どうもです
セミの鳴き声は聞こえてくるけど、落ち葉も目立ちはじめ、蒸し暑い
この時期ならではでしょうかAFCチャンピオンズリーグ2019 ノックアウトステージ 準決勝 第1戦 vs 広州恒大を2日後に控えたきょう、ミーティングを終えた選手達は午前10時35分頃、ピッチに姿を現します
各自リフティングゲームなどを行い芝とボールと触れ合うと、午前10時43分、
「入りから集中してき行きましょう!さあ行こう!」(大槻監督)
全体練習のスタートですキーパー陣は浜野GKコーチのもとで専用メニュー、フィールドプレーヤーはジョギングのあとにストレッチと鳥かごを交互にこなし、ウォームアップ
この間、選手達はとても和やかでした
ムードのメリハリという意味でも大事な時間です 午前11時頃、2人1組でのヘディングとロングキックを反復
少しずつ強く蹴るようにして、徐々に実戦モードへと入っていきます
午前11時5分頃からは、「ポジション毎でパスコンとシュート」(上野ヘッドコーチ)3バック+2ボランチで回してサイドのミニゴールへシュートというグループと、1ボランチと片方のサイド+複数人のフィニッシャーで正規ゴールシュートへという組み分けでした
敵がいないため、シャドートレーニングにも近い印象です守備陣のビルドアップもそうですが、攻撃への指導が多く聞こえてきました
「相手守備の割れ目に入れ!インサイド、走ろう」(大槻監督)
「クロスの選択肢をしっかり」(上野ヘッドコーチ)
コンビネーションを駆使し、提供された3パターンのサイドアタックでゴールゲットへの呼吸を合わせます 「真っ直ぐ走っても開かない!どっちかに動きを入れて」(大槻監督)
「緩急!」(石栗フィジカルコーチ)
意図を理解した選手達の動きもスムーズで、コーチングスタッフの練習への入念な準備が、うまく反映されている雰囲気でした
「ワンタッチ入れれば、相手のセンターバックが食いついてくるから、それを見てから入れる。そういうこと!相手がかかったら入れる」(大槻監督)午前11時20分頃、鳥栖戦に長時間出場した選手は軽めの調整に切り替わり、それ以外のメンバーはステップワークを経てゲーム形式へ
縦はハーフコート、横はほぼペナ幅での8対8でした
「足を振ろう、足を振ろう。厳しいのやろう、厳しいの。短くしか出来ないから強いの欲しい」(大槻監督)
ゲーム開始からしばらくして、監督は笛でプレーを止めます
「近い選手が強く行かないと意味がない!」
再開後、
「そういうこと!でも最初からやれ!”際”まで!ファイティングポーズ」別メニューに切り替わった選手達の多くも監督の考えをより理解しようとピッチの脇で見学していました午前11時35分頃、給水をして2本目に入る際には、
「全体がチャンネル合わせをして寄せる。ファウルはせず、相手に触るところまで、厳しいのを!」(大槻監督)
ゲームに参加している選手のうちどれだけのメンバーが2日後に帯同しているかはわかりませんが、局面局面で見せるそれぞれの姿勢が勝利へのボルテージを高めるはず
監督の声もそうですが、選手達のボールを呼び込む声と球際での激しさが、試合2日前ならではというか、活発でした午前11時45分頃からは、セットプレーの攻防でもう一汗
「タイトにセカンドまで」(浜野GKコーチ)
ピリッと引き締まったムードでした
お昼の12時頃、全体練習が終了
全体がつながり、結果に結びつけられるか
「OK!お疲れ様でした」(大槻監督)
少なくとも、悪い疲れ方はしていないはず
◇◆◇汰木選手◇◆◇
――きょうは非公開から公開に変更されてのトレーニングが行われて
「連戦中でもこのように高強度で良い練習が続けられているので、体は動いていると思いますし、戦術の部分もチームとして擦り合わせる部分が出来ていると思います」
――どういった部分で特に擦り合わせが
「やっぱり基本的にパス&コントロールは毎日やっていますけど、きょうもサイドからパスでつないでフォワードに当ててクロスまで行ってというようなシーンをけっこう色んなパターンで取り組みましたけど、そういうところは今年ずっと積み重ねてきていて、試合でももっともっと出せると思いますし、そういうシーンもきょう沢山やったので、サイド攻撃の共通意識はみんな持てたと思いますし、あとは最後のところの迫力だけだと思うので、そういうところも意識して練習できていると思います」
――髪を少し切ったのかと思いましたが、近くで見るとそれなりに短く
「そうっすね!(汗)髪は今、チームメイトからメチャメチャいじられていますね(苦笑)長すぎて、試合近かったのでいつものところに行けなくて、近所にある理髪店に行ったのですが、こんなに切られるとは思ってなかったので・・・『少年みたい』とメッチャ言われて、早く伸びないかなと(笑)」
――ヒゲは少年っぽいのを補うために
「ヒゲは、ヒゲは違うんですよ!(汗)すぐ伸びちゃうんで。ヒゲもブラジル出身選手達がいじってくるんですよ、『ヒゲ似合わない』って」
――きょうの練習に最後まで合流した選手から、どれだけの選手が次のACLでメンバー入りするかわからない中で、選手としての姿勢を見せるのも大事だった
「そうですね、試合にずっと出ていた選手とそうでない選手とでは強度とかも変わっていますけど、そのようにチームとして攻撃のところと守備のところで、ミーティングも含めて共通意識を持ってプレーしていますし、やっぱり今まで出ている選手でプラスアルファ自分も含めてチームの流れであったり良い方に勢いを持ってこられるように、今までコンスタントに出ている選手以外がやることも凄い大事だと思いますし、そういう部分でチームの底上げっていうのは本当に大事だと思うので、自分もチームを助けられるようにという意識でやっていきたいと思っています」
――ミーティングでは
「やっぱりボールを保持して前進していくっていうのが自分達のスタイルですし、そういう部分でやっぱり相手の勢いに押されて、ボール奪ってもシンプルに裏に蹴っちゃうシーンとかもけっこうあって、そういう意味では相手に拾われて攻撃の時間が少なくなってきているというのはミーティングで確認して、もう回1落ち着いて相手の勢いをいなせるぐらいにボールを保持していくというのは、全体で確認しましたし、自分も含めて、やっぱりチームがこういう状況だと、どうしてもこないだの試合のように相手に追いつかれて、相手に勢いで来られると、どうしても慌ててプレーしちゃう部分も出てくると思うので、そういところは練習からしっかりと自身を持てるようにボールをしっかりつないで、余裕を持ってプレーしていくっていうのはやっていきたいです」
――汰木選手は自問自答が長くなってしまいそうなタイプかと思っているので、明確になっているなら良かったです
「フフッ(笑)そうっすね!(ニコリ)」
――広州恒大については
「きょう、少し映像を見ましたけど、前線に技術の高い選手が揃っていて、自分が知っている選手ですとパウリーニョ選手がいますし、自分はけっこうブラジルの選手が好きで、映像を見たりしますけど、凄い技術高くて、自分で運べてっていう自分の理想に近い選手でもあるので、やっぱり映像を見て《すげえなぁ》と思いながら見ていて。でもそういう選手とやりたいなという気持ちを持っていましたし、チームとしてそういう強敵を上回っていくことがリーグ戦にも凄いプラスにつながると思いますし、チームとしてここを乗り越えられれば凄く自分達が一歩上に行ける良いチャンスになると思うので、そういう意味でも試合に絡んで行けたらと思いますし、突破できたらと思います」
――相手はガツガツくるでしょうから、そこで汰木選手のニュルッといなす感じのプレーが出れば相手にストレスを与えられるでしょうし、抜けていけるかと
「そうっすねーそういう良さがあんまり最近出せていないので、もうひとつそこを余裕持って、普段通りのプレーで時間作れればというか、タメを作れればチームも凄い楽になると思いますし、そのようにしてチームを助けるプレーや勢いをもたらすプレーっていうのは、試合で出していきたいですね」
――出来ないことは出来ないし、出来ることをすれば良いって言葉で表すのは簡単で
「そうっすね」
――きょうの練習後にラボーナエラシコをしていたじゃないですか
「はい!(照笑)」
――状況によってはそういうプレーで雰囲気を一気に自分へと引き込める
「フハハッ!(笑)」
――本当に
「そうっすね、本当はそれぐらいの余裕を持って試合に入りたいですけどね。どうしてもこういう状況だと自分もあまり普段通りのプレーを最近出来てないですし、なかなか出ないですね、そういうのは、まあでも乗ってきたら相手の出方を見ながらそういうちょっとした技術などを交えてっていうのは試合で出てくるので、そういう状態に持っていければ最高ですけど」
――パウリーニョ選手はパウリーニョ選手で、汰木選手は汰木選手として出せるものを
「ハッハ!はい・・そうっすね(笑)」
――期待してます
「ありがとうございます(ニコリ)」
汰木選手のインタビューは、このあと19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします
では