どうもです
スッキリとした青空からは、やわらかい陽射し
徐々に咲き始めた桜がピッチを囲む大原は、春めいてきました
それと共に、監督の歩行スピードもグングンと上がっています
「いやぁ~、僕もビックリしましたよ」(岡本選手)
練習は午前10時頃からスタート
ウォームアップ後、選手達は9人×3グループに分けられます
一方は2グループが入り、9対9のハーフコートゲーム
もう一方は、1グループが天野コーチの丁寧な指導を受けながらのシュート練習を反復
これらを約20分でローテーションする流れでした
赤、白、黄
ハーフコートゲームで監督は、各色グループの組み合わせが代わる毎に、様々な要求をしていました
例えば、赤(攻撃陣のレギュラー中心)VS黄(控組中心)の時は、
「奪ったらすぐにタテを狙う。右、左はないよ。1つの選手に周りもよく反応するように」
「ゴールに向かって判断を早くするように」
赤VS白(守備陣のレギュラー+日頃ベンチ入りはしている選手が中心)の時になると、
「大事にしてほしいのはファーストタッチ。前が空いていたら運ぼう。パスを出す相手にマンマークがついていたら、持ち出すことで数的同数の状況が変わる」
「サッカーはバタバタしていたらできない」
「タテに入った瞬間の切り替えを早く。味方がどこに出すか、どういう展開をするか予測しよう」
それらをより効率的に浸透させるべく、設けられたタッチ数制限と、パスを出した選手への「リターンなし」というルール設定
選手の組み合わせどうこうで、言うことが特段に変わっているわけでも、新しいことを言っているとも思えません
毎回ゲーム開始前に、監督がハッキリとしたメッセージを発することで、選手の頭と身体の集中力が保たれるはず
そのための一工夫と解釈します
効果てき面!?
ゲーム内容については、真剣ムードが漂っていました
最後に行われたレギュラーに近い組同士の対戦は、「ラストゴール」宣告から約5分間、互いに譲らず
監督も積極的なプレーには迷いなく「ブラボー!」
関口選手の右足インサイドシュートがゴール右上に突き刺さった時には、そこら中から歓声が沸くほどでした
「(自分のゴールで終わった感覚は!?)それよりも、・・・(息を切らしながら)楽しくできたので、良かった」(関口選手)
「おもしろかった!」(槙野選手)
「おっさんは口ばっかで若いのを引っ張る!」(坪井選手)
と選手それぞれ充実した表情を浮かべていました
桜の定点観測継続中
次の新潟戦は、来週行われます
したがって、しばらくは大原での日々です
そんな時は、出場機会に乏しい選手への関心も高まります
最近で言えば、永田拓也選手
公式戦を控えた頃のゲーム形式では、メンバーに入れず、隣のピッチで他の若手選手やケガ明けの選手らと共に、別に用意されたメニューをこなすことも少なくありません
だからこそ、今がチャンスなのです
「こういう機会はなかなかないし、試合がない時に、チームが良い競走をすることは監督も期待していると思うので、集中していきたい」
レギュラー組との対戦では、より力が入っていました
「良い見本というか、目標にできる選手がたくさんいるので、前向きに取り組んで自分の良さをもっと出していかないと行けない」
今日は坪井選手も同じグループに入っていました
「(おっさんは口ばっかで若いのを引っ張る!と言ってましたよ)いやいや、ツボさんが一番動いてた。ベテランの選手も手を抜かずにプレーしているので、本当に良い選手ばっかりで、見習いたい」
J2を経験した永田選手がそう話すと、説得力があります
自身のプレーについても、つまらないミスでボールを失う機会が減りました(2010年頃は、ナイチェルコーチが残念そうな表情をする機会も散見され・・・)
確実に成長しているはず
でないと困るし、示さないといけません
あさっての練習試合は、90分×2本(45分×4本)
関係者が「あまり記憶にない」という長丁場のゲームです
永田拓也選手の出番も長くなることでしょう
「監督に自分の良さをアピールするチャンスだし、自分の存在を知ってもらいたい」
言われてみれば、監督はシーズン前も他の新加入選手に比べて永田拓也選手についてはコメントが少なかったです(最も、そういった質問がほとんどなかったのも理由としてあります)
「精一杯頑張る」
監督のみならず、常に多くの方に見守られている、そういった恵まれた環境について自覚しているのも、レンタルを経験した永田拓也選手ならでは
「今日の練習でもたくさんの人が来てくれた。自分の存在というのを、帰ってきてからまだ見せられていないので、こういうところからアピールしたい」
控え選手にとって、こういうところ=日曜の練習試合は、大切な意味を持ちます
ただの練習試合ではありません
時間のある方、大原へ足を運んでみてはいかがでしょうか
良かった、悪かった、もしくは特に何とも思わず、という印象に終わるかもしれません
それでも、彼らのプレーをしっかりと見ることが、1つのサポートにつながるはずです
では