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12月7日 「時間は本当に限られている」

どうもです

オフ明け2日目のきょうは2部練です

ヒンヤリ空気、スッキリ青空の大原で午前練は10時頃スタート

人工芝ピッチが張り替え作業に入ったので、天然芝ピッチにて体幹トレーニングを行うなど、フィジカル系メニューで調整しました2015120711410000.jpg

14時30分から始まった午後練習では、さらに追い込みます

ピッチ一面の外周にはところどころにマーカーやカラーコーン、ポールが設置され、サーキットコースの様相

軽めのジョグ、80パーセントでのスプリント、ステップワークを織り交ぜる

細かく時間が設定される中で、それらをインタバール走形式でこなしました

大汗、激しい息づかい、高い意識

初冬の大原からは、確かな”熱”を感じ取れました2015120715330000.jpg

給水が実に有り難くも感じられるのが、きついメニューをこなしたあとならではのこと

練習後、クーラーボックスを引きながらクラブハウスへ姿を現したのは斎藤選手

ボトル洗い、ボール集めなど、1年目の選手に求められる用具整理を済ましたところでお話を聞きました

きょうが、19歳の誕生日ですから

――充実した表情、よく走った!

「そうですねまあ、走るメニューだったので、とりあえず体力を戻すためにも走ろうという気持ちでやった。思ったよりも体力は落ちていなくて、体重も増えていなかったので、まあ、前のコンディションのまま・・・少しは落ちたけど、維持は出来たかと思う」

――きょうのようなメニューは開幕前に行われていたものでもありますが、その時よりも手応えを感じるのでは?

「そうですね、最初の頃はシーズンインしたてということもあって、正直しんどかったけど、やっぱり今は、これまでやってきたので、そんなにきつくは感じなかった」

――それだけ歳を重ねたということで

「そうですね!ハハハッ!(笑)」

――おめでとうございます!

「ありがとうございます」

――心境はいかがですか?

「そうですね、ぶっちゃけ小学校の頃とかは誕生日とかワクワクしていたけど、今は《19か・・・》みたいな、あまり実感というのがない。小学校の頃は1つ年を重ねる毎に、《やったー!プレゼントもらえる!》みたいなのがあったけど(笑)年取ると、といっても19だけど(苦笑)それ程実感がなくなってくるものなのかと思う」

――きのうのファンサービスで沢山のプレゼントをもらっていたじゃないですか!

「そうですね!嬉しかったです(ニンマリ)財布だったり、タオルだったり、ソープだったり、色紙を作ってくれたり、手紙をくれたり、嬉しかった(しみじみ)」

――1年目も終わろうとしています

「最初の目標はA契約だったけど、やっぱりここまでなかなか試合に絡めず、ケガもあって、悔しい1年になった」

――レッズユースの後輩、先輩の頑張りにも刺激を受け合えるのがレッズの環境だと思いますが、その中の“自分”という立場で葛藤などはありましたか?

「やっぱりファーストステージを優勝したときは《自分もこのピッチに早く立ちたい》という思いがより一層強まったし、正直言えば試合に絡めなくて悔しい気持ちが強まった中で後輩達がJユースで優勝して、《自分も頑張らなければ》と凄く勇気づけられたし、そういう意味では後輩達に感謝している。自分も試合に絡めるように、しないといけないと改めて思えた」

――答えが見つかればそんな簡単ではありませんが、何が必要と感じていますか?

「やっぱり、ゲームを動かす力。レギュラーの阿部さんや陽介君にはまだまだ敵わないというか、自分の足りないものを沢山持っているので、自分はまず練習の中で2人の凄いところを見て観察して自分のものにする。それを続けて、練習を大事に、時間は限られているので、1日1日を無駄にしないようにしたい」

――頑張れば鈴木選手のように何年もいられるわけですし・・・自分次第

「そうですね、やっぱりプロの世界は厳しいと改めて感じているし、J3で一緒にやってきた選手の何人かも契約を更新されないことになった。この世界に入ったからには自分もしっかりしなければいけないと感じたし、やっぱり時間は本当に限られているので、自分の成長のためにも時間を無駄にはできないと思った」

――きのうはレッズユースの先輩である堤選手と濱田選手も頑張っていました

「ユースでキャンプに参加したときに濱田選手とは関わったけど、堤選手とは全くない(苦笑)」

――レッズユース出身の選手が他へ行っても存在感を示しているのは誇らしいのでは?

「そうですね、自分がいつまでレッズで出来るかわからないけど、どこのチームに行っても認められるような選手がやっぱりレッズの選手だと思う。そういう意味でもレッズの看板を背負ってサッカーをしていると思うので、レッズという名前を汚さないように、プライドを守るためにも頑張っていきたい!」

――サッカー人生はひとそれぞれですが、共通して言えるのは、若い時にどう過ごせていたかだと思います。そこが大事になるはず。十代最後の1年への誓いをお願いします

「まずはデビューすることを目標にしたい。その中で試合に出始めて、サポーターにも認めてもらえるようになって、子供たちにも夢を与えられるような選手になりたい」

――いつもご家族の温かいお話を聞かせてもらっていますが、このような機会なので、ラジオを通じて感謝の言葉をお願いできますか?

「(照笑)今までお世話になってきた分、早くピッチに立って恩返しをしたいという強い気持ちを持っているので、まずは試合で活躍している姿を見せられるように、頑張りたい」

――いずれは、「オーレー♪オレオレオレー♪翔太~ 翔太~♪」を

「ハハハッ(照笑)ちょっと似てますからね、“太”だけは(笑)」

――受け継ぐぐらいの!

「受け継ぐぐらいの技量と精神面の強さを持てたら良いなと思う。けどまだまだ(苦笑)」

――10数年後に、埼スタでスピーチをして、泣かせてくれる日が来るように

「はい!頑張ります」

もう充分に頑張っています

けど、もっともっと頑張ればきっと良いことが待っているはず

浦和レッズの選手として

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では