どうもです
カラッとした空気に眩しい日射しは、リゾート感すら覚えるほどで、蒸し暑い夏とは違う、心地よい熱が大原に充満しました
オフ明けのきょう、午前10時からスタートした練習は恒例のフィジカル系メニューが中心
練習終了時、集合の輪がほどける際には疎らな拍手が起きます
「監督がジョーク混じりのことを色々と喋ってはったんで、ほんま賑やかになっただけ(目を細める)モリのオウンゴールを雰囲気良くいじる感じで、拍手が起きていた(笑)」
と橋本選手は証言
――チームの雰囲気の良さが表れていた?
「間違いないと思うほんま。逆転勝利をしているので、凄い雰囲気の良さが出てるちゃいますかね(笑)」(※鹿島戦翌日の練習試合も逆転勝ちでした)
練習後には約320名を集めてのファンサービスを終えると、どの選手も笑顔でクラブハウスへ引き上げてきました
好調を維持するチームには、苦手とする試合会場での2連戦が控えます
その前にまずは一息
大原には、結束を高める優しい時間が流れていました
ところで近頃、岡本選手が良い感じです
練習中、練習試合でもそう、強く、激しく、ストレートなプレーで存在感を放っています
――かなり快調なように見受けられますが、痩せましたか?
「そうっすねまあ(半笑)向こうで、長崎で絞れたので(ニヤリ)」
――むしろ胸板とかは厚くなって長崎から帰ってきた印象で、ここ最近は顔のラインがハッキリとわかるようになった気がします
「ホントッすか!?ほんとっすか!?(ニヤリ)暑くてバテてんのかもしんないっす、ハハッ」
――きょうも暑い中、シャトランでは先頭を走っていました
「関根がいなかったら先頭。とりあえずは(苦笑)」
――関根選手からは何か言われますか?
「関根からは『本気出してないからね~』みたいな・・・(苦笑)」
――関根選手が埼スタで頑張った翌日ですよ。橋本選手が中に絞ることが多かった分、岡本選手も練習試合で左サイドのアップダウンを繰り返して、良い動きを見せていたのでは?
「そうすね(ニヤリ)まあ、ああいうこともあるので(笑)」
――楽しそうでした
「そうすねまあ、試合できることをポジティブに取り組めたかと思う」
――オーストラリアでの経験が良い方向に来ているのでは?
「いつチャンスが来るかわからないので、“その時”のために準備を怠らないようにしたいと思う」
――モチベーションを保つのは簡単じゃないと思いますが、今は何が原動力になっていますか?
「いや~・・・・わかんないすけど、自分でもよくわかんないすけど、保ててる(笑)とりあえずなんか(ニヤリ)まあ楽しくサッカーが出来てる」
――左のセンターバックという、あまり経験のなかったポジションでのプレーで新鮮さも感じているのでは?
「そうすね、ホント、新しいことに取り組めているのと、レッズでまたプレー出来る喜びというのがある」
――プレーで意識していることはありますか?
「毎回毎回積極的にプレーすること、全ての面で質を上げることですかね」
――左足でのトラップしてそこから2タッチ目をどうするか、そんなところも拘ればおもしろいのでは?
「あーはい!そうっすねまあ、最近はだんだん慣れてきたと思うけど、身体の向きであったり日々やっていくことが大事だと思って取り組んでいる」
――橋本選手の後ろでプレーすることでの発見などはありますか?
「やっぱ、クロスが特徴の選手だと思うので、いかにクロスを上げさせてあげるというか、うまく外でフリーにさせて上げられるかというのを考えている」
――同じような目線から見ていると思いますが、あのキックの弾道はキレイですよね?
「そうっすね、抜ききる前に上げる形とかは凄い!サイドのプレーヤーなんだなと思う」
――岡本選手も左でプレーしているうちに真似できるように!
「そうっすね!左足でも上げられたらいいっすけど(半笑)」
――それにしても、やっぱり顔がシャープになりました。全然丸くない!
「体重はそんなに変わってないんすけど(笑)久々に会う人には痩せたと言われる」
――最近は球際のところでも、何でもかんでも行くのでなく、“境目”がつかめてきた感じがしませんか?
「そうっすね!メリハリが段々効くようになった気がする(半笑)」
――そういえば、以前(2014シーズン開幕前)佐藤由紀彦さんにインタビューしたとき、岡本選手のことを長崎において「攻守の起点。何を任せても大丈夫」と絶賛していました
「アハハほんとっすか!?いやいやユキさんに言われると嬉しいッス(ニヤリ)」
――それぐらい出来て当然だと思っているので、レッズの場でも示してもらいたいです・・・自信はありますよね!?
「まあ多少は(大笑)ハッハッハッハ!」
――機会は平等に巡ってくることでしょうから、いかに“その時”に訪れるチャンスをものに出来るツキがあるかかだと思います。フィンケさんの時も学校の期末試験が終わったあとに突然に吉報が届いたなんてこともありましたから
「(ニヤリ)がんばります!」
――そのにやけた表情、ユース時代の物怖じしない岡本選手に戻った感じがして安心しました
「ホントッスか(半笑)ははっ」
――そこが岡本選手の良さだと思うので、頼みますよ!
「ありがとうございます(ニヤリ)」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そしてそして、岡本選手のインタビューでも話題に出た、橋本選手にも2周連続でマイクを向けさせてもらいました
本来はきょう、ACLで柏と対戦している可能性もあっただけに、
「僕らは義務を果たせなかったので、託したい」
水原と対戦する古巣の勝利を願っていました
自身の状況といえば、先週よりも上向いている印象です
――おとといのゲームもなるべく橋本選手目線で見ていたのですが、サイドに張るだけでなく、中に絞るプレーが多かったと思いますが?
「そうっすね!はい!!だいぶ後半はそういう指示が出ていたのでチャレンジしながら・・・」
――新鮮味があったのでは?
「いやほんまもう、かなりあんなハーフコートゲームの様相でもあれぐらい動いた方が。後半の方がチャンスも増えていたので監督が言うことを実践して、そうすればチャンスが生まれるので、どんどんチャレンジしていくだけ」
――橋本選手がくさびを受けてフリックをするなんて初めて見ました
「そうっすね!はい(苦笑)ほぼほぼないんすけど、ここでは求められることなので、やっぱり・・・はい、チャレンジしながら、何とかここからもやっていきたい」
――うまく出来ていたのでは?
「いやいやいや、徐々にっす(苦笑)やっとです。こないだできただけで、もう5月6月ですから、それだけ難しいっすけど、ちょっとずつ自分でもこうやって少しずつ進歩しながらやっていけばと思う」
――監督も頻繁に「ハッシ、ブラーヴォ!」と2階のテラスから声をかけていましたが、気付きましたか?
「そこまでは聞こえてないすけど、ほんまっすか!?遠いところにいてはるので、試合中はよくわからなかった(笑)がんばります」
――最近左サイドで一緒の岡本選手が、”相手を抜ききる前に上げるクロス”を絶賛していました。若手にも良いお手本になっているようです
「いやいやいや、それぞれの良いところがあるので、ほんまに凄い良いチームだし、若手も“若手”と言えへんプレーをしていると思うので、そこは僕も学ぶことがある。アイツのディフェンスも凄い良いもの。お互い良く組んでるけど、大分特徴もわかってきたので。アイツがドンドン上がってきたのでそうすれば僕もローテーションの練習になるし、お互いに良いことばっかやと思う。積極的にチャレンジしていったら良いかと思う」
――中に絞るプレーも経験すれば、最も得意とするタッチライン際でのプレーにも活きるでしょうから
「はい。その通りやと思う。色々とチャレンジしていくだけやと思いますから」
――抜ききる前のクロスを上げる名手といえば、アレックス選手を思い出します
「はいはい、あの徳島のっすよね!?」
――あっえーと・・・エスパからレッズに移籍してきて・・・日本代表でも活躍した・・・
「あー、エスパの!?そっちのアレックス!!はいはいはい」
――優勝したときは、アレックス選手のクロスからワシントン選手が得点を量産するという必殺パターンがありました。そんなアレックス選手も、移籍してきた04年は試合にこそ出ていましたが、持ち味を発揮仕切れていませんでした。どんな選手でも簡単にはいかないのです、きっと
「へ~、まあほんま、何とか追いつけるように頑張りたいっす。ほんまに僕も僕なりの特徴でこのチームの武器になれるように精一杯頑張りたい」
――試合に出てもらうのでなく、試合に出て活躍してもらうことを願いながらこれからも取材していきたいと思っているので
「はい、がんばります!」
――2週連続で呼び止めてすみません!(頭を下げる)
「いえいえほんまありがとうございます(目を細める)あざっす!あざっす!あざっす(何度も頭を下げ、一番最後は深々と)」
もう少ししたら、「時は来た!」なんて言ってもらいたいものです、ほんまに
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
日頃からNon Matchdayのレッズを見ている分、試合のピッチで活躍出来ていない選手の近況を伝えるのはひとつの役割であり、実際に彼らが本番の舞台で脚光を浴びた時が、ひとつの快感でもあります
また、橋本選手については雑誌のプロフィールなどで好きな歌手の欄に「ミスチル」と書かれていますが、そこには“ならでは”のサポーター想いな理由がありました
その辺りの詳細も含めて、岡本選手と橋本選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でぜひ!
では