8月17日 「しがみついてでもモノにして」

どうもです

台風一過、カンカン照りの大原

川崎戦3日前の練習は、午前10時から始まりました20160817_103132ウォームアップ後は、12対12対でのゲーム形式を実施

「動き出しとタイミングの判断!相手との駆け引き」

「もっと周り見て、もっと周り見て!」

と監督20160817_105027-1時間毎にタッチ数の制限が設けられていましたが、それは一貫して「縦」への意識が念頭に置かれたものでした

強気に、クレバーに

その両面を如何に巧く発揮できるかが、次への鍵となるでしょう

「陽!決めろ!!イェッサー!!!(スマイル)」(西川選手)

午前11時30分、武藤選手の鮮やかなボレーが決まり、炎天下のトレーニングは終了しています

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なお、ブラジルから帰国した興梠選手と遠藤選手はきょうから合流

興梠選手はボール回しまで共に行い、その後はジョギングで調整し、遠藤選手はゲーム形式を含めた全てのメニューをこなしました

◇◆◇興梠選手◇◆◇

「Jで味わえない良い経験が出来た。俺が言ってレッズが弱くなるとは思っていなかったし、その通りだった。また良いレギュラー争いが出来ればと思う」

◇◆◇遠藤選手◇◆◇

「残念な結果で終わってしまって、気持ち的にしっかり切り替えるというところをうまくできたので、あとはこのチームでタイトルを獲るためにやるしかないと思いますし、経験をしっかりと活かしながらこのチームを生かしていけるようにやっていかないといけないなと思います」20160817_114945-1

◇◆◇岩舘選手◇◆◇

――きょうは・・・

「まあ僕の誕生日ですね!ハッハッハッハ誕生日です!28歳になりました(爽笑)」

――おめでとうございます

「ありがとうございまーーす。ハッハッハッハー(笑)ありがとうございます」

――なりましたね

「なりましたね。28歳になっちゃいました!実感はないですけど」

――僕もそう聞かれたらそう応えますよ

「そうっすよね!大体、毎年、毎年、実感ないまま次の年になってしまいますけど」

――30が近づいてきているという感覚とか、その辺は…

「そうっすね。実感はないですけど、そういう恐怖感は少しあります。ハイ、危機感というか…。思い描いていた28とは全然違うので、ハハハッ(笑)はいもう少ししっかりしなければと常に思いますね」

――どんな28を描いていましたか?高級車に乗ったり…

「あーそういうのではないですけど、もう結婚しているのではないかなとか…」

――あっ、そうか…。独身か

「そうです。もっと凄く大人で落ち着いているイメージだったので、子どもの頃の話ですけど(苦笑)はい。ちょっとその感じとは違うかなというのが正直な感じです、印象です」

――いわゆる、家庭を持って自立して…で、自立は今、出来ていますけど、

「まぁそうっすね!一応(汗)そうですね…何とか・・・」

――考えてみると、もう周りでもスパイクを脱いでいる選手とかも結構いたり…いう中で…

「ハーイハイ!…そうですね。特に元々アルテ高崎の出身なので、その選手なんか今もサッカーを続けていられる選手はそんなに多くもないので、そういった人達を見るとまた、現役でサッカーをやることの幸せみたいなのを感じますし」

――それも、浦和レッズにいますよ!

「ねっ!」

――不思議な縁ですね

「不思議ですね!何があるかわからないですね。本当に自分の人生で身をもって体験しています。何があるかわからないというのは(爽笑)」

――ここから良い方向にまたもっとしていくという意味で、また大事になってくると思いますけど

「はい!そうですね。せっかくいただけたチャンスなので、しがみついてでもモノにして、はい…これをもっと上向きに持っていけるように自分でしていかないと。せっかくの人生、もったいないと思うので頑張りたいと思います」

――最近は主にケガからの…というところの話になっていたと思いますけど、見ているとすっかりケガしていた頃のそれを感じさせないというか、ご自身はプレーしていていかがですか?

「そうですね、当然結構、1年半経って良くなってきた部分とまだ改善の余地があるというか、少しケガする前より落ちている部分もまだなくはない…というところなので、そういった部分がもっと修正できて、プラスその上にね、今トレーニングでやっていることがまた上乗せできて、そういうことができることが…うん、もう少し選手としての成長が出来ているのかなというような実感があるので…」

――どの辺ですか?ケガする前と比較して、今足りないと思う部分は

「やっぱり左足。ケガした足自体の筋力が一気にガツッと落ちたので、そういったところの筋肉の大きさもそうですし、反応というか。キーパーはどうしてもリアクションになるので、反応の部分で筋肉がパッと反応してくれないといけない部分が右足に比べて少し遅いとか、右足に頼ってしまうとか、そういうのが、細かい部分でありますけど感じられるので、そういったところがもっともっと追いついてくれればもう少しパフォーマンスにも良い影響を与えるのではないかなと思っています」

――セービングは最初反応できても、1回寝て起きてもう1回一歩踏み出してというところでの若干の違和感?

「そうですね。そういうところも、もちろんありますね。単純にただ良い状態でいくら構えられてても、何かこう《あれ?間に合わないな》という部分が何となくあったりとかしたので、そういうところが最近は段々縮められてはいますけど、もっともっと多分改善できる部分であろうと思うので、そういったところが伸ばしていければいいかなと思いますけど」

――「何もない」というと他人事みたいな言い方になりますけど、何もないと日々淡々と過ぎていくだけなので、多少そういうのがあるからこそ原動力に変えられるかどうかというのもあるでしょうから…

「ハーイハイ!そうですね。やっぱり、スタートがマイナスというか、少しそういう部分から始まると、得るものも1日1日すごく大きいので、それを1日1日実感できて、トレーニングできているから、1日1日良くなっていける感じがあって、モチベーションにもつながりますし、トレーニングを凄く楽しんで出来ているので、自分としては今良い状態でやれているかなと思います」

――見ていると、1日3つくらいは「今日の岩舘選手の良かったところリスト」みたいに

「アッハッハ!(爽笑)」

――挙げられるくらいな…。土田コーチの「ナイス直!」も増えてます。3日前の練習試合でもハイボールに対して的確に飛び出してキャッチして、すぐさま迷わず先方のスローして繋いだシーンなども秀逸で、試合勘も養われてきましたか?

「ハーイそうですね、試合勘という部分では練習試合がコンスタントに入って、フルピッチのゲームに出る機会があったので、そういったのが立て続けにあるとゲーム勘というのは戻しやすいですし、トレーニングでやっているものがどれだけゲームの中で通用するかという自分の確認にもなるので、そういった意味ではこの夏は色々な収穫があるなと思いますね(爽笑)」

――そういう意味で、またナビスコとかありますが、何とかその辺で…

「そうですね。大谷を脅かせるような存在として日々頑張っていければなと思いますけど」

――大谷選手もとても良いキーパーですけど、前ほど差を感じていないのではないですか?

「うーーーーん…(熟考)まぁ…、見方は色々ありますけど、前よりかは確かに縮められたのかなというのはありますけど、まだまだ自分自身やることがいっぱいあるので、相手がどうのこうの、大谷がどうのこうのというよりも、自分がやることをしっかりやって準備していきたいなと思いますけど」

――ちなみに、今回はサプライズ的なものとか…、あれか、もう寮離れましたからね

「そうですね、はい…ハッハッハ(爽笑)何をしてくるかわからないですけど、何もないのかも知れないですし…」

――今のところはない?

「あいつ(関根選手)は全然匂わしていないので…。さすがだなとは思いますけど(笑)」

――では、今朝とか、会った時も

「ハーイ、何も言ってこないです…あいつ(苦笑)絶対何かわかっているくせに!あいつ意外とそういうのをちゃんと気にしていますけど、何も言ってこないので、別に何か考えているのかなと勝手に思っていますけど、何もなかったら恥ずかしいので何も言わないですけど…ハーイハハハッ!」

――その辺は後日談で…

「何かあったら言いますね。何もなかったら何も言わないので、何も聞かないでください!ハーイ」

――ここから、「キーパーは30になってから」とも言いますし、今ここからどういう20代を過ごせるかというので、サッカー人生というのに関わってくると思いますけど、改めて、抱負というか、お願いします。

「そうですね。今、言っていただいた通り、ゴールキーパーはまだまだやれるポジションですし、自分自身も、この歳になっても全然成長というのを日々感じてトレーニング出来ているので、こういった毎日を送れればまたどこかでチャンスがもらえたりとか、何か次につながると思うので、とにかく1日1日大切にしてやっていきたいなと思います」

――キーパーとして素晴らしいセンスを持っていますし、見た目も良いし!

「いやいやいやいや~~(照笑)」

――サポーターの中でも特に、日頃大原へ足を運んでいる方からも愛されていますし

「いえいえ!媚びを売っているんで、俺が!!ハッッハッハッハー!!!言い方悪いな(苦笑)ハハハ(爽笑)」

――ぜひ、毎年こういう話になりますけど、その気持ち忘れずで、埼スタのピッチでみなさんが待っています

「ハイ、ありがとうございます。がんばります」

――改めまして、おめでとうございます!いつもありがとうございます!

「ありがとうございます(爽笑)」

岩舘選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月16日 「オリンピック組がいない間にチーム力がグッと上がったと思う」

どうもです

オフ明けのきょう、選手達は午前9時20分頃ピッチに姿を現し、そこからは約1時間のトレーニングを実施

週末の大事な、楽しみな、心弾む大一番を前に、恒例のフィジカル系メニューできっちりと”体起こし”を行いました20160816_100851-1

◇◆◇宇賀神選手◇◆◇

――今、連勝が続いていて、非常に良い流れで来ているように感じますけど手応えいかがですか?

「まぁ個人としてもコンディション上がってきましたし、チームとしてもこの夏の闘い方というのは今のところ出来ているのかなと思いますし、90分間通して、特にこの3試合というのは、試合巧者の戦いが出来ているのかなと。もちろん相手の順位が低いということもあると思いますけど、自分達が優位に試合を進められているのかなと思います」

――それはもう、経験上で「気の緩みが一番の敵だ」ということを何度も味わっているからこそ、このあたりできちっとやるべきことを出来ている面も強いと思いますけど・・・

「まぁ毎回、別に下位のチームとやる時に気を抜いているわけではないと思いますけど、ただそういう試合というのは上位のチームとやるより難しいというか、相手は負けて当たり前くらいの気持ちでウチと戦ってくると思うので、そういう相手とやるというのはなかなか難しいかなと。監督も言っていましたけど、日本のリーグは最も実力差がないリーグだと思いますし、それは天皇杯でもよくジャイアントキリングが起こるように(苦笑)そういう下のチームとやるというのは難しいことがある中で自分達がこの3戦というのを、選手達も何度も言っていましたけど『最低でも勝ち点9』ということを全員で掲げた中で、今までの下位相手に取りこぼすという経験を踏まえてのゲーム運びが出来たのかなと思いますけど」

――効果的な走りというところで、昨年のFC東京戦の味スタが良い例ですけど、最近も槙野選手がバンと前に蹴り出して、中に蹴ったかと思いきや鋭くカーブがかかって実は左サイドに渡るみたいなパスがあります。あの呼吸というのは、長年の積み重ねもそうですが、やっぱり事前に感じるものですか?

「まぁそうですね。だいぶ相手に研究されつつあると思いますけど(苦笑)それでも成功しているのは槙野の質もあると思いますけど、なかなかそこから得点につながっていないというのがあるので、この間の試合でも、やっぱりあれは1点ものだったと思うし、そういうところを自分が最後、サイドのところ精度を上げていければもっと脅威になるのかなと思いますけど。またそこで相手が裏を警戒することで自分の足もとが活きてきたりとか駆け引きの幅が広がったりすると思うので、研究されても《かかってこい!》という感じですね、僕からしたら(ニコリ)」

――相手の方が最初近い位置にいても宇賀神選手が《絶対追いつくんだ》という凄まじい気迫で走るので、次第にディフェンスも焦って、それでつながっているという場面が多いかと、やっぱり気持ちって大事かなと思いましたが?

「まぁこの間の名古屋戦も、槙野が良いところに落としてくれたというところがありますけど、自分がそこを諦めずに全力で追うことで何か起きると思うし、そこから自分が諦めるのではなくて、相手ボールに渡ったとしても自分がプレースにいくことで次にボールを獲れたらということもあるので、最後まで寄せ切るだとか、そういう最後の部分というのはこの暑い中で最も重要なことなのかなと思っていますけど」20160816_103528-1――名古屋戦の終盤、さすがに疲れている様子でしたけれど、そこまで逆に走れているというのがもの凄いものを感じたのですが…

「自分達は今、追いかける立場なので、どんな…1分、1秒無駄に出来ない状況ですし、今までの経験も踏まえて、自分達は、今は結果が出ていますけど、最終的にずっとトップに立てていないので、そういうことも踏まえて、こういう時期でもやりきらなければいけないなということを意識してやっています」

――その背景には、出られず悔しい思いをしている選手の分もという思いも強いと…

「そうですね!そうですし、そういう選手達に対して自分が高い質のプレーをすればその人達もまだまだ負けていられないなと思うと思いますし、そういうところの相乗効果の意味も含めて、自分が、ピッチに立っている選手が結果を出し続けることは重要かなと。練習試合も多く組まれていますし、そこで自分も《強いチームに割って入るぞ》という気持ちを持ってくれると思うので、そこは自分達、出ている選手の責任としてもっともっと質の高いものを見せていかないといけないかなと思います」

――高木選手が実際ここ数試合出て、宇賀神選手が凄いその辺を感じさせたと思うので…

「僕がやっぱり、近いポジションでやっている選手に対して、その選手の特徴をどれだけ引き出してあげるかということが自分の仕事だと思っているので、そういうことはこの3試合でトシも何か感じてくれたかなとは思いますけど(ニコリ)はい」

――本当にもう、まだ火曜日ですけど、こんな楽しみな週末はないかなというくらいの…

「そうですね」

――Jリーグ全体としても…

「はい!僕はビビりなので、恐いですけど(苦笑)でもまたね、沢山の人が集まってくれると思いますし、今年に関して言えば、5万人越えの試合はなかなか結果を出せていないですし、前回僕は鹿島戦で沢山集まってくれた試合で、自分がその試合を台無しにしてしまっているので、次こそ、観に来てくれる人に勝利を届けたいなと思いますし、やっぱり何かを感じて帰ってもらいたいので、自分のプレーに《宇賀神、熱いな》とか、気持ちの部分でも良いから感じてもらえればいいかなと思います」20160816_103530-1 ――どこが勝つためのポイントに?本当に拮抗した戦いになると思いますけど…

「単純に目の前の相手に1人ひとり勝てば、勝つということが一番重要かなと。目の前の相手に対して《絶対勝つんだぞ》という気持ちがあれば、自分達の、浦和レッズのクオリティだったら必ず上回れると思いますし。まぁオリンピック組も戻ってきてくれますし、チームとしてオリンピック組がいない間にチーム力がグッと上がったと思うので、そこでまた合流してまた1つ、チームとして強い浦和レッズを魅せられると思うので、まずは自分達のサッカーを信じて目の前の相手に勝つということが勝利に一番近づくかなとは思いますけど」

――ここ数試合の宇賀神選手を観ていれば、正しく説得力があるというか、そう感じがしますけど

「まぁ自称“夏男(なつお)”なので(ニコリ)そこからまだまだ暑い日々続きますし、まぁ次こそは結果でそこを証明したいなと思いますけど」

――フロンターレ男でもありますし…

「はい。と言われて、なかなか獲っていないですけど…(苦笑)まぁ、でも、夏、8月になってコンディションが上がってきていますし、自分の中でも走れているという手応えもあるので、きつい時にチームを引っ張れるくらい走りたいなと思いますけど。まだ、火曜日なので、ゆっくり土曜日に向けて調整したいなと思います(ニコリ)」

――試合前、槙野選手、武藤選手の左サイド組でいつもおまじないをしていて、この間、高木選手が左のシャドーに入った時にやり方わからないようでしたが、あれはどんな意味というのが…

「はい(笑)ただただいつも左で、俺とマキと武藤でずっと同じ3人でやっていたので、『何か格好良いことやれたら良いね』と槙野が言い出して、やりました(汗)格好良いかどうかわかりませんけど、やっています(苦笑)」

――気に入っていますか?

「まぁ、改良の余地はあるでしょうね(ニコリ)」

宇賀神選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

 

8月14日 「自分も4年後のために」

どうもです

名古屋戦から一夜明けたきょうの午後、大原では立教大学との練習試合が行われました

30分ハーフで行われたこの一戦は、後半29分に渡辺選手が右足でのミドルシュートをゴール右隅に蹴りこみ、1対0でレッズが勝利しています

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◇◆◇伊藤選手◇◆◇

※質問前、スタンドからはお子さんの「伊藤選手サインくださーい」という元気な声

「はいちょっと待ってね!」(伊藤選手)

――ご自身はお子さんの頃、そういった思い出はありますか?

「いやっ・・・ないっすね…あんまりプロの練習試合とかを観に行ったこともないし、セレッソの公式戦を観に行ったことはありますけど、サインをもらうとかまではないので、増しては公式戦ではサインはもらえないので、でもまあ、セレッソの下部組織の時もサインをもらうことはなかったですし・・・俺の性格上、サインをもらっても無くしちゃうので・・・」

――初めてもらった思い出も?

「多分、もらったこともあると思うんすけど、どっちかといったら写真。サインよりも写真を撮りたい派だったと思うので、サインとかはすぐ無くすんで・・・もらったとしても・・・」

――あくまで、個人の価値観ということで。写真は誰と撮ったか覚えていますか?

「香川選手。昔セレッソにいた時、俺のお母さんも一緒に写真を撮ったりしていて、それが今では凄いことに・・・あの時はセレッソにいましたけど、凄い近いところにいましたけど、今ではドルトムントで活躍しているし、日本代表でも10番を背負っている存在。身近にいる人でも、ちょっとしたら世界に行ってしまうし、サッカー選手というのは数年後に何が起きているかわからないので、自分が今試合に出られていない立場にいますけど、本当に、2、3年後のために現状としてやるべきことをやっていれば、自分の中では世界に行っているという設計図のようなものがあるので、今の現状は悔しいですけど、試合に出られないのは凄い悔しいですけど、今みたいに練習試合はアピールの場だと思うので、ただきょうはあんまり思ったようなプレーが出来なかったので、ボランチというポジションが嫌ではないけど、どっちかといえばシャドーで出たい思いがあるので、シャドーで出られれば良いかと思いますけど」

――迷わずにチャレンジするプレーが多く観られたと思いますが、

「はいはいはい!」

――2本目に左足で大きくサイドチェンジしたときは相手選手からも驚きの声が上がっていました

「はい!そうっすね!相手が予想できないようなプレーをするのが自分の持ち味でありスタイルですし、後半の終盤に差し掛かってくれば相手もバテると思うし、それはプロでも大学生でも関係なく絶対に足は止まってくるので、そこでいかに自分が走れるかであったりとかを最近の練習でも意識するようになったので、前よりかは走れるようになったと思います」

――普段の練習でのゲームのような年上との対戦に比べれば、思い切ることの出来る機会も多かったと思いますが、そこでうまくなったと実感できたことはありますか?

「そうですね、チームとしてはいつも大学生が相手だと前半に点が取れなくて(苦笑)ちょっと点を取るまでに時間がかかって、1本目には僕にも決定的なチャンスがあったのに決められなくて…そうするとチームとしても苦しくなるし、早く取ればチームとして楽になるし、個人的には大学生との対戦で自分よりかは年上の人ばっかりですけど、そんなことは思っていなくて、自分の方がプロサッカー選手としてプレーしているので、プライドというか、絶対に負けたくない気持ちもあります。けど、でもやっぱりプロが相手でも負けたくない気持ちもありますので、どんな相手でも自分のモチベーションは変わらず出来ています」

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――先ほど、「2、3年後」と話していましたが、“4年後”に向けた“希望の星”だと思っています。

「はい」

――リオ・オリンピックにおける日本代表の戦いは観ていましたか?

「そうですね、オリンピックのほとんどの試合を僕は観ましたけど、やっぱり特に印象的だったのが、開幕前のブラジル戦。公式戦ではないすけど、その試合を生放送で全部観て、あの試合だけは録画していて、今まで5回ぐらい観ているんですけど、自分の好きなネイマール選手もいますし、本当に日本とレベルが違う。ブラジルの選手は身体能力、スピードとか思われがちなんですけど、本当にワンプレーワンプレーの“止めて蹴る”という基本的な部分が日本人よりも圧倒的に巧くて…日本人はそういうところが評価されていますけど、やっぱり外国人選手の方が“止めて蹴る”という基本的なところが上だし、スピードも上だし、決定力もあるし、やっぱり僕も2、3年後海外に行くためには、もっともっと一回り二回りもレベルアップしなければいけないと思いました。ああいう試合を観て、凄く刺激を受けましたし、航さんや慎三さんのような身近な選手がオリンピックに行っていて、出来ていたとは思うんですけど、やっぱり中盤でボールを失ってしまったり、体格の大きい相手に潰されてしまったりしたことがけっこうあったと思うので…やっぱり僕は本当に慎三さんを天才だと思っていますけど、そのような選手でも海外に出るとボールを獲られる回数が増えてしまうんだな、と改めて思ったし、やっぱり海外というのは凄いなと思ったし、本当に自分も4年後のために、世界と闘うためには、体もそうですけど、まずはボールを獲られないというところから始められればと思うし、きょうの試合でもボールを獲られるシーンが多かったので、きょうのような相手でも《渡さない》という気持ちでやっていかないといけないと思います」

――矢島選手も一年目からここでよく、「リオオリンピックに出る」と話していましたが、伊藤選手にとってもマストな目標

「はい、そうっすね!東京オリンピックというのは凄い出たい舞台ですし、日本で開催されるので色んな人に注目されると思うし、まだ早いけど友達からは『オリンピック観に行くよ』とも言われているので、まだメンバーに入っているわけじゃないですけど、期待してくれている人もいるわけですし、日本中の期待を背負って世界と闘うわけですから、まずはメンバーに入るためにこの4年間、アピールしたいと思います」

――先ほどの香川選手もありましたが、きょう写真を撮るお子さん達といずれ・・・その頃には伊藤選手が日本代表の中心に、という可能性も充分に考えられます

「そうっすね、本当にサッカーというのは2、3年後、4年後5年後何があるのかわからないと思うので、例を出すのであれば、長友選手。逆に早い時期にデビューした選手でその後海外に行って活躍できなかったパターンもあります。長友選手はずっと無名の選手だったのに、いまやインテルにいる。若くして天才と言われていた選手でも・・・ということもあって、僕はそうなりたくない、と言っては失礼ですけど、でも本当に長友選手みたいな方を尊敬していますし、やっぱり自分が早くデビューしたからといって天狗になってはダメだと思いますし、毎日毎日日々の積み重ねがドンドン、長友選手とそうならなかった選手のような差を作ってしまうと思うので…一日ではめっちゃうまくはならないですけど、少しずつ少しずつうまくなっていって、一年間積み重なった時に、天才との差が縮まっていると思うので、コツコツ僕は成長していきたいと思うし、普段の練習から、より上を意識していきたいと思います」

――夢を見させてもらいます

「はい、頑張ります。ありがとうございます」

伊藤選手のインタビュー詳細は、あすの夜7時ON AIR「You’re The REDS」でお届けします

では

8月11日 「本当に僕も幸せだったし、リオに出た選手も幸せなのではないかと思います」

どうもです

名古屋戦2日前のきょうは、午前10時15分過ぎからトレーニングが始まりました

練習前に行われたミーティングでは、「攻撃時のバランスが大事」といった話もあったようで、その辺りを頭に入れつつ、選手達は11対11でのゲーム形式へ

「周りを見てないと判断が難しくなるよ!」(監督)

常にアンテナを張り巡らせ、次のプレーをイメージしておく

さらには、相手の守備陣形に応じて、裏を取るのか、サイドを突くのか、遠目から撃つのか

バリエーション豊富な攻撃が数多く観られました

中でも、名古屋はここ数年、「バイタルエリアが空きやすい」(原口選手)という特徴があるので、ミドルシュートは有効打になるでしょう

午前11時20分、ラストゴール宣告から間もないタイミングで柏木選手がディフェンスライン手前の位置から左足でのコントロールシュートをゴール左へ蹴りこみ、練習は終了しています

ゲームの後半から別メニュー調整に切り替えたのは、那須選手

「休ませてくれた(ニコリ)」

練習後の自主トレなどを観ていても、熱すぎでは?と心配になることもありますが、自身のコンディションを見極めて”ほどほどに”する冷静さを持ち合わせているところ、さすがはベテランです

まだまだ「成長期」(本人談)ではありますが20160811_111419-1

きょうはトレーニング時間が約1時間と短めであったこと(もちろん暑さに配慮したでしょう)も関係してか、李選手は凄まじいスプリントを繰り返すのでした・・・槙野選手や那須選手がよく使うゴムチューブも駆使しつつ

◇◆◇李選手◇◆◇

――言わずもがな、この暑さですけれども、そういった中、最前線でチームを前からドンドン走らせているというか、スイッチ入れてくれていると思いますが、いかがですか?

「あーまあ、前の選手から守備が始まるので、自分がそういうスイッチをいつも入れるようにしたいし、走れる時まで走りたいので、夏場なのでチームは総力戦なので、出し切ってから、毎試合出し切りたいですね」

――足を止めず常にスペースを見つけて…というので、「ああ、僕がサッカーやっていたら李選手みたいな人にパス出せたら楽だな」と思いながら見ていましたけど…

「ハハハ(笑)確かにね(ニコリ)こう、パスを出す選手がいて生きるので、僕は。一人じゃサッカーできないので、クロスを上げる人がいてゴール獲れるしね。なので、まあ、いつも動いて可能性が広がれば広がるほどねチャンスが多くなるし、ゴール獲るチャンスもゴール数も多くなるのでね、そのチャンスを広げるのが僕の仕事なので、僕の良さでもあるし、試合中もっともっとしたいと思いますけど」

――今、チームの良さの原動力というか、ご自身はどうお考えになっていますか?

「ちょっと運動量が落ちている感じがあるので、名古屋戦しっかり自分のフルの力を出してチームの勝利に貢献して。やっぱり、今年は結果にこだわる年って位置付けているので、自分の得点でチームを助けるようにしたいです」

――今日練習後、ゴムチューブ使って…で、あまり見たことなかったですけど…

「まあ、練習量が少ないので、やっぱり暑いし動けないから、ちょっと強度な負荷をかけましたけど」

――その前もちょっと腿を高めに上げたりとか、フォームを確かめているようでしたが実際、効果というのはなかなかそのあたりは説明は…

「まぁ、走り方が変わる感じがあるし、スプリントしても疲れなくなるので、効果はあると思いますよ」

――どうせ走るなら効果的な走りが…

「そうですね」

――あと、那須さんが一番汗かいていてっていうので、李選手も30歳を越えましたけど

「まぁ、基本ね、年とってもスタンスは変わらないのでね、今までの経験でこういった時にはこういうスプリント入れた方が良いとか、体が重い時はどうしたら良いとか、そういうのは僕も那須さんもわかっているので、そうやって汗かいていますけど(ニコリ)」

――オリンピック見ましたか?

「見ました」

――どうですか、感想としては

「1分け1敗でナイジェリアが強かったし、上がれなかったのはアンラッキーかなと思いますしね。凄い良いサッカーをしていたので、日本の良さというのを見せられたのではないですかね」

――その日本の良さだったり、李選手もそういったオリンピックを経験をして悔しさというのを味わっていますけど、彼らへの気持ちというか、どうですか?経験上というか…

「まぁ、僕たちはヘタに勝たなかったので…(苦笑)」

――ヘタに勝たなかった?

「全部ボロ負けだったので(苦笑)壁というものを感じたし、世界って凄い面白いところだなって、みんな世界にあれから移籍しましたけど、やっぱり若いうちからああいう世界大会を経験できて、本当に僕も幸せだったし、リオに出た選手も幸せなのではないかと思いますけど。今後に生きる経験ではないかなと思います」

――良い意味で自分のダメさに気付く契機になるというか…

「ダメじゃないですけど、世界との物差しが出来るというか、一つのものなので、オーバーエイジにチェルシーのナイジェリア代表のやつとかキャプテンとかいたし、あれでチェルシーの選手ってどんなプレーをするだろうとか、僕たちの場合はアグエロとかね、デ・マリアとか日本に来て練習試合をやったりとか、オリンピック前に。あとナイジェリアとかも良い選手たくさんいたし、僕たちがやっていたときは。なので、あそこで物差しができたのではないですか」

――そこでその物差しをグッと縮めようと思った部分は?

「それを基準にJリーグでプレーしていたから、やっぱりうまくなっていったし、それがなければ何が何だかわからず高みを目指していたので、そういった意味では高みを目指す標高の差がわかったという大会だったので、みんなそうだと思いますよ」

――どこが伸びました?そこから

「意識の違いもありますし、プレーの判断のスピードとか自分が足りないところをどう補って長所を伸ばすかというところを明確になったところがあるので。まぁ、真司にしても、圭祐にしても、佑都にしてもみんなね、みんなそうだったと思いますけど、多くの選手は」

――過ごし方とか意識とか…

「そうだしね、全てが…と、思います」

――興梠選手が次まで。これまで高木選手とも今、良いコンビネーションできていますし。名古屋戦、本当にフォワードが仕事すれば勝てるゲームだと思いますけど

「そうですね。やっぱりチームの最初の得点を自分が獲って、チームを波に乗せるようにしたいです(ギラリ)」

李選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月10日 「また挽回したいなと!」

どうもです

名古屋戦3日前のきょう、大原でのトレーニングは午前9時から始まりました20160810_103351-1

ウォームアップ後は11対11でのハーフコートゲームを実施

ゲームの途中からは、両組のボランチ1人に制限が設定されます

パスは必ず、1トップ+2シャドーの前線3枚へというもの

そして、前3人が受けた後は、残り2人いずれかに出さなければいけません

さらにはボランチ以外も縦パスは「なるべく前3人」(監督)へ出すという努力目標も課せられます

出し手もそうですが、受け手も相当な神経を使うことに

「サポートの角度、距離感、動き出しを意識して!」(監督)

のみならず、

「早さも意識しよう!」

気付いてからでは、遅い

感じることが求められていました

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頭もフル回転のゲーム

森脇選手は時に、他の選手がタッチ制限を間違えた際にそれを指摘する冷静さを見せます

ただ、全体のムードとしてはとにかく熱い!

「しぼりながら上げろ!」(那須選手)

すかさず、

「ナイス意識!」(西川選手)

時には、

「阿部ちゃん阿部ちゃん阿部ちゃん!」(森脇選手)

「・・・・・・・」(阿部選手)

上記の通り、阿部選手は森脇選手にパスを送ることが出来ません

午前10時30分、左サイドを駆け上がった天野コーチが丁寧なセンタリングを送り出します

「決めて決めて決めてー!」(森脇選手)

中央で渡辺選手が右足で合わせるも、

「うおりゃぁぁぁぁー」(那須選手)

闘魂ブロックに成功するも、こぼれ球を諦めず詰めていた李選手が左足で押し込み、ラストゴール

「クッソォォー」(那須選手)

そういったひとつひとつの執念が、連勝街道をさらに拓いていくのでしょう

20160810_102043-1阿部選手と同じ組のボランチに入った伊藤選手は、きょうのような比較的珍しいルール設定をこのように振り返ります

「阿部さんからボールが入った時に、次、自分がくれるという3人目の動きというのをずっとできなかったというか、ずっと2人目の動きは自分が次のボールを受ける準備ができていましたけど、わざと自分がそのパスコースを開けてという動きが本当にできなかったので、今まで、高校の時にできなかったので、そういう意図を今日感じましたし、自分はその3人目の動きをしようとは意識しましたね。制限付いてから。こういう制限を付けられたのは初めてですし、本当に監督の何かの意図あってだと思うし、僕が早くその意図をわからないと練習で制限かかった時に良いプレーができないと思うので、まず制限かけた時に何を意図しているのかというのをまず理解しないと自分のプレーがまずうまくいかないですし、制限を使った良いプレーもできないと思うので、まず、制限を付けたことでどういうのを求められているのかをまず考えようとはします」

間違いなく、本人が最もプレーしたいシャドーに入った時、きょうのような練習は活きるでしょう

そして、きちっと考えることにも意義があるということ

良い志です

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◇◆◇森脇選手◇◆◇

「暑いですねーー!すごおい」

――本当に、そういう言葉しか出てこないですけど…

「いやぁ、でも、しかたないですね。日本の夏はこうなのでね、はい(汗)」

――パワーをもらえています

「本当ですかぁ!?いやぁ、でも、暑い中バテ気味ですけど、そんな中でもしっかり頑張らなくてはいけないなという風には思っているので、暑いのは暑いけど、プレーをもっと熱くして頑張りたいなという風には思います」

――「プレーをもっと熱くする」というのは、具体的にどのようなことを?

「とにかく声を出す!声を出して出しまくるというのがこの夏もしていかなければいけないテーマではないかなと。ただ、練習でも最初の方は声が出ていますけど、だんだんだんだんね、失速していくので、そこはちょっと残念ですけど。暑さに負けない声を練習全体で出していきたいなという風には思います」

――その練習全体の雰囲気ですと、チームは調子良いけどその中に気の抜けた感じがせず、暑さもあってか良い緊張感を保てているように思えるのですが…

「まぁ、ね?柔道のオリンピックのね、選手がコメントしていましたけど、『柔道は金メダルを獲ることが絶対だ。使命だ』という風に話していましたけど、浦和レッズも勝利が求められるクラブだという風には思っていますし、勝って当たり前と周囲から思われているチームだという風には思っているので、そういう1勝したから、何試合負けていないからというのは僕らにとって安定剤にはならないですよね!本当に1試合、1試合勝っていかなければ僕らが生き残っていく道はないなと思っているので、それがこう良いサイクルを生んでいるというか、良い循環になっているのかなという風には思いますけどね。だから、勝っても、ね?嬉しいですけど、“何も思わない”というか、言葉が悪いかもしれないですけど、次、やっぱり結果を出したいという想いが強いので、常にそういう気持ちです」

――旬の話題を織り交ぜて、非常にわかりやすいお話で…

「本当っすかあああ!?いや~ありがとうございますぅう!」

――さすが森脇選手!素晴らしいコメント力!

「いやぁ、まだ夏バテしていないですからね!夏バテしていたら支離滅裂でグダグダになりますけど。いつもグダグダなので、いつも夏バテみたいな感じですけど。でも、そうやって褒められると嬉しいっすね!」

――今日はルール設定でボランチ阿部選手か青木選手が受けた際の縛りというのはなかなかなかったと思いますけど

「そうですね」

――攻守においてどのような違いが?

「もう、守備側はそこを意識してしますので、攻撃陣は難しいなと思いますけど、でもやっぱりそういう設定が起こったら色々な選手が次に何が起こるのか予測して、動き出しをしなければいけないのではないかと思っているので。例えば、ボランチから前の攻撃陣3人にボールが渡るときでもボランチからそういう制限があるので、阿部ちゃんとか良いボランチに入ったら前の選手はどこに動けばボールを引き出せるのか、そういうのを考えさせられるメニューだったという風には思っているので。この暑い中で非常に酷ですけど、やっぱり僕らにとっては非常に意味のあるトレーニングではないかと。やっぱり試合でもそこで動かなければボールは回らないという風には思っているので、やっぱりスペース、スペースに顔を出す作業をしなければいけないかなと思っています」

――頭を使い集中力というところで、石原選手に「全部ダイレだよ」と説明したのは良かったですけど、うっかり阿部選手を何度も「阿部ちゃん、阿部ちゃん…」って、森脇選手にボールを出せないというルールでしたけど…

「そう!そうなんすよ!!そこはもう夏バテですよね(汗)だはは(だから)そこで僕もやられていたというか…。『あっ、そうだった、そういうルールだった』という風には思ってしまいましたけど。阿部ちゃんには高い要求していきたいなと思いますけど・・・何様だ!っていう…」

――きょうも正確な技術にうっとりしていましたけど、森脇選手、よく見ると腕の使い方がうまいなと思いますけど…

「本当ですか?」

――手を広げながらうまく相手との距離感を保ちつつ…で

「…で、相手もブロックね。そこは意識しているというか、最近身に付けた技でもありますけど、そこで出来るだけ手を使って、ファウルにならないようにやらなければならないですけど、まぁ、許容範囲でしっかり腕を使って相手をブロックしたいなという想いがあるので、そこで幅が広がるというのは確かにありますね」

――写真とか見ても、ボール蹴る時に手を広げていたりするのが多いので…

「本当ですか?そこは特に意識していませんでした(笑)ボール蹴る時に…」

――その辺りも子ども達は見ているので、良いものをもたらせるように

「また頑張ります!」

――次、名古屋戦で、昨シーズン、アウェイで…っていう、非常に悔しい思い出が…

「そうですね。みんなに色々なことをきょうまで言われているので、また挽回したいなと!退場だけはせめてしないようにやらなければいけないかなという風には思っているので、ゲームでどうなるかわからないですけど、しっかり自分のプレーをしていきたいなというふうに思います」

――名古屋が勝てていないという中で、気を付けるべき点とは?

「いやぁ、自分達のサッカーをするだけですね!名古屋のことを考えずに、もちろん名古屋は来ると思いますけど、その上を更にいく運動量でやっていかなければならないかなという風には思います」

――期待しています

「ありがたまっす!!」

きょうは生放後の更新とさせていただきましたが、森脇選手のインタビューは、このあと23時からの「You’re The REDS」再放送でお聴きいただくことが出来ます

では

 

8月9日 「きっと何かしらできるでしょう」

どうもです

オフが明けてのきょう午前、真夏の太陽が照りつける中、恒例のフィジカル系メニューが行われました

引き上げてくる選手達の表情は比較的爽やかで、先週の《くたびれた~》という雰囲気はあまり感じられませんでした

この暑さに慣れてきた様子です

そのあたりはさすが、アスリート!20160809_101727-1

◇◆◇イリッチ選手◇◆◇

――日本の暑さが本番を迎えました

「非常に暑い中どうしようもないですけど、そういった状況の中で練習させてもらっています。30度くらいという温度の中での経験が今まで別になかったわけではないですけど、湿気ですね、湿度があまりにも高くて、非常にびっくりしました」

――その中、プレーなどで心掛けていることはありますか?

「何が起きたとしても常に自分のベストを練習の中で本当に日々から心掛けること、そうすることによっていつか自分がそのチャンスをものにした時に自分が、例えば、責任を任せられる時にタイミング良くしっかりと自然と良いものが生まれるという風に僕は信じていますので、本当に日々、こういった練習の中で自分のベストを尽くすことが結果につながると思っています」

――今までもそういった経験はありますか?試合に出られないところからチャンスを得て、チームに貢献したような…

「今までありましたけど、今年のような経験は初めてですね。こんなに長くプレーできていないのは初めてですね」

――今、練習を見ていますと、ゲームの中でのチームメイトのパス交換、あとは守備でも助け合いながらプレーを成功させる機会が増えているように見えます

「第一、何が一番良いかと言いますと、現段階ではチームが連勝を続けていますし、非常にチームとしての結果が保てている状態でやれていることです。その次に自分自身として先ほど言わせてもらったように、毎日ここで100パーセント自分のことを追及することによっていつかそのきっかけが来た時には絶対にそのチャンスをモノにできると思うので、もう本当に周りの人間達と、周りの選手たちと仲良くしっかりといい関係を持ちながら、そういった日々の練習を皆さんと一緒にやらせてもらっています」20160809_102022-1 ――子供たちがたくさん観に来ていますけど、子供のうちにこういうことをしておいた方がいいというアドバイスありますか?

「この時期、彼らが僕らの練習をこうやって見てくれることによって、きっと彼らの中できっと大きな将来のために何かにつながると思います。こういった形で色々な有名な選手、色々な非常にサッカーのうまい選手が目の前でプレーすることによって、きっと彼らの中で吸収できるものがあると思いますし、将来のために何かと役立てれば僕はうれしく思います」

――オリンピックの期間、時差もありますけど、何か注目していたり興味を持っていたりするものとかありますか?

「個人的には、スロベニア人としてそんなに多くの期待を得られているような種目はないですけど、僕が好きなのは基本的に球技で、水球とか、昨日もハンドボールのスロベニア対エジプト戦がありましたけど、その試合を見させてもらって、そういった特に球技の試合を面白いので見させてもらっています」

――ご自身のプレーを早くスタジアムで見たいと、毎日練習でイリッチ選手のプレーを見ながら思っています。改めて、ここから先への意気込みを

「まずはじめにその期待に非常に感謝しています。もし、その日が、僕自身も1日でも早くこの日が来ることを待っていますけど、その日が来た時には、本当に僕自身も非常に楽しみにしていますし、僕自身も何がどういう風にプレーをすることができるかわかりませんけど、きっと何かしらできるでしょうと、僕の中でも非常にワクワクしています。きっと、良いプレーを見せられることを皆さんのためにも見せていきたいと思いますので、皆さんもその時にはよろしくお願いします」

――「練習は嘘をつかない」という言葉があります

「それが事実です。嘘はありませんよね!」

――Good luck!

「アリガトウゴザイマス!(ニコリ)」

イリッチ選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

RED A LIVE 2016.8.6 VS 湘南

☆湘南戦を実況生中継20160805_161510

埼玉スタジアム2○○2で行われる、「2016明治安田生命Jリーグ
セカンドステージ第7節・浦和レッズ対湘南ベルマーレ」の模様を実況生中継します。

◇◆◇武藤選手◇◆◇

「やっぱりゴール決めると充実した気持ちになりますし、また次の試合がすごく楽しみな状態なので、明日の試合でも良い結果を出せるように頑張りたいなと思います。やっぱりウチのチームの良さというのは明るさというか、練習に対してすごく前向きにやっていくことだと思うので、すごく充実した練習だと思いますし、この暑さの中やっていれば夜はもうちょっと涼しく感じると思うので、まぁ、湘南という相手だからというのもありますけど、しっかり走り負けないようにしたいなと思います。そこで絶対負けてはいけないと思いますし、負けなければ試合は確実にウチのペースに持ち込めると思うので、まずはそういう走ることだったり、球際だったり、基本の部分で負けないように気持ちを入れて戦いたいなと思います。前からプレッシャーかけてくるのではないかという予想もできるので、そういうところでいかに相手の裏を取ってそういう部分をついていくというのが重要になってくると思うので、動き出しの部分で違いというのを見せられたらいいなと思います。やっぱり、本当に拓也とやるのが凄く楽しみなので負けたくはないですし、前回アウェイでやった時には試合には勝ちましたけど、僕はゴールも決められなかったので、できれば拓也を抜いてゴールを決めたいなという希望があります。本当に歴史に残る節目のゲームだと思うので、今までそうやって作り上げた選手とサポーターがいるので、また明日も一丸となって勝利で500試合を飾れたらいいなと思います。オリンピックを観て、PKの瞬間は僕も何か緊張する感じでしたけど、決めてくれてよかったですし、日本は残念な結果になってしまいましたけど、やっぱり慎三さんのポストプレーだったり、世界に通用するところを見せていたと思うので、凄く刺激になったので、僕たちも頑張りたいなと思いました」
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RED A Live 2016
「浦和レッズ対湘南ベルマーレ」
…8月6日(土)18:00~20:45(延長の場合あり)
提供/ポラスグループ

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Come On! REDS…17:00~17:55
REDS After The Match…22:00~23:55

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・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!実況M

8月4日 「誰よりも走りたい」

どうもです

湘南戦を2日後に控えたきょうは、恒例の室内ミーティングを経て午前10時過ぎから練習が始まりました

午前11時からは、11対11でのハーフコートゲームへ

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「足もとか、裏か」

と監督はパスと動き出しの的確な判断を促します

サイドへ大きく展開する場面があれば、その揺さぶりによって中央を抜け出すパターンもあり

特に、ワントップに入った李選手は巧みなフリーランでフィニッシュへ持ち込み、なおかつネットを揺らすシーンを多く創り出していました

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「バランス!切り替え!」

気候の暑さを気持ちの熱さで吹き飛ばすかのように、声を絶やさず精力的に動き回る選手達

時には試合さながら?それ以上とも見受けられる、激しい球際の攻防も

「休むな!最後まで!…モリーーッ!」(槙野選手)

盛夏の熱気を追い風に

意欲的なムードからは、この厳しい気象状況を、むしろ力に変えるかのような気概が感じられました

午前11時28分、ズラタン選手がズラタン選手らしいゴール前の落ち着きから右足でのラストゴールを決め、練習は終了しています

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◇◆◇高木選手◇◆◇

――さらに暑さも増していますが、そういった中で充実してプレー出来ているように見受けられますが、いかがですか?

「そうですね。かなり意識的に走ることは出来ているし、自分の苦手としている部分を克服しようという努力はしているので、それが成果につながってきているというのは、自分としてもプレーしていて、嬉しいことです」

――どのようなことの克服を?

「まぁあのー、単純に、チームのために走るというところで、切り替えのところであったり、守備でプレスバックしたりとか、常に動きを止めないように、という部分ですかね」

――「チームのために走る」というのは、今までも当たり前のことのように思っていたことでしょうが、改めて強く意識するようになった心境の変化というのは?

「それはやっぱり、このチームに来て、やっぱりなかなか試合に思うように出場でき無かったという部分で、思い知らされたことなので。そういう部分をしっかりと…自分では、今までの自分ではやっているつもりでしたけど、それは出来ていなかったというか、まだまだ足りていなかったというところを、先輩達の指摘によって自分でより見直して、実行することが出来たので、それはやっぱり周りの環境というか、選手達のおかげかなと思います」

――特にその中で強く心を動かされた誰かからの声というのはありますか?

「それはもう(苦笑)柏木陽介さんが、しっかりと厳しい…あのー、声で、あのー(汗)自分を鼓舞してくださったので(ニコリ)そういう部分で本当に、感謝しているし…やっぱり、厳しさの裏には優しさがあったんだなと自分も気付いたし…最初はちょっと折れそうな部分もあったけど(苦笑)…でも一生懸命プレーしたら、褒めてくれるし、そういうのがやっぱり自分の中でも嬉しくなったというか(ニコリ)チームのために走るのが気持ちよくなったので(笑)今は凄く良いメンタルでサッカーが出来ていると思います」

――ボールを受けてからアクションを起こすタイプですが、だけではない。きょうのゲーム形式では流れるようなつなぎからウメサキ選手が送り出した絶妙なラストパスを吹かしてしまった場面がありましたが、チームプレーの“ありがたみ”をさらに感じるようになったと

「そうですね!自分で戻って守備をして、奪って、一生懸命つないだボールが最後、自分のところに来るというのはまたそれはそれで面白いのかなと思うので、まあ…ドリブルシュートだけではないというか…それはまあこのチームに来てから強く覚えさせてもらった要素ではあります」

20160804_110918-1――走るという部分で、2日後はそれを前面に押し出してくる湘南との対戦です

「本当に今、自分が意識して取り組んでいる部分を発揮する絶好の相手だと思うので、誰よりも走りたいなとはまず思いますけど、まぁ走ったからといって質を落としてはいけないので、その辺で逆にオフェンスの部分も怠らないように、しっかりと良い判断をして、フィニッシュで自分が行けるところは行って、そろそろ点が獲りたいっすね!(ニコリ)」

――確かに、今このように試合に出られているタイミングでゴールを。次はホーム通算500試合という節目でもありますから

「はい、そうですね。そうやってこのクラブが積み重ねてきたものを今また、出す時だと思うので、しっかりと出るからにはその責任を果たしたいと思います」

高木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月3日 「きょうはほんまに疲れました」

どうもです

立っているだけで、じわじわと汗

黒いものを身に付けているだけで、そこは途轍もない熱を帯びる

大原はまさに、炎天下

湘南戦3日前の練習は、午前9時から始まりました20160803_100449-1メインのメニューとして行われたのは、4分の3コート”ペナペナ”での11対11

監督からは主に、お互いの関係性を意識させる指導が入ります

「次の選手がダイレでさばける持ち出し、パスを!」

「あらゆる状況で選択肢を持つように!」

夏場の厳しい暑さの中での闘い

組織として連動しなければ、スタミナは消費するばかりで、効果的な攻撃は生まれません

それを具現化すべく、ビブスの色分けは前線3人のみならず、両サイドも別色を着用することで、中と外の使い分けが意識付けされていました

味方を思いやったパス、走り、声、そしてチャレンジでコンビネーションを高める選手達20160803_103757-1給水タイムもまめに入りました

4本目の開始前、監督は改めて声を張り上げます

「出来なかったら自分に問いかけろ!《何でイメージしてなかったのか!?》と。練習だから厳しいシチュエーションに取り組んでいる」

再開早々、ビブス組は柏木選手を起点にスイスイとボールをつなぎ、武藤選手がワンタッチゴール

”次の展開”を共有した見事な流れでした

その後、ピンチを迎えるも、那須選手が魂のゴールライン際クリア

酷暑であれども、集中を切らさず20160803_102602-1午前10時38分、ユース所属の渡辺陽選手が右足での爽快なミドルシュートを西川選手の守るゴールマウスに突き刺し、ラストゴール

各選手が精力的に動き回り、暑さ、熱さ、抜け目なさの感じられる見応え有りなトレーニングでした20160803_102402-1◇◆◇駒井選手◇◆◇

――時間が変わっても暑い感じですけれど、今、早くなってどうですか? 生活のリズムとか…

「いや、まぁそんなに変わらないと思いますけど、はい(汗)」

――京都の時、真夏はどんな時間に練習していましたか?

「9時です。9時半とか、9時か、一緒くらいでしたけどね、多分…元々京都は多分、9時半やったんで、そんなにずらしたとうアレはないと思いますけど、何時やったか忘れましたね!(笑)多分9時…半、9時…どちらかです」

――さらに気温が上がってきた今の時間、まだゲームをしていたらと思うとゾッとするくらいかとも

「いや~やっぱり、なかなかね、去年みたいに公式戦ずっと出ているわけではないですし、体の筋力というか…ちょっと、まだまだ自分的にはこういう粘りというか、そういうのをちょっと維持しないとなという風に思いましたけど」

――それはもう、しばらく味わっていないというか、体作りというところで…

「そうですね。やっぱり、出ていないってなかなか結構難しいですし、やっぱり試合の中で筋力がこう維持できるというか、試合の中でアップできるというか、練習ではなかなか…うん、やっぱり練習より試合の方が筋力というのはつくと思いますし、それがね、維持できないとパフォーマンスは出せないと思うので、しっかり練習前とか練習後に走ったりしたいなという風にきょう、思いました」

――練習も全力ではあるでしょうけど、試合が100だとしたら練習がどうしても80くらいになってしまいますかね、体の消費量というのは?

「でも、今は暑さもあるし、結構100に近いですけどね(苦笑)しかも、コートが大きくない分切り替えも早いですし、攻守の切り替えも早いので、広い方が距離は長いけれど、うまくコントロールしながら出来たりするので、きょうはほんまに疲れました(汗)」

――ボール回ってくる回数もフルコートなら少なくなるでしょうし…

「それはもちろん、そうです」

――怪我から復帰して最初の2試合に出て、その後出られていない今…という中で考えたこととか、意識している部分とかはいかがですか?

「やっぱり、もっともっと精度を上げないといけないですし、まあきょうみたいにサイドに入った時にもっと質とか、2本くらい絶対にクロスを成功させないといけない場面があったので、そこを成功できなかったし、そういうところはやっぱり、成功させてアピールしていかないと難しいなと思うので、明日も集中して臨みたいなと思います」

――受け方が良すぎた分、ニアをかなりえぐって、その後ちょっと余裕ができてしまった感じで…

「なんかやっぱり力んでしまいますよね。その力みが、力まなくてもしっかり、フォームさえ崩さへんかったら、強くて速いボールがいくので、それがグッと力入ってしまったら、やっぱりあっちゃこっちゃボールが行ってしまうので、そういうところしっかりもう1回、自分の中で整理してやっていきたいなと思いますけど」

――この間、甲府戦で宇賀神選手が左サイドから非常に良い攻撃の起点となって…、そういうのも見て自分も刺激を受けたり、《こういう感じもいいイメージだな》と思えたのでは?

「本当にすごく、きょうもタカ(関根選手)と1対1の場面もありましたし、その中で良い質のボールを上げたりとか、ドリブルのタイミングとか、キレとかスピードとか、そういうのは近くで見られるというか体感できるので、ライバルですけどそういうお手本も近くにいるので、そういうのを切磋琢磨しながらやっぱりチームの底上げをしていかないといけないと思うし、僕がしっかりもっとレベルを上げないとダメだと思うので、負けないようにしたいなと思います」

――きつい時って、駒井選手のようなドリブラーがボールを預けた時に1人でも2人でもかわしてくれると、士気も上がるし助かるし、楽になるという役割を果たせる選手ではないかと思いますけど

「そう言ってくれたら嬉しいですけど、僕も疲れていますもん!ハハハッ(笑)そうやって1人、2人剥がせられるのが僕の特徴だし、そういうのはやっぱりチームの助けになれるようにしていきたいなと思います」

――髪のメッシュも一旦、黒に戻して…

「そうですね。1回直して、また明るくしてプレーに勢いつけようかなと…ハハハッ」

――では、点を獲ったらその辺は…

「そうですね。考えます」

――期待しています。ありがとうございます。

「ありがとうございます!」

駒井選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

REDS WAVE 87.3 FM