どうもです
グンッと気温の上がった大原
監督の志気もまた、高かったです
午前10時からスタートした練習は、ウォームアップを経て、ハーフコートでの9対9、ゲーム形式へ
「イマ(今)、ディアゴナール!!」
如何にして相手の守備を攻略するか、監督は対角線への動きとパスを強調
それだけでなく、指導は多岐に渡ります
「相手のディフェンスがやりづらくなるには、ダイレだよ!ゴールとボールの見える体の向きで受けるように!」
「ゴールに背を向けた受け方では、相手も怖くないよ!」
「お互いの動きを見ながら動き出そう!」
味方同士の関係性を意識し、ボールに対して1人が敵を引きつけるように寄せることで出来たスペースへ、3人目が飛び込む
「イメージを持って!」
「一番、相手にとって守備をしづらいのはどんな形!?」
「常に次のシチュエーションを考えよう!」
そして、
「何千回も言ってるよ!出したあと動く!!止まらない!!!」
監督がそう話した通り、決して新しいことを特別に指導していたわけではありません
声を張り上げ、走り、時にはボールを蹴る
その熱意に呼応して、選手の動きもどんどん活性化し、終盤には連動した動きからなるファインゴールが量産されました
ミラーゲーム、マッチアップのシチュエーションが多くなるであろう次の試合、どこまで相手の逆を取り、マークを剥がし、スペースを突けるかがポイントになりそうです
そのために監督は今一度、”ミハイロスタイル”を徹底して貫く構えを示していたように受け取れました
西川選手は、このように振り返ります
「守備のことも言われていたけど、攻撃が主な監督だし、ミシャのアイデアはおもしろいので、それを選手たちが表現することで素晴らしいサッカーができると思う。クオリティはみんな高いので、必ず試合で出来ると思っている。広島はマンツーマンにされると苦手なところがあるので、そこはレッズもよく知っていると思うし、みんなが経験していると思う。今週に懸ける思いは監督よりも誰よりも、僕の方が強いと思う(スマイル)」
練習は、午前11時40分頃に終了
練習後には、約5分間の青空ミーティングを実施
「監督の言っていることは正しいと思うし、それができるようになればもっと良くなると思うけど、普段から言われなくてもみんなができるような状況を作れていると、もっと良いのかなと思う」
そう話す柏木選手は、明るい表情で引き上げてきました
「笑って帰ってきたのは、俺と直輝がふざけていただけ」
としながらも、
「監督はどっちかって言うと怒っている感じだった。『もっとお前ら自信持て!』という感じだった。負けたからと言って落ち込んでいる場合じゃないし、明るい雰囲気がチームを良くすると思っているから。別に意識しているわけじゃなくて、自然とそうなっていけばいい」
と意欲的
ホームとアウェイ、1試合ずつを闘い、感じたこととしては、
「ミシャのサッカーになって、今までで一番守備が安定しているんじゃないかなと思うぐらいしっかりできているというのがまずある。攻めている中で、得点チャンスがある中で去年より決めきれていないのかなという印象」
自身はボランチでのプレー機会が増えています
「守備の部分はだいぶ良くなったかなと。攻撃も後ろで回す分には落ち着かせていると思うけど、決定的な仕事、決定的なパスを出せていない状態。そこら辺はもどかしいけど、ボールを触りながらリズムは作れているから、そこから決定的な仕事ができればいい」
鳥栖戦の前半は、ルックアップできればそこからリズムを生みだしていましたが、後半は対策を練られたように、これからの対戦相手も柏木選手を抑えにくることが増えそうです
「その中でもプレーできないといけないと思っているし、来る相手、来ない相手がいると思うけど、相手が来た時に自分がもらうというよりは自分がスペースを空けてあげることを意識してプレーできればいいかなと思っている」
きょうの練習では、3列目からの飛び出しで決定機に絡んでいました
「ユースの時からボランチはやっていたし、そのイメージでいうと、そこから一人飛び出していくのは相手のマークが付きづらいひとつのポイントだと思うので、自分がパスを出した後に出ていけるような状態を試合の中で何回か出せたら良いのかなと」
今シーズンは、中心選手としての自覚がさらに強まっているようにも感じられます
「自分としても成長しないといけないし、このチームが好きやし、このチーム、このメンバーで優勝したいという気持ちがすごく強い。その中でもっと自覚を持っていくことが自分へのプラスにもなると思うし、チームのプラスにもなると思うので、そういうところをもっと意識してやっていければなと思う」
次に勝てば、さらに”プラス”になりそうです
「毎試合、毎試合、全力で戦うし、毎試合勝ちたい。その中でこの前は負けてしまったけど、連敗しないということがチームにとって必要。連敗しない戦いをしながらしっかり勝ち点3を取って帰って来られればと思う」
最近は広島相手に結果を出せるようになったからこそ、
「そういう時が一番危ないと思うので、決して油断せずに、自分たちがやるべきことをしっかりやって結果を残せるようにしたい」
広島は初めて”浦和の太陽”と呼ばれた場所
次も歌われたらそれは、チームが良い状況だという証拠でしょう
「いやあ、それはわかんないけど(笑)、自分が歌われるというよりはチームとしてより良い方向に進んだ方がいいし、自分どうこうよりチームのことが大事」
攻撃、守備、ピッチ外でも光を照らす、浦和の太陽
そこに、前向きな意志が備わっていることで、チームのムードは温かみを帯びています
インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、浦和フットボール通信の編集長・椛沢佑一さんがゲスト出演!
盛りだくさんの内容です
お楽しみに
では