どうもです
2024-25 SOMPO WEリーグ 第3節 vs AC長野パルセイロ・レディースを4日後に控えた三菱重工浦和レッズレディースの練習を取材させてもらいました
◇◆◇池田選手◇◆◇
――開幕から2試合戦って見えてきたもの
「みんなの動きだったりとかは多分、昨年より良いスタートというか、体とかチームの具合とかも良い状態で入れたのですけど、ちょっとINAC戦は、うー・・・準備不足というわけではなかったですけど、ちょっとこう・・試合に入って相手のやり方にどう対応するのかとか、それでも自分たちのやり方をやるのかとか、そういうところでちょっと迷いが出て結果、最後まで修正できなかったというか、最後まで相手のペースでやらせてしまったというのが本当、敗因だったと思いますし、初戦は勝って良いスタートを切れましたけど、やっぱりこう、うまく、簡単には勝たせてくれないというか(苦笑)まぁ、しっかりこの敗戦をしっかりチームの力にまたしなければいけないなと思っています」
――“自分たちのサッカー”も相手がいて成り立つもので、今はどういうところが狙いどころかなどといったことが共有できれば
「相手の狙いは多分、凄くハッキリしていたと思いますし、やることもはっきりしていた中で、自分たちがそれに付き合ってしまったというか、それが一番だったというか‥自分たちが慣れない今までやってないやり方をずっとしてしまったというのが、やっぱ自分たちのペースに持っていけなかった一番の原因だと思いますし、そういう意味では相手も戦い方とか巧かったですし、まだまだ自分たちもやらなきゃいけない部分っていうのは多いなというのは感じました」――この教訓をさらなる勝ち点に
「本当、こないだの試合も本当に細かいところ、一瞬のところとかで、勝敗が分かれているので、そこをもっと自分自身はゴールを守るというところ、最後のところをしっかり自分が、あの場面でも最後自分が防げていればというのはやっぱりあるので、そこにフォーカスして自分も細かいところをやっぱ、一瞬も隙を与えないとかこれからちゃんと1試合1試合積み重ねていく中で、チームとしてもそうですし、自分自身がしっかり仕事ができるようにっていうのは意識してやりたいです」
――最近の試合ではより一層、(時短で味方も受けやすい)パントキックをためらわず自然とできていて
「(笑)」
――女子選手でなかなかいないので
「普段、周作さんのキックも見ていますし、そうやって近くに良いお手本がいて、自分自身はそこが強みしてもやっている部分なのでやっぱり、そういうところで魅せていかなきゃいけないし、やっぱ攻撃の第一歩っていうのを本当に求められていると思うので、ああいうプレーとかもそうですし、もっともっと攻撃の部分も関わって得点につながる起点になれるように自分自身はもっと磨いていきたいです(ニコリ)」
――失敗する時って良いキックしようとしすぎて力んでしまって、うまく行く時は程よく力が抜けている
「(笑)でも、練習もしてますし(笑)やっぱり監督からも『ああいうキックをどんどん出してほしい』というふうに言われていますし、『走っていなかったらフォワードが走っていないのが悪い』って監督も言ってくれているので、自分自身の強みだし思い切ってチャンスだと思ったらやっぱ、そこを逃さないっていうところをしっかり練習しながらそういう感覚も研ぎ澄まして狙い続けたいです(照笑)」
――INAC戦はそのキックを披露する機会がほとんどなかったので、チームの動きを量るひとつのバロメーターなのかも
「まぁなんか、相手のラインも低かったですし、なかなか背後を取る動きが全体通してなかったっていうのも大きかったし、分析されているのもあるので、けっこうベレーザ戦もそうですけど、捕ったらすぐ前に立たれる場面も増えてきて、なかなか簡単に蹴らせてもらえない場面も増えてきているので、そうなったら近くが空いたり他の選択肢があるので、そこは自分に対するリスペクトっていうか(照笑)だと思って、ポジティブに捉えて、自分自身がボールを蹴れていなくても良い流れになっていれば、それでポジティブというか、良いと思えるように・・でも、チームに流れをもたらせるプレーにもなると思うので、そこはやっぱふやしたいというのはあります」
――福田さんも同じ蹴り方を練習で意識しているようで、ゲーム形式でも使う機会ている気がして、そこを含めて高め合えている
「そうですねやっぱ、うん。もともと上手だし、お手本に自分がなれるようにというか(照笑)まずそこで、試合だったり練習で自分が良いものを見せられれば、史織にも真弥にもつながると思うし、その全体のレベルが上がっていけばまたこう、ライバルというかチームの争いも高まっていくと思うので、自分が試合に出ながら引っ張っていくみたいな感じで2人にも良い影響を与えながら、2人からも色々、良い影響を与えられているので(ニコリ)高め合っていきたいです」
――技術があったとしても・・で、池田さんが頼もしいのは状況に応じた判断
「本当に、なんだろう、身体能力もそんなに高くないので、判断間違えるとやっぱ失点するので(苦笑)そこは自分でもずっとやってきた部分ですし、そこを買ってもらえてると思うので、背後のケアとか色んな判断が早い部分は自分の強みでもあり、自分が一番ミスってはいけない部分だと思うので、そこはこれからも継続して・・そういうところは他のキーパー2人にも教えていかないといけないし、感覚的なところもあるけど、どういうふうに判断しているとか、そういうのは2人にも共有しながらキーパーとして判断が良いキーパーチームみたいなふうにしていけたら良いなと思います」
――今は全体練習に若い選手が多い分、負けたあとの雰囲気もわかりやすくて・・池田さんの立場としてはどのような意識ですか
「うー・・まぁやっぱりなんか、良い意味でも負け慣れていないから、若い選手だけじゃなくてチーム全体が、こないだの試合も一瞬、落ち込んだ時間というか、試合後とかもあったんですけど、それでも全てが悪かったわけじゃないし、自分たちにもできた時間はあったっていうところは本当みんなポジティブに声掛けしていましたし、本当、負けてはしまったけど必ず次につながるっていう意識がやっぱみんなあるので、そこは慣れてはいないけど、《連敗しなければ良いや》っていう気持ちでみんなやれているっていうか、そんな特別、若い選手で落ち込んでいる選手もそんなにいないので、全体でそういう声がかかれば大丈夫かなっていうか(ニコリ)心配はしてないです」
――今の言葉を聞いて安心してはいけないのかもしれませんが、前向きになりました
「(笑)多分、サポーターもみんなそうだと思うので、一個負けても、なんかこう、信じてくれているというか、『何やってるんだ!』っていうよりかは『次、絶対勝つ』っていうか『次なら絶対やれる』っていう声が多かったですし、駒場でも…そういう、多分、向いている方が一緒っていうか、選手もだしサポーターの方々もみんな同じ感覚っていうか同じ方を向いていると思うので、それが強みだと思いますし、この敗戦を無駄にしないでみんなで同じ方を向いて、優勝っていうところに向かって一個一個、やっていきたいです」
――次のアウェイ・長野戦は何かいつも落ち着かない印象
「(笑)まぁ、昨年のアウェイは私自身は出ていなくて・・凄く点の取り合いで、観ている人からしたら楽しかったとは思うのですけど、そういう試合をしていいチームではないと私は思っているので、やっぱそういう、失点しないのもそうだし、やっぱ良い相手ですけど、隙を与えないぐらいのやっぱ、チームじゃなきゃいけないと私たちは思っているので、自分が出たらしっかりゼロで抑えるっていうところだったり本当、シュートを打たせないぐらいのところまで持っていきたいなと思います」
――色々と成長しつつ、9月(8日)は歳を重ねまして、おめでとうございます
「本当に、年々求められるもののレベルが高くなっているって自分自身は嬉しいことだと思っていて、どうしても体が動かなくなってきたりとか、やっぱ・・痛くなったりとか(苦笑)多くなってくるんですけど、それでもより高いレベル、高い質を求めてもらえるっていうのは私とか選手にとっては本当にありがたいことだと思うので、しっかりその期待に毎年しっかり応えられるように、本当、ここで毎年毎年、もう20年ぐらい歳を取れるっていうのは本当に幸せなことだと思うで、これからも毎年ここでみんなで祝ってもらって良い年を取っていきたいというか(ニコリ)より毎年、良い選手に、より去年よりも本当に良い選手っていうふうに毎年毎年なっていけたら良いなと思います」
――ラジオで池田さんへの人生相談コーナーなんてできたら大人気になりそうです
「アッハッハ(笑)じゃぁお願いします!あっはっはっは(笑)、お願いします!企画を(ニコリ)」
これからも多くの歓喜を共にわかち合いましょう
池田選手のインタビュー全容は、きょう水曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けする予定です
では