11月13日 「僕はもう2回見ているので、鹿島と柏を見ているので、今度は埼スタで僕らが喜ぶ番だと思っている」

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どうもです

ガンバ戦まであと9日

昨夜からの霧も抜け、スッキリとしまくりの青空のもと、練習は午前10時からスタート

といっても実際は練習前にミーティングが行われていた関係で、選手達がピッチに姿を現したのは午前10時40分頃でした

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ウォームアップを終えた午前11時35分からは、選手達がハーフコートを隔てて二手に分かれます

阿部選手、槙野選手、森脇選手らのAグループはペトロビッチ監督

坪井選手、マルシオ選手、関口選手らが入ったBグループは堀コーチが主導でした

行われたのは共に、攻撃の連携確認(※Aグループにはゴール前にDF2人が入りました)

「ポジションをしっかり取って!」(監督)

「タイミング合わせて、出す場所を狙って!」(堀コーチ)

バイタルエリアに5トップ、ハーフライン付近に4枚が並び、ビルドアップから攻撃を始めます

9人の選手がピッチを広く使い、長短パスを織り交ぜながら、フィニッシュへ

じっくりとイメージ共有を図りつつ、コンビネーションを高めました

午前11時45分、給水を挟むと、それまではパス順が指定されていましたが、「自分達で考えてみよう!」(監督)と創意工夫を促します

Aグループは1発目の攻撃で鮮やかなサイド攻撃からネットを揺らし、この日集まった約180名のサポーターから大きな拍手を送られていました

お昼の12時からは、11対11での横はペナ幅でのハーフコートゲームへ

「縦を意識して、縦のボール!特に奪ったあとだよ!」

12時20分、ラストゴールが宣告されてから約5分後でした

梅崎選手がキレのある動きで左から切れ込み、右足でのシュートを決め、練習は終了

選手それぞれが集中してトレーニングに取り組めているように感じられます

少し間隔の空く大一番への準備期間ですが、順調に進んでいる印象です

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中でも最近は、ピッチを縦横無尽に”質の高い動き”で躍動する山田直輝選手に惹きつけられます

――大一番を控えての心境はいかがでしょうか?

「うーんそうですね・・・まあ、勝ったら優勝が決まるという試合だけど、僕はいつも通り34分の1としか考えてないので、浦和らしいサッカーをすれば・・・自ずと結果はついてくるのではないかなぁとは思う」

――ご自身はここまで丈夫にケガなく来てますが、状態はどうですか?

「そうですね、だいぶ状態も良くなってきて、『サッカーやってて楽しい』と思えることが多くなってきているので、自分のサッカーに対する姿勢というのもどんどんポジティブになっている気がする」

――ポジティブになった背景というのは?

「まあやっぱり、体が色々思い出してきて、自分らしいプレーが出来て、サッカーを楽しんでる時が多い。それはやっぱり自分のサッカー人生において充実感を与えてくれるので、公式戦に出られたら、なお良いと思うけど」

――日本語的におかしいですが、必要な“無駄走り”が抜群な気がします。きょうのハーフコートゲームで言えば、ゴール前に顔を出し、シュートを決めたすぐあとには自陣のバイタルで相手のボールを奪うプレーを見せていましたし

「そうですね!ケガ明けでずっと意識して攻撃に行って、すぐ切り替えてってやってもなかなかできなかった。けど今は何も考えないで体が勝手に前に行って、自然とポジションに戻れているというサイクルなので、そういうところでも本当に、『前の感覚が少しずつ戻ってきてるなぁ』という感じがする」

――今その話を聞きながら、嬉しさもあるし、「それだ!」という感じに鳥肌が立ってしまいました

「フハハハ笑)」

きました、ナオキスマイル!

「そうですねやっと、感覚というか意識しても出来なかったとこだったのが、何も考えないでできるようになっているので(笑)」

――見ていて楽しいですよ!

「僕もやっと楽しく、また出来てます(笑)」

――ここまで、なかなか試合に出られないという境遇を共に味わってきた坪井選手の発表を聞いた時は、何を思いましたか?

「まあこれまでも沢山、浦和に貢献してきた選手達の契約満了というのを見てきたけど、僕の中でもツボさんも生え抜きで、ずっと浦和で活躍して黄金時代を支えた選手なので、凄く残念な気持ちもある。でも僕がここにいた6年間でツボさんから学んだことは数え切れないほどあるので、それを僕が自分に活かして、その先には若手の選手にお手本になるように、ツボさんのような選手にならないといけない。『坪井さんってどういう人?』ってよく聞かれても、『ホント真面目で、サッカーに対して本当に真面目で、人としても素晴らしい』としか、ホントそれ以外言えることがないぐらいの人なので、僕もツボさんを目指して・・・・プレースタイルとかは全然違うけど、サッカーに向かう姿勢とかは真似していかないといけないな、と思える存在」

――「真面目」とかはお世辞に使いやすい言葉ですが、それはわかっていても素直に言えるぐらいに素晴らしいということですか?

「そうですね、逆にそれ以外の言葉でツボさんを表せすのは難しい。それが本当に当てはまる人。お世辞とかではなくて本当にその言葉が一番当てはまる(笑)」

――坪井さんと目が合うと、そらすのが申し訳ないぐらいに真っ直ぐ見てくれるあの感覚というか・・・

「フフ(笑)まあ真面目とは言うけど、お茶目な時はお茶目なので、そういうところで虜にするんだと思う。僕がこんなに年が離れて下なのに、『お茶目だな!』と感じるときもあるので、それは人懐っこさというか、それを生むんじゃないかと思う」

――そんな坪井さんも2006年の優勝メンバーですが、山田選手は最終節のガンバ戦、スタジアムに来てましたか?

「いやっ、なんかユースの練習とかで行けなかったけど、家では試合を観ていた。マグノアウベスに先制された時は焦ったけど、当時のチームは自力があったのでそこから逆転して勝ったけど、今のチームも自力があると思うので、浦和のサッカーをすれば・・・と僕は本当に思っている」

――あの雰囲気の埼スタは当時から憧れていたと思いますが?

「そうですね、今までで初めてですね、僕もレッズに入って。こういう雰囲気の埼スタで試合が出来るというのは。なので、その場に立てるようにアピールは・・・僕自身では!アピールはして、チームとしてはいつも通りできればと思う」

――こちらに推薦状があるなら書きたいぐらいです

「フッハッハ(笑)まあ、監督が決めることで、僕はやるしかないので。でも、最近は本当に楽しくできているので(笑)」

繰り返し使われる、「楽しい」というフレーズ

これを読みながら、「もしかしたら自分自身にそう言い聞かせているのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、表情と声のトーンからは、本音と判断できます

――コンスタントに出場を重ねたトップ1年目は目の前で鹿島に優勝を見せつけられましたし、ワントップでスタメン出場した2011年も・・・

「そうですね。僕はもう2回見ているので、鹿島と柏を見ているので、今度は埼スタで僕らが喜ぶ番だと思っている」

――ちなみに、最近は原口選手と連絡を取ってますか?

「いや特に(苦笑)なんだっけな?なんか最近連絡を取ったけど忘れましたね、全然関係ない話だったので(笑)」

――原口選手にも喜んでいる姿を是非!

「そうですね!フフン(笑)あいつが悔しんでいると嬉しいので、ハハー(笑)嘘ですけど!」

浦和のハート・山田直輝選手は元気です

試合に出れば、それはもっともっと・・・

Come On!yaaaman”6”!!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

11月12日 きょうはとことん、レッズレディース!

どうもです

ガンバ戦10日前のきょう、練習は午前10時からスタート

オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に、約1時間15分の調整でした

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練習後、李選手、森脇選手、宇賀神選手、柏木選手はさいたま市立道祖土小学校を訪問し、児童と交流

活気と共感と笑いに満ちた、とても有意義な時間でした

その模様の一部は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

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そしてきょうは何と言っても、レディースの選手インタビューをたっぷりお届けします(※きのう収録)

高畑選手(お誕生日おめでとうございます!)、堂園選手、後藤選手、猶本選手、乗松選手

優勝まであと一勝、宿敵INACとの闘いを前に、熱い意気込みを語ってもらいました

どんなお話かは、番組を是非!お楽しみに

では

「ツボちゃんのてっぺんにちょっと髪の毛がチョロチョロっと生えたヘアだなって思っているんで、僕は非常に気に入っていますけど。ツボちゃんも絶賛してくれていましたね、はい(笑)…あっ、ツボちゃん来た!」

どうもです

きのうまでは2日連続で2部練習が行われ、きょうは選手達にお休みが与えられました

その前のオフ明け初日のトレーニングで、他の選手よりも多く走ることを命じられた森脇選手は尻上がりに調子を上げ、絶好調

練習中もよく声が出ていました

「ゴールね!ゴール決めるよ!」、「ヒラさんグボッ!」

きのうの午後行われたパターン練習では、シュートを外した際、監督からは、

「ワク(枠)モリ!、ワク(枠)モリ!」

そのように発破をかけられその後、

「いこうよ!こだわってー!」

との言葉通り、右足でのフライングドライブシュート!

豪快にネットを揺らし、

「こだわったよ!」

見事な有言実行でした

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――「こだわろう」という言葉通りに、素晴らしいシュートを決めていましたけど?

「いやぁ、あの…、自分で言っているだけでは他の選手には伝わらないと、実行して、そういう発言がとおるというふうに思っているので、まずは自分のプレーで見せようと言う思いで華麗なシュートを狙いましたけど。たまたまゴールしたんで良かったです」

――周りで拍手が起きましたけど、チームメイトの反応がちょっとアレだったのが気になったのですが?

「『ゴールシーンよりお前の髪型の方が問題だ』と言われましたけど、僕自身ひとりだけガッツポーズしていましたね」

――あっ、もう30秒経ったんで…

「本当ですか? もう終わりで…(笑)」

――その髪型ですけど、今回はかなり短く、というか…

「いやぁ、だいぶいきましたね。だいぶ気合い入れたんで。この間のガンバと広島との試合を観て、非常にパトリック選手のね、かなり強い印象を持ちましたので、そこでパトリック選手の髪型を見たときにベリーベリーショートだったので、僕自身もパトリック、ガンバに勝つためにはやっぱり髪の毛をバサッといかないと勝てないんじゃないかなと思って、ナビスコを見たその足で床屋に行って髪を切りました」

――まずはそこから入ったと?

「そうですね、まずそこから入ろうと。そこから同じ土俵に立とうと思って切りましたね。だいぶ切りましたよ、ほんと」

――2週間たったら伸びちゃうタイプじゃないかなと思いますけど、大丈夫ですか?

「いやぁ、どうですかね。その時になったらまた考えようかなというふうには思いますけど」

――てっきり、そういう「短い」でいうと、もっともっと短くすれば、レッズの偉大な背番号2みたいな…

「みんなには『そういうスタイルにしろ』と、『いつ坊主にするんだ?』と言われましたけど、僕からしたらもう坊主に近いベリーベリーショートじゃないかなって思っているんで、まぁ、ツボちゃんの髪にちょっとね、ツボちゃんのてっぺんにちょっと髪の毛をチョロチョロっと生えたヘアだなって思っているんで、僕は非常に気に入っていますけど。ツボちゃんも絶賛してくれていましたね、はい(笑)…あっ、ツボちゃん来た!」

(近くを通りかかった坪井)「これで坊主っていわれてもねぇ…」

「あんま変わらないでしょ?」

(坪井選手)「全然違う!(笑)」

――まぁ、そうですよね…

(坪井選手)「全国の坊主をバカにしていますよ!」

「いやいや、それは違う…違う…(笑)」

――坪井さんは伸ばさないんですか?

「いや、そういうのをツボちゃんに聞いちゃマズイですよ(笑)」

――まぁ、ああやっていつも大切に日頃から…という存在の発表あって寂しい気持ちもあると思うんですけど…

「僕もリリースで見てビックリしましたけど、非常に寂しいのは当たり前ですけど、僕は2年間ツボちゃんにお世話になりましたけど、それ以前からずっとお世話になっている人はもっと悲しいんじゃないかなと思いますし、僕自身この2年間多くのことを学んでくることができたと思っているので、しっかり僕自身も継続して、またツボちゃんも現役でバリバリで働くんじゃないかなと思っているんで、まぁ、寂しいですけど、良い瞬間をこのチームで迎えてみんなで締めくくりを迎えたいと思うしかないですね」

――リリースで知ったんですか?

「リリースで僕は知りました(笑)。あれって思って…。僕も新聞の報道で初めて『あれっ、そうなの?』みたいな。何か、『退団か』って出てたんで、僕も一ファンかなと、新聞に踊らされている僕がいますね」

――そんなこともあるんですね?

「はい…」

――同じポジションなだけに、存在の大きさだったり、色々と学ぶことも沢山ありながらと…

「いやぁ、もちろんそういうところだらけですし、きょうもこうやって終わったあとにランニングしたり、プロとしての生き方、そういうところは大いに学ぶところはあるなと思っていたんで、まぁ、この2年間、濃い2年間を過ごせましたし、ツボちゃんと一緒にプレーしたいなっていう思いはありますけど、それは結果として残念ですけど。まぁ、さっきも言いましたように、みんなでいい締めくくりができるように、みんなで笑って終われるように、残り3試合もやらなくてはいけないなと、全力で頑張りたいと思います」

――よりモチベーションも高まったんじゃないですか?

「いや、もう、ねぇ、普段からモチベーションは高くやっていますけど、いろんな要素が重なれば、もっと高くモチベーションはやれるんで、そういう場所ではしっかり自分の力を発揮したいという思いです」

――明日オフですけど、前回のオフ明けの時には人より多く走るところから始まっちゃったんで…

「もうね、そこは気をつけなくちゃいけないなと、次は監督に罰走を与えられないように、人より倍走ることのないように、体重管理をしなくちゃいけないなと思います」

――こうやって話せるのも、ほんと、警告もらわなくて良かったなと…

「いやぁ、もう本当に、リーチだったんで。残り3試合ですけど、どういうタイミングでどういう事が起こるかわかんないですけど、警告にびびらずにやらなくちゃいけないなっと思ってるんで、いくとこはガツガツいきたいなと。そういう思いはあります」

――では、ケガのないように。

「頑張ります、ありがとうございます」

森脇選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

11月9日 「自分だけがそういう気持ちになるわけではないと言い聞かせてやってきた」&「『やられた!』と思った時にも何回もカバーしてもらってね、そこにツボがいてね、助かったこともいっぱいあった」

どうもです

小雨模様の大原で、きょうは2部練習が行われました

10時からスタートした午前練、フィールドプレーヤーはボール回しやインターバル走で調整

キーパー陣は、約20メートルの距離で向かい合い、相手ゴール目掛たパントキック合戦でハッスルしました

3選手の総当たり方式は、西川選手が制しています

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午後練習は、15時30分頃からスタート

引き締まったムードの中、主なメニューは11対11でのハーフコートゲームでした

約3ヶ月半ぶりの2部練習は、矢島選手のラストゴールが決まった夕方5時5分頃に終了しています

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さて、きょうは午前練と午後練の合間に、来季以降は一度レッズから離れることが決まった坪井選手が、報道陣の取材に応じました

詳細については、あす夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けしますが、ここでもいくつかお伝えします

――クラブから告げられた時、どんな心境でしたか?

「何となくそういうのはあったので、すんなり受け入れた」

――今季は出場機会が少ない中、どんな思いで過ごしていましたか?

「もちろんプロの選手としてここにいる以上はピッチに立てないことを非常に悔しく思っていたけど、自分に与えられている役割は現時点でこのチームで、ピッチに立つ以外のこともあるんじゃないかと感じながら過ごしていた」

――本当に、いつもチームを明るくしています

「いろんなことを考えると、自分が試合に出ている時に出られなかった選手は今まで数多くいたわけで、こういう思いをしているのは自分だけではないし、過去を遡れば多くの選手がそういう思いで戦ってきたと思う。自分だけがそういう気持ちになるわけではないと言い聞かせてやってきた」

――来シーズン以降、こういうところを売りに勝負していきたいと思うところはありますか?

「まず自分にできることは守備の部分を最大限にやっていきたいと思っている。それ以前にチームが決まるかどうかが問題なので(笑)、いつどういう状況になってもいいように、ここでのトレーニングが全てだと思うので、まずはそれをしっかりやっていきたい」

――契約に関して決まって以降、改めてこのチームについて色々と考えたと思いますが、坪井選手にとって浦和レッズとはどういうものですか?

「よくファミリーだという表現があるけど、言ってみれば家族といるより長い時間を過ごしているかもしれないので、それ以上のものになっていたかもしれない。今の時点でどういったものかを表現するのは難しい」

――現役のうちに成し遂げたい目標は?

「チームとして今シーズン、優勝することが全てだと思う。それは自分がピッチに立つ、立たない関係なく、浦和レッズで選手として最後になるので、そのために全てを尽くしたい」

――次のG大阪は唯一の得点を決めた相手です

「そうですね(笑)まあ、誰かが点を取ってくれればいいと思う(笑)」

――以前、「東京オリンピックを目指す!」とも言っていました!

「自分を高めていければそれも夢じゃないのかなと思っている(笑)」

◇◆◇◆◇◆◇◆

同期であり、苦楽を共にした戦友の平川選手はこのように語っています

――一緒に入団して、坪井選手が一番最初にレギュラーをつかみました。当時からのリスペクトというのは大きかったのでは?

「そうですね。やっぱり大きかったし、リスペクトだったし、まぁ目標でもあった。すぐ試合に出だして代表に入ってで、常に前を、同期でもあるけどね、常に前を、同期であるけど走っていた選手だから、本当に『追いつきたい』という気持ちでやってきたし、一緒にプレーしたいという気持ちでやってきたので、色んな思い出がある」

――実際に平川選手も出場機会をつかむようになり、坪井選手の前でプレーする機会が多くなりましたが、後ろにいる安心感、素晴らしいものがあったと思いますが?

「そうですね。やっぱりもう、カバーリングだったりずば抜けてるし、自分が『やられた!』と思った時にも何回もカバーしてもらってね、そこにツボがいてね、助かったこともいっぱいあったから。本当に、自分がこうやってまだプレーできているのもね、ツボのおかげでもあるし、そういった支えもあったし、とにかくね、自分は自分のやれる限りやっていかないといけない」

――是非、坪井選手も「もう1点このレッズで」という思いもあるでしょうから、平川さんの正確なクロスからのアシストを期待しています!!

「はい(笑)・・・・(笑)頑張ります!(笑)」

◇◆◇◆◇◆◇◆

坪井選手は坪井選手らしく、清々しい表情でこちらの取材に応じました

一日中ぐずついた、きょうの空模様

けれども、坪井選手のお話を聞き終えたあと外へ出ると、その時だけは晴れ間がさし込んでいました

ツボイ~♪ツボイ~♪ツボイ~~♪ ツボイ!ツ・ボ・イ!!

頭の中では坪井選手のチャントがループ中

では

11月8日 「おー疲れ様でーす!」

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どうもです

曇り空、薄ら寒い大原で再開2日目の練習は、午前10時から始まりました

キーパー陣は天然芝ピッチでの専用メニュー、フィールドプレーヤーは2日連続となる人工芝ピッチでの体幹トレーニングを実施

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笑顔を絶やさない選手達

それは”アボイ”の仲良しコンビも同じでした

坪井選手と阿部選手は、まるで寄り添うかのようにほとんど離れず、やわらかな表情を浮かべながら筋力トレーニングに励みます

そのすぐ近くでチームスタッフが2人にカメラを向けていたのも印象深いです

午前10時45分、フィールドプレーヤーは天然芝ピッチに移動します

ボール回しを行うなど、軽めの調整を経て午前11時からは久々のシャトルランニングへ

「自分のペースで」と野崎アスレティックトレーナーに声をかけられる選手達は、横でユニークさも合わせ持つキーパー練習(「遊ばれてた(苦笑)」と岩舘選手)をからかいつつ、スタート

鈴木選手、関口選手、濱田選手、山田選手といったお馴染みのメンバーは、いつものように上位でゴールします

そういった中、トップも変動することなく、”シャトランKING”の関根選手でした

とはいえ、常々目標としている「1分10秒の壁」は破れず

「出だしが良すぎた。調子に乗りすぎましたね。失速した(苦笑)ちょっとブランクがあって、ペース配分も間違えた」

――シーズンの疲れが出てきている感じもあるんですか?少しは…

「いや、ないですね。試合に出てないし(笑)そんなに…」

――その通りで、横浜FM戦後の「フル出場できるようにしたい。あくまで自分はサブなんで」というコメントに頼もしさを感じました

「そうですね、やっぱりスタメンで出て90分間戦えることが幸せなことだと思うので、それが出来るように頑張っていきたい」

――次回は記録更新を期待しています。チームと同様、1位をキープということで!

「そうですね!ありがとうございます」

ルーキーはその後、ナビスコカップ決勝へ向かうために急ピッチで用具片付けを行いつつ、

「直くん行くよー!」

とやはり、岩舘選手を半ば強引に誘っていました

赤くない埼スタを観て何を思ったか…それを是非、2週間後の同じ舞台でぶつけて欲しいです

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そしてきょうの夕方、坪井選手のレッズとの契約に関する発表がありました

メディア対応は、あす行われる予定です

ただ、きょうの練習後に坪井選手がミックスゾーンを通過した際には”いつものように”、「お疲れ様です」とだけ声をかけました

既に番組ではお話ししてますが、このやりとりについて

・・・・・

坪井選手は報道陣に呼び止められると大抵、「きょうは◆◇が○○だから」や「俺のことは充が代わりに全部話す!」とかバリエーション豊富に謎の理由をつけ、笑わせている隙に圧倒的スピードでクラブハウスへと引き上げていきます

誕生日のインタビューについては、オフィシャルメディアさんの力添えもあり、やっとの思いで出来ました

終わって御礼を伝えると、「もう、しばらくは喋んないよ!(ニッコリ)」と冗談混じりの返答

であればと翌日からは、《迷惑をかけないよう、挨拶だけのコミュニケーションを取ろう》と、どでかい声での「お疲れ様です!」を始めました

最初はビックリした様子でしたが、3度目ぐらいからはこちらを上回る大声量で、「お疲れ様です!」の倍返し

それが定番化していくと、「オーツカレサーマデース♪関口ぃ!お前は声が小さい!やり直しだーー!」(坪井選手)、「はい!オーツカレサーマデース♪」(関口選手)、「ヨシッ!」(坪井選手)

時には聞こえないぐらいの小声で「おつかれさまでぇす」とフェイントをかけられれば、その逆だってありました

つい先日はさらに発展し、「お疲れ様です!」と声をかけると、目の前に立ち止まり背筋をピンと伸ばして敬礼

「ご苦労!」

とまるで、どこかの教官のようなパターンも披露

どんな時でも共通しているのは、吸い寄せられるような、あの真っ直ぐな視線で必ずこちらの目を見てくれること

腐らずに、ピッチ内でもピッチ外でも、常に周りを明るくしてくれる背番号2

・・・・・

報道もあり、注目を集めていたきょうは迷いました

普通のトーンで「お疲れ様です」と挨拶して返ってきたのは、その3倍近く声を張った、

「おー疲れ様でーす!」

良い人です、本当に、とても良い人です

そう!坪井選手は以前からこのように話しています

「『79年組の黄金世代、黄金世代』と呼ばれているけど、彼等が残してきた実績に何ら関係していない!なのでまあ(苦笑)その分も“今”頑張らなければいけない」、「ゴールを狙っていきたい!」、「東京五輪を目指す!(笑)」

したがって、もっともっと活躍してもらわければ困ります

それを達成されるのが今後、レッズの一員としてではない思うと、もの凄くせつないです

だからこそ今年、一緒に優勝しましょう、絶対に!

欲を言えば、同じガンバ戦でプロ通算2得点目を!

そしていつの日か、数年後、とてつもない声量で「お疲れ様”でした”!」と伝えさせてもらいます

懐かしい思い出を振り返るのは、そのあとで

なのでまだ今は、応援の心をこめて、

「おー疲れ様”でーす”!」

では

11月7日 「正直、全然耳に入らないぐらい集中していた」

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どうもです

ピッチ上に散見される無数の落ち葉が、秋らしさを助長します

横浜FM戦後の3連休を経て、きょうからトレーニングが再開

午前10時20分過ぎ、選手達の笑顔が揃いました

オフ明け恒例、人工芝ピッチでの”体起こし”から始まり、その後は天然芝ピッチへ移動

ここでもお馴染みのステップワークや坂道ダッシュ、ボールを使っての基礎練習を中心に汗を流しました

きょうは珍しく、キーパー陣もフィールドプレーヤーとほぼ同じメニューで調整

「やってやるぞ!」

北風が少々気になるものの、この上ない晴天と好調なチームのムードも相まって、大原は自然とポジティブで活気ある声が山びこしました

午前11時35分、練習が終了かと思いきや、ここからさらに、ジョグでのピッチ外周がスタート

約20分後、集合がかけられ、選手達は監督のお話に耳を傾ける中、なぜか森脇選手だけがまだ走り続けます

「『お前だけ30分走れ』と言われた!」

冗談を真に受けたか、はたまた何かに対する罰そうなのか・・・いずれにせよ、その分も必ず力になるはずです

森脇選手、お疲れ様でした

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日なたにいれば、半袖でも大丈夫なぐらいの陽気

となれば那須選手はもちろん汗だく

短パンをさらにまくり上げ、黙々と走り込む姿は、実に男らしかったです

――今日も暖かくて、那須さんにとっては寒くならないままシーズンを終えそうですが?

「暖かくというか、熱く良いシーズンになるように毎日トレーニングに励みたい(汗)」

――3日間のオフはリラックスできましたか?

「はい。ゆっくり休んだ。今は精神的にもいろんな意味で充実しているので、個人的にはそんなに疲れも感じていない。3連休の過ごし方は人それぞれだけど、僕は家族とゆっくりした」

――改めて、横浜FM戦を振り返ってもらえますか?

「我慢する試合という中で我慢しきれたし本当に、ね?チームの総力で点も取れて、結果1対0で勝てたので、日々の練習から出た結果だと思う」

――那須さんが見せたとてつもない集中力が印象的です

「試合自体、楽しめて入れているし、重複するようだけど日々の練習が充実していて高い集中力を持ってやれているので、それが試合にそのまま出たということだと思う。今は本当に1分、1秒をしっかり楽しんでいるし、横浜FM戦もそれができたので、非常に集中してできた」

――昨年8月の試合を思えば、那須さんにとっては、日産スタジアムでFマリノスに勝てたというのも精神的に大きいのでは?

「今年はジンクスと言われていたものをチームとして乗り越えてきているし、自分たちで乗り越えていくものなので、ひとつひとつ目の前の試合をしっかり戦って乗り越えてきているので今の順位にいると思う。そこは今後も変わらずやっていきたい」

※後ろから鈴木選手がちょっかいを出す

「同級生、啓太も阿部ちゃんもマルシもそうだけど、阿部ちゃんと啓太は昔から知っているので心強い」

――このチームは81年組が凄い!

「みんな多分、年齢の意識がないというか、あまりそういうことを感じない。むしろすごく動けているし、今も毎試合、日々、成長できているので、年齢のことは感じない(笑)」

――横浜FMの終了間際のFKのピンチでサポーターから「We Are REDS」と、ものすごい声量のコールが上がったが、聞こえたましたか?

「正直、全然耳に入らないぐらい集中していた」

決して鈍感なわけはありません

以前、「We Are REDS!が心に響く」としみじみ語っていただけに、よほどの”Zone”に入っていたことが理解できます

「そういう声援は力になるし、見返してみたら本当に凄い声だった。でも壁に入った時は(それが聴こえなかったので)本当に集中していたんだなと。良い意味で集中力が研ぎ澄まされているので、良い傾向だなと思う」

選手とサポーターが心から発する”気”が一体となっているからこそ、発揮できる底力があるということでしょう

――2週間後はもっと凄い雰囲気になりそうですが?

「楽しまないとなと。1分、1秒をしっかり楽しまないといけないし、その過程、毎日の練習、日々も楽しまないといけないと思っているので、厳しく激しくやって、次の試合も集中していきたいな、楽しんでいきたいなと思っている。いっぱい楽しんで、いっぱい集中して、そしたら自ずと結果がついてくると思う」

那須選手が話す通り、練習は嘘をつきません

ここから約2週間、またきっちりと準備を進めることで、その答えは満員の埼スタで現れることでしょう

そして、張り詰めた緊張感がほぐれる瞬間が試合後に訪れることを願います

大一番への大切な日々が、きょうからリスタートしました

那須選手のインタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします

では

10月31日 「どうせやるならアベック優勝したい」

どうもです

連日のサッカー日和、好天に恵まれた大原で練習は午前10時からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、ハーフコートでの11対11・ゲーム形式へ

「次の展開を必ずイメージして!ボールを受けた時にイメージがないと、判断が遅くなるよ!」(監督)

時には珍しく、「出来るだけリターンなし」というルール設定も設けられました

必ず意識としてそれを持ち、的確な状況判断をしようという狙いでしょう

柏木選手がビブスなし組でプレーするなど、若干のシャッフルが施されたきょうのメンバー編成

選手それぞれキビキビとした動きを見せ、ゴールの応酬が続きます

互いに譲らず、白熱の攻防が繰り広げられる中、ラストゴールは、ビブス組が決めました

鈴木選手が華麗なチップキックサイドチェンジ(※08年の鹿島戦@埼スタで永井選手が決めた先制点の起点となったシーンにそっくりなパス)で左へ振ると、これを受けた青木選手がゴール前混戦の中で粘り強くキープ

最後は斜めに走り込んできた宇賀神選手が中央への横パスを受け、右足で押し込みました

「ッシャ――――――――!(スマイル)」(雄叫びを上げる西川選手)

練習は午前11時25分頃に終了

最近、監督はクラブハウスへ引き上げる際、サポーターのスタンドへ、

「ダイジョーブ!(ニッコリ)」

と声をかけています

終盤戦へ、選手達から「楽しむ」というフレーズもよく聞かれますが、「大丈夫」と自分達を信じることも大切な合言葉になるでしょう

そういえば、”大丈夫”は西川選手の口癖でもあります

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練習後のピッチへ再び目を移すと、試合3日前ということもあってか、多くの選手が居残りで調整していました

ラストゴールを決めた宇賀神選手は、槙野選手、森脇選手と共に、李選手と梅崎選手+阪野選手を相手にセンタリングシュートを反復

入念に感触と連携を確かめていました

チームが活気あるムードを発しているとはいえ、単なる”馴れ合い”でないことは、きのうの平川選手のコメントからも伝わる通り

きょうマイクを向けさせていただいた宇賀神選手もこのように明かします

「まあ、きのうの練習とかもミシャが『凄く良かった』と言っていましたけど、やっている中では、まぁ、少し物足りないというか、なんか・・・。攻守の切り替えだったり、ひとつひとつの勝ちにこだわるという部分で少し物足りないなっていうのは、僕は感じてきのうの練習を終えたけど、きょうの練習が始まるときに陽介からも、『ちょっとそういうところが足りないから、まず俺らからしっかりやっていこうよ』という声があって、『あぁ、みんなそういう風に思っていたんだな』って感じたし、そういう声掛けがあったからかどうかわからないけど、きょうは非常に激しくスピーディーにチームとしてやりたいことが出来ていたなと思ったし、最後の勝負にこだわるって部分でも非常に、練習だけど、見どころのある練習だったかなと思うし、そこで手応えを凄く感じられた」

――ラストゴール決めましたけど、なかなか今まで・・・。自身の得点への意識も感じ取れます

「そうですね、練習の中でもゴール取ることないので(苦笑)そういうところでも、よりこだわっていかなきゃいけない、残り試合少なくなって、より上にこだわらなくてはいけない状況だと思っているし、本当に1点の重みというが今までと違って凄く重い1点になると思うので、それを誰がとっても良い状態にしておくのがチーム状況の良いチームだと思うので、そういうところで自分もおいしいところ、ああいうおいしいところでもいいから狙って貪欲にやっていきたいという現れがゴールにつながったと思う」

――それ以外でも、李選手と絶妙なコンビネーションというか、呼吸があっているようでしたが?

「そうですね!チュンくんからは『とりあえずサイド、ボールが入ったら中を見て、上げられるタイミングがあったら簡単にでも上げてくれ』って言われているので、ボールを持ったらまず常に、勝負を仕掛けるという選択肢とチュンくんを見るという選択肢と、他の選手を見る選択肢の3つぐらい持ちながらやれているので、そういう意味でチュンくんはヘディングも強いですし、頼りがいがあるなと思います」

――終わったあとも、センタリングシュートを通じて形を確認していましたけど、“上げがい”のある存在ですか?

「そうですね、ヘディングが非常に強いので今までのレッズにあまりいなかったタイプというか、ヘディングも強くて器用な選手。というイメージなので、もっともっとドンピシャとまではいかなくても、ある程度のところに上げればチュンくんは決めてくれるとあると思うので、もっといいボールを上げなきゃなと思う」

――それで相手がクロスを警戒したら、“ウガゾーンミドル”も活きるでしょうし、本当に色々エンジョイできる要素がサッカーの中にあるなと

「慎三君がケガしていなくなってしまったのはチームとして本当にでかいことだと思いますけど、
またそれに代わった良い選手が沢山いると思うし、その中の一人がチュンくんでもあると思うし、
チュンくんの良さも、慎三君になくてチュンくんにあるいいものが必ずあると思うので、それを自分が引き出したりできるようにしながら、そういうところも楽しみながらやっていきたいなと思う」

――そして、Fマリノス、日産スタジアムというと、2011年の10月、久々にスタメン出場した宇賀神選手にもターニングポイントというか、また上がっていくきっかけになったと思います。チームもそうなったと思いますけど、今度、優勝争いであの地でプレーできることというのはどうですか?

「そうですね、Fマリノスにあまり勝てていなかったという印象があったけど、今年しっかりホームで勝つことが出来たし、自分も選手として凄く印象に残っているというのか、1年目はあそこでマリノスと練習試合して、開幕スタメンしっかりと勝ち取ったというイメージがありますし、2年目に出られなかった頃に日産スタジアムで、もう1度チャンスをもらってもう1回出られるようになったという、こう、自分を1つ成長させてくれる場でもあるし、相手でもあると思うので、また優勝するためにしっかり勝って、また1つ成長できるようにしたいなと思うし、それだけでなく、楽しみながら、この場を楽しみながらやれたらいいなと思う」

――成長という意味では、今は宇賀神選手のチャントも出来上がって、サポーターも楽しみながら一緒に闘える雰囲気があると思います

「そうですね、サポーターの方達がせっかく作ってくれた歌なので、歌う人達も自信を持って『宇賀神よくやったぞ』と思いながら歌えるようにしっかりプレーしないといけないなと改めて思うし、残り4試合で、1回でも多く歌ってもらえるようなプレーを出来ればいいかなと思う」

――先週、レッズレディースの吉田監督にインタビューした時のこと。駒場の試合に宇賀神選手が柏木選手と共に頻繁に応援に来てくれることをとても感謝していました。あしたは練習と時間が重なってしまうので行けないでしょうが、ファミリー全体で優勝争いが出来ていることは素敵なことかと

「そうですね。自分達の優勝もそうだけど、どうせやるならアベック優勝したいと思っているし、そういう気持ちは、下部組織で育った自分としてはやっぱり他の人よりも強いと思うので、一緒に優勝できれば良いと思う。この前、観に行った時は自分達が仙台で情けない試合をしてレディースにも移しちゃったかな?というような感じだった(苦笑)やっぱりお互いに、お互いを勢いづけられるような試合をしたい。レディースの人達も自分達のことを気に掛けて見てくれているというのも会話をしている中でわかったので、互いに意識し合える存在になれば良いかと思う」

あすはトップの試合がない土曜日ではあるものの、聖地ではレッズレディースが大事な一戦に臨みます

ぜひ、浦和駒場へ

宇賀神選手のインタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします

では

10月30日 「それができなければサッカーは勝てないというのは2011年を含めて、非常に身に沁みた」

どうもです

雲ひとつない青空、爽やかな空気、大原はきょうもまた気持ちの良い秋晴れでした

Fマリノス戦4日前の練習は、午前10時からスタート

午前10時50分頃からは11対11でのハーフコートゲームへ

「奪ったら縦!」(監督)

レギュラー、控えを問わず、意欲的な声が絶えない活気あるムードでした

ただし、雰囲気のみならずプレーのクオリティーにもこだわるべきが、日々のトレーニングです

午前11時10分過ぎ、給水を挟んだ際に監督は選手へ、こう投げかけます

「疲れてきて集中力も欠けてくる。だからこそ周りを見よう!課題を考えながらこなさないといけない。集中だよ!局面で、自分が置かれている状況を見て判断するように。”課題”を守りながらだよ」

いつものことではありますが、時間毎にタッチ数制限やパスを出した選手へのリターン禁止などのルールが設けられています

それを守ることが、1つの”課題”

特に、リターン禁止のルールは、広い視野を保つための有効的な手段です

ただ単にゲームに打ち込むのでなく、だれず、より効果的な練習にすべく、監督はきちっと工夫をしているのが伝わります

そして、ポジティブなムードは一歩間違えれば馴れ合いになりかねません

それについては、心配ご無用!

精神的支柱・平川選手がいます

淡泊なプレーを見せたチームメイトに対して繰り返し、

「一発でやめるな!」

と声を張り上げ、しっかりとした緊張感を作り出していました(※鹿島戦の李選手が詰めたゴールが良いお手本)

午前11時25分、ラストゴールはレギュラー組が決めます

シャドーの梅崎選手が絶妙な縦パスをディフェンスラインの裏へ送り出すと、それを受けた李選手がキーパーとの1対1へ

相手をよく見て、打つと見せかけ、ボールを背後へ

そこに駆け込んだのは、3列目から阿部選手

右足で冷静に蹴りこみます

3人目の動きを含め、チームとしての連動性あってこそのゴールシーンでした

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練習後、平川選手は1人黙々とジョギングで汗を流し、調整

頼りになる”兄貴”が静かに闘志を燃やしています

――先週の鹿島戦をピッチの外から観て感じたことは?

「まあ、優勝争いをしていく中で非常に大事な一戦で立ち上がりからうちも鹿島も共に良い試合をしていたし、観ている方としても楽しいゲームだった。『出られなかったから悔しい』というよりはやっぱり、フレッシュな良い選手もいるし、鹿島戦に出たメンバーというのは非常に良い試合をしていたし、0−1から追いつくという非常に難しいゲームを引き分けに持ち込んで。まあ、鹿島はこれで優勝争いから一歩退き、うちらは厳しい戦いが残り4つありるけど、戦っていくなかで大事なのは選手全員がしっかり準備して、出た選手がきっちり責任を持ってプレーするというなかで、鹿島戦はしっかり出ていたメンバーが頑張っていてくれた。次の試合は自分もコンディション良く、きっちりと出番を待って、出場するようであればキッチリとしたプレーがしたい」

――出ている、出ていないに関わらず、どの選手も気持ちを切らさず意識高く励めてるということですか?

「非常に良い。今年1年通して、非常に良い争いがあるし、そのなかでコンディションが良い選手が出て結果を残してきたので、ここから残り4つも全員がそういう風にいい準備をして、いつ出てもチームとしていいプレーができるように準備をしないといけない」

――興梠選手の分もみんなで埋める意識で?

「そうですね、みんなそういう声をあげているし、慎三の存在というのはチームにとって大きいと思うけど、それを埋めるだけの選手はいるし、それをね、ずーっと待っていた選手もいたと思うので、そういうチャンスを生かして、チームに貢献して、慎三の分もきっちりと恥ずかしくない良い試合をしないといけない」

――肩に力が入りすぎるような選手がいるかもしれませんが、そんな時に平川選手が落ち着かせてくれるのではと、頼りにしています

「うんまあ、みんなで声をかけながらやっていかないといけないし、気持ちを高めすぎて空回りすることなく、逆に力を出せないようじゃしょうがないので、楽しむところ、闘うところのメリハリをつけて、練習から意識してやっていけたら良い」

――きょうの練習でも平川選手が、「一発でやめるな!」と声を出していたところなど、言うべきところをしっかり言っていたのが印象的です

「そうですね。少し緩みも出がちな中で、やはり練習から危機感を持ってやることが大事だと思うので、声をかけながらやっていければいいと思う」

――リーグ優勝時のことを引き合いに出して恐縮ですが、当時の経験を経験したことで、今活かしたいことは?

「今まで通りやることが重要になってくるし、ただね、こういう時は今まで通りできなくなったり、力が入ったり、いろんなプレッシャーがかかってくるなかでシーズン当初からやってきた結果が今の位置になるので、それを変えずに終了までやれるということが優勝のカギになると思いう。ただ、色んなプレッシャーがあるのでそういう部分で、いろんな話をしながら、オンとオフを切り替えながら、うまくやっていけたらいいなと思う」

――1番のどん底であった2011年を考えると、「今まで通り」と胸を張って言えるようになったことにチームとしての成長を感じます

「そうですね。ミシャが来てから、走ること、戦うこと、それが当たり前にできるようになったし、ただそれができなければサッカーは勝てないというのは2011年を含めて、非常に身に沁みたから、まずはそういう部分をやること、それを最後までやりきることをみんなで声を掛けながら実践したい」

06年のリーグ優勝から8年

その間にはJ2落ちの危機も味わいました

黄金期、混乱期を支えた背番号14は、今なお輝き続けています

その存在もあってこそ、チームは再び上向いているのです

――1戦1戦の積み重ね。まずは次のFマリノス戦に向けた意気込みをお願いします

「残り4つすべて大事になるけど、まずはね、Fマリノス戦、すべての力を出して、90分間闘いたいと思う。ぜひ応援よろしくお願いします」

もちろんです!

平川選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

REDS WAVE 87.3 FM