができるということはないと思うので、サポーターには感謝しています。ありがとうございます」

走りの質のみならず、ボールの扱いでも成長を感じさせる”水を運ぶ男”は、これからも喜びを届けてくれることでしょう

あくまで今は、進化の過程です

インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

さらには、

・甲府戦終了後、選手コメント

・昨日の練習後、永田充選手インタビュー

もあります

では

7月7日 「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」

1430192289

どうもです

梅雨明け発表、そしてリーグ再開白星スタートから一夜明けての大原で、練習午前11時からスタート

気温写真の通り

夏到来です

とにかく暑い!熱い!

1378192444

炎天下、うだるような暑さの中、スタメン組リカバリーなど軽めの調整

それ以外のメンバー、8対8でのハーフコートゲームを中心に約70分間、精力的に汗を流しました

マルシオリシャルデス選手が送り出した、”流し込むだけ”のパスを思いっきしふかした坪井選手

「あーーー!ごめんマルちゃぁぁん!」

猛ダッシュで自陣へ戻っていました

また、山田直輝選手によるタタタッ!キュッ!とした素早いチェイスを受けた永田充選手、キックフェイント1発でス~ッといなします

調子が良いのか、迫力あるオーバーラップを敢行

ゴール前でクロスに飛び込むも、僅かに合わず、

「ワーーッ!」

と絶叫していました

昨日の試合で、約3ヶ月ぶりに公式戦のピッチへ

「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」

少し考えたあと、

「やっぱピッチ気持ちいいし、久々の感覚が出てきて、あの非常に、あの嬉しい気持ちになった」

今日の練習で見られた迫力と裏腹に、相変わらずの”低反発マット”風な受け答えです

相手がパワープレーに打って出たあの時間帯に使われたということ、監督の”フランツ”に対する信頼の現れなのでしょう

「やっぱ、ああやってちょっとでも使ってくれることで、短い時間の中でも自分が求められていることを表現できるかだと思うので、(これからも)与えられた時間の中でしっかりと仕事を出来るようにしたい」

と気を引き締めていました

お話の最中も額からは、これでもか!と汗が滴り落ちます

「いや、ホント、倒れそう(苦笑)。練習開始が11時だったので、いつもより1時間遅くて・・・」

その分、気温も上がっていて、

「来ましたね、身体に・・・」

暑さに相当堪えたようです

ただ、練習後に少しだけ”涼む”ことができました

というのも、クラブハウスの前で、同じ静岡県出身の同学年である長谷部選手が出迎え

「おっ!スーパースターだ!」

坪井選手の掛け声をスイッチに、山田暢久選手と共にノリノリで加勢します

3人揃って汗ビショビショになったインナーシャツを広げ、サインをねだるハイテンションぶりを披露

日本代表キャプテンが発する清涼感に

「だてに制汗スプレーのCM出てないからね、爽やかだった。フフフッ(笑)」

そう話す現在の背番号17からもまた、癒しの空気が流れていました

 

7月3日 「チームの一員として、自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」

どうもです

曇り時々晴れ

暑さもほどほどの大原で、練習は午前10時からスタート

選手達は、オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に約75分間、汗を流しました

練習後には、ファンサービスを実施

サポーターからパイナップルをプレゼントされた森脇選手は、チームメイトにいじられまくってました

心配なのは、やはり・・・

「そおおぉですね、クニくんにも上げる」

横取りされる前に、自らお裾分けする作戦のようです

1438841484

今週からリーグは再開

それを前に今日は、約30分間の青空ミーティングが行われました

「監督からは、前回の試合の修正どころというか、必要なことを教えてもらったりした。それと、11日間で4試合を戦うという中で、できるだけ自分たちがコンディションを保ちながら乗り越えていくということの大切さ。自己管理プラス、チームの良い状態を保っていくことの必要性。そういう話をしてもらった。自分として心がけているのは、リカバリーでは食事のバランスと休養。しっかり体を休めながらコンディションを整えていくことがポイントだと思う」

とマルシオ選手は気持ちが高まっている様子

最近は、ゴルフにも凝っているようですが!?

「ブラジルではゴルフに触れ合うきっかけが全くなかった。通訳から誘ってもらうチャンスがあって、その日から打ちっぱなしとか行くようになった。非常に楽しいスポーツだなと思ったし、ちょっとずつ本気を出してきた(笑)。非常に楽しくて、良いリフレッシュになる。通訳とは、同じタイミングで始めて、お互いに自分たちの打ち方を見て、覚えている感じ(笑)。周りの選手の打ち方とかを見ても勉強になるし、スタッフが時々、優しく教えてくれるので、非常に楽しい」

オンとオフのメリハリをしっかりとしつつ、

「またリーグ戦が始まるということで、責任と集中をみんなが注いで良い練習ができていると思う。良い形でもう一度、リーグを始めることに大きな意味があるし、アウェイだけど、サポーターの力を借りて勝利で始めることは大きな意味をもたらすと思う。12番である僕らの大切なサポーターとともに、国立でしっかり勝利を収めたい」

仲間想いでチームプレーを重んじる背番号10は、聖地での勝ち点3に「全力を尽くす」構えです

また、坪井選手も夏場の闘いへ、良い状態を保っています

月曜日の流経大戦では、90分間フル出場

持ち前の、スピードを活かしたプレーが光っていました

「大学生とやると相手も前からプレッシャーを掛けてきたり、勢いよく来るので、僕らにとって非常に良い練習試合になった。僕個人はちょっと試合から離れているけど、コンディションは悪くないので、落とさないように続けていきたい」

ピンチの時など、ここぞという大事な場面でダッシュができたり、体の反応が良いように見えます

「それは自分のコンディションもそうだけど、普段のミシャの練習も身になっているし、それが生きているのかなという気がする」

決勝点の起点となる攻撃参加もありました

「体がそういう反応をできるようになってきている。1日1日の練習をしっかりやることがつながると実感できているので、続けていくこと。(槙野選手に直接フリーキックを蹴るよう促されていたが)あれを蹴ったら笑いが起きて終わっていたと思う。それはそれで良かったのかもしれないけど(笑)」

と日々のトレーニングにおける充実感を口にします

「トレーニングでやっていることを、しっかりチャレンジしていくこと。それプラスアルファで結果を出すことも重要だと思うので、その2つは特に意識してこれからもやっていきたい」

向上心もうかがえました

であれば、

「ゴール? そろそろ欲を出していきたい(笑)」

楽しみにしてます

明日からは、甲府戦への本格的なトレーニングが行われることでしょう

「スタメン組とサブ組がフルコートで試合をしたら『勝てるんじゃないかな』と思ってる。それぐらいの自信はある」(矢島選手)

控えに甘んじる選手の野心も、絶妙なスパイスになっています

目指すサッカーのチーム全体への浸透度は、確実に上がっているはず

坪井選手は、

「チームが強くなっていくには、それが重要だと思うし、公式戦に出ている選手だけじゃなくて、チームの一員として自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」

レッズでの全てのタイトルに立ち会い、ワールドカップにも出場

年齢は関係なく、今なお成長を続ける心優しき快足ディフェンダーの存在は、チームの誇りです

タイトな日程への意気込みとしては、

「普通にやります(笑)」

いつでも”普通”を保てるからこそ、頼りにされるということ

チームに何かがあったとすればその時、浦和レッズには坪井選手がいます

それは本当に心強いことです

マルシオリシャルデス選手と坪井選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、ゲストに浦和フットボール通信の編集長・椛沢佑一さんをお迎えします

お楽しみに

では

RED A Live 2013

1376570885

★浦和レッズ戦を実況生中継!

埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦・浦和レッズ対セレッソ大阪戦」の模様を実況生中継します。
浦和レッズの闘いをサポートしましょう!!

BISAI RED A Live 2013「浦和レッズ対セレッソ大阪」
…6月30日(日)17:45~20:15(延長の場合あり)
提供/仕出し弁当・美菜

Come On!REDS…16:00~16:55
REDS After The Match…21:00~22:55
パーソナリティ/小島昭吾

・レッズへの応援メールはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ・iPhone・スマートフォンでお楽しみいただけます!!(再放送を除く)

これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
16:00~16:55 Come on! REDS
17:30~17:35 ホットステージウラワケイバ
17:35~17:40 シティインフォ
17:45~20:15 BISAI RED A LIVE2013(延長の場合あり)
21:00~22:55 REDS After The Match
23:00~23:55 ミュージックサプリメント(時間変更)
24:00~24:55 ブーブーライフ(時間変更)
25:00~25:55 Trip Trip(時間変更)
26:00~26:55 週刊コジ寅(時間変更)

以下の番組は休止します。
16:00~16:55 ヨウコソサイタマ
17:00~18:55 走れ! スポーツライナー
19:00~19:55 日曜談話室
20:00~20:55 週刊メディア研究室

6月28日 「自然から力をもらう」

どうもです

2日連続で晴れ模様の大原

セレッソ戦2日前のトレーニング、ミーティングを経て午前10時30分頃から始まりました

ウォームアップを終えた午前11時20分頃からは、ハーフコートでの11対11、ゲーム形式へ

「奪ったら縦。右、左じゃなくて、持ち出すか縦!」(監督)

選手達昨日取り組んだ、様々なパターン練習で養ったコンビネーションを活かしつつ、工夫を凝らしたパスワークでゴールへと迫ります

けれども、意外性ばかりを追求すれば良いわけでありません

「狙うのはいいけど、スルーパスが多い。無理だったら簡単にプレーすることも意識しよう」

状況を察した、監督の的確な声かけでした

バリエーションに富んだ攻撃を繰り出すべく、

「臨機応変にいけるように」(平川選手)

そうすれば、相手的を絞れなくなるということです

ゲーム終盤に、控え組にセレッソを想定した動きの指示が出るなど、次へのきちっとした対策がされていました

監督、意図がハッキリと伝わるプレーに対して声を大にして、

「ブラーヴォ!!」

マルシオ リシャルデス選手が胸トラップから華麗にオーバーヘッドを決めれば、見学に訪れたサポーターからは、大きな拍手が湧きました

練習、お昼の12時頃に終了

1390402495

試合に向けて、居残りでのシュート練習も活気づいていました

しかし、

「やばいよやばいよ~」

那須選手、うなだれいる様子

一向にシュートが決まりません

すると、両手を天にかざし、”元気玉”のようなポーズ

集中力を高めてから放った右足でのシュート、豪快にネットを揺らします

「うれしーーーー!!」

ひざまずいての絶叫でした

–何の儀式だったのでしょうか!?

「自然から力をもらう。やると全然違う」

–「やばい」を連呼してましたが、大丈夫ですか!?

「あれ自問自答してた。昨日から入ってなかったから、ホッとした」

こちらも安心しました・・・

今日の練習、レギュラー、控えを問わず、非常に緊張感あるゲームが出来ていた印象です

「練習から気が抜けない。ホント、良い準備が出来てる。みんなが必死。誰が出てもおかしくないレベル」

そういった競争の中、那須選手レギュラーをつかみました

前回のセレッソ戦での無失点について

「危ないところもあったけど、身体を張って、ゼロで抑えられたこと自信になったし、次に良い形で臨める」

と手応え

”危ないところ”、”身体を張った”とは、まさしく後半にライン際のボールを掻き出し、ポストに激突したシーンのことでしょう

「まあ、ポストも友達。全部友達」

と独特の言い回しで無事を強調しました

自然から力をもらえる特殊能力もありますし、ワイルドです

2対0、何とも難しい点差で迎える第2戦へ

「ホーム&アウェーとか考えず、目の前の相手に勝つ。90分間、浦和らしいサッカーをすれば、自ずと結果に結びつく。勝つ!という強い気持ちが大事」

と気合いを入れていました

、自然のみならず、我が家・埼スタに集まったサポーターの声援も力に替えて、躍動してもらいましょう

「ラストサムライ」

最近、一部のチームメイトから、そう呼ばれているのにも納得の頼もしさです

インタビューの詳細、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします

それと、那須選手といえばカレー作りに凝っていたという噂を聞いていました

「太らないって聞いたから。最近作ってないけど、嫁が気に入ってくれた。後輩とかにも食べさせてた」

脂の少ない牛肉を使い、自身で選んだ香辛料などを配合しつつ、

「スープ風とか、トロトロとか・・・」

いくつかのレパートリーがあるようです

ケララ(※検索願います)風で、シナモンを入れるのがポイントとのこと

–ちなみに、夏野菜の!?

「茄子水っぽくなるので、カレーに難しい(苦笑)」

真剣な眼差しで食材と向き合い、包丁さばきも抜群、火加減に細心の注意を払うラストサムライ

そうして出来上がる、ナスカレー(茄子抜き)

想像しただけで、汗が出てきます

6月27日 「僕も試合に出られるように頑張る」

1416332841

どうもです

梅雨の晴れ間、爽やか陽気の大原

セレッソ戦3日前の練習、午前10時からスタート

午前10時45分頃からは、フルコートを用いた戦術メニューへ

ハーフラインを境に、最終ラインからのビルドアップと、サイドを絡めた前線でのフィニッシュ

その二つのシチュエーション、縦パスを通じてつながりますが、基本的にプレーエリアを分けた上で、コンビネーションの確認がされました

「タイミング!」

を強調していた監督、連携面で細部に渡る指示を出します

さらに、フィニッシュに至るまでのパスを回す数、タッチ数に様々なルールを設定

徐々に気温が上がり、蒸し暑い中での約1時間に及ぶ戦術確認でしたが、”飽きさせない”工夫もしていた印象です

イメージ共有を図る選手達も、とにかく意欲的

前回のセレッソ戦において、練習で取り組んだことが面白いように出せたこともあるかもしれません

にしても、笑いあり好プレーありハードワークあり、充実感ありで、明るかったです

1377323987

練習中、阿部選手のロブパスを顔面ブロック!

ガッツ溢れるプレーを実践したのは森脇選手!(昨日の日記参照)でなく、永田充選手!!

かのように見えましたが、本人に振り返ってもらうと、

「え!?あ~、あれですか?えと・・・」

少し考えたあと、

「寸前に、こうして(ジェスチャー)、適当に止めた。フフフッ(笑)」

実際、顔を覆うようにして、肩でブロックしたようです

攻撃時にはうっかり!もありました

あっさりと縦パスを奪われ、

「Oh~!フランツ!!」

と監督からお決まりの声をかけられます

「パスコースを『読まれすぎだ』と言われた(苦笑)」

とはいえ、練習後にくたびれた表情を見せる機会が減っていますし、コンディション上がってきているようです

「だいぶ、週ごとに良くなってる」

身体もしぼれている感じですが、

「いや、もっと動かないといけない(キリッ!)」

そんな話をしていると、

「ドスッ!」

「バシッ!」

ファンサービスを終えた、山田暢久選手と坪井選手から連続して脇腹攻撃を見舞われます

その後、永田充選手、お腹まわりを見せながら、

「いや~、炭酸水好きなんで、控えないと・・・」

白い歯がこぼれました

”浦和のゆるキャラ”の真骨頂!

低反発マットのような受け答え(感触)でした

また、関口選手に

「新幹線のコーヒー美味しかったですか!?」

と事実確認をしました

すると、

「えぇ!?何で知ってるんですか!?」

目を真ん丸くして、驚いた様子

昨日の森脇選手インタビューでのことを伝えたところ、

「ムカついたんで、全部飲んでやった!」

いたずら好き少年のように、ニヤリと笑いました

そういったやり取りを紹介できるのも、良いムードでトレーニングが出来ているからこそ

「今日はとてもうまくいった。コンビネーションも良かった。あれを試合で出す」

原口選手も真っ直ぐな視線で手応えを口にした通りです

そして、今日の練習でチームの成長を現すようなシーンがありました

野田選手攻撃時、パス&ゴーからのダイナミックな飛び出しでゴール前へ侵入

あとはキーパーとの1対1、流し込むだけ!というチャンスで、後から走り込んできた山田暢久選手へのパスを選択します

強めのボールに追いつこうと、必死に反応する山田暢久選手、懸命にスライディングをしますが、届かず

監督

「ノーダ!ディフェンダーじゃないんだぞ!!」

と笑いながら声を張り上げました

「変な雰囲気にならなくて良かった。笑ってもらえたから良かった。あの場面試合なら絶対にシュートを打っているけど、あっちも見ているという意識も大事。ただただ怒られなくて良かった(笑)」

野田選手後悔しつつも、充実した表情を浮かべます

「ポジティブに捉えれば、プレーの幅が出ているということ(笑)」

まさしくそこが、成長の証しです

多くの選択肢の中から、より良い答えを出すためのチャレンジが練習で出来ているということ

加えて、監督と選手が頭の中で描いていることを、試合でも具現化できるようになっています

「監督の意図をしっかり汲み取ってやろうとしている。なかなか試合に絡むこと少ないけど、確かに自分の中で少しずつでもうまくなっていると実感している。今はサッカーを楽しんでやるということを実感させられている」

野田選手うなずきつつ、チームとして必要な、調和を重んじる話もしました

「僕だけじゃなくて何人か試合に出られない選手がいるけど、そこで腐ったところで何もないし、結局はやらないと自分のためにはならない。どんな時でも手を抜かないというか、落ちることなく、周りにも下を向かせないようにしている。笑えと言われても難しいかもしれないけど、しっかりやることをやって毎日取り組んでいこうとみんなで話している」

個人として悔しい状況が続いても、当然のごとく努力を怠りません

「出ている人も出ていない人もみんなが良い雰囲気になればチームも結果が出ると思うので、出ている人だけじゃなくて僕らも力になれるように頑張りたい。僕自身が1人でどうこうできるわけじゃないし、チームに悪いことをもたらすこと間違っているので、試合に出られなくても、しっかりトレーニングをやりながらも良い雰囲気でやれるように心掛けている。それ1人ひとりの心掛け」

控えに甘んじる選手からも感じ取れる、チームを良くするための確かな意志

それだけでなく、

「僕も試合に出られるように頑張る」

同じ方向に進みつつ活性化する、選手間での競争意識が垣間見えました

浦和レッズ、もっと強くなる

野田選手の存在、そんな楽しみを抱かせてくれます

レギュラー、控えの括りなく、ポジティブ要素満載な今日の大原でした

なお、野田選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらに、木曜日担当のサッカークリエイター・清水英斗さんのブラジルからのリポートがあります

ワールドカップ開催を1年後に控えた”サッカー王国”からのリアルな情報、聴き応え有りです

 

REDS WAVE 87.3 FM