どうもです
2024-25 SOMPO WEリーグ 第2節 INAC神戸レオネッサとのホーム開幕戦を3日後に控えたきょう、三菱重工浦和レッズレディースの選手たちは、実戦さながらのムードでチーム力を高めていました
◇◆◇楠瀬監督◇◆◇
――ホーム開幕戦を前にしての心境
「えっとー、この前のベレーザ戦がね、凄く良い形で行けたので、みんなも前向きに『じゃ、次も』と良いムードで迎えているので、みんな楽しみな‥これが、ベレーザ戦が変な結果だったら、なんか‥変にプレッシャーがあるんですけど、まぁ、あのー前向きな状態で行けるので、良いと思います、はい」
――本当に1回勝つと、このように良いムードと流れが来るのだとこの2日間の練習を見て感じられて
「そうですね、はい。そういうのをね、選手もわかってきているのでやはり勝つっていうことが、どんだけ大きいかっていうことはもうわかっていると思うので、次も集中して頑張りたいと思います、はい」
――アルビレックスとの練習試合はスコアほどの完敗でないにせよ、ベレーザ戦はスコアほどの快勝ではないというか、選手が満足していない様子が《もっと良くしなければ》という姿勢につながっているような
「あっ・・・それは、嬉しいです(笑)そう見てくださると。違う色んなね、個人の違う部分も見えたりするので、こっちの立場的には色々ありますけど、全体的にそう見えているのは、良い方向に向かっているなと。いつもね、自信あるわけじゃないので(苦笑)そう見ていただけると、良かったです」
――《次は私が》っていう若手選手の自覚も
「うん、うん、そうですね、うん。それは本当、この前、藤崎が結果を出してくれたので、先輩たちも《よし次は!》っていうのもあるし、島田もね、もう1点取れるところがあったので、2本あったか!、そういうところは良い意味で欲もありますし、藤崎もね、開幕のデビュー戦というのは1回しかないですけど、これがまた2試合連続で何か起こったりすると、またそういう記録めいたことにもなると思うので、次もコンディション悪くなければね、ピッチに出てもらって暴れてもらえればなとは思っています」
――何か先ほどヒントを与えていたようで
「まぁヒントっていうか、まだ、もちろんnこれから勉強しなければいけないこともあるので、そういう点をちょっと、言わせていただいて(照笑)」
――練習後に走ることが偉いわけではないですけど、きのうも居残りで遠藤選手についていくように走っていて、本人も《まだまだここから》というのが姿勢からも
「そういう関係が良いですよね。こういうクラブっていうのは。遠藤は本当に苦労人でね、昇格してからなかなか芽が出なかったんだけれども、まぁ~本当に昔からあのように自分で走っていうところで今、花が咲きだしてる選手なので、そういうのは後輩たちも見ているので、良い先輩をつかまえたなと思っています」
――監督としては次の試合までに強調したいこととして
「いやーもう、藤崎が結果を出してくれましたけど、他にも競争相手がいますし、人数少ないなりに、サブに回った選手もいるのでね、やはりそういうところは競争になりますし、キーパーに至ってもこの前はゼロで終われましたけれども、やはり、最後ちょっとお手玉みたいなのもあったし、そこら辺はこちらもシビアに見ているので、そういうところで、この練習の中でも結果を出していくっていうことは大事なので、そういう競争は常に持っているつもりです」
――しっかり監督は、ひとつひとつを見ておいて、何か聞かれたときに答えを出せるように準備しておくというか
「まぁーーー、そんな、仙人じゃないので(汗)わかんないところは『見てないよ』って言っちゃいますし、『他の選手に聞いてごらん』って言っちゃいますし、知ったかぶりも良くないのでね、要はそこで選手がどう・・迷っちゃうのか、もう一回やってどうするのか・・うん、自分がやっぱり、一歩踏み出すのは自分なのでね、そこら辺はかなり、良い意味で頼られてないのかなってはあります、はい(笑)」
――そのぐらいの距離感の方が聞きに行きやすいですし、選手としては
「だと良いんですけど、うん。今のところはうまく先輩後輩とかね、そういう中でうまく行っているので、スタッフも凄く気持ち良く仕事しているので、今は“何とか”良いかなと。まだ始まったばっかりですけど(苦笑)はい」
――INAC
「いゃ、もう楽な相手はいないですし、INACさんも人が変わったりして色んな新鮮な部分もあるし、こっちも読めないところもありますので、あんまり相手にとらわれるよりもこっちの競争という方を強調してね、チャレンジしてくれた方が・・相手によって右往左往しちゃうのはちょっと良くないと思うので、ただ、やはり普通じゃない相手なので、良い相手がホーム開幕で良かったなとは思っています」
――先を見据えればアジアでの戦いでも相手の情報が少ない中での試合もあるでしょうし、そういう意味でも、まずは自分たちの芯がしっかりしているのが大事
「あー!それだし、これって育成型で育成の子たちも来ているっていうことはやっぱり、ここのやり方だったりムードだったりスピリッツだったり、そういうものはしっかりと維持していかないと、相手によってサッカーが変わっちゃうとか、心の置きどころが変わっちゃうようではだめだと思うのでね、これが多分、このように続いていくスタートだと思うので、相手に翻弄されず、自分たちのそれで結果出なかったらそれをもっと強化していけば良いとなるので、今はこのまま信じて続けていこうかなと思っています」
――とはいえINACは新しい選手も加わって、警戒すべきところなどは
「まあね、助っ人に大きい選手もいるので、そこら辺は、こちらの高橋にしても代表経験者は外国人に強いので、こっちのモチベーションが上がってくるかなとは思うんですけど、はい」
――あとは試合での対応力というか、これだけ良い状態の選手がいると、ベンチワークという部分でも、監督の腕の見せ所というか
「いやぁ、こっち(練習)の仕事がどのくらいちゃんとできるかで、試合はもう始まったらピッチの中に入れませんし、例えば後退して出る・・この前、先発で藤崎が出ましたけどやはり、彼女もここでそういう成果を出しているから誰も文句は言わない・・ここでの成果がそこ(試合)で表れるので、“ベンチワーク”なんていうのは、もうこっちは本当に応援している、サポートする気持ちでいますけど」
――選手交代でも局面を変えられるような、それだけの選手が揃っている面白さが
「だからそういうね、チャンスを無駄にしたくないし、チャンスを上げたいなっていうところでは色々悩みます。《この選手も良いんだけど、今この選手出してあげたいな》とか、そういうところもあるので、その葛藤はありますけど・・ただ、まずは勝ち点3をしっかり取るっていうことが大前提なので、サブになった子も出してあげたいなと思いますけど、何か理由があってサブになっていますから、そこはここのピッチで先発を勝ち取らなければいけないっていう現実があるのでね、情はあるんですけど、たっぷり!だけど、そこ甘やかしちゃうとそこに甘んじちゃうので、そこはちょっと厳しくはラインを引いているつもりです」
――ホームゲーム、より多くの方に観ていただきたい思いは当然強い
「いやぁもう本当に、増やしたいなと・・これはもうずっと言っていることなので、一人でも多くの方に来ていただけると・・この前の西が丘でも本当に、うちのファン・サポーターの方が多かったようなので、やはりあの方々に本当に背中を押されているし、この子たちは本当にその中で力を発揮できるのでぜひ、たくさんの方が観に来てくださったら良いなと思っています」
――これだけ頑張っているのだから、もっと多くの方に知ってもらいたい
――改めてファン・サポーターへ
「いつも応援してくださっているファン・サポーターさんのおかげでまた今年も良いスタートが切れたし、また喜びたいと思うのですけど、また新たな人たちに、うちだけじゃなく女子サッカーのファン・サポーターも作っていきたいので、1人でも多くの方に声をかけていただいて、来場していただければ、あのー・・後悔はさせませんので、ぜひ一緒に闘ってください」
――みんなで盛り上げていきましょう!
「はい!よろしくお願いします」
良い人です、とても良い人です
楠瀬監督のインタビュー全容は、きょう木曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けする予定です
では